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2017年5月 9日 (火)

チュウサギ(夏鳥)

●チュウサギ(夏鳥):
 好天に恵まれたゴールデンウイーク中に散歩コース周辺の田植えは一気に進み、今は見渡す限り,”静かな”早苗の風景が広がっています。Img_3590

 
 そんな田圃に夏鳥のチュウサギが降りたって、ドジョウ捕りに熱中している姿を見かけました。
 暇つぶしに、しばしお付き合い観察。

① 渡来して間もないチュウサギです。口角は目の下で止まっています。
 小さ目のドジョウを捕らえて一呑みにするところです。
 繁殖期の飾り羽をなびかせていて、嘴は黒色で、(コサギと異なり、)あしゆび(趾)も黒色です。
 数歩あるいては首を長く伸ばし、狙い澄ました水中のドジョウを捕食する行動を熱心に続けていました。
 感心したことに、見ていた限り、捕食行動に一度の失敗もありませんでした。
 (以下の画像はすべてクリックで拡大します。)Img_3896

 
② 小物のドジョウはたいてい一呑み(写真上)にしていますが、咥えた嘴に巻き付ついて暴れる程の大物(写真下)の場合は、呑み込むのに時間がかかっています。
 咥えたまま振り回したり、何回か水中に沈めて咥えなおしたりしてだんだん弱らせて、長く伸びた頃合いを見計らってから、首を上方に大きく伸ばして一気呑みにしていました。Photo

 
③ 小物のドジョウを捕らえたときには難なく呑み込んでいました。
2

 
④ 嘴の先に巻き付かれた大物は呑み込むのに手間取っていました。
 暴れなくなるまで弱らせるために振り回したり、水中に沈めたりしていました。
 (水中に沈める場面は省略しています。)Photo_2

※チュウサギ:
 日本には夏鳥として渡来し、本州から九州までの各地で繁殖します。
 全身白色で、渡来直後で繁殖期の飾り羽がある時季の嘴は黒色ですが、非繁殖期には黄色になり、先端に黒色~褐色が残る(ことがあります。)
 口角(目の下の嘴の切れ込み)は、ダイサギでは目の後ろまで伸びているのに対し、チュウサギは目の下でとまっています。
 体は大型のダイサギ、チュウダイサギより小さく、小型のコサギより大きい、“中型”のサギ。  
 嘴はダイサギ、チュウダイサギより短いです。
 脚は趾(あしゆび)も含めてすべて黒色です。(コサギはあしゆびだけが黄色です。)

 ・田んぼが大好きなサギです。
 田植えが終わった青田の頃にはドジョウやカエル捕りに、稲穂が育ち、刈り入れに備えて水が落とされる頃には大きく成長したザリガニが主な狙い目に。
 そして一番は、稲刈り中の田圃です。
 刈取り直後に,飛びだしてくるバッタや、カエル狙いで、多数のチュウサギがコンバインにまとわりつく姿が稲刈り期の風物誌にもなっています。

【余談】:
 ・田圃に水が入るのは田植え直前から稲刈り前の期間限定で、農閑期は「乾田化」されています。
 ですから、水が入ってから間もない水田に、なぜ大きなドジョウがたくさん居るのか分かりません。

 ・カエルの鳴き声も聞こえています。
 グゲゲゲゲ・・・という繁殖期の♂のトウキョウダルマガエルの声です。
 緑一色になった田圃に多数のオタマジャクシが泳ぎ、小さなドジョウの姿も目にするようになるのはもう少し先のことです。

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