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2017年7月

2017年7月31日 (月)

マメコガネ

 当地の今夏は空梅雨、そして梅雨明け後は不安定な天候続き。
 このままでは日照不足や低温などのおそれがあり、農作物への影響も心配されるという。 
 そしてまた動きの遅い台風5号の今後の動きについて警戒が必要な情況のうちに、7月も終わりに。 

 
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・ありがたくないアリ、火蟻:
 特定外来生物で、強い毒を持つ南米原産の「ヒアリ」が各地で次々に発見されて、徹底した防除対策が求められている昨今です。

 
・対する、こちらもご迷惑なマメコガネ:
 日本から北アメリカに移入した農業害虫として“ジャパニーズ・ビートル”の悪名を馳せてきた日本在来種のマメコガネが、スイスでも初めて発見され、駆除対策を徹底するというニュース。

●マメコガネ:
 夏草・雑草が生い茂る遊歩道沿い。何が優勢なのか分からないほどの“ヤブ”に生えているヤブガラシに大量発生したマメコガネ。
 珍しくも何ともない光景ですが、ほとんどが交尾中。Img_4744

Img_4742

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Img_4740

 雑草を食べるだけならそれほどに嫌われないものを・・・

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2017年7月27日 (木)

トウキョウヒメハンミョウ

※ハンミョウ(ナミハンミョウ、道おしえ):
 子供の頃、夏休みに田舎の自然豊かな従兄弟の家に数日泊まりに行くと、必ず目にした美しい甲虫ハンミョウ(道おしえ)。
 虫取り網など持たないので、帽子をかぶせて捕れないかとそっと近づくと、すぐに手の届かない少し前方に跳んで止まるので、またそっと近寄ると前に跳ばれる、の繰り返し。
 どうしても捕まえることができなかった思い出のある、あこがれの昆虫でした。
 お婆ちゃんに話すと、そうだよ、少しずつ前に飛んで、道を教えてくれる“道おしえ”だよ、と虫の名前を教えられたことでした。

 現在、近隣でハンミョウを観察できる環境はありません。
 その代わり、と言っては違いすぎますが、ずっと小粒で地味なハンミョウの仲間を見ることが出来ます。

●トウキョウヒメハンミョウはその一つです。
 過去から記事にしていて新味はありませんが、今シーズンも6月から撮り貯めていた写真を記録として掲載しました。

 ・6月22日
  近隣のアジサイが見頃になっていた公園で、今シーズン初めて気がついたトウキョウヒメハンミョウ。622img_4243t

 
 ・6月23日
 自宅の庭のカラーの葉上にとまっているのに気がついたもの。623

 
 ・6月24日
 近隣の自然林縁で見かけたもの。624img_4312_1

 
 ・6月29日午前
 掃除をしている時に目前に跳んできたもの。白く光る大顎が印象的でした。629

 
 ・6月29日午後
 庭先に飛来して竹筒に静止したもの。何か獲物を捕らえていたようです。629_2

 
 ・7月6日夕刻
 玄関先に飛来したもの。76img_4469

 近隣で普通に見られますので特別珍しい昆虫ではありません。
 茶色っぽい小さな虫が飛んできた時には注意して見ると、たいていトウキョウヒメハンミョウのようです。
 ただ”そうではないか”と注視しないと気がつかないかも知れません。

※トウキョウヒメハンミョウ(ハンミョウ科):
 大きさは8~10mm、華麗なハンミョウの半分くらい。
 地味な暗銅色で、上翅にあまり目立たない白色紋があります。
 平地から低山地の林縁や公園、人家の庭などに棲息しています。
 出現時期は6~8月、分布は局地的で、関東(東京周辺など)と、北九州。

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2017年7月26日 (水)

フヨウ開花

 昨夜半から朝方まで”穏やかな”雨降りに。カラカラに乾いていた庭には恵みの雨です。
 そのおかげと思いますが、雨に濡れながらフヨウが2輪開花していました。
 今シーズン初めてです。Img_4687

Img_4688

Img_4685_2

 ちなみに昨年の記録を見ると、奇しくもまったく同じ日でした。
 なお、本来はもう少し早く開花が見られるはずですが、これまで害虫に痛めつけられて、つぼみの付いた枝をどんどん切り落としてきたからです。
 一日花ですが、今後当分楽しめることと思います。

 本日の最高気温は珍しく29℃と低かったのですが、湿度が高いため相変わらず蒸し暑い一日でした。

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2017年7月25日 (火)

ニイニイゼミ

 7月初旬位から、公園、市街地やフィールドで例年どおりに、ニイニイゼミの鳴き声を耳にするようになっていました。

 まとわりつくような熱風が吹くばかりの昨今は、公園に向かう足はぱったり止まってしまいましたが、先日、思い立って、夜8時頃、自転車で10分足らずの公園まで行ってみました。
 夜になっても樹間を吹き抜ける風はたっぷり湿熱を含んだままです。

 予想通り、ケヤキの大木では、たくさんのニイニイゼミ幼虫の羽化が始まっていました。
 羽化過程の記録写真は、同時進行している複数の個体に寄るものです。

●ニイニイゼミの羽化:
 ・泥にまみれたニイニイゼミの幼虫がゆっくりと登っていきます。R0014554

 
 ・動きがとまり、しばらくすると、背が割れて羽化が始まります。
 (近くにいた別の個体です。)R00145752012

 
 ・背が割れてから約20分経過後、”イナバウアー体勢”に。
 (ここまでは上記と同じ個体観察。)
 身体の色はまだ茶色です。R001460022_2

 
 ・その後体色は緑色を帯びてきます。(近くの別個体です。)R0014559

 
 ・すっかり抜けきって抜け殻にとまります。まだ体色は淡茶色。
 (上記とは別の個体です。)R0014571

 
 ・だんだん体色が緑色を帯びてきます。
 (別個体です。)R0014606

 なお、背が割れてから完全に抜け出るまでの羽化所要時間は1時間ほどのようです

 田圃を渡って来る風も生暖かく、夜空を見渡すと、頭上にはいくつかの星が見えましたが、北西の空には大きな黒い雲の塊。
 長居は無用と急いで帰ると一層汗が流れたことでした。

 
●短い命:
 昨日のこと、曇天の午前中に”やる気のない”草取り。
 園芸植物は気息奄々、中には熱中症・枯れ死も。
 でも、細根を網の目のように地中にひろげる雑草は、乾いた地面でも平気で生えています。
 根ごと掘り起こして除草するのに手間取るので長続きしません。
 痛くなった腰を伸ばすために立ち上がった日陰の樹下に、短い命を終えたニイニイゼミが落ちていました。Photo

 日中、アブラゼミのジィーッという鳴き声が一層暑さを際立たせるこの頃。
 アブラゼミもまた、ポタポタと市街地道端に落ちています。

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2017年7月24日 (月)

クサガメ(外来種)

 曇天下、池の近くの田圃畔を、泥にまみれたカメが歩いていました。
 時折農道で車に轢かれているのを目にするほど、近隣で“異常に繁殖している”ミシシッピアカミミガメ*だろうと思ったのですが、念のため傍らの枯れ草で泥をぬぐい落としてみると、まったく様子が違い、背甲には3本のキール(隆起)があり、目も顔も真っ黒の、クサガメでした。
 
 クサガメはこれまで在来種だと思い込んでいたのですが、あらためて確認して見ると、外来種とされていたようで、これまで誤って認識していました。
 国外から持ち込まれた(移入)ものが逸脱繁殖したということのようです。
 それにしても当地で見かけたのはずいぶん久しぶりのことでした。
 (2017.7.7撮影)Img_4496

Img_4498

Img_4506

Img_4509

※ クサガメ(外来種)参考:
① https://www.nies.go.jp/biodiversity/invasive/DB/detail/30030.html

②和亀保護の会:扱いを慎重にするカメ  http://www.wagamehogonokai.sakura.ne.jp/wagame2/ohanasi/hogosurukame.htm 

 
*繁殖著しいミシシッピアカミミガメ:
 (2017.4.14撮影)Img_3249_1

Img_3249_3

Img_3249_2

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2017年7月22日 (土)

トウキョウヒメハンミョウ、コハンミョウ♀、エリザハンミョウ

 大雨で生息地の草原が水没して、地表徘徊性昆虫類が右往左往していた水際のコンクリート階段上を、複数の小さなハンミョウ仲間が飛び回っていました。
 獲物の小昆虫が求められる好機だったからでしょう。
 ハンミョウは動きもすばやく、またよく飛び回るため、なかなか望遠レンズで追い切れません。
 また、その際、肉眼では種類などまった見分けがつきません。
 しばらく腰を据えて、あらかじめピントを合わせて待っている視野に入ってくるのを待ち構えながら、複数枚撮り貯めてから整理して見ました。
 何とか使えそうなショットはごくわずかしかありませんでしたが、一応記録に残しました。
 なお名前の特定には誤りがあるかも知れません。

●トウキョウヒメハンミョウ:
 小さくて、茶色っぽい外観。とても動きが速く、撮れていたのはこれ1枚だけ。
 (ただ後述のようにわが家の庭で撮影の記録写真が多数ありますので、後日あらためて本種についてはまとめる予定)Img_4444

 大きさ8~9mm。
 平地から丘陵にかけて、都市部の公園や市街地などでもみられます。
 小昆虫など生きたものを大アゴで捕食する肉食性。
 出現時期は6~8月、分布は局地的で、関東の東京周辺と、北九州のみ。

 本種は数年前から、夏になると近隣のフィールドや市街地、またわが家の庭にもやってくるようになり、一応”顔なじみ”にはなっています。
 今シーズンも6月中旬くらいからよく姿を見せ、その時がじっくり観察と撮影ができるチャンスで、写真も撮り貯めています。

 
●コハンミョウ♀(ハンミョウ科):
 視野に飛び込んで来て、そのまま静止したのでピント合わせが出来ました。
 その際、肉眼ではまったく分かりませんでしたが、画像を見ると獲物を捕らえて運んできて静止したのでした。
 翅に一対の黒斑が確認できます。
 (画像はクリックで拡大します。)Img_4458ct11_1

Img_4458ct11_2

 大きさ(体長)10~12mm。トウキョウヒメハンミョウよりやや大きめ、エリザハンミョウとほぼ同じか僅かに大きい。
 ただフィールドの観察では肉眼的な違いはほとんど判りません。
 前翅は緑銅色に光り、中央上方に黒い斑紋が一対あり、白い斑紋は不連続です。  
 そして前翅に黒紋があるのはコハンミョウの♀だけということなので、コハンミョウ♀としました。

 
●エリザハンミョウ:
 視野に入ってきたのはエリザハンミョウ?Img_4449t1

 
 ・トリミング拡大。やはりエリザハンミョウかも。Img_4449

 
 ・しばらく待っていてところ、比較的近くに飛来して静止した別個体。
 翅の斑紋から、やっと撮れたエリザハンミョウと判定しました。
 (画像はクリックで拡大します。)Img_4450

 大きさ(体長)8~10mm。海岸や丘陵地、また河原など湿った砂地に生息。
 出現時期は5~9月、分布は日本各地。
 エリザハンミョウについては過去ログがありました。

※なお、大きさ(体長)1cmほどのハンミョウ類の同定には、よほど精密な写真が撮れないと素人には難しいです。
 前翅の斑紋による見わけ方については、一部、ポケット図鑑 「日本の昆虫1400 ②」 (文一総合出版)を参考にしました。

                  (完)

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2017年7月21日 (金)

ハサミムシの仲間

 住み処の草原水没で受難した直後の昆虫類の続き

●ハサミムシの仲間:
 水面に堆積した枯れ草ゴミの隙間や、水際のコンクリート階段に溜まったゴミのあいだなどを徘徊していました。オオハサミムシに似ているようにも思いますが、詳細は分かりません。R0014496_1

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R0014496_8

R0014496_10

 なお、普段はあまり目にする機会はありませんが、以前に、池端の砕石の隙間を伝い歩く姿を観察した記録がありました。

※ハサミムシの仲間:
 体色は暗褐色から赤褐色のものが多い。尾角がハサミ状になっている。
 主に、腐植や石の下など日の当たらない湿気の多い場所に棲んで地表を徘徊しながら一般的には小昆虫などを捕食しているが、植物質を食べることもある。

          - 次の頁に続く -

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2017年7月20日 (木)

ヒョウタンゴミムシの仲間

【余談】:
■梅雨明け
 昨日(19日)、関東も含めて、広い地域で一斉に梅雨明けとの報道。
 遺憾ながら多くの地域で豪雨災害が発生した一方で、わが家上空では何回か突発的な短時間のゲリラ豪雨に見舞われることはありましが、総じて今年の梅雨の降水量はだいぶ少なかったと思っていたとおりで、すでに心配されていた首都圏の水不足が現実のものになりかかっているようです。

 ただ梅雨入り後からの日夜を分かたずの蒸し暑さは「本当に体にこたえる」もので、辟易・・・・・・とぼやいていたところ目にしたネット記事。( http://www.recordchina.co.jp/b184316-s10-c30.html )から:

■一度訪れたことのある中国内シルクロードの一角、新疆ウイグル自治区の吐魯番市(トルファン市)。
 トルファン市では45℃以上の猛暑日が続き、7月10日には最高気温48.7℃になったという。 
 市内には有名な火焔山景勝区があり、火焔山の麓( 訪問時はバスで通過したのみで、入場しませんでしたが )では82℃の地表温度にもかかわらず、中国各地から毎日約3,000人の観光客が訪れているという。
 彼の国人の逞しさに比肩すべくもない、我が身の軟弱を嘆くのみ。
 ・火焔山景勝区(過去ログから再掲画像T

 
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 ここから本題です。

 大雨で、住み処の草原が水没した受難直後の昆虫類の続き。

●ヒョウタンゴミムシの仲間:
 水際に浮遊している枯れ草ゴミを伝いながら、コンクリート階段壁に這い上がろうともがいているところでした。
 たぶん初めて目にしたゴミムシの仲間で、”絵合わせ”では「ナガヒョウタンゴミムシ」に似ているように思いますが、正確なところは分かりません。1r0014489

2r0014489

3r0014489

4r0014489

5r0014489

 ヒョウタンゴミムシ類は特に地中に巣穴を掘って生活し、小昆虫類の死骸などを食べている掃除屋さんです。

※参考 ナガヒョウタンゴミムシ:
 体長は約19mm。前胸部の腹部側が強く括れているため、ヒョウタンの和名。
 畑地、草地、河原などでふつうにみられる。
 出現時期は4~10月、分布は本州、四国、九州。

          - 次ページに続く

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2017年7月19日 (水)

ゴミムシの仲間とケラ幼虫

 住み処の草原水没で受難した直後の昆虫類の続きです

●ゴミムシの仲間:
 大きさ2cmほど。黒光りのするゴミムシの仲間。
 ”絵合わせ”ではオオゴミムシに似ているかと思いますが、詳細は分かりません。

 ・水没際のコンクリ-路階段上を徘徊していた個体、R0014479

 
 ・ケラ幼虫を捕食していた別の個体。ここでもケラ幼虫が犠牲者。R0014474_1_2

R0014474_2_2

R0014474_3_2

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※参考
 オオゴミムシ:
 大きさ20~24mm、背面は黒色で光沢がある。 前胸背の中央に縦溝があり、後角付近に凹みがある。上翅には深い条溝がある。 
 草地や畑などの石の下や草の根元、刈り取った草の堆積などに潜み、地表を徘徊しながら他の小昆虫やその死骸などを食べている普通種。 
 なお体型が似た類似種がいる。
 出現時期は4~10月、分布は日本各地。

         - 次の頁に続く -

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2017年7月18日 (火)

エンマコオロギ幼虫、ケラ幼虫、アリ

 住み処の草原が水没した受難昆虫類の続きです

 ケラの幼虫があたふたと歩き回っていた水際のコンクリート階段の片隅に、1匹のエンマコオロギ幼虫がいるのに目がとまり、少し遠かったので望遠で撮影しました。
 撮影時にはまったく気がつかなかったのですが、何枚か撮った原画を、パソコンで拡大して見ていたところ、コオロギ幼虫の近くにケラ幼虫とアリがいて、そしてコオロギの前を通り過ぎたケラ幼虫がアリに襲われて運び去られる様子が写っていました。

 ・エンマコオロギ幼虫がいて、Img_4435

 
 ・その近くにケラ幼虫(画面上右方)がやってきて、その先にアリ(画面下左方)がいた。Img_4436t1

 
 ・コオロギ直前のケラ幼虫アップ。Img_4436t2

 
 ・コオロギの前を”無事”通り過ぎたケラ幼虫がアリに襲われてしまった。Img_4437t1

 
 ・そしてアリたちはコオロギ幼虫の目前を遠ざけながら、ケラ幼虫を運び去って行った。
 この間、エンマコオロギ幼虫は静止したまま。Img_4438t1

Img_4440t1

Img_4441

 
 ・なおまた、このコオロギの近くには、アリに襲われ犠牲になっていた別のエンマコオロギ幼虫の姿がありました。Img_4443

          - 次の頁に続く -

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2017年7月17日 (月)

ケラ幼虫受難

 住み処の草原が水没した受難の昆虫類の続きです

●ケラ幼虫:
 住み処が水没しても,穴から脱出すれば浮くことができて、そのまま溺死する事はなさそうです。
 目をこらして辺りを見ていると、多数の”無防備の”幼虫が隠れ場所をさがして歩き回っていて、中にはアリやゴミムシの仲間など肉食性の昆虫に襲われ、捕食される姿が目に入りました。 
 目にとまった範囲内では、犠牲が大きかった一番の昆虫でしょうか。

 水際のコンクリート階段を這っていたり、浮遊する枯れ草ゴミの上を歩き回っていたりと、目が慣れてくると多数が蠢いていることが分かりました。

 ・歩き回っていたケラ幼虫:R0014481

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Img_4447_1_2

Img_4447_2

 
 ・アリに襲われるケラ幼虫:Img_4453

Img_4454

 
 ・別の個体:
 2匹のアリに襲われて抵抗虚しく運び去られていきます。R0014483

R0014484

R0014485

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R0014487

 ケラは土中に作った巣穴で生活しています。
 成虫になると翅で飛ぶことができて、夜間照明などに飛来することもあるそうですが、日中はまず姿を目にすることがありません。

        - 次の頁に続く -

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2017年7月16日 (日)

ヨツボシテントウダマシ/不明のハチ

 前の記事の続きです

ヨツボシテントウダマシ
 コンクリート階段の水没際に集積した枯れ草茎や隙間などにたくさん集まっていました。
 あらためて多数の個体が草原地表で暮らしていることが分かりますが、普段はほとんど目にすることはありません。R0014459

R0014461

R0014462

R0014463

 
●落ちていた不明のハチ:
 詳細は分かりません。R0014468

          - 次の頁に続く

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2017年7月15日 (土)

ヒバリ、ヒシバッタの仲間

 旧聞になりましたが、去る7/4夜、先の台風3号の影響を受けた当地でも,短時間ながら強い雨が降り、翌日、調節池の水位は予想以上に上がっていました。
 水表面積はぐんと広がり、運動広場としても利用されている草原は全面水没。Img_4468

 
 広がった水面上を餌を求めていつもより多くのツバメが飛び交い、普段草原で暮らしていたヒバリは住処を追われて、多数が堤防斜面や遊歩道上にウロウロしていました。

 遊歩道上で鳴いていた、まだ若鳥らしいヒバリ。Img_4461

 
 また水没した草原で、飛ぶことが苦手で、地表を徘徊して暮らしている地表性の昆虫類や、浅い地中で(土中に巣穴を掘って、土壌生物や生きた植物の根を食べて)暮らしていた昆虫仲間にとっては、大きな災難だったことでしょう。 

 水没しているコンクリート階段の下まで降りていくと、水際に集まって浮遊している枯れ草茎の上や、接触したコンクリート上には色々な昆虫類が慌てふためいている様子がありました。Img_4462

 しばらく階段に腰を下ろして、目にした出来事などを、以下に少しずつ記録します。

●ヒシバッタの仲間:
 災難があっても翅で飛ぶことはなく、跳びはねて逃げるだけ。
 普段は草原の背景色に紛れて目に付きにくい、小さなバッタです。

 ・ヒシバッタ
 ”早めの避難”をすれば助かります。Img_4434

R0014469

 
 ・ハネナガヒシバッタは名前の通り長い翅があり、短距離なら飛ぶことができます。R0014470

R0014472

            - 次ページに続く -

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2017年7月14日 (金)

ウスバキトンボ、シオカラトンボ、ウチワヤンマ

●ウスバキトンボ(精霊トンボ;盆トンボ):
 6月初旬くらいから、緑の濃さが増す稲田の上を飛ぶウスバキトンボを見かけるようになっていました。
 そして、先の台風3号に伴う影響で大雨の降った翌日の農道脇で。
 短時間ながら強い降雨だったため農道側溝の排水が間に合わずに一時的に出来た大きな水溜まりの上空を、数匹のウスバキトンボが追っかけ合うように行ったり来たり。
 また時折ホバリング。
 しばらく眺めていると、そのうちの1匹(♀)が、水溜まり水面にスッと近寄ると(単独)打水産卵行動をはじめました。
 少し間をおいて、場所も変えながら何回か同様の行動を繰り返していたので、カメラを向けましたが、短時間で、しかも動きが速いので、フレーム枠にとらえることさえ出来ず、写真はありません。(水溜まりは短日時で干上がりますので、こんなところでの産卵は無駄ですが・・・)
 なおウスバキトンボの産卵は、♂♀連結で、また♀単独でも行われるということで、単独産卵の場合は産卵直前に♀が離れて打水産卵し、再び上方でホバリングして待っている♂と連結し、これを繰り返し移動産卵するとのことなので、そのような状態だったようです。

 
 ・こちらは草の上でホバリングを繰り返していた個体。
 ♂♀の別は分かりませんが♂だったのでしょうか。Img_4485

Img_4486

 
●調節池:
 大雨の翌日、調節池は、その目的のとおり、上流域に降った雨も合わせて思った以上に水位が上がっていました。
 運動場としても利用されている草原は完全に水没。
 水際周辺には先の除草作業で刈られ枯れた草クズやゴミなど浮いていています。Img_4495

 広々とした水面上を、餌採りのツバメが多数飛び交い、また水際をシオカラトンボやウチワヤンマなどが遊弋していました。

 
●ウチワヤンマ:
 水際を飛んでいるものはまったくとまる様子がありません。
 池の階段を下りて、少し遠方に先端がのぞいている枯れ草の茎に、1匹だけ静止しているのを見つけて、目一杯のデジタルズームで撮った1枚です。Img_4493

 
●シオカラトンボは比較的短い距離を行ったり来たり。
 ほどなく水際の枯れ茎などにとまります。
 ウチワヤンマが通りかかるとすぐにスクランブル発進、追い払うと戻ってきます。
 ♂の縄張りです。Img_4489

 
 ついでにシオカラトンボ♀。
 こちらは夕刻自宅の庭にやって来て、竹竿にとまって、じっとしていた個体。
 新鮮で、羽化して間もない印象でした。Img_0966771800

 身近で見かけるトンボの種類も数もだんだん少なくなったように思います。
 環境変化が要因でしょうか。

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2017年7月13日 (木)

コガネグモ

●コガネグモ(コガネグモ科):
 去る7月4日夜、台風3号の影響で、強い雨の降った翌朝、玄関先に巣を張っていたコガネグモ。
 左側の第1歩脚及び第3、第4歩脚の3本が欠損している個体でした。Img_4420_1

Img_4420_2

※網の中心にいて、頭を下に向けて止まっています。
 この時、前足2対と後ろ足2対をそろえて伸ばし、全体はX字状の姿勢です。
 網上の白いジグザグ模様は隠れ帯と呼ばれるもの。
 コガネグモは時折稲田に網を張っているのを見かけますが、我が家で普段、目にする事はほとんどありません。

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2017年7月12日 (水)

コチドリ

●コチドリ:
 蒸し暑さが続く田圃道でコチドリの鳴き声がしました。
 その方を見やると、 “ピュウー ピュウー” “ピッピッピッ・・・”と盛んに鳴き声を上げながら歩き回っているコチドリがいて、その少し向こうにもう一羽。
 相互に追っかけするように行ったり来たり。  
 少し遠かったのではっきりしませんが、♀に求愛中の♂だったのでしょうか。

 ・分かりにくい画像ですが、手前が♂?で、後方が♀?Img_4521

 
 ・盛んに鳴き声を上げる♂?(耳羽と眼窩線も黒い。また首回りの黒輪が太い)2img_4512_6

3

 
 ・♀?(耳羽は褐色、首の黒輪が細い。)4

 やがて2羽とも飛び立って行きました。

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2017年7月10日 (月)

バンの親子

 毎年晩秋になるとバンの若鳥が川にやってきます。
 やって来たばかりの時はまだ額板が黄橙色ですが、春まで川筋で暮らして、成鳥になると額板も赤くなっています。
 そしてつがいの相手を見つける頃には川筋から何処かへ移動して、姿がなくなります。

 先日夕刻、図書館返りに通りかかった小さな池に、成鳥のバンがくつろいでいる姿を見かけました。
 少し近寄ってみると傍に、もうすっかり大きくなった幼虫が一羽歩き回っていました。
 親子だったようです。Img_4385

Img_4383550

Img_4387

Img_4397

 池は川筋から近くて、小規模ながらヨシやガマなども生えた茂みもあります。
 意外なところで子育てをしていることを知りました。

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2017年7月 7日 (金)

チャノコカクモンハマキ♀、♂

●チャノコカクモンハマキ♀;♂(ハマキガ科):
 蒸し暑い朝、1匹ずつ、外構壁に少し間をおいてとまっているのに気付きました。
 夜間飛来していたのでしょう。
 一見してすぐにハマキガの仲間で、特徴がはっきりしているので、画像検索でチャノコカクモンハマキの雌雄と分かりました。
 色が濃くて大きい方が♀、小さくて白っぽいのが♂です。
 なお、以前♀らしい姿を観察した記録がありました。
Img_4365ct

 
 ・大きい♀:R0014454t

 
 ・小さい♂:R0014455

※チャノコカクモンハマキ♀;♂:
 大きさ(開張)13~21 mm。 出現時期は3~10月の間に4回発生/年、分布は本州、四国、九州。

■毎シーズン、数種の庭木の新葉や古葉を綴り合わせて食害している複数ハマキムシのどれかの「親」だと思うのですが、間違い無く同定するには、幼虫を飼育して成虫を確認する必要がありそうです。
 本種幼虫の食葉樹はチャやサザンカなどツバキ科の他にもリンゴ、ナシ、カキ、ブドウ、ミカンなども食害する雑食性の害虫。
 なお、以前に観察記録のあるチャハマキ(成虫)より本種の方が成虫、幼虫共に小型です。

 
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●九州豪雨。新聞報道には、「想定外」、「特別警報」などの大見出しも。明日は我が身。

   ■ 『想定外の豪雨が引き起こす洪水に備える』
    2017年4月18日(火) 滋賀県危機管理センター
           (第11回 防災カフェ) http://www.pref.shiga.lg.jp/bousai/portal/kanren/files/summary2017041811.pdf
  ・あらためて大変参考になりました。

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2017年7月 6日 (木)

梅雨空の下のフィールドで(ミゾコウジュ、コガネムシなど)

 ままならぬ気象。

・台風3号に伴う降水量は、“関東の水源域”では予想より少なくて、水不足を心配していたダムの水位が上がらないため、荒川水系ダムでは20年ぶりの取水制限というニュース。
(7月4日、午後8時40分、埼玉県 雨雲の動き画像コピー)Photo

 一方、その後も大雨の続く福岡県・大分県では大雨特別警報が出されて、そして被害も。

・イラン南西部アフワズで53.7℃を記録(6月29日)というニュースも。(世界気象機関WMO)
 欧州、中東、米国など引き続き熱波に襲われているという。

 ともかく目の前の熱中症に注意です。

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 曇り空なら蒸し暑く、また何時降られるか分からない、晴れると無性に暑い、という昨今で、日中の池回りからはすっかり足が遠のきました。 
 台風3号が接近する前、しばらくぶりに、折りたたみ傘を持って覗いてきたフィールド。

 6月初旬から始まっていた除草作業が終わり、大きな雑草はすっかりなくなっていますが、また直ぐに伸びてくることでしょう。

 池の水位は今後の大雨に備えてのことだと思いますが、一段と下げられていました。

●ヒルガオ(ヒルガオ科ヒルガオ属):
 田圃道にも大型雑草はなく、ヒルガオが一塊になって地面を這い、花を開いていました。Img_4177

 
 ・葉の形:
 地面を這っている蔓を引っぱって、蔓の根もとから先端までの葉を見ると、形はだんだんと変化しています。Img_4177_3

 余談ながら、同属にコヒルガオ、アイノコヒルガオ、セイヨウヒルガオなどがあります。
 時には見分けが難しいことも。

 
●ヒルザキツキミソウ(アカバナ科マツヨイグサ属):
 観賞用に栽培されていたものが、逸脱して池端の草地にまでやって来て花開いたのでしょう。Photo

 
●コガネムシ:
 草地のフェンス際で、草刈り機の刃から”難を逃れたイタドリ”の葉上に静止していました。Img_4203

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 「アオドウガネ」同様、植物の葉を食害する害虫ですが、アオドウガネよりずっとマシで、外観もきれいです。

 
●ミゾコウジュ(シソ科アキギリ属):
 草原広場の整備が進む前までは、足の踏み場もないくらい蔓延っていたものですが、今はポツポツ生えていると懐かしくなってカメラを向けるようになりました。Photo_2

※本種は湿った草地や水田の畦などに生える越年草です。
 かつては湿り気のある田圃道、休耕田また草原の湿地などに群生が見られましたが、定期的除草や除草剤散作業などの環境整備が行われるようになってからは、花の時が除草時期と重なったりして、花も見る機会がすっかり減少しました。
 環境省の準絶滅危惧種(NT)になっていますが、それでも条件さえ合えば一気に勢いを増して生えることがあり、結構丈夫な植物のようにも見えます。

 
●ベニシジミ夏型(シジミチョウ科):
 夏型の黒っぽくなったベニシジミです。
 フィールドに、雑草対策のグランドカバーとして植栽されたヒメイワダレソウの小さな花に来ていました。Img_4211

 除草などで雑草の花も少なくなった時季でもあり、フィールドで見かける頻度は少なくなっています。
 ベニシジミは年に数回発生する多化性(暖地では3月上旬より年5~6回発生)のチョウで、季節型として春型、夏型、秋型があります。
 春型は前翅のオレンジ色部分が広くてきれいですが、夏型ではその部分が狭く、また全体的に黒くなり、飛んでいるとき,光の当たり方によっては黒いチョウが飛んでいるようにも見えます。
 秋に見られるものはまた春型のようなきれいな色の個体です。

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2017年7月 3日 (月)

ヤマモモの実熟す

 すぐ近くに、ささやかながら整備された遊歩道があります。
 遊歩道には複数の樹種が植栽されていてベンチもあり、熱暑の候には涼しげな緑陰を提供してくれます。
 利用するのはもっぱら子供やお年寄り達。

●ヤマモモ果実完熟
 今年は複数本植栽のヤマモモが大量の実をつけて6月中旬頃にはまだ青かったのですが、6

 
 下旬くらいから完熟して、木を囲むベンチや地面に落下しています。Img_4379

Photo
 
 ただ、歩行の邪魔にならないように、木の下枝はすべて剪定されているため、完熟した果実の付いた枝は、残念ながら手が届く位置にはほとんどありません。
 それでも手を伸ばして、熟した実を1つとり、口に入れてみると甘酸っぱくて美味しくなっています。

 ・休日に、若いお父さんと手をつないで通りかかった小さなお子さんが、地面に落ちているたくさんの赤い実を見つけて、靴で踏んでプチプチと潰しなが大喜び。
 お父さんも一緒にプチプチしながら親子の休日を楽しんでおられました。
 そんな楽しみ方もあるのですね。
 公園にも植栽されていますが、本種は雌雄異株で、果実のなる雌株には気がつきません。

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