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2018年1月 8日 (月)

ウスバフユシャク(♂)

●ウスバフユシャク(シャクガ科フユシャク亜科):

 1/5、冬晴れながら北西の冷たい風が強く吹く”小寒”入りの公園。
 さすがに人影もほとんどありません。
 そんな中で、小さな枯れ葉か何かがイヌシデの樹皮肌に引っかかってヒラヒラしているのが目に止まりました。
 見ていると少しずつ移動するので?と思って傍にいってみると、それはいかにも薄くてひ弱そうな小さな蛾だったのです。
 そして、木肌に掴まり、風に煽られて裏返しになりかけたりしながらも、必死にズリ動いていた蛾は、初めて目にした「ウスバフユシャク♂」だったのです。

 ※後日訂正→風に煽られて動き回っていると思ったのは間違いのようで、風には無関係に、今回観察したような行動を取るようです。
 偶然目にした下記のURL動画から分かりました。
 ・(ハイパーリンクはしておりません。)
 
https://www.youtube.com/watch?v=B0NalWM-GJ8 

 (撮影2018.1.5)1img_8727cts

2img_87422

 
 ・風に煽られて、一瞬、胴体が見えました。3img_87321ct

 
 ・♂の胴体から、翅を無くしたのが雌の姿の概略イメージになりまが、近くに♀の姿は見つからず、.実物は観察していません。4img_8732ct2

 
 ・♂の長い櫛歯の触角:5img_8734

 
追記
  ・翌日には姿がありませんでした。Img_8978_1blgt

 
 本種の♀は翅が無いことで、ブログなどでも良く紹介されているので知ってはいましたが、実物(ただし♂のみ)を観察したのは今回初めてでした。

※ウスバフユシャク:
 冬に現われるシャクガ。
 ♂は普通の蛾と同様に翅があり、飛ぶことが出来るが、♀には翅が無い。
 翅は淡褐色で、小さな褐色紋があるが紋様や濃淡は多様で、黒点が目立たない個体もいる。
 大きさ♂(開張)22~27mm;♀(体長)9~10mm。
 平地~低山地で極めて普通に見られる。
 出現時期は12~2月、分布は日本各地。
 幼虫の食葉樹は、サクラ、ウメ、コナラ、クヌギ、ウワミズザクラなど広食性。

 ・なお近縁種で外観が非常によく似ている「ヤマウスバフユシャク」がいるが、分布域は寒地・山地性が強く大型で、また♂の雄の触角はウスバフユシャク56~62節、に対してヤマウスバフユシャクは49~56節と差異があり区別される。

 
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■参考:( http://www.geocities.jp/issun_no_mushi/fuyushaku.htm )
 「フユシャク」: 
 冬に成虫が発生するシャクガ科の蛾の総称。(分類名ではない。)
 ・特徴
 ①年1化で、冬季(晩秋~早春)に成虫が発生し、生殖行動を行い、産卵する。
 ②♂は普通の蛾として翅を持ち飛ぶことができるが、雌は翅が欠けるか、または縮小していて飛べない。
  (※雌雄で形状が異なることを「性的二型という。)
 ③口吻が欠けるか縮小していて食餌を摂らない場合が多い。

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