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2017年9月

2017年9月20日 (水)

マダラバッタ(紅色型)

●マダラバッタ(紅色型):
 マダラバッタ♀の紅色型を初めて目にしました。 
 除草剤散布で雑草もまばらになっていた稲刈り前の田圃畦道で、時折地面に飛び出すイナゴを横目にしながら歩いていた時、足元から小さなバッタが飛んで2mほど先に止まりました。 
 目視ではイナゴより小さく細身で、地面に紛れてよく分かりません。
 逃げられないように望遠で1枚撮影した画像を拡大して見ると、なんときれいなピンク色が目立つバッタだったのでびっくり。Img_5960

 初対面の“マダラバッタ紅色型”(大きさから♀と判断)でした。
 このようなチャンスは再度ないだろうと、あらためてその場に腰を下ろして望遠で撮れるだけとって、その中からピンぼけも含めて選んで以下に掲載しました。

 ・マダラバッタ紅色型(計測はしていませんが、大きさから♀と推定):Img_5959

 
 ・僅かに動いて体の向きを正面に変えたその直後に、Img_5962

 
 ・背後から、もう一匹のマダラバッタ(褐色型)が飛び乗るように現れ、(突如ファインダーに飛び込んできたのであわててシャッターを押したらピンぼけに)Img_5963

 
 ・すぐに左側に出ました。
 大きさは同じくらいの褐色型なので、この個体も♀でしょうか。Img_5965

 
 ・そしてくるりと背を向けると画面から消えていきました。
 (やはりピンぼけでした。)
 この間、ほんの短い間でした。Img_5968

 
 ・立ち上がって、まだ同じところに静止していた紅色型を見下ろす角度から1枚撮って、暇人もその場から退散しました。Img_5970

 
 ついでに。
 ・別の日、同じ畦道で遭遇した褐色型のマダラバッタです。
 ずいぶん小さいな、という印象の個体でしたが、すぐに逃げられて撮れたのはこの1枚だけ。Img_5909

 なお、緑色型にはまだ出遭ったことはありません。

※メモ再掲:
 マダラバッタ(バッタ科):
 トノサマバッタより一回り小さく、体型はスリム。近くで見かける頻度は少ないです。
 体は黄褐色(褐色型)または緑色(緑色型)で、稀にピンク色(紅色型)の個体も観察される。
 前翅の根もとに近いところには黄白色~黄緑色の明瞭な条線(縦帯)があり、それは紅色型でも変わりないようです。
 ♂体長は27~31と小さく、♀の方が34~35mmと大きい。
 体型は細身で、翅は長い。 また後脚脛節は赤・青・黒の斑模様。
 荒れ地や河原、草原などの地上で見られ、トノサマバッタやクルマバッタモドキとも良く混生している。
 動作は非常に素早く、敏感で捉まえにくい。
 出現時期は7~10月、分布は本州、四国、九州。

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2017年9月19日 (火)

オオオナモミ開花

●オオオナモミ(キク科オナモミ属):
 除草作業が休工中になっている草地に北アメリカ原産の一年草オオオナモミが繁茂しています。Blg2017916

 このまま放置されると大量の“ひっつき虫”に取り付かれてしまうため通行不能になります。
 余談ながら近郊では在来種のオナモミを見かけることはまずありません。

 まったくの暇つぶしに茎先の花序についた花をのぞき込んで見ました。
 本種は雌雄同株で雌雄異花です。

 ・雄花と雌花:
 雄頭花は葉腋からでた短い花序の上の方に白いボンボリ状になってついています。
 雌頭花は雄花序の基部に集まって付いています。Img_5944_1

Img_5944_2

 
 ・雌花:
 総苞片が合着して壺形になった緑色の塊(果苞)の中に、花冠は無く雌蕊だけになった雌花が2個入っています。
 そして果苞先端に嘴状の突起が2個あり、そこから2本の花柱が総苞の外に突き出しています。Img_59472

 
 果苞を真上から見たとき:Img_5950

Img_5953

 総苞は成熟すると肥厚して硬くなり、表面には長さ3~6mmのカギ状の刺が密生して熟すと褐色になり、“ひっつき虫”になる迷惑雑草です。 
 花期は8~10月。

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2017年9月18日 (月)

トノサマバッタ

 台風一過、最高温度が猛暑日になりそうになった池の端。
 まだ除草作業が完全には終わっていない、一周1,600mほどの遊歩道上に多数のトノサマバッタが出て日向ぼっこ?。
 トノサマバッタの世界では”壁を作ろう”などという親分はいないようです。
 一周する間のあちらこちらで、緑も褐色も共に仲よく暮らしている光景がありました。Img_5902gg

Img_5905bb

Img_5906gb

Img_4582bg

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2017年9月15日 (金)

カワセミ/ヒガンバナ

●カワセミ♂:
 たまたま通りかかった公園傍の橋で、目前をカワセミが飛んでいきました。
 目で追うと”何時もの場所“に止まって、ごく短時間、きれいではない川面を凝視していましたがすぐに飛び去りました。Img_5778

Img_5781

Img_5783

 昨年12月に見かけて以来のことです。
 清流域ではないのですが、少数ながらもたくましく生き抜いているようです。

 
●彼岸花:
 排水路沿いの斜面に彼岸花が一群れ開花していました。Img_5786

Img_5787

 余談ながら、500万株以上のマンジュシャゲ(彼岸花)が群生するという、県内では有名な巾着田(埼玉県日高市)の公園でも、例年より早めに咲きはじめ、現在3分咲きで、20日頃には満開になるという。

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2017年9月14日 (木)

受難メダカ

●田圃にメダカ:
 近郊の田圃への給水は完全にパイプライン化されています。
 先日、刈り入れ間近の稲田、その給水ピット付近にだけ残っている僅かな水溜まりに、卵をもったメダカと、まだ小さなメダカが数匹浮かんでいるのに気がつきました。
 排水と共に脱出できずに取り残されたのでしょう。Img_5581_1

Img_5581_2

Img_5581_6

Img_5581_7

 今までにも、農業排水路の水溜まりに少数のメダカがいるのは観察したことがありましたが、稲刈りに備えて水を落とされ、乾燥が進んでいた田圃でメダカの姿を見つけたのは初めて。
 パイプライン化された給水系の詳細は知りませんが、メダカ(の卵)が流入することがあるのでしょうか?
 数日後には完全に乾きますので生残はありません。

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2017年9月13日 (水)

夏の草叢のバッタ仲間(マダラバッタなど)

 朝夕涼しくなったのですが、まだ真夏日もやってくる昨今。台風もやってきますね。

 除草作業が行われる前、夏草が繁茂するフィールドで暮らしていた顔なじみのバッタ仲間。 
 振り返って見ると、この間にカマキリにはまったく遭遇しませんでした。
 単調な環境なので観察できる種類は少なく限定的です。

●マダラバッタ(バッタ科):
 草原の遊歩道に出ていたマダラバッタ。左後脚が欠損していました。Img_4806_728_1_2

Img_4806_728_2_2

※トノサマバッタより一回り小さく、体型はスリム。
 周辺では見かける頻度は少ないです。
 体は黄褐色または緑色で稀にピンク色の個体も観察される。
 前翅の根もとに近いところに黄白色~黄緑色の明瞭な条(縦帯)がある。
 ♂は体長27~31と小さく、♀の方が34~35mmと大きい。
 体型は細身で、翅は長い。 また後脚脛節は赤・青・黒の斑模様。
 荒れ地や河原、草原などの地上で見られる。
 トノサマバッタやクルマバッタモドキとも良く混生している。
 動作は非常に素早く、敏感で捉まえにくい。
 出現時期は7~10月、分布は本州、四国、九州。

 
●イボバッタ(バッタ科トノサマバッタ亜科):
 撮影の時、背景に紛れて何度も目をこすらないと分かりにくい小さめのバッタ。8

※大きさ(翅端まで)♂24mm前後、♀35mm前後。
 地味な体色で、胸部背面にイボ状の突起がある小振りなバッタ。
 地表に静止していると背景に紛れて見わけにくい。
 出現時期は7~11月、分布は本州、四国、九州。

 
●クルマバッタモドキ(バッタ科トノサマバッタ亜科):
 草叢にいた幼虫(上)と、遊歩道上に出ている成虫クルマバッタ。Img_5229

Photo

※体色は褐色と薄灰色のまだら模様で、胸部背面に、1対の「く」の字形の白線がある地味なバッタ。
 草叢から遊歩道上に出ていることが多い。
 大きさ(翅端まで)♂は40mm前後、♀60mm前後。 
 出現時期は7~11月、分布は日本各地。

 
●ヒメギス(キリギリス科キリギリス亜科):
 初夏には葉に静止している幼虫を見かけます。
 成虫は時折、遊歩道上に出ています。
 草叢にいる時は近寄るとポトリと下に落ちるように隠れて撮てません。4blg426

Photo_2

※大きさ30mm前後でキリギリスより一回り小さい。
 全身が黒褐色で、背中は緑色または褐色。胸部の後方にある白線の縁取りが特徴。
 出現時期は6~9月、分布は日本各地。

 
●トノサマバッタ: 
 褐色型幼虫(上)と成虫。身近で一番ポピュラーなバッタ。Photo_3

 
●オンブバッタ:
 何時も小さな♂が大きな♀の背中にオンブしています。
 庭にやってくると園芸植物の葉を片端から食害する困ったバッタ。Img_5738

 
●ショウリョウバッタ:
 小さい♂だけでした。
 大きな♀も草叢で普通に見かけますが撮っていませんでした。Img_5225

 
●イナゴ:
 今シーズンはなぜだか特別に数が少ない印象です。Img_5761

 
●ツチイナゴ:
 個体数は少なくて成虫はあまり見かけませんが、親子とも”涙目模様”の幼虫がいました
 成長して、そのまま越冬します。818

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2017年9月12日 (火)

夏に見かけた昆虫類

 夏の間に見かけた昆虫類ですが、すべて今まで記録済みのもので、目新しいものはありません。
 記録のための記録です。

●シロテンハナムグリ:
 7月中旬、雑草の茂る遊歩道を這っていたもので、昔から普通に見かけるハナムグリの仲間。7img_4573_2

 
●トウキョウヒメハンミョウ:
 7月末、庭で見かけたトウキョウヒメハンミョウ
 今シーズンわが家で最後の観察になりました。730

 
●スカシヒメヘリカメムシ:
 体長6~7mmほどで翅が透明の小さ目のカメムシ。
 8月中旬、オオイヌタデなどの雑草が生えていた空き地、ジャージのズボンに数匹止まったもの。
 歩き出してからレンズを向けましたが翅が光りを反射して白く光り、最初は何か分かりませんでしたが、確認結果、たぶんすでに記録のあるスカシヘリカメムシかと。817

 
●ビロウドサシガメ(サシガメ科ビロウドサシガメ亜科):
 天候不順の8月下旬、大雨の後、掃除をしていた駐車場の隅っこに落ちていた個体。
 大分時間が経過していたようで、翅は脱落、腹部や後脚の一部に見られる鮮やかなは朱色は既に変色(退色)していました。
 フィールドでは繰り返し見かけていますが、自宅では初めて。821

 
●オオヒラタシデムシ:
 8月下旬、雨が上がった遊歩道を這っていたもの。
 小さな生き物の死骸などを食べる自然界の掃除屋さん。
 クロアリに襲われて(?)一瞬たじろいだ様子も。
 沢山いるようですが普段はなかなか気がつきません。
821_2

 
●オオアトボシアオゴミムシ:
 9月初旬、夏草の繁茂する堤防筋で、遊歩道の片隅を歩き回っていたもの。
 体長15~18mm。91

※昆虫類などの死骸を食べるゴミの掃除屋さん。 
 アトワアオゴミムシなど似た種も多い。
 本種の上翅端の一対の黄色斑は側縁まで達しないが、後方に密生する黄色毛のため翅端までつながっているように見える。 
 出現時期は5~10月 、分布は日本各地。
  参照http://hyoka.nenv.k.u-tokyo.ac.jp/ground_beetle_zukan/7_ao/55/

 ・なお、黄色斑が明瞭につながっているのは、アトワアオゴミムシ。
 http://kuromedaka-saitama.cocolog-nifty.com/blog/2014/07/post-f039.html

 ・黄色斑がつながっていないキボシアオゴミムシも見かけています。
 http://kuromedaka-saitama.cocolog-nifty.com/blog/2017/08/post-fbf1.html

 
●ゴミムシの仲間:
 9月初旬、雨上がりの遊歩道に出ていた2個体。詳細は分かりません。Img_540095

Img_540795

 
●チャノコカクモンハマキ♂:
 9月初旬、門扉の片隅に止まっていたチャノコカクモンハマキの♂。大きさ(開張)13mmほど。93

 以前にもやってきたことがあります
※出現時期は3~10月の間に4回発生/年、分布は本州、四国、九州。

 
●クサカゲロウの仲間(ヤマトカゲロウ?):
 イヌマキに葉に産みつけられていた卵。そして玄関先の外壁に止まっていた成虫。
 夏の間には何回か繰り返し観察されます。97

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2017年9月11日 (月)

9月はじめ、草刈り前のチョウ仲間(ウラギンシジミ他):

 ハリケーン”草刈り機”」の襲来などつゆ知らず、直前まで、草丈2m以上にも伸びて繁茂した夏の草叢で平穏に暮らしていた顔なじみの虫仲間。

●チョウの仲間(9月1日撮影)

 ・ルリタテハ:
 雑草の根本付近を伝うように飛んで地面に近い草陰に静止。
 撮影アングルが限られて、ブレブレ画像ですが、時折翅を開いてくれたのでルリタテハと確認。91

 もともと近くで観察できる個体数は少ないですが、時には、わが家の庭にホトトギスが繁茂するころ、産卵にやってきているようです。
 なお幼虫の食草はユリ、ホトトギス、サルトリイバラなど。
 (→別報:ホトトギスにルリタテハ幼虫多数発見。)

 
 ・ウラギンシジミ(♀):
 クズの葉上で静止。翅表に水色があります。
 なお幼虫の食草 マメ科のクズ、フジなど。91_2

 
●以下はすべて9月5日撮影。

 ・イチモンジセセリ:
 オオイヌタデで吸蜜中。
 なお幼虫の食草はイネ科の雑草(ススキ、エノコログサなど。)Img_5430_95

 
 ・ベニシジミ:
 オオイヌタデで吸蜜。
 なお幼虫の食草はスイバ、ギシギシ、ノダイオウなどのタデ科植物。95

 
 ・モンシロチョウ:
 クモの巣にかかり短い生涯を閉じる。Img_544695

 
 ・ヤマトシジミ:
 クズの葉上に静止してゆっくり翅を開いたところ。
 大分くたびれた個体のようでしたが、強めに吹いていた風で揺れ続けて葉に隠れたりのぞいたりしていてピンぼけ。
 なお幼虫の食草はカタバミ。雑草としてカタバミ類が生えるわが家の庭にも姿を見せます。Img_547195

 
 ・ツマグロヒョウモン♂:
 自生したニラの花で吸蜜。Img_547995

 温暖化により北上を続けるチョウの1つ。
 住宅地では今シーズンは例年より見かける数が少ないようです。
 幼虫の食草である野生スミレも道端の雑草として徹底除草、清掃が行われるなどの影響もあるのでしょうか。
 成虫では越冬できません。

 
 ・ヒメアカタテハ:
 フラフラと裸地に降りてきた歴戦の強者。
 世代交代の時期です。
 なお幼虫の食草はキク科植物のヨモギ、ハハコグサなど。95_2

 
 ・ヒメジャノメ:
 公園林地に普通に飛んでいますが、この時はなぜか草地に多数。
 なお幼虫の食草はイネ科植物のチヂミザサ、ススキなど。95_3

 
 ・コミスジ:
 繁茂するヤブガラシの花で吸蜜。
 なお幼虫の食草はマメ科植物のクズ、ハギ、フジなど。95_4

 
 ・アオスジアゲハが意外に多く市街地を通り抜けて飛んで行きますが、まったく止まらないので写真はありません。
 (なお、アオスジアゲハ幼虫の食用樹はクスノキで公園にも複数の植樹があります。)

 
 ・ナミアゲハも普通に見られますが撮りません。
 ご近所のミカン科の幼木に繰り返し産卵して、幼虫が葉を蚕食しています。
 そこからやって来た幼虫がわが家の外構壁で蛹になっていました。
 あと数日で羽化するでしょう。Photo

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2017年9月10日 (日)

ムラサキツバメ

 天候不順続きのため、すっかり足が遠のいていた公園で。
 たまたま午前中だけ晴れた9月1日(午後から雨に)の公園。
 昨年、大がかりな伐採と強剪定が行われて味気なくなっている林地の遊歩道で、目の前をあまり見慣れない茶色っぽい小型のチョウが横切って飛び、近くのクロガネモチに止まりました。
 見上げる位置で葉も邪魔でしたが、確認のためレンズを向けてみました。
 翅は閉じたままで静止していて、開く様子はありません。
 少しずつ位置を変えながら3回ほどシャッターを押したところで飛び去ってしまいました。

●ムラサキツバメ(シジミチョウ科) :
 まともに撮れていたのは翅を閉じて静止した1枚だけでした。(翅を開いた画像はありません。)
 (画像はクリックで拡大します。)Img_537191

 原画をパソコンで拡大して見るとムラサキシジミに似ていますが、ムラサキシジミより一回り大きく、後翅に尾状突起があり、裏翅に特徴的で明瞭な紋様があることから(♀?)、以前に一度だけ、わが家の庭で確認したことがあったムラサキツバメと判断しました。(表翅の情報がありませんから雌雄の別は不明です。)(撮影2017.9.1)

※本種は温暖化により北上を続けるチョウの1つとして注目されてきました。
 2000年頃前後から当(埼玉)県でも観察されるようになっていたようで、その北上の要因分析が行われています。
 関東地方へ侵入したムラサキツバメの耐凍性(体組織の凍結に耐えうる性質)を調査した結果、過冷却点(体組織の凍結開始温度)は意外に高いため、本種が耐寒性を増大して北に分布を拡大したという可能性は低く、やはり分布の北上は気候の温暖化によってもたらされた可能性が高い、と報告されています。
 (長田志朗、嶋田知英:埼玉県におけるムラサキツバメの分布拡大、日本蝶類学会誌、31、18-23、2002.)

 なお、北上の要因としては、温暖化による自然分布拡大の他に、ムラサキツバメ幼虫の食葉樹であるマテバシイが街路樹や公園植樹などとして移植されていることや、あるいはまた放蝶などの人的影響も考えられているということです。

 
 なお散歩コースの公園にもマテバシイが数本植樹されています。
 (マテバシイ画像再掲)Photo

Photo_2

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2017年9月 9日 (土)

フィールドに咲く花(シマツユクサ、ヤマハギ、クサギなど)

 朝晩は涼しくなり、少しずつ秋の気配も感じられるようになりました。

 毎年同じような記事を繰り返し書いていますが、この時期、除草される前の草原や空き地の草藪に雑草/雑木の花が咲いているのを目にします。
 除草作業が進められているので、ほどなく姿を消すでしょう。

 
●マメアサガオ(ヒルガオ科サツマイモ属):
 草叢に蔓延っています。花径15㎜ほどの.小さな白い花が目立ちます。
 なお、稀にピンクの花もあるそうですが観察したことはありません。Img_540295

 ・北アメリカ原産の帰化植物、1年草。茎は蔓になり、よく分岐して他物に巻きついて繁茂します。

 
●オオイヌタデ(タデ科イヌタデ属):
 池の湿地などに群生しています。Img_542195

 ・道端、荒れ地、河原などに群生する1年草。
 草丈は0.8~2mになり、茎の節は膨らんでいます。
 葉は披針形で長さ15~25cm、先は長くとがります。
 花序は長さ3~7cmで、先は垂れ下がり、花色は淡紅色のものと白色のものが混生しています。
 花期は6~11月、分布は日本各地。

 
●シマツユクサ:
 毎年、池の端の草地だけで見かける”地区限定”のシマツユクサです。95

 
●ヤマハギ(マメ科ハギ属):
  農家の畑の角に植栽されている株です。
 7月下旬くらいからポツポツと開花していました。
 忍び寄る秋の気配を知らせる花です。91

 ・落葉低木で、葉柄の短い葉(三出複葉)の腋から長い花軸を出して総状に花をつけます。
  花期7~9月、分布は日本各地。

 
●空き地に自生したクサギと、クズの花。
 数年前に環境整備で伐採されて“更地”になっていた空き地でしたが、今は再びクズ、カラスウリなど蔓性の多年草雑草/クサギなどの雑木に覆われ尽くされています。Img_5376_3

 ・クサギ:(クマツヅラ科クサギ属):
 予想以上に”回復”して育っていた落葉小高木で、白い花を開いていました。
 葉や茎を傷つけると独特の臭気を発することからの名前。
 (余談ながら、画像に写り込んでいる葉は、クサギ、クズ、そしてカラスウリ。3者が絡みあっています。)
 花も匂います。91_2

 
 ・クズ(マメ科クズ属):
 ともかく旺盛な繁殖力で、到るところで”暴れ回っているつる性の多年草で”、迷惑雑草の代表格。花期は8~9月で穂状花序を立ち上げ、甘い香を発する花を咲かせます。
 赤紫色の花が咲いていました。(縮小画面のため分かりませんが、左側の画像中には萎んだカラスウリの花と蕾も写り込んでいます。)91_3

 
※庭の園芸種ヤブランとホトトギスなども開花しています。

●ニイタカホトトギス(園芸種):
 野生のホトトギスに較べてかなり貧弱な生育状態です。
 何も”お世話”しないのが原因なのか、ひ弱なのか・・・
 7月下旬ころから雨の日にもポツポツと断続的に開花しています。816

 
●ヤブラン(園芸種):
 困るほど繁殖力旺盛で、梅雨入り前に思い切り葉を切り詰めて放任していた株が、多数の花茎を立ち上げて花をつけました。95_2

 
●レインリリー (ハブランサス)( ヒガンバナ科ハブランサス属):
 プランターから庭植えにして放置していた数株のレインリリー。
 原産国は南アメリカの球根植物で多年草です。常緑ですが、冬に枯れて球根だけになることもあります。
 空梅雨で雨が少なかった7月中旬頃までにはまったく花が咲きませんでしたが、8月、暑くて雨が続いた翌日などには一斉に花を開くようになりました。Photo_2

 ・高温乾燥が続いた後に雨が降ると一斉に開花することから「レインリリー」と(別名で)呼ばれています。
 なお、近縁の植物に「ゼフィランサス」があり、こちらも同様の理由からレインリリーと呼ばれています。
 両種の草姿は非常によく似ていますが、ゼフィランサスは花を上向きに咲かせ、ハブランサスはやや横向きに咲かせるという性質があります。
 細長い葉を地際から展開し、伸ばした花茎の先に一輪の花を咲かせます。
 花は一日花ですぐに萎んでしまいます。
 丈夫な球根で植えっ放しでもよく育ちます。
 花期は6月~9月。

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2017年9月 8日 (金)

ウリカワ、コナギ

 本日(8日)の天気予報は終日晴れで、降水確率0%だったので、午後から所用で外出しようと思っていたところ、午後一時前に突然の強い雨。981255

 ごく短時間でまた晴れ上がってしまいましたが。

 9月になってからも不安定な天候で、一日のうちでも晴れと雨という日が続いていました。
 前日珍しく晴れ、翌日も続いて午前中晴れた先日、遅れていた堤防の草刈りが始まり、稲田でも刈取りが始まったかと思うとやはり午後には雨。
 その後も雨と曇りの繰り返しで、順調な作業というわけには行かないようです。
 秋雨前線の動きも気になる昨今。

 
●堤防遊歩道の草刈りが始まり、近くの稲田でも収穫作業が進んでいました。1img_545595

 
●刈取りの終わった稲田には落ち穂や昆虫などの餌を求めてムクドリが集まり、キジバトも姿を見せていました。2

 しかし、稲刈りには付きもののチュウサギの姿がまったくないという異常事態?

 
●ウリカワ開花:
 まだ刈り入れが始まらない稲田の傍の水路には、生き残っていた水田雑草仲間のウリカワが白い花を付けていました。3810

 
●コナギ:
 別の稲田には、こちらも殆ど姿を消していた水田雑草のコナギが一株、葉の下に葉芽

を付けていました。Photo

 間もなく始まる稲の収穫前には除草されてなくなることでしょう。

 
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※NHKカルチャーラジオ 科学と人間
 『変わりゆく気候 気象のしくみと温暖化』 
(ラジオ第2 毎週金曜 午後8時30分 | 再放送 毎週金曜 午前10時)

 ・ストリーミング放送を聴く:
http://www4.nhk.or.jp/P3065/28/

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2017年9月 4日 (月)

雑記

 不安定な自然、また地上には、歴史に学ばず懲りもせずの生きものが蠢いていて・・・困った事。

 
 その日暮らしの身近には

●落ち穂拾いを待ちかねたムクドリが大集合。825

 
●アオサギが池の端で何を考えているのか、いつものようにポツネンと突っ立っている。Img_5295

 
●雑草の蔓延るままになった遊歩道には、Img_5310

 
ガガイモが花を開き、2017825

 
 農道沿いのガードレールに這い上がったものはまだ青い袋果を付けている。Photo

 
●近くにはアメリカキンゴジカが小さい花をごく短時間開いている。Photo_2

※アメリカキンゴジカ: 
 稲田沿い農道の路側帯に繁茂していました。
 晴れた午前9時半頃で、丁度開花したタイミングだったようです
 開花時間は一時間ほどの短時間です。
 初めて目にしたのは7年近く前のこと。 現在は田圃道周辺に広く見かけられるようになっています。
 茎が硬く丈夫で、引っぱったくらいではなかなか千切れません。除草作業に迷惑されていることでしょう。

 
●刈取り前の稲田には、今は珍しくなったミズワラビが生えている。C

Img_5489

 
●乾いた稲田の給水ピット付近にはサギ類の餌食になったアメリカザリガニの残骸が散らばり、ピットの水溜まりには、行き場を失ったアメリカザリガニが集合して身を潜めている。Photo_3

 今後どうなるか、いずれ分かることでしょう。

 
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※ストリーミング放送: 
 NHK カルチャーラジオ 歴史再発見  『ケネディと日本』 
  http://www4.nhk.or.jp/P1927/28/

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2017年9月 1日 (金)

稲刈り/シオカラトンボ共食い

 9月の始まり。 
 公園の林地では,ニイニイゼミはもちろん、アブラゼの声は少なくなって、中にはまだミンミンゼミの声も混じって聞こえていますが、もっぱらツクツクボウシの大合唱になりました。
 また近隣の自然林保全地ではヒグラシの声が多く聞かれるようになりました。
 当地の気温はこのところ一ヶ月ほども行きつ戻りつと、乱高下するおかしな天候。

 また先月末から小笠原諸島付近に居座り続けていた台風15号も、このあと明日(2日)からは北寄りに進路を変え、速度を速めて日本の東を北上するとの予想。9115

 ともかく変調の続く自然界ですが、世界の人間界にも何か文字通り人為的な変調ばかり起きている感じのする昨今です。

 
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 近郊で、例年より遅れていた稲刈りが始まっていました。

 これまでなら、稲刈り時期より早めに近くまでやって来て、,稲刈りが始まった田圃があると、待ち構えていたようにコンバインにまとわりつくチュウサギの姿を普通に見かけたものでしたが、本日は1羽も見かけませんでした。
 これも異変?

 
●稲刈り始まる。
 刈り取りが始まった稲田の道路反対側に、これまで見たこともないほどの雑草に埋もれていた稲田があって、聞くところによると「飼料用米」の田圃だという。
 はじめて知りました。91

 
●シオカラトンボ:
 ・刈り取り前の稲田や周辺にはシオカラトンボが世代交代の儀式をしている姿がよく見られます。Img_5302

Img_5265

 
●シオカラトンボの共食い:
 たまたま、目前を横切って、何かを咥えて稲にとまったシオカラトンボがいたので、望遠レンズでのぞいてみたら、シオカラトンボ♂が貪っていたのは、なんとシオカラトンボ♀。
 初めて記録したシオカラトンボ共食いの光景でした。
 (画像はクリックで拡大します。)Img_5142

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