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2017年5月27日 (土)

ヒメクロオトシブミ

 ヒメクロオトシブミの“揺籃作成現場”を一度で良いから観察したいものと思っていますが、未達です。

 毎年、思い出すのが遅すぎるからです。
 今シーズンも、アッそうだ!と思い出した4月末では、やはり時期遅れ。
 目にしたのは、すでに完成していた見事な揺籃だけで、作成作業中の成虫の姿はどこにも見当たりませんでした。

 そして、5月上旬、あきらめきれず連休の暇つぶしに出かけた林縁の観察で、やはりあちらこちらで目にしたのは完成済みでまだ新鮮な揺籃ばかり。Photo

 
 あきらめての帰り道で、目の前にあった道路沿いに自生していたコナラの小木の葉をひっくり返してみたら、なんと、1匹のヒメクロオトシブミがくっついていたのです。
 最初の振動で、葉裏にじっとしていたものが、裏返されたので葉表の方へ移動して行きました。2

 
 それ以降は、そっと近寄って観察した記録の概略です。

 後脚を上翅の上にまで回してこすったり、また翅をひろげたり,縮めたりする動作を何回も繰り返したり、さらにまた前脚で触角をこすったりと、リラックスした様子で体の”メインテナンス”に余念がない様子をじっくり観察することが出来ました。Photo_2

                  (写真撮影は5月2日)

●ヒメクロオトシブミ(オトシブミ科オトシブミ亜科:
 黒くて小さい、体長4.5~5.5mmほどのオトシブミで、出現時期は4~7月ですが、当方の観察域に限れば、もっぱら春先の期間限定です。
 なお、体色は基本的に黒色ですが、脚や腹部の色は地域により橙~赤~黒まで変化があります。当地で観察できるのは腹部が橙色の個体です。 
 春先に♀はコナラ、クヌギ、イヌシデ、ノイバラなどの葉を”芸術的に“巻いて揺籃を作成し、その中に卵を1個産み付けます。
 揺籃は葉の主脈でぶら下がってものが多く観察されますが、切り落とされて樹下に落ちているのを見かけることもあります。
 揺籃中で 孵化した幼虫は、揺籃内部の葉を食べながら育ち、成虫になると揺籃に穴を開けて外に出てきます。
 分布は本州、四国、九州。

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