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2017年5月 7日 (日)

ハキリバチの仲間

■ハキリバチ初めての確認

【前置き】:
●ディンティ・ベス:
 何種類かのバラのうち、今年はなぜか一番早く(4月30日)、一重咲きのバラ、「ディンティ・ベス」が開花しました。
 花数は少ないのですが、その後も少しずつ開花しています。1img_0569

 他のものはまだ蕾です。
 中でも昨年害虫被害で切り戻した”ジュリア”は樹勢が回復せず蕾も付かないかも・・・
 ともかく相対的に害虫に弱いです。
 もうほとんど”お世話”もしないので、余計にみすぼらしくなって・・・
 それに引き替え、害虫どもは、ますます盛んです。

 ・目くじらを立てるほどではありませんが、ハキリバチがやって来ては、葉を切り取っていきます。
 被害に遭うのは数種のバラとツリバナの葉です。
 自家ではバラ類よりツリバナの葉の方が展開時期は早く、また直後には柔らかいので真っ先に被害を受けます。

●ツリバナ:
 (余談ながら、吊り下がって咲く春の花は小さく地味ですが、秋の結実はとてもきれいな樹木です。)1r0014049_2

 それに続いてバラ類の葉の展開がはじまると、その両方が被害を受けるようになります。   
 このことは、数十年来繰り返していますが、観賞目的なら共に葉の美観を損ねますので困りますが、そのせいで枯れたりはしませんから、特別の防除対策などは一切したことはなく、為されるままにしていました。  

 それでも、一度くらいは出来れば文字通り神出鬼没の”犯人“を確認したいとは思っていましたが、この度まったくの偶然、”現場を押さえる”ことが出来ましたので、初めての「ハキリバチ」の記録といたしました。
 ただそれだけのことですが。(^_^;)
 なおハキリバチには数種の仲間がいて、バラの葉を切りとる「バラハキリバチ」もいるとのことで、今回初観察の個体とその画像を較べて見ると、素人目にはよく似ているように見えましたが、画像だけで素人が同定などとても出来ませんから、「ハキリバチの仲間」、としました。


【余談】:
 ・ハキリバチ目撃:
 実のところ、数日前に庭の雑草取りをしていた時、目前に垂れ下がっていたツリバナの葉に1匹のハチが飛んできて、葉を挟み込むように止まるといきなり切り始めたのを目撃しました。  
 此奴だ!と”反射的”に掴まえようとした手が出て、両手の平でツリバナごと”パチンと”挟みました。
 
 その結果残ったのは、左手の平の小指付けあたりに、チクッと走った痛みと、それで思わず手を開いてしまい、その後数分間続いた痛みだけでした。 
 手で挟まれた程度でつぶれてしまうようなヤワなハチではなかったようです。 
 その出来事をきっかけに、後の数日間、ポケットにデジカメを入れて庭でしばらく見回りをして見ることにしていたのでした。

■ここから本論記事です。

●ハキリバチの仲間観察記録:
 (5/7 午後3時過ぎ~。撮影画像の大半は不鮮明、不完全でしたが、一応確認資料としてすべて使用しました。)

1 回目:
 たまたま干し物を取り込もうと庭に出たちょうどその目前のツリバナに、先日チクリとやられた見覚えのあるハチがやって来ました。
 そしてあわててカメラを取りだして構える間にも、実に鮮やかにツリバナの葉を丸めるように切り取り、飛び去っていきました。
 ・(作業中のワンショット:画像はクリックで拡大します。)
 作業時間は32秒。1r0014004

 ・切り取り作業経過145252432

 なお以下のいずれの観察時にも、ハチはどこから飛来して、どこに飛び去ったかはまったく分かりません。

 
2 回目:
 飛び去ってから3分後、待ち構えていたツリバナ(写真上)の周囲を飛び回っていましたが止まらずに、すぐ隣のミニバラの方に行きました。
 あわてて探して見つけてカメラを向けましたが、バラの葉切り”証拠写真”として何とか写っていたのはワンショット(下の写真)のみ。
 葉切り作業を見つけてからの所要時間は10秒以下でした。231

 
3 回目:
 再びツリバナの前にやってきたのは6分後:
 被写体まで少し距離があり、逆光で暗かったので1枚目以降はすべてフラッシュ撮影。
 切り取り作業時間は24秒でした。362024

 
4 回目:
 やはり6分後でした。今度は最初からミニバラへ。
 今回は比較的わかりやすい写真も撮れていました(すべてフラッシュON)。
 バラハキリバチに似ている印象がありますが・・・
 葉切り取り時間は偶然にも同じ24秒でした。

 ・葉切り中のワンショット:葉を挟み込むように止まって(翅は止めています)、背をこちらに向けて切り取りしている姿。
4r0014016ltc

 ・切り取り作業経過4624

 ・なお1 回目からここまでの観察時間は19分程。これで観察は終わりとしました。

 
 切り取り痕のある葉を観察すると
 ・ツリバナもPhoto

 
 ・ミニバラもPhoto_2

 時折は、切り取りにためらいがあるようで、途中で切り取り部位や葉を変えて切取りをしていることもあるようでした。
 それにしてもとにかく葉の切り取りは早業であることに感心しました。

※余談:
 ハキリバチの仲間に刺されました。
 刺したハチはどうなるのかと、ネットで検索してみると、人を刺したら短時間後に死んでしまうのはミツバチ(♀)だけで、その理由は、針に逆棘があるため、刺したした後に引き抜くことが出来ず、針と繋がった毒囊を含む腹部末端も一緒にちぎれてしまうからだそうです。
 その他の種類のハチには逆棘がないので刺してもすぐに抜けるため、死ぬことはなく何度でも刺すことが出来るということでした。
 今後また刺されないように余計なことは慎みます。

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