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2017年5月

2017年5月27日 (土)

ヒメクロオトシブミ

 ヒメクロオトシブミの“揺籃作成現場”を一度で良いから観察したいものと思っていますが、未達です。

 毎年、思い出すのが遅すぎるからです。
 今シーズンも、アッそうだ!と思い出した4月末では、やはり時期遅れ。
 目にしたのは、すでに完成していた見事な揺籃だけで、作成作業中の成虫の姿はどこにも見当たりませんでした。

 そして、5月上旬、あきらめきれず連休の暇つぶしに出かけた林縁の観察で、やはりあちらこちらで目にしたのは完成済みでまだ新鮮な揺籃ばかり。Photo

 
 あきらめての帰り道で、目の前にあった道路沿いに自生していたコナラの小木の葉をひっくり返してみたら、なんと、1匹のヒメクロオトシブミがくっついていたのです。
 最初の振動で、葉裏にじっとしていたものが、裏返されたので葉表の方へ移動して行きました。2

 
 それ以降は、そっと近寄って観察した記録の概略です。

 後脚を上翅の上にまで回してこすったり、また翅をひろげたり,縮めたりする動作を何回も繰り返したり、さらにまた前脚で触角をこすったりと、リラックスした様子で体の”メインテナンス”に余念がない様子をじっくり観察することが出来ました。Photo_2

                  (写真撮影は5月2日)

●ヒメクロオトシブミ(オトシブミ科オトシブミ亜科:
 黒くて小さい、体長4.5~5.5mmほどのオトシブミで、出現時期は4~7月ですが、当方の観察域に限れば、もっぱら春先の期間限定です。
 なお、体色は基本的に黒色ですが、脚や腹部の色は地域により橙~赤~黒まで変化があります。当地で観察できるのは腹部が橙色の個体です。 
 春先に♀はコナラ、クヌギ、イヌシデ、ノイバラなどの葉を”芸術的に“巻いて揺籃を作成し、その中に卵を1個産み付けます。
 揺籃は葉の主脈でぶら下がってものが多く観察されますが、切り落とされて樹下に落ちているのを見かけることもあります。
 揺籃中で 孵化した幼虫は、揺籃内部の葉を食べながら育ち、成虫になると揺籃に穴を開けて外に出てきます。
 分布は本州、四国、九州。

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2017年5月24日 (水)

クロボシツツハムシ、クロチビミズアブ、ハコベタコゾウムシ、バラシロヒメハマキ他

 遅ればせながら、4月下旬から5月初旬のゴールデンウイーク中に、散歩コースその他で見かけた昆虫類の一部記録。

●クロボシツツハムシ(ハムシ科):
 草原に生えたイタドリの葉上にいたもの。
 大きさ5mmほどで、赤色の上翅に黒色紋がある、寸胴体型のハムシ。
 出現時期は4~8月、分布は本州、四国、九州。
 (撮影4月26日)Blg426

 
●クロチビミズアブ?(ミズアブ科):
 草原のイネ科雑草の葉にとまっていたもの。
 黒色で翅の色とのコントラストが明瞭でした。写真はこの1枚だけで、情報が少なく、名前は間違いかも知れません。
 大きさ3~5mm。 出現時期は4~8月。
 (撮影は 4月25日)R0013177_35_58_425

 
●ハコベタコゾウムシ?(ゾウムシ科 ハコベタコゾウムシ):
 草地のイネ科の雑草葉上に静止していました。
 画像は1枚だけで、情報が少なくて、名前は間違っているかも知れません。
 (撮影4月26日)Blgr0013254_426

 
●アジアイトトンボ:
 近年、フィールドの自然環境も変わり、個体数はめっきり少なくなりました。
 今シーズンの初見は4月27日。
 池の傍の草地で見かけた1個体のみ。Blgr0013388427

 同属のアオモンイトトンボによく似ていますが、やや小さく、体長29mmほどの華奢な体つきで、第9腹節が青い。 
 なお、未成熟なメスはオレンジ色をしていますが、成熟するにつれて緑色になります。
 池沼や湿地、休耕田などの挺水植物が茂る岸辺近くによく見られます。
 出現時期は4~11月、分布は日本各地。

 
●シオカラトンボ♀:
 同様にトンボ類の姿は少なくなりました。
 今シーズン初見は5月5日。草原や農道端などで、雌の個体のみ。Blg55

 
●バラシロヒメハマキ(ハマキガ科ヒメハマキガ亜科):
 庭のミニバラの害虫防除作業中に、株の間から数匹がパラパラと飛びだして、近くに止まったその1匹。
 毎年繰り返しです。
 (撮影5月1日)R0013512_3

 大きさ(開張)13.5~19..5mm。前翅後半が白いヒメハマキ。
 前翅後方に特徴的な褐色の紋があります。 
 幼虫はバラ、ノイバラ、ハマナスなどの葉を食害します。
 出現期時期は5~7、9月、分布は日本各地。

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2017年5月21日 (日)

コチドリ(夏鳥)

 黄色いアイリングのコチドリが、珍しい事に、農業車両も通る田圃脇の未舗装農道にやって来て よく通るかわいらしい声で「ピィ」、「ピィ」、「ピィ」、「ピィピョ」と鳴きはじめました。
 30mくらいしか離れていないところで、こちらを注意しながらも、すぐに逃げる様子がありません。
 滅多にないシャッターチャンス。
 時には地面に座り込んだりしていましたが、しばらくして飛び立って行きました。Img_3965_1

Img_3965_2

Img_3965_3t

 今頃は田圃に餌を求めて飛んで来る姿を比較的良く見かけます。

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2017年5月20日 (土)

シロオビアワフキ幼虫

●シロオビアワフキ幼虫(カメムシ目アワフキムシ科):
  生け垣に絡んで自生した”迷惑雑木”スイカズラの茎に泡の塊をくっつけて、その中に潜んで脱皮を繰り返しながら生活しているアワフキムシの幼虫です。
 泡は幼虫が尾端から排泄した粘質液に、腹部を伸縮させて空気を送り込み泡立てて作ったもので、壊れにくく、雨にも流れず、乾燥にも強いと言う不思議なもの。
 この泡の中にいる限り、捕食性のクモや他の昆虫などに襲われる心配が少ないでしょう。

 ・その泡の塊を、ちぎった茎の先で少しずつ取り除きながらひろげてみると、まず黒っぽい脱皮殻のようなものが出てきました。Img_3980

 
 ・更に泡をはぎ取っていくと、中には、頭部~胸部は黒色、腹部は鮮やかな赤色で、目も橙色の派手な姿をしたシロオビアワフキの幼虫が現れました。Photo

 
 ・しばらくすると泡の中から歩き出て、茎の上をウロウロ移動しはじめました。Photo_2

 ”食事”のため、植物の導管(または仮導管)液を吸いに行くのでしょうか。
 

※本種(シロオビアワフキ)は非常に多くの植物につく多食性で、一番普通に見られる種類です。
 発生は年1回で、5月上旬から幼虫が泡状の分泌中で生育、6月中旬羽化、成虫は夏過ぎまで生存 して植物の葉や枝を加害します。
 越冬は卵で。成虫は体長12 mmほどで、小さなセミのような姿の昆虫。 
 分布は日本各地。

(参考資料):
  http://www.jafta-library.com/pdf/bts010.pdf 
 『森の虫の100不思議』誌 p114~115 [泡の隠れ家] (社)日本林業技術協会

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2017年5月19日 (金)

ヒラタアブの仲間のサナギ(囲蛹)/ナミホシヒラタアブなど

●ヒラタアブの仲間(ハナアブ科)の蛹:
 5月ゴールデン・ウイーク中、アブラムシなどの害虫駆除をしていた庭のバラ(ディンティ・ベス)の花茎に何やらくっついていました。
 大きさ7~8mmほどで、よく見るとヒラタアブの仲間のサナギ(囲蛹)のようでしたのでそのままに。
 ちなみヒラタヒラタアブの幼虫はアブラムシを食べる益虫です。Photo

 
 ・同じ頃、原っぱのイネ科の雑草の葉にも、外観はスケルトン様で異なりますが、同様な形状のサナギが付いていました。R0014083

Photo_2

 いずれもヒラタアブの仲間(ハナアブ科)の囲蛹に似ているかと思いましたが、詳細は分かりません。

 
●ナミホシヒラタアブ:
 なお前後して庭先にヒラタアブがやって来ました。
 ナミホシヒラタアブ(♀)でした。もちろん”親子関係”などは分かりませんが。Img_356451

 
●ついでに、同じ頃に草叢にいた(キタヒメヒラタアブ→あらため)ミナミヒメヒラタアブ。
 ・ミナミヒメヒラタアブ♂:R0013795

 
 ・ミナミヒメヒラタアブ♀:
 アメリカフウロの花(花径1cmほど)で吸蜜していた個体。Blg10mm

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2017年5月18日 (木)

ドウガネサルハムシとヒメカノコテントウ

■「ドウガネサルハムシ」(ハムシ科)/「ヒメカメノコテントウ」(テントウムシ科):

 雑草が勢いよく伸び出している草叢で、急に伸びてきたヤブガラシ若葉の奥に「ヒメカメノコテントウ」のペアがいました。
 そこに偶然、小粒ながら銅光のする「ドウガネサルハムシ」がやって来てウロウロしはじめたのでカメラを向けました。Photo_3

 
 ・ドウガネサルハムシ:Img_3929
                       

 どちらも普通にいる昆虫ですが、普段はなかなか気がつきません。

ドウガネサルハムシは体長3.5~4mmで、光沢のある背面には多数の点刻があります。 
 前胸背板は中央で最も幅広くなっています。
 体色は銅金色、赤銅色、青緑色など変異があります。
 成虫越冬して産卵し、新成虫の発生は8月以降。  
 食草はヤブガラシ、ノブドウ、エビヅルなどブドウ科植物。
 出現時期は4~11月、分布は本州、四国、九州。

※ヒメカメノコテントウ(テントウムシ科):
 大きさ4mm前後で、薄黄色地に黒色の斑紋がある、普通に見られる小さなテントウムシ。
 斑紋が消失したものや、全体が黒化したものもいます。
 成虫・幼虫とも植物に付くアブラムシを食べる益虫で、家の庭先にもやってきます。
 出現時期は3~11月、分布は日本各地。

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2017年5月17日 (水)

トガリアシナガグモ

●トガリアシナガグモ(アシナガグモ科):

 5月初旬には活動のピークを迎えていたクロハネシロヒゲナガが乱舞する、ネズミムギなどイネ科の雑草の草叢。
 その間隙に網を張って、クロハネシロヒゲナガを捕らえていたのはトガリアシナガグモ♀でした。
 体長13mmほど。地表から40cmほどのところに水平円網を張っていました。
 細長い腹部の末端は尖っています。 光の受け方によっては淡黄緑の金色に光ります。

 ・周辺に飛んでいたクロハネシロヒゲナガ:1

 
 ・獲物を捕らえたトガリアシナガグモ:2r0014089_2

3r0014089_4

 
 ・食事中に少しお邪魔して巣を突っつくと、巣から離れて全身を見せてくれましたのでその様子。
 しばらくして戻っていったようでしたが、ご迷惑だったでしょう。4r0014089_6_2

54r_2

6r0014089_11_2
                    (.撮影2017.5.9)

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2017年5月16日 (火)

クロハネシロヒゲナガ

 今シーズン、ネズミムギなどイネ科の雑草の群生する草地で、クロハネシロヒゲナガを初めて見かけたのは4月下旬でした。
 それから発生のピークを迎えたのは、ゴールデンウイーク後半を過ぎる頃までの10日間ほどになりました。
 その間に、♀を巡って♂が乱舞する姿が何回か見られましたので、性懲りもなくそのフィーバーの記録です。

●クロハネシロヒゲナガ♂:
 風のない草叢で静止。長いヒゲ(触角)です。
 (以下画像はクリックで拡大します。)1r0013297

 
 ・時には長いヒゲを交互にゆっくりと念入りに手入れをする姿も目にしました。2

 
 ・♀です。
 観察場所では雌の個体の方が少ないように見受けられましたが、草叢の下方の間隙をぬうようにゆっくり飛んだり、時折止まったり。3r0013873

 
 ・そして、今回フィーバーの観察舞台背景はこのような草叢です。
 ○印は飛び回っている♂のクロハネシロヒゲナガ。
 ここに集まっていた、というネズミムギの穂先が、以下の記録。
4r0013808

 
 ・♀が止まっていたネズミムギの茎下方に、突然♂が長いヒゲを揺らしながらが集まってきました。R0013797

 
 ・♀と、それを取り巻く♂が、茎の上方に移動して、穂先に止まった雌を囲んで乱舞。6r0013804t

R0013807t

 そのしばらく後、突然、穂先から全部姿が消えました。
 どこに行ったのかと付近をのぞき込んで見ると、

 
 ・茎の下方の隙間に生えていたヨモギの葉上に、めでたく♀の獲得に成功したペアが静止しているのを見つけました。
 邪魔が入らず、落ち着ける空間だったのでしょう。R0013844t

R0013849

R0013860

 
 このあと雌はイネ科植物の茎に産卵して、ライフサイクルが回っていくということですが、詳細は承知していません。

 

 その後はずっと少なくなり、現在、同じ地域ではほとんど見られなくなっています。

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2017年5月15日 (月)

ナガメ(カメムシ)の卵

 堤防斜面に群生した菜の花、中でも一番優勢はセイヨウカラシナですが、現在、草丈は1.5mを越えるまでになり、花後の種を大量に付けています。
 除草作業が始まるまでに倒れ込んでくると歩行の邪魔になり、迷惑雑草以外の何ものでもありません。

 ・花の時期には「ナガメ」が大発生します。
 アブラナ科植物につく体長8mmほどのカメムシで、カップルでいるのをよく見かけます。
 気配を察するとクルリと葉裏に隠れます。

●ナガメと卵:
 カラシナに日照を奪われた足元に、ヨモギやアメリカフウロなどの雑草も一生懸命背伸びしています。
 そのアメリカフウロが大きさ(花径)1cmほどの花を付けている傍の葉裏に、案の定、ナガメの卵がありました。
 卵の直径は約1mm。”茶碗蒸し”を丁寧に並べたように12個が産みつけられていました。
 (卵の撮影は5月9日)1r0014058

2r0014058

3

 カメムシは確かに几帳面です。

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2017年5月14日 (日)

ネズミムギの花

●ネズミムギの花: 
 今年の田植え時期には、ネズミムギなどイネ科の雑草が群生している草地では、過去の観察中では最も多数のクロハネシロヒゲナガが発生しました。
 初見は4月下旬でしたが、それから発生のピークを迎えたのはゴールデンウイーク後半を過ぎた頃までの10日間ほどの間で、♀を巡って♂が乱舞する姿を見かけました。
 その後はずっと少なくなりました。

 雑草草刈りが始まる頃にはすっかり姿を消してしまいます。
 この間、ネズミムギの穂も伸びて草丈は1mほどにもなり、一斉に花を開いていましたので記録にしました。

 ・4月下旬の草叢Img_0514

 
 ・5月3~5日(円内はクロハネシロヒゲナガ♂)R0013267

R0013928

 
 ・ネズミムギの花( 5月9日撮影):R0014142

Photo_2

 同じイネ科植物ですから、遠目にはイネの花と似ています。

 ともかくこの時期の雑草類の生長はアッという間です。

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2017年5月13日 (土)

ヒシモンナガタマムシ

●ヒシモンナガタマムシ(タマムシ科ナガタマムシ亜科):
 新緑が美しいこの頃、年代を経た大きな生け垣の隙間から、鳥散布などによると思われる色々な樹種の幼木が混生して顔をのぞかせています。
 
 たまたま目の前にあったエノキの葉上に見覚えのある体型の小さな虫がいるのが目に止まりました。
 体型からすぐに小さなナガタマムシの仲間と分かりましたが、翅の紋様が特徴的で、初めて見たものでした。
 図鑑から、エノキやケヤキなどにつく 「ヒシモンナガタマムシ」と分かりました。

 
 ・エノキの新葉を囓っていて、葉表には点々と糞が散らばっていました。
 近寄ると気配を察して葉の奥に隠れるように移動して行きました。
 (画像はクリックで拡大します。)
1img_4010_1

 
 ・葉の囓り跡と、葉表面に点々と落ちている糞。2img_4010_1ct

 
 ・そして、次の瞬間、ぱっと視界から消えました。
 ポロリと落下するように飛んで、下の枝に逃げたのです。
 下の枝を覗くと見つかりました。3img_4010_6

4img_4010_6ct

 
 ・また逃げられ無いように、歩き回る姿を少し遠くから撮影のため、画像は今ひとつ。54r
                      (撮影5月11日)

 これまで気づかなかっただけで、普通にいる昆虫の1つのようです。

※体長5~8mm。翅に微毛が生えていて、生えてない部分がひし形をしているナガタマムシ。 
 エノキ、ケヤキなどの葉上で見られ、危険を察知するとポロリと落下するようにすばやく飛んで移動する。
 新成虫は秋に羽化してそのまま(成虫で)越冬するので、成虫は春から見られる。 
 成虫はエノキ、ケヤキなどの葉を食害する。幼虫はエノキやケヤキなどの枯れ木のなかで育つ。 
 成虫出現時期は4~9月、分布は日本各地。

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2017年5月12日 (金)

ムナグロ(旅鳥)

●ムナグロ(旅鳥):

 旅鳥の「ムナグロ」が、今シーズンもゴールデンウイーク後半に、早苗がそろった水田地域を通過していきました。  
 5月6日、散歩コース沿いで田植えが終わったばかりの1枚の田圃に10羽ほどの少数の群れが点々と降りて、餌をついばみながら歩いていました。
 (以下の画像はクリックで拡大します。)11img_3730110

32img_3851

33img_3856

 
 ・若鳥らしい姿も混じっていました。12

 
 ・また少し遠くの別地域にある大きな田圃では、60羽ほどの集団が降りていて、やはり餌をついばんでいる様子でした。21img_379460

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 ・いつもながら、成鳥は真っ黒い顔のせいで、目がどこにあるのか分からない写真しか撮れないことがほとんどですが、たまたま一番近くまでやって来た1羽が畦ぎわで立ち止まり、ふと上空を見上げた時の1枚に、真っ黒い大粒の瞳が写っていました。31img_3843ct

 ムナグロは、10年来、かなり正確に、5月初旬に当地の田圃域を通過して行く、薫風の季節を知らせる旅の使者です。
 通過中に連続して観察出来るのはわずかに数日間だけです。
 秋の旅で通過する姿は10年間、一度も観察できた事がありませんから、往路と復路は別ルートのようです。

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2017年5月11日 (木)

オトシブミ仲間の揺籃観察メモ

■オトシブミ仲間の揺籃観察

 年々、忘却の彼方に消え去る瑣末な事々が増えて来ますが、それでもまだ、春、葉桜の頃になると、ふと思い出すのは、小さな昆虫、オトシブミ仲間のこと。
 中でも、ヒメクロオトシブミという、見事な“揺籃”をつくるオトシブミがいます。
 そして、過去一度もその揺籃作りを観察したことがないので、一度で良いからこの目で見たいと思い続けてきたのでした。

 今シーズン、思い出したのは,去る4月30日! 
 残念ながらまたもや遅きに失しました。
 当日観察出来たのは,これまでの通りで

●「ヒメクロオトシブミ」がコナラに作った多くの精緻で見事な揺籃(ゆりかご)。
 写真はその1個の例です。1

 なお、ヒメクロオトシブミ成虫は1匹も目にすることが出来ませんでした。
 今年もまた、かなり思い出すのが遅すぎたようでした。

 
●「エゴツルクビオトシブミ」が、エゴノキに作った揺籃。3img_3575

 見上げた高いところに1個だけ、風に揺れていたものです。

 
 そして,同じオトシブミ仲間の昆虫ではあるものの、上記オトシブミの作品に比較すれば、”造形的美”には相当見劣りがするコナライクビチョッキリの揺籃でした。

●コナラの幼木にたくさんぶら下がっていたコナライクビチョッキリの揺籃。2430_2

 相対的にはオトシブミの揺籃より大型ではありますが・・・
 なお当日、コナライクビチョッキリの姿は、目視ではまったく気がつきませんでしたが、望遠マクロで撮影した画像をパソコンで見ていたところ、葉裏に1匹いたことが分かりました。
 (画像はクリックで拡大します。)2430_1

 
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※追記:
 この後日、2回ほど観察に行きました。
 しかし、ただ1匹のヒメクロオトシブミがコナラの葉上でくつろいでいた姿と、同じく歩き回っていた複数のコナライクビチョッキリも観察しただけで今シーズンは終わりになりました。
 こちらの記録は別に残すつもりですが・・・

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2017年5月10日 (水)

コアジサシ(夏鳥)

●コアジサシ(夏鳥)
 4月下旬頃から時折、夏鳥としてやって来たコアジサシが、特有の鳴き声をあげながら上空を飛ぶ姿を目にするようになっていました。
 そして、例年通り、コアジサシが小魚捕りをする池の直近にある広い田圃で、ゴールデン・ウイーク中に田植えが終わったコンクリート製の畦に1列に並んで降りて、休息したり、また傍らの早苗の田圃で水浴びをしたりする姿を普通に目にするようになりました。Img_3603537_1

Img_36785511

Photo_3

 この時期の池には小魚の群れが回遊しているので格好の餌場になっていて、餌採り後に休息するのに絶好の”定番”のロケーションなのです。

 ところで、その後、これまでにはなかった光景を目にしました。
 市街地に一番近く、池からは少し距離のある(と言っても1kmほどですが)田圃域で、日常的には“人を連れたお犬様”や、暇な散歩人が通り過ぎて行くだけの静かな広い水田地域ですが、それらの“邪魔者”からは十分離れた安心できる畦の上に、少数のコアジサシが時折鳴き声を上げたりしながら、くつろいでいる姿が続けて見られるようにもなったのです。Img_3939ctup

4r

 近くには営巣/繁殖に適した自然環境はまったくありませんから、新たな一時休息場所になっただけなのでしょうけれど。

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2017年5月 9日 (火)

チュウサギ(夏鳥)

●チュウサギ(夏鳥):
 好天に恵まれたゴールデンウイーク中に散歩コース周辺の田植えは一気に進み、今は見渡す限り,”静かな”早苗の風景が広がっています。Img_3590

 
 そんな田圃に夏鳥のチュウサギが降りたって、ドジョウ捕りに熱中している姿を見かけました。
 暇つぶしに、しばしお付き合い観察。

① 渡来して間もないチュウサギです。口角は目の下で止まっています。
 小さ目のドジョウを捕らえて一呑みにするところです。
 繁殖期の飾り羽をなびかせていて、嘴は黒色で、(コサギと異なり、)あしゆび(趾)も黒色です。
 数歩あるいては首を長く伸ばし、狙い澄ました水中のドジョウを捕食する行動を熱心に続けていました。
 感心したことに、見ていた限り、捕食行動に一度の失敗もありませんでした。
 (以下の画像はすべてクリックで拡大します。)Img_3896

 
② 小物のドジョウはたいてい一呑み(写真上)にしていますが、咥えた嘴に巻き付ついて暴れる程の大物(写真下)の場合は、呑み込むのに時間がかかっています。
 咥えたまま振り回したり、何回か水中に沈めて咥えなおしたりしてだんだん弱らせて、長く伸びた頃合いを見計らってから、首を上方に大きく伸ばして一気呑みにしていました。Photo

 
③ 小物のドジョウを捕らえたときには難なく呑み込んでいました。
2

 
④ 嘴の先に巻き付かれた大物は呑み込むのに手間取っていました。
 暴れなくなるまで弱らせるために振り回したり、水中に沈めたりしていました。
 (水中に沈める場面は省略しています。)Photo_2

※チュウサギ:
 日本には夏鳥として渡来し、本州から九州までの各地で繁殖します。
 全身白色で、渡来直後で繁殖期の飾り羽がある時季の嘴は黒色ですが、非繁殖期には黄色になり、先端に黒色~褐色が残る(ことがあります。)
 口角(目の下の嘴の切れ込み)は、ダイサギでは目の後ろまで伸びているのに対し、チュウサギは目の下でとまっています。
 体は大型のダイサギ、チュウダイサギより小さく、小型のコサギより大きい、“中型”のサギ。  
 嘴はダイサギ、チュウダイサギより短いです。
 脚は趾(あしゆび)も含めてすべて黒色です。(コサギはあしゆびだけが黄色です。)

 ・田んぼが大好きなサギです。
 田植えが終わった青田の頃にはドジョウやカエル捕りに、稲穂が育ち、刈り入れに備えて水が落とされる頃には大きく成長したザリガニが主な狙い目に。
 そして一番は、稲刈り中の田圃です。
 刈取り直後に,飛びだしてくるバッタや、カエル狙いで、多数のチュウサギがコンバインにまとわりつく姿が稲刈り期の風物誌にもなっています。

【余談】:
 ・田圃に水が入るのは田植え直前から稲刈り前の期間限定で、農閑期は「乾田化」されています。
 ですから、水が入ってから間もない水田に、なぜ大きなドジョウがたくさん居るのか分かりません。

 ・カエルの鳴き声も聞こえています。
 グゲゲゲゲ・・・という繁殖期の♂のトウキョウダルマガエルの声です。
 緑一色になった田圃に多数のオタマジャクシが泳ぎ、小さなドジョウの姿も目にするようになるのはもう少し先のことです。

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2017年5月 8日 (月)

オオヨシキリ(夏鳥)

●オオヨシキリ(夏鳥):
 ”ギョギョシ、ギョギョシ”と大声のオオヨシキリもやって来ました。
 姿は見えず、初めて鳴き声だけ聞いたのは4月下旬でした。
 この数年の間にヨシの茂る川筋や池周囲の“環境整備”が進められ、特に池周辺のヨシ原は大幅に減少し、また草原も簡易グランドとして利用されるようになったりして大幅に環境が変わりました。
 それと引き替えに、ニンゲン様が利用する利便生や快適性などは大変に向上しましたが、留鳥の小鳥達やオオヨシキリなども激減しました。
 不出来の写真は、5月2日、比較的近距離ながら、まばらに立ち枯れた限られたヨシの合間に、風に揺れて見え隠れするオオヨシキリ1羽を記録できたものです。Img_3570_1

Img_3570_2

 それ以降、散発的に大声を聞くことはありますが、姿は目にすることがありません。

【余談】
 今さらですが:
 近郊の水田地帯は30年位前から進められた圃場整備によって用水路はコンクリート化、農業用給水は水道配管化になり、また農閑期には乾田化されました。
 また同時に、田圃周りに巡らされた排水・雨水路なども、小規模の水路では大雨などの時以外には完全に干上がっています。
 それらの環境変更によって、昔のような水田や周辺の湿地、水路周辺などに生息していた生き物は当然ながら激減しました。

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2017年5月 7日 (日)

ハキリバチの仲間

■ハキリバチ初めての確認

【前置き】:
●ディンティ・ベス:
 何種類かのバラのうち、今年はなぜか一番早く(4月30日)、一重咲きのバラ、「ディンティ・ベス」が開花しました。
 花数は少ないのですが、その後も少しずつ開花しています。1img_0569

 他のものはまだ蕾です。
 中でも昨年害虫被害で切り戻した”ジュリア”は樹勢が回復せず蕾も付かないかも・・・
 ともかく相対的に害虫に弱いです。
 もうほとんど”お世話”もしないので、余計にみすぼらしくなって・・・
 それに引き替え、害虫どもは、ますます盛んです。

 ・目くじらを立てるほどではありませんが、ハキリバチがやって来ては、葉を切り取っていきます。
 被害に遭うのは数種のバラとツリバナの葉です。
 自家ではバラ類よりツリバナの葉の方が展開時期は早く、また直後には柔らかいので真っ先に被害を受けます。
●ツリバナ:
 (余談ながら、吊り下がって咲く春の花は小さく地味ですが、秋の結実はとてもきれいな樹木です。)1r0014049_2

 それに続いてバラ類の葉の展開がはじまると、その両方が被害を受けるようになります。   
 このことは、数十年来繰り返していますが、観賞目的なら共に葉の美観を損ねますので困りますが、そのせいで枯れたりはしませんから、特別の防除対策などは一切したことはなく、為されるままにしていました。  

 それでも、一度くらいは出来れば文字通り神出鬼没の”犯人“を確認したいとは思っていましたが、この度まったくの偶然、”現場を押さえる”ことが出来ましたので、初めての「ハキリバチ」の記録といたしました。
 ただそれだけのことですが。(^_^;)
 なおハキリバチには数種の仲間がいて、バラの葉を切りとる「バラハキリバチ」もいるとのことで、今回初観察の個体とその画像を較べて見ると、素人目にはよく似ているように見えましたが、画像だけで素人が同定などとても出来ませんから、「ハキリバチの仲間」、としました。


【余談】:
 ・ハキリバチ目撃:
 実のところ、数日前に庭の雑草取りをしていた時、目前に垂れ下がっていたツリバナの葉に1匹のハチが飛んできて、葉を挟み込むように止まるといきなり切り始めたのを目撃しました。  
 此奴だ!と”反射的”に掴まえようとした手が出て、両手の平でツリバナごと”パチンと”挟みました。
 
 その結果残ったのは、左手の平の小指付けあたりに、チクッと走った痛みと、それで思わず手を開いてしまい、その後数分間続いた痛みだけでした。 
 手で挟まれた程度でつぶれてしまうようなヤワなハチではなかったようです。 
 その出来事をきっかけに、後の数日間、ポケットにデジカメを入れて庭でしばらく見回りをして見ることにしていたのでした。

■ここから本論記事です。

●ハキリバチの仲間観察記録:
 (5/7 午後3時過ぎ~。撮影画像の大半は不鮮明、不完全でしたが、一応確認資料としてすべて使用しました。)

1 回目:
 たまたま干し物を取り込もうと庭に出たちょうどその目前のツリバナに、先日チクリとやられた見覚えのあるハチがやって来ました。
 そしてあわててカメラを取りだして構える間にも、実に鮮やかにツリバナの葉を丸めるように切り取り、飛び去っていきました。
 ・(作業中のワンショット:画像はクリックで拡大します。)
 作業時間は32秒。1r0014004

 ・切り取り作業経過145252432

 なお以下のいずれの観察時にも、ハチはどこから飛来して、どこに飛び去ったかはまったく分かりません。

 
2 回目:
 飛び去ってから3分後、待ち構えていたツリバナ(写真上)の周囲を飛び回っていましたが止まらずに、すぐ隣のミニバラの方に行きました。
 あわてて探して見つけてカメラを向けましたが、バラの葉切り”証拠写真”として何とか写っていたのはワンショット(下の写真)のみ。
 葉切り作業を見つけてからの所要時間は10秒以下でした。231

 
3 回目:
 再びツリバナの前にやってきたのは6分後:
 被写体まで少し距離があり、逆光で暗かったので1枚目以降はすべてフラッシュ撮影。
 切り取り作業時間は24秒でした。362024

 
4 回目:
 やはり6分後でした。今度は最初からミニバラへ。
 今回は比較的わかりやすい写真も撮れていました(すべてフラッシュON)。
 バラハキリバチに似ている印象がありますが・・・
 葉切り取り時間は偶然にも同じ24秒でした。

 ・葉切り中のワンショット:葉を挟み込むように止まって(翅は止めています)、背をこちらに向けて切り取りしている姿。
4r0014016ltc

 ・切り取り作業経過4624

 ・なお1 回目からここまでの観察時間は19分程。これで観察は終わりとしました。

 
 切り取り痕のある葉を観察すると
 ・ツリバナもPhoto

 
 ・ミニバラもPhoto_2

 時折は、切り取りにためらいがあるようで、途中で切り取り部位や葉を変えて切取りをしていることもあるようでした。
 それにしてもとにかく葉の切り取りは早業であることに感心しました。

※余談:
 ハキリバチの仲間に刺されました。
 刺したハチはどうなるのかと、ネットで検索してみると、人を刺したら短時間後に死んでしまうのはミツバチ(♀)だけで、その理由は、針に逆棘があるため、刺したした後に引き抜くことが出来ず、針と繋がった毒囊を含む腹部末端も一緒にちぎれてしまうからだそうです。
 その他の種類のハチには逆棘がないので刺してもすぐに抜けるため、死ぬことはなく何度でも刺すことが出来るということでした。
 今後また刺されないように余計なことは慎みます。

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2017年5月 4日 (木)

冬鳥の北国帰還記録

 春もたけなわになる頃には夏鳥がやって来て、それまで居残っていた冬鳥もそれぞれのペースで北国に帰って行きました。
 今回は単なる記録のための記録として、今年1月以降の冬鳥観察記録を整理。

※以下、名前の後の日付は最後の記録写真撮影日

●カンムリカイツブリ(2月16日):
 本種は、当地ではもっぱら池でしか観察できない冬鳥です。
 ・1月中にはごく少数が常時姿を見せ、多い時では5羽ほどが観察されました。15

 
 ・2月中旬(2月16日)以降には写真記録がありません。早い移動だったようでした。2

 
●コガモ(5月3日):
 ・1月~3月の間は池や川で普通に見かけていました。13

 
 ・4月になると、池での数は斬減していきました。
 それでも他所の小さな溜め池など”ニッチ“な場所で姿を見かけていましたが、
 池での最後の観察は5月3日。少数が移動中の小休止に立ち寄ったようです。4

 
●ダイサギ(2月17日):
 冬羽の姿です。1月の川で見かけたもの~最後の写真は2月17日、寒い水田(乾田)に降り立っていた個体です。112

 ■手元のダイサギ、チュウダイサギに関する図鑑、またその他情報で、時には別の表記の解説がありますが、その違いについて素人にはわかりにくいのです。
 一応私の理解として、ダイサギは冬鳥として渡来する個体で、チュウダイサギは夏鳥、あるいは漂鳥で、国内では通年観察される個体。
 ダイサギの方が少し大きい、としています。
 そうは言って見ても、写真だけで両者を識別することは出来ないので、過去ログも含めて、混同・間違いが多いと思います。
・参考: http://www.kankyou.pref.saitama.lg.jp/BDDS/zukan/tori/tori.html 

 
●ツグミ(4月25日):
 1月から4月はじめ頃までは、単独で田圃や草原をホッピングしながら餌を取っている姿を普通に見かけていました。
 4月中旬以降は、時折数羽いるのを見かけるようになり、少しずつ集まりはじめていたようです。
 またこの頃になると地表に居るよりも樹上にとまって上空を見るしぐさの姿が多くなったようにみえました。
 そして、最後の写真は4月25日、公園の芝生広場で複数の個体が餌をさがしてホッピングしていたもの。
 それぞれの地域で集合して大きな集団を形成し、北国に帰るということです。144251

 
●ハシビロガモ(4月28日):
 もともと当地に立ち寄るのはごく少数です。
 それでも、毎シーズン川でも姿を見た記録がありますが、今シーズンは川での観察記録はゼロでした。
 池では、1月以降、時折少数の観察記録がありましたが、今年は4月28日、池で雌雄2組が移動途中小休止で水面に浮いているのを見かけたのが最後でした。4282

 
●ヒドリガモ(4月23日): 
 池では毎シーズン、いちばん大きな群れで生活していく冬鳥です。
 今年最後の記録は、4月23日でした。
 出足の遅いコガモに混じって、ごく少数のヒドリガモが、緋鯉の姿も見えた池に浮かんでいた写真でした。423

 
 年々歳々、季節の移ろいも、人生も、過ぎてしまえば、早いものです。

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2017年5月 2日 (火)

5月の田圃で:ツバメ、ハクセキレイ、セグロセキレイ

 人間界にはきな臭い風が吹いているものの、自然界には薫風が吹きわたり、光あふれる季節。 
 「立夏]を前にもう夏日が続いています。

 ゴールデンウイークの最中、近くの田圃では農作業が忙しく行われています。
 そんな中、鳥達が入れ替わり立ち替わりやって来ます。

●ツバメ(ピンぼけですが・・・):
 夫婦のツバメが交互にやって来ては巣作り材の土や枯れ草を運んでいました。Photo

 行き先を目で追うと、なんと一番近くに新築されたお宅の玄関に、完成間近になっているこちらも”新規造営中”の巣がありました。
 まさに食住近接の生活環境と言えるところで、子育てにも最適。 
 理解のある人のお宅に恵まれて、良いツバメ家庭が出来ることでしょう。

 
●ハクセキレイ:
 畦道や代掻き前の田圃にやって来て、餌を獲るハククセキレイ。
 ・畦道にやって来た1羽。Img_35201

 
 ・やがて草陰でガを掴まえ、翅をちぎってから食べていました。
 (画像はクリックで拡大します。)Photo_2

 
 ・代掻き前の田圃に降りて餌をさがす別の1羽。
 何かの蛹のようなものを見つけ出して食べていました。2r

 
●セグロセキレイ:
 代掻き前の田圃にやってきて餌をさがしていた1羽です。Img_3537_1

Photo_3

※ハクセキレイとセグロセキレイ:
 遠目にはハクセキレイとセグロセキレイの区別は難しいです。
 ハクセキレイもセグロセキレイ両者ともに背中は黒色なので見分けは出来ません。
 しかし、近くで見られる時には、顔の部分を比較すると、頬(目の下)の白いのがハクセキレイ、頬の黒いのがセグロセキレイとして、容易に区別できます。
 過眼線(野鳥の嘴の元から眼を通る細い線のこと)を挟んで上下ともに白いのがハクセキレイ、下(頬)が黒いのはセグロセキレイと解説されています。

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2017年5月 1日 (月)

婚姻色のコサギ再び

 数日前にも代掻き作業の大型トラクターが稼働している田圃で、複数のコサギを見かけていました。

 今回再び、正午前の時間でしたが、すぐ近くの畦にコサギが1羽いるのを見かけましたが、珍しいことに、すぐに飛び去る様子がありません。
 そこで出来るだけ近くまで寄ってみると、目先が鮮やかなピンクの婚姻色になっているのがはっきりわかる個体でしたので、しばらく暇つぶしに観察。

●目先が婚姻色のピンクになったコサギ:
 (以下の画像はクリックで拡大します。)1img_3450

 
 ・撮影位置を変えた同一個体です。
 傍で大型トラクターが稼働しているのもまったく気にする様子がありません。
 ”食後の休憩中”だったのでしょうか23r

 
 ・そのうち何となくそわそわしたように見えた直後のことでした。
3

 
 ・その後もすっきりしたのでしょうか、くつろいだ様子でした。4

 これで失礼しましたが、まだしばらくはそこに留まっていたようでした。

 
 後日、近くの畦道などにはサギの餌食になったアメリカザリガニの残骸があちらこちらに干からびて転がっているのも見かけました。Photo

 カラスは、なかなかこんな風には食べられないようですが・・・

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