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2018年2月

2018年2月28日 (水)

ハシビロガモ♂/アメリカヒドリ交雑種

 前報の観察後、再びハシビロガモを見つけ、更にアメリカヒドリ交雑種も見つかりました。
 少し冗長ですがその顛末記です。

 ・ハシビロガモが下流に去ってから鳥の姿がなくなった川を、1img_0007

 
 ・上流に向かって5分ほど歩いて行くと、少し先に再び1羽のハシビロガモ♂の後ろ姿を見つけました。2img_000852

 先に見かけた個体が再び戻って来たのか、別個体なのかは分かりません。
 ゆっくり後追い。

 
 ・ハシビロはその先(上流)にたむろしていた10羽ほどのヒドリガモの傍まで泳いで行くと、3img_0010

 
 ・しばらくその周りでウロウロ。4img_0011

 ( 実はこの時撮った原画像を後で見ていて分かったのですが、ヒドリガモの群れの中に1羽のアメリカヒドリとの交雑種が混じっていたのです。撮影時には気付きませんでした。 )

 
 その群れに近づいていくと、邪魔者が来たとばかりヒドリガモと共に上流に向かって移動して行き、更に先にいた別のヒドリガモの群れとも合流し、30羽ほどの長く伸びた群れになり泳いで行きます。5img_0019

 飛ばれないように一定の距離を保ちながらゆっくり追っかけ。
 やがて群れが動きを止めたところで、距離を置いて懲りずに観察再開。

 
 ・泳ぎ回っているヒドリガモの群れの間に浮いているハシビロガモ♂を再び見つけました。8img_0026

 
 ・そして少し離れたところに神経質なコガモの♂も1羽いました。9img_0024

 
 ・そのコガモを目で追っていた視野に、突然、アメリカヒドリ交雑種*が現れたのです。
 (*画面右下)
●アメリカヒドリ交雑種:10img_0030

 
 今度はアメリカヒドリ交雑種の追っかけです。
 ・仲間のヒドリガモ♀、またコガモ♂と11img_0028

 
 ・ヒドリガモ♂とImg_0046

 
 ・ヒドリガモ♀とImg_0065ct_2

 
 ・ゆったり泳ぎ回っていました。Img_0072

 (画像はクリックで拡大します。)Img_0070

 ヒドリガモ一族の一員として仲よく暮らしている様子が窺えました。

 今は、北帰行に備えて体力を蓄えるために、しっかり食べなければならない時期です。
 フィールドでは若草の生育が遅れていますが、3月には回復するでしょう。 
 何時まで滞在しているでしょうか。

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■なお、昨年、池で初めて、ヒドリガモの大きな群れの中に1羽のアメリカヒドリと、その交雑種1羽がいるのを見つけたのですが、今回が2回目の交雑種発見でした。 
 関心がなければ気付かないだけで、さほどに稀少、ということでもないのでしょうか。

●画像再掲:
 ・アメリカヒドリ(中央):Mainimg_7774

 
 ・アメリカヒドリと、交雑種:Img_7836tc_2

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2018年2月27日 (火)

ハシビロガモ♂

 先日、移動中に小休止で立ち寄ったハシビロガモの小さな群れを見かけた同じ川の上流域で、今度は♂が単独で採餌しているのを偶然見つけました。

 近くに他の鳥の姿はありません。
 こちら下流に向かって近づいてくるように移動しながら熱心に食事をしているようす。  
 ちょうど良い機会なのでその場に座り込んでレンズを向け、気づいて逃げられるまで見ていることに。

●ハシビロガモ♂単独で:
 ・水際に倒れ込んだ枯れヨシの周辺で盛んに嘴を動かしています。
 (以下の画像はクリックで拡大します。)1img_9984

2img_9985

4img_9989

5img_9991

 
 先が広くなったシャベルのような大きな嘴の上下には(ヒゲクジラの鯨ひげ(ヒゲ板)と同じような機能の)”板歯”というブラシ状の歯がぎっしりと並んでいて、この櫛歯と同時に大きな舌をうまく使って水面や水中の藻やプランクトンなどを水ごと吸い込んでから、濾過して採食しているのです。

 ・広がった嘴と大きな舌:6img_9992

 
 ・嘴の横からは板歯で濾過された水がドボーッと出ています。3img_9987

7img_9999

 
 ・だんだん近づいてきて、8img_0001

 
 ・ついに気付くと(カメラ目線):9img_0005

 
 ・直ぐに飛び上がり、100mほど下流のカルガモがいた近くに着水してから泳ぎ去って行きました。10img_0006c

 観察できた時間は5分間ほどでした。

                  -続く-            

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2018年2月25日 (日)

ユキワリソウ(園芸種)開花/カワヅザクラ開花遅れ

●ユキワリソウ(園芸種)
 ユキワリソウ開花:

 2/18時点:Img_9915218_1

 
 2/24:
 赤紫の花弁のように見える部分は萼片で、花弁はありません。
 ・最低気温-3℃と寒かったのですが午前中に開きはじめて、1r001541931521

 
 ・午後最高気温15℃になり開花。2img_0112
 〈夜間は閉じます)

 
 2/25:
 ・曇天で再び寒くて最低気温は-1℃、最高気温は8℃。
 花は半開で閉じました。3r001542718

≪メモ≫
 庭植えの雪割草で、過去の平均的な開花時期は、蕾が持ち上がってくるのは1月下旬、そして開花は2月上旬。(この間に1、2日雪に埋もれた記録も含まれています。)

 この冬はやはりかなり変則的で、昨日(2/24)、やっと開花。
 過去平均より20日ほど遅れてのこと。
※今季経過:
 1月の大雪のあとも寒波が去らず、氷点下の冷え込みが続き、なかなか融けない残雪を掘り起こして蕾を見つけたのは2月初旬。
 2個のつぼみが膨らんできたのは2月中旬。

 
●カワヅザクラ:
 開花が遅れているのは堤防沿いに植栽されているカワヅザクラも同じです。
 ・本日(2/25)の様子:4img_0123225

 
 ・cf.画像2017年2月20日:

52img_25712017220

 ・報道によれば、”本家”の静岡県河津町でも寒さが続いたせいで、昨年より2週間ほど開花が遅れたという。

 3月になれば暖かくなるという予報で、一気に開花が進むでしょうか。

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2018年2月24日 (土)

田起こし/ヒドリガモなど

 2月中旬のカラカラに乾いたフィールドで。

●田起こし:
 農家によって異なり、一斉に、ということではありませんが、立春を過ぎた頃当たりから、近郊の田圃では「田起こし」作業が行われています。
 この時期の作業は大きな塊で起こし、ワラやイネ株の分解を促し、田植えの能率を上げる“土作り”の一段階だそうです。

 2月中旬の晴れた日、近くで田起こしが行われていた田圃からは土煙が風に乗って流れていました。
 (画像はクリックで拡大します。)Img_99302

 田起こしが終わった直後の田圃には当然のように、(掘り起こされた)土の中に潜んでいる土壌動物などを目当てに、ひもじい思いをしているカラスやムクドリ、冬鳥のツグミ、またスズメなどが集まってきます。

 
●川筋でも、この冬は特に寒く乾燥した日が続いているため、堤防の草地は枯れ草色のまま、イネ科の雑草などの芽生えも例年に較べて遅く、過去の記録画像と比較して見るとその色の差は歴然としています。

 ・2016年2月中旬:
 堤防斜面にはヒドリガモが食べるイネ科の雑草の若葉がのびだしていて、薄緑色になり、それを目当てに80羽ほどのヒドリガモが川に集まっていました。2016280img_58541

 
 ・この冬(2月中旬)は雑草の芽吹きも遅い堤防草地。Img_996820182

 
●ヒドリガモ:
 そんな枯れ草地にも、少ない若草をもとめてヒドリガモが少数ながら交代で姿を見せています。Img_9920

Img_9924

 北帰行を控えて、体力をつけるためにも十分な食事が必要です。

 
●ツグミ:
 これまで少なかったツグミの姿も、枯れ草のフィールドに少しずつ増えて来ました。Img_9943

Img_9933

 季節は確実に進んでいるようです。

 

 
  ☆※☆※☆※☆※☆※☆※☆※☆※☆※☆※☆※☆※

 ・高木菜那選手、スピードスケート新種目、女子マススタートで金メダル!!!
 ・LS北見、カーリング女子銅メダル!!!  
 お見事&快挙

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2018年2月23日 (金)

アオジ

●見返りアオジ:
 川岸に刈り残された枯れヨシがまばらに残っています。
 たまたまそこに、地味な小鳥が1羽飛来し、寒そうな格好でこちらに背を向けて止まりました。
 そして首だけを左右に振っていましたが、ほどなく飛び去りました。 
 暫く前に見かけていた(当地では)冬鳥のアオジでした。Img_00741_5 

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2018年2月22日 (木)

ケヤキの樹皮下で越冬中のフサヤスデの仲間など

 相変わらずのことですが、冬の間、ケヤキ大木の鱗片状に剥がれた樹皮の隙間(裏側)には、小さな虫たちが集まって冬ごもりをしています。

 中にはケヤキの害虫仲間や、見た目気持ちの悪いものなど色々。
 そのいくつか。

●ヤノナミガタチビタマムシ(タマムシ科):
 フサヤスデの仲間と同じ“屋根の下”に同居していました。Img_8716_1

Img_8716_2

 体長3~4mmほどの小粒ながら、成虫は外部から主脈を残しながら葉を囓り、幼虫は葉に潜って内部から食害するため、大量に発生すると夏期に葉の褐変・落葉を引き起こし、樹勢を衰えさせ、弱らせることもあるケヤキの害虫。
 成虫は晩秋10~11月に樹皮下に集まり越冬をはじめます。

 
●フサヤスデ(フサヤスデ科)の仲間:
 ヤノナミガタチビタマムシの傍に群れて越冬中。
 チビタマムシと比較してもかなり小さいようです。
 体長3mm弱でしょうか。頭と11胴節があり、尾端には総状の長い毛束があります。Img_8716_3

 
●ヒメアカホシテントウ(テントウムシ科): 
 1匹だけいました。体長4mm前後。黒い光沢のある地色に赤色の斑紋が1対ある小さなテントウムシです。Img_8723 Img_8719

 カイガラムシの仲間や、ルビーロウムシなどを食べる益虫。
 なお、外観はナミテントウの「黒地に赤斑が2個ある2紋型」に似ていますが、本種は大きさがその半分ほどなので容易に判別できます。
 出現時期は4~11月、分布は日本各地。

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2018年2月21日 (水)

ハシビロガモ移動中

 以前には中州があり、川ヤナギなどの大木も自生していて留鳥のカルガモの生活場所にもなっていた川筋。
 昨年から洪水対策のため、部分的ながら水流の妨げになっている中州などを取く河川改修工事が行われて川幅が広くなり、風景も環境も一変した川の浅瀬。
 そこに偶然、北国に帰るための移動中と思われる少数のハシビロガモが一時休憩に降りてきました。
 数えてみると7羽(○印)でした。(近くにはコガモが数羽いました。)
 後で、画像をパソコン画面で確認すると、派手な繁殖羽色の♂が1羽、またエクリプス(繁殖期を終えた♂が換羽期に、♀によく似た状態になる)状態から、完全な繁殖羽に換羽する途中の“サブ”エクリプス”(♂)と覚しき個体が1羽 (これらの2羽は嘴の色が黒色で、虹彩は黄色)、残り5羽は♀ (嘴の色は橙褐色で薄く黒味がかかる。虹彩は茶色) と識別できました。

●ハシビロガモ7羽、川に飛来。
 (以下の画像はクリックで拡大します。)Img_98267_1

 
 ・しばらくは♂、♀ともに周辺の様子を確認するように泳ぎ回っていました。Photo

 ・その後、少数のコガモなどがいた浅瀬の傍に集まって小休止という体勢に。

 
 ほどなくして突然、何やらもめ事が発生。
 2羽の♀同士が激しく争いを始め、あげくに1羽の♀がその場から追い払われてしまいました。Photo_2

 
 ・その間、お休み体勢中の仲間はまったくの無関心。
 まもなく、戦いに勝った?♀が仲間のところに戻って来て、
 次いで、それまでどこにいたのか”サブ”エクリプスの♂もやって来ました。
 再び群れはお休み体勢に。
 でも、最初に7羽が降りてきたのに、この時はまだ6羽。41

 追い払われた♀1羽は、何処かに留まったままのようでした。

 
●この騒ぎの間、少し距離を置いて居眠り中のコガモ♂3羽はまったく無関心。
 ”まあまあハシビロのご婦人方、ハシたないことはおやめになって”などと余計なお節介はしないのです。5img_9826 

 ともあれ、小さな仲間内、もめ事は無しにして、助け合いながら仲よく長旅をしてもらいたいものです。

 

 

 ☆※☆※☆※☆※☆※☆※☆※☆※☆※☆※☆※☆※☆

 スピードスケート女子団体パシュート高木美帆、佐藤綾乃、高木菜那選手、2分53秒89のオリンピック新記録で金メダル。お見事!!!

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2018年2月19日 (月)

冬の木の実/ヒヨドリ

 例年のことながら、冬も終わりに近づくと、鳥達も好みの木の実は食べ尽くし、最後に残るのは少々毒性があったり、不味かったり、種が大きく果肉はすくないものばかり。
 それでも、贅沢は言っていられないから、少しずつ繰り返しながら、食べ尽くしていきます。

●木の実:
 上段は12月中旬の、街中や公園植樹の果実(左からセンダン、ナンテン、ピラカンサとクロガネモチ)で、まだほとんど手つかずでしたが、
 下段は1月下旬で、ほぼ完全になくなっていました。
 (画像はクリックで拡大します。)Blg121

 
 ・なお、クロガネモチに関しては、1月下旬の記録的な大雪がほぼ消えた時には、地面に大量の果実が落ちていましたので、鳥に食べ尽くされたということではなさそうです。Photo

 
●庭のマンリョウ:
 赤く熟した実は、1月中旬までは野良猫が巡回して守ってくれ、その後は記録的な大雪で倒されて2月初旬まですっぽり雪に覆われていました。
 その後の雪解けで部分的にのぞいたのを掘り起こしておいたところ、その日のうちに、一粒だけ食べ残して完食されていました。Blg23

 
 ・雪の消えた地面には、ヒヨドリの落とし物のマンリョウ(上)やセンダン(下)の大きな種も落ちていました。Blg24

 
●センリョウ果実:
 花瓶に挿してあった、いただき物のセンリョウが萎れてきたので地面に差しておいたら、直後に目ざといヒヨドリがやって来てあっという間に食べていきました。Img_1283

 
●ヒヨドリ:
 野菜畑の支柱に止まり、あたりを見回しながらもじっと動かないでいたヒヨドリ:Blgimg_963024

 いよいよ冬越しも大詰めです。
 乏しい餌を求めて街中や農地周辺を”ピーヨ・ピーヨ・ピーッ”と甲高く悲鳴に近い声をあげながら飛んでいます。
 確かに今季は寒波が居座り続けたため畑の冬野菜は不作のようで、新鮮で甘みの増した冬野菜をまる囓りするあてもないヒヨドリも、また野菜高値に困っている人間もお互い様、もう少しの辛抱でしょう。

 
 ☆※☆※☆※☆※☆※☆※☆※☆※☆※☆※☆※☆※

     18日:小平奈緒選手スピードスケート女子500m
             オリンピック新記録36秒94で金メダル!!!

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2018年2月17日 (土)

アキニレの種/カワラヒワ

 アキニレの果実について過去ログ*の繰り返しで、特に目新しいものではありません。

●アキニレ:
 ・この冬は、複数ある公園植樹のアキニレに沢山の実が付き、2月中旬になっても多量に残っています。33r_2

 例年なら、2月も中旬を過ぎようとする今頃には、木枯らしなど冬の強風によって多くは風散布・飛散してしまうだけでなく、その間にも冬の食糧としてアトリやカワラヒワなどの、皮むきに適した嘴を持つ小鳥が集まってきて、翼果の中の小さな種を食べているので、残りは少なくなっているのですが・・・

 
 ・枝に多量について残っている扁平な果実は、風に乗って飛散していく翼のある翼果です。
 上記③の枝についている逆光の中の翼果には1個のごま粒のような種が透けて見えます。Img_9865_4

 
 ・地面に落ちているものを拾い上げて、3個ほど皮(翼被)を爪先で剥いて種を取り出し、木のベンチに置き、いくつかの翼果と並べて写真を撮ろうとすると、僅かな風でも、翼果だけが直ぐに動いたり飛ばされたりして、結局 種3個、果実は1個の写真になりました。 
 (翼があることでそれほど風に敏感ということが分かります。)

 画像(最小目盛りは1mm)を拡大して見ると、爪先で剥いた種の表面には翼被が剥がれずに残っていました。Img_9886

 
 ・翼果と種を持ち帰ってから、2時間ほど水に漬けた後で種の表面に貼り付いていた翼被を爪先でこすり落とした(つもりの)ものを,再度写真に撮ってみました。
 しかし種の表面には依然として翼被が固着したままでした。Img_9891

 
 ・再度、種を水に1時間ほど漬けおいた後にピンセットで摘んで、もう一つのピンセットで表面をごしごしこすり落としていたら、1つの種の種皮が破れて剥がれ、中の白い(胚乳?でしょうか)種の一部も壊れました。
 残りの種も、壊れかけたり、または表面には取れていない固着物質が相当残っていたりで、残念ながらクリヤーな種の様子は撮れませんでした。
 (画像はクリックで拡大します。)Img_99031_2

 
●カワラヒワ:
 近くでは、冬の間はカワラヒワが少数の群れでしか姿を見せませんが、アキニレの実を食べにやって来ています。Img_9703

※アキニレ(ニレ科 ニレ属):
 雌雄同株の落葉高木。
 9月頃に花が咲き、開花後数週間で果実が成熟する。(10~11月頃)
 果実は風に乗って飛ぶ翼果で、長さ1cmほどの扁平な広楕円形。
 翼果の中央に長さ4mmほどの種子がある。
 1個の翼果に種子が1個あり*、葉が落ちても冬になるまで枝から離れないが、木枯らしなどの強風により風散布され、春近くには殆ど散布される。
 *(参照:薬用植物図鑑: http://www.ongaeshi.org/book.html )
 (なお「アキニレの果実と種」で検索すると、「1つの果実の中に、小さな種子が2つ入っている」との記事**もヒットします。(**URL省略)。)

 分布は本州中部以西。なお街路樹や公園樹としても良く植栽されている。

 ・(楡には「ハルニレ」と「アキニレ」の2種があり、ハルニレは春に花が咲き春のうちに果実が成熟します。)

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■アキニレに関する過去ログ*:
 ・アトリ: 
  http://kuromedaka-saitama.cocolog-nifty.com/blog/2011/02/post-a537.html

 ・アキニレ:
  http://kuromedaka-saitama.cocolog-nifty.com/blog/2011/02/post-8454.html

 ・アキニレ:葉と種、冬芽と葉痕・維管束痕:
   http://kuromedaka-saitama.cocolog-nifty.com/blog/2011/02/post-0c67.html

 

 
 ☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆

◎ 2018平昌オリンピック(第23回オリンピック冬期競技大会):
 フィギュア羽生結弦選手は66年ぶりという五輪連覇、また宇野昌磨選手が銀という快挙。
 すばらしいことでしたね。 

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2018年2月15日 (木)

コゲラ、シジュウカラ

 晴れても風の冷たい寒い日が続いていた2月初旬の公園で。

●コゲラ:
 近くでギィーッという鳴き声のしたサクラ並木に視線を向けると、目の前の枝をコンコンコンとせわしなく突っつきながら動き回り、また樹間を飛んで移動するコゲラの姿を見つけました。
 (画像はクリックで拡大します。)1

2

3

 最後の観察記録からちょうど3年ぶり*のことです。
 以前は、山地に食べ物が少なくなった冬の間、里に下りて来て、葉を落とした公園樹や、時に街路樹などにも姿を見せていたものですが、近年周辺環境も変わってしまったからなのか、公園ではしばらく姿を見ることのなかったコゲラです。
* http://kuromedaka-saitama.cocolog-nifty.com/blog/2015/02/post-c93c.html

 
●シジュウカラ:
 そぐ傍に、シジュウカラの小さな群れも同じようにサクラの樹間を移動していました。
 個体数は多くはないものの、市街地でも通年姿を見かける小鳥です。Photo

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2018年2月14日 (水)

ユキワリソウ蕾

 毎年”春を探しに”行く隣県(栃木県)のみかも山公園では、例年通りさほど遅れることもなく2月はじめにはセツブンソウザゼンソウユキワリソウなどが咲き始めたということでしたが、それを知ってもこの冬ばかりはウンザリするほどの寒さで出かける気にならず閉じこもり状態。
 しかし、生きものは元気なもの、2週間近く雪に埋もれていた庭植えの園芸種ユキワリソウが、同じように2月はじめには蕾をつけていたのでした。

 昨年より少し遅れているようで、その後の成長も遅々として進みませんが、今日はじめて日中の最高気温が10℃を超え(11℃まで)上がったおかげで、蕾がはっきりしてきました。23

 関東は来週火曜日(20日)あたりに、またかなり雪が降るかもしれないとのことで、順調に暖かくなるとはいかないようです。
 おかげで、”天敵”のスギ花粉飛散が遅れるかも、というのですが・・・

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★ 山形県肘折温泉の積雪量は、13日21:00~22:00のピーク時に445cmということでした。
  (tenki jp 肘折のアメダス履歴(60分観測地データから)
 軟弱生活の者には想像に難い状況です。
 

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2018年2月13日 (火)

ケヤキの実(痩果)

●ケヤキの実(痩果):
 先日、雪が消えた公園まで自転車散歩に出かけました。
(余談ながら、相変わらず氷点下の最低気温が続いていて、未だに僅かながら先月の大雪の残骸が街中の日陰などにも残っています。)

 ・きれいに清掃されたケヤキの林縁歩道に、時折葉のついた小枝先が落ちていて、1つ拾い上げてみると、初めて実物を目にしたケヤキの実が1個だけ付いていました。
 (画像①)1img_9342_11

 多分、先の大雪のあとで、まだ木に引っかかるなどして残っていたものが落下したのでしょう。

 それで、改めて辺りに目をこらすと、大半は実が脱落して小枝だけになったものでしたが、まだ実が付いている小枝も比較的容易に拾うことが出来ました。
 (画像②、③、④) (画像はクリックで拡大します。)24img_9372123

 
 ・実の形状は言葉で表現しにくいので、その場でアングルを変えて写真に撮りました。
 (画像①及び③標品の実) Photo

 
 ・帰りのケヤキ並木沿いで、もう1標品(画像⑤)拾いました。5img_9386_1

 拾った小枝は持ち帰りそのまま室内に保存。
 数日後、暇つぶしに改めて果実の写真を撮り直そうかと小枝に触ると、実は直ぐにポロポロと外れて転がりました。(全部で11個)

 ・拾い集めて撮り直した画像から、果実の様子が一応分かりました。
 (画像はクリックで拡大します。)Img_9554232

 大きさ(長さ)は約5mm、実の先端に2個の花柱が残っていて、また基部に雌花の花被があり、その中心部が枝に着いていたところ、など。

 
 帰り際に改めて、裸のケヤキを望遠で見上げてみると、針金のような細い小枝に冬芽が付いているのがわかります。
 (画像はクリックで拡大します。)Photo

 この春(4月)こそ、サクラ見物のついでに、”忘れていなければ” 双眼鏡を持って花の観察を、と思いますが・・・・・

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※ケヤキ(ニレ科ケヤキ属):
 ・高さ30mを越えることもある落葉の高木。特に関東平野では街路樹や公園木として広く植栽されています。
 「県(埼玉)の木」に指定されていて「県の天然記念物」に指定されたケヤキが県内各地にあります。
 ・雌雄同株で雌雄異花です。
 花は、新枝の先の小振りな葉の展開と同時(4月)に葉脇に付きます。 
 雄花は、花粉を風に乗せて飛ばす”風媒花”です。
 高木の枝先に咲く小さな花を見上げての目視観察は、状況にもよりますが、難しさもあるのでしょう。
 今まで、桜の見物には行くのに、同時期に咲いてはずのケヤキの花の観察記録がないのは、単にさしたる関心がないことと、高木を見上げて確認することをしないからでしょう。

■改めて図鑑などの情報元から備忘のため簡単なまとめを以下に。
 ・雄花は新枝の下部に数個ずつ集まって付き、4~6裂する花被と4~6個の雄蕊がある。
 ・雌花は新枝の上部の葉腋に通常は1個つき(まれに複数束生する場合もある)、雄花同様4~6裂する花被があり、雌蕊は1個、花柱は2こあり、”白いハサミ”のようにも見える。
 雄花、雌花ともに、花弁はありません。
 ・花後、葉腋に緑色の未熟な果実が形成され、秋に熟します。
 枝先にある、4~5枚の小さな葉がついた小枝で、葉の付け根裏側あたりに隠れるようについている不定形で長さ5mmほどの小さな粒が果実。
 中にある種が硬い膜質の果皮でぴったり覆われている痩果です。
 秋に小枝が枯れると実は暗褐色に熟し、枝から離れて落下するものと、枝に付いたまま枝ごと風に運ばれて散布されるもの(散布体)があるが、枝に付いたままのものの方が、より遠くまで風散布される。

  ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

・余談:
 箒を逆さまに立てたような樹形、いわゆる箒立ちと形容される樹形になる落葉高木のケヤキ。
 公園にもたくさんのケヤキが植樹されて大木になり、小規模ながらケヤキ並木にもなっています。
 酷暑の時季にはほっとする緑陰になっていたのですが、そのケヤキも思い切り強剪定が施されて、当分の間は哀れな姿をさらすようになりました。
 近郊には、遠方からでも目立つケヤキの巨木とともに防風・屋敷林に囲まれたシンボリックな旧農家が点在していましたが、昨今、その実情は分かりませんが、ケヤキの巨木が切り倒されてしまう光景も、何度か目にしてきました。
 時の流れと共に気候変動も生活環境・風景も変わります。

 
■ケヤキのある風景:
 (散歩コースから遠望)3r

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2018年2月11日 (日)

冬の鳥

 旧聞です。

 厳しい寒さが続いていた1月下旬、晴れても最低気温-6℃と冷え込んだ1/30、池は全面結氷。
 池周辺には水鳥や他の野鳥などの姿もほとんど見当たりませんでした。Img_93141130

 
 運動がてらに”遠回り散歩コース”を一巡してきましたが、その際に目にした、乏しい餌を探してウロウロしていた鳥の佇まいです。

●アオジ( ホオジロ科):
 農業排水路床にまばらに残る枯れヨシの間から数羽が飛び立って、そのうちの1羽が近くの柿の木に止まりました。
 アオジの♂でした。
 当地では冬の間だけ少数が姿を見せる「冬鳥」です。
 警戒心が強く、見かけるとすぐに立ち枯れのヨシのブッシュなどに飛び込んでしまうので、撮る機会は少ないです。Photo

 
●コガモ(冬鳥): 
 農家の前を流れているごく狭い排水路に数羽おりて餌を探していました。
 警戒心の強いコガモが、こんな人に近いところまでやってくるのは例外的です。Img_9291

 
●ツグミ(冬鳥):
 雪の田圃を目前にしていつものようにじっと佇むツグミ。Img_9316

 
●カルガモ(留鳥):
 公園脇の、雪が消え残る田圃と農道周辺に多数集まって餌を探していました。
 食糧事情も芳しくない時節柄ですから、”陸上”をうろつくのも仕方ないのでしょう。 
 目と鼻の先の公園には、食べることは愛猫家に頼り切って野良暮らしをしている猫がいっぱいいます。
 やる気のない彼らに襲われる危険は皆無、と承知しているのでしょう。Photo_2

 
●ムクドリ:
 まだ雪に埋もれている田圃を前に、そこだけ雪の融けた日当たりの畔に集まって寒そうにしていました。
 当面、餌探しには苦労でしょう。Img_9298

 
・去る1/22の大雪で埋まる前の田圃にはいつもムクドリが群れていました。

 通りかかった公園の道路で、野良猫の前に2羽のムクドリが転がっていました。
 何者の仕業だったのか・・・
 人にもらった餌を横取りに来るカラスに脅されるような野良の仕業ではないでしょう。Photo_3

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2018年2月10日 (土)

クスノキ・実生の苗木、果実

 例年なら年内に大半の実を落としてしまう公園のクスノキ大木の1本が、未だに青いままの実を落とし続けていました。
 時折は、食べ物の乏しくなったこの時期、少数ながら果実を食べにやってくるヒヨドリの鳴き声が聞こえます。

 クスノキも過去何回か記事にしていて珍しくもありませんが、改めて足を止めて撮ってきました。

 ウロウロしたきっかけは、公園の日当たりの良い場所に点々と実生の苗木が生えていて、初見では何だか分からなかったため、園内に植樹されている常緑樹木の葉の形状などを比較して見ることでした。
 そして苗木はクスノキと分かったのでした。

 クスノキ成木の葉の葉身は卵形~楕円形で先が尖り、縁は全縁(ギザギザがない)で、波状にうねっています。
 一方、実生の苗木や「ひこばえ」(樹木の根元や切り株から群がり生える若芽)などにつく葉の葉身は倒卵状長楕円形で先は尖り、葉の縁は波うちません。

●クスノキ成木の葉(上段)と、実生の苗木の葉(下段):
 (画像はクリックで拡大します)Photo

 
●成木の葉(上)と、根元から芽生えた枝(ひこばえ)に付いた葉(下):Photo_2

 (なお成木とひこばえや実生苗木で葉の形状が異なるのはクスノキに限ったことではありません。)

 
●クスノキ・果実:
 ・未だに樹冠下に青い実をポトポト落としている1本の大木:Img_9159

 
 ・地面に大量に落ちている果実:Img_9158

 
 ・垂れ下がった枝にぶら下がっていた果実:Img_9163

 
 ・いくつか拾って帰り、1cm方眼紙に置いて撮影:
 カッターナイフで切るのも硬い黒い種が1つ。Img_9770

※クスノキ(クスノキ科ニッケイ属):
 常緑高木で雌雄同株、両性花。大木に育ち、春の新芽はきれいで、公園や街路樹などとしても植栽されている。 
 5~6月に本年枝の葉腋から円錐花序を出して小さな(5mmほど)黄白色の花をつける。*  
 花後に結実し、10~11月に黒く熟す。
 果実はツグミ(冬鳥)、キジバト、ヒヨドリ、ムクドリ、メジロなど小鳥の好物で、種は遠くまで“鳥散布”される。
 原産・分布は本州(関東南部以西)、四国、九州。

 *クスノキの花:
http://kuromedaka-saitama.cocolog-nifty.com/blog/2015/06/20155-8eb1.html

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2018年2月 9日 (金)

シラカシのドングリ

 掲載時期に無縁の記事です。

●シラカシのドングリ:
 2016.秋まで、散歩コースの池・西側堤防と道路の境界に植樹されているシラカシがたくさんの実をつけていました。
 毎年のことでしたから、記録するほどの関心事でもありませんでしたが、たまたま、先日来パソコンに残っている画像ファイルを整理をしていたところ、その頃に撮った、まだ青いドングリをたくさんつけた画像があるのに気がつきました。
 記憶になかったのですが、通りがかりの“暇つぶし”に撮っていたようです。
 その翌年に、期せずして大がかりな剪定・整枝作業が行われ、その後しばらくドングリもほとんど見られなくなっていたのでした。

 過去のブログ記録*を見ると、シラカシのドングリについてはこちらの画像の方がマシだな、と思ったので、まったく新味はありませんが、改めて記録のための記録としました。

 ・シラカシのドングリ(撮影2016.10.5)R0012030_1

R0012030_2

R0012030_3

R0012030_3trm

R0012030_4

 (なお遠目にはアラカシに類似しています。)
* http://kuromedaka-saitama.cocolog-nifty.com/blog/2017/10/post-3de1.html
*
http://kuromedaka-saitama.cocolog-nifty.com/blog/2017/10/post-a193.html

※シラカシ(ブナ科コナラ属):
 樹高10~20mになる常緑広葉樹で雌雄同株。成長は早い。
 関東では昔から公園樹、庭園樹、街路樹などとして植樹されてきた。
 花期は5月、ドングリ結実は10月。 
 自生地(原産地)は福島、新潟県以西、四国、九州。

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2018年2月 8日 (木)

マイマイガの卵塊(越冬中)、その他

 マイマイガは林地で普通に見かけられるドクガの仲間で、過去にも記事*にしていて新鮮みがありませんが、少し間が開いたので繰り返し記事にしました。
http://kuromedaka-saitama.cocolog-nifty.com/blog/2013/09/post-d9a6.html 
* http://kuromedaka-saitama.cocolog-nifty.com/blog/2014/07/post-7079.html

 きっかけは、先月中旬のこと、近隣の自然林内で樹幹に産みつけられていた比較的大きなベージュ色の卵塊を見つけたことから。

●マイマイガ卵塊(越冬中):
 (撮影2018.1.11)Img_88921

 
 はじめはそれが何だったのかすぐには思い出せなかったのですが、たまたま昨年夏に散歩コースの公園林地で撮っていた1枚の写真、マイマイガ♀がケヤキの幹に産卵している画像(撮影2017.7月中旬)20177img_4561

 から、マイマイガの卵塊と気がついたのでした。翅の下に産みつけた卵塊がのぞいています。

 
 ・(実は.気になっていたのは卵塊よりもこちらの少し気味悪い姿)Img_4561716trm_2

 成虫♀の寿命は6~10日で、何も食べずに 数日かけて卵塊を産み続け、産み終えると死にます。
 卵塊の大きさは産卵場所などにもよりますが、手のひらの半分ほどになることもあるようです。
 そして天敵に襲われることなく無事越冬した1つの卵塊から、翌4月頃には300匹を超える幼虫が発生します。
 幼虫は広範囲の樹木の葉を食害するため嫌われものの毛虫です。

 以下は過去ログからそのままコピペしました。
※マイマイガ(ドクガ科):
 幼虫は針葉樹、広葉樹、草本のたいていの葉を食い尽くす広食性で知られ、時に大発生する森林害虫です。
 ドクガ仲間ですが人が害を被ることはほとんどありません。
 ただし1齢幼虫にはわずかながら毒針毛があり、触れるとかぶれることがありますが、2齢以降の幼虫、繭、成虫には毒針毛はありません。
 成虫の雌雄は大きさや体色などが著しく異なり、性的二形が顕著です。
 ♂の体色は茶褐色で体長35mm前後と小型ですが  ♀は白色で大きく体長75mmほどになります。
 名前は、オスが初夏の昼間から、ひらひらと飛び回る姿からきているそうです。

 
■その他:
 不明の画像:
 1月中旬、公園で見かけた樹木害虫の産物?らしき物。
 ただ撮っただけで触りませんので正体不明。
 写真だけ見ると、何者かが樹芯に侵入してできたフラス(木くずと糞の混ざった物)のような外観です。Img_8954

Img_8954trm

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2018年2月 6日 (火)

真っ白い残月

 連日報道されているとおり記録的な大寒波の襲来。
 列島各地で障害が発生し、福井市周辺では、昭和56年の豪雪以来という大雪に見舞われるなどして、特に日本海側各地では大変ご苦労されています。
 それに較べれば当地など寒さと過度の乾燥が困るという程度の日々で申し訳ないくらいです。
 最低気温は氷点下の冷え込みのままなので、生活道路には先月22日積雪来の残り雪が行き場のないままに持ち越しになっています。Img_9654

 寒さのトンネルを抜けるのはいつのことやら・・・・

 
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 朝方、日が昇る直前にゴミ出しに。Img_9656

 
 玄関扉を開けて見上げた空には真っ白い月が残っていました。
 近くのゴミ集積場までの路面の一部は凍り付いてツルツルに。 
 帰宅してカメラを持ち出して白い月の記念撮影。Img_9652

Img_9646

Img_9651ct

 先日の赤黒い月も良いけれど、白い月もグッド。
 (そんな脳天気の戯言を言っている時ではありませんが)

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2018年2月 4日 (日)

立春/ツグミ・キュウリグサ蕾

 本日は立春。
 朝方、「地球規模の温暖化と、この冬日本列島で続く厳しい寒さとの関連」報道も目にしましたが、当地の午前中は晴れて日溜まりは暖かかに。
 さては昔人の感性のとおり、本日寒さのピークも底を打って”寒い春”も立ち上がり、だんだん暖かい春に向かって歩み始めたかと錯覚したのも束の間、午後には曇り始めて4時頃に、いやに暗いなと外を見ると、予報にはなかった雨が降っていました。
 立春でも冬将軍は当分居座るという予報です。
 春が来なくていきなり夏が来ると言う極端だけは願い下げにしたいものですが・・・

 それはともかく、ひさしぶりに午前中公園まで散歩に。
 
 去る1月22~23日にかけての積雪が、今日も連続している氷点下の最低気温のせいで、街中でもフィールドにも、まだかなり消え残っていたところに、一昨日(2/2)の降雪がありました。
 ただその降雪は、霙や湿雪の時間が相対的に長かったことのせいで、むしろ残雪の融解を促進したようで、昨日(2/3)にほとんどの残雪が融けてなくなりました。

 正直なもので、陽射しのもと、ほぼ雪が消えた黒土の田圃風景はさも暖かそうに目に映り、またこれまでほとんど姿を見せなかった冬鳥のツグミが、あちらこちらで餌をさがしている姿を目撃しました。

■1月31日の田圃風景と、Img_9334

 
 ・1羽だけ目にしたツグミ。Img_9335

 
●2月4日の田圃風景と、Img_9571

 
 ・所々で見かけた餌をさがす単独行動のツグミ、Img_9575

 
 ・スズメと一緒に餌をついばむツグミ。Img_9620

 
●キュウリグサ:
 また田圃脇で雪の下に埋もれて点在していた雑草キュウリグサのロゼットも陽を浴びていました。Img_9591

 
 ・そのうちの一株に、花茎はまったく伸ばさずに水色の小さな蕾がのぞいているのを見つけました。Img_9598

 やはり、元気な自然の雑草。早くも小さい春のさきがけの姿です。

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2018年2月 2日 (金)

エゴノキ(木の実・種)

 エゴノキに関しては過去ログに繰り返し記事にしています。
 http://kuromedaka-saitama.cocolog-nifty.com/blog/2007/11/post_95af.html
 ・http://kuromedaka-saitama.cocolog-nifty.com/blog/2008/05/post_95af.html
 ・http://kuromedaka-saitama.cocolog-nifty.com/blog/2011/09/post-bcd8.html

 特に初夏の里山などに出かけた折りには、昆虫”エゴツルクビオトシブミ”が林縁に自生するエゴノキに作る“揺籃”*の観察のため関心が向くのですが、それ以外には普段さして気に止めることもなく、また新味もないのですが、しばらくぶりで記事にしました。

●エゴノキの果実と種:
 エゴノキは散歩コースの公園にも多数植樹されていましたが、近年相当数が伐採されたり、強剪定されたりして、残っている樹木はみすぼらしい乱れた樹形のものになってしまいました。
 花数も少なく、その結果、かつては整然とぶら下がって見応えのあった果実も、まばらな姿になっていました。1img_9061

 
 そして今の時期、果実の殻はすべて開裂し、中の種の大部分は樹冠下に落下していました。2img_9061

3img_9061

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*エゴルツクビオトシブミとエゴノキに作られた揺籃(2015/4)
http://kuromedaka-saitama.cocolog-nifty.com/blog/2015/05/20154-dff8.html

※山地に自生する落葉高木です。
 公園などにも植樹されています。
 5月には花径2.5cmほどの白い花を下向きの房状に,吊り下げて咲かせます。
 花後にたくさんの果実がぶら下がり、秋(10~11月)には果皮が乾いて開裂し、硬い種子をのぞかせて垂れ下がっています。
 ヤマガラなどの小鳥が殻を割って中味を食べます。
 なお果皮にはサポニンが含まれていて、未熟な実をつぶして水に浸すと泡立ちます。

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2018年2月 1日 (木)

ムクロジ(木の実・種)

■自然の名工「無患子」の作品

             『 耐熱あめ色ガラス製の急須モデル』
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          (画像はクリックで拡大します)

 
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●ムクロジの実・種:
 近隣の公園に植樹されているムクロジがすっかり葉を落とした後、大量の、あめ色に熟した丸い果実を吊り下げていました。2img_8985_1

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 樹冠下の地面にはポトポトとたくさんの果実が落下していましたので、10個ばかり拾ってきました。
 実は半透明で光りに当てると黒くて丸いタネが透けて見えます。
 造形的になかなか趣のある形です。4

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 昔の人は果皮に含まれるサポニンを利用して洗濯に利用したり、また黒いタネは磨いて数珠にしたり、お正月の羽根つき遊びの羽の玉にも使われていました。

※ムクロジ(ムクロジ科):
 山野に自生し、また公園や寺社の境内などにも植樹されている雌雄同株の落葉高木。
 葉は(先端には葉がつかない)大きな羽状複葉。
 花は枝先につく円錐花序に雄花と雌花が混じって咲く。共に緑白色で花径4~5mmと小さなもの。
 果実は直径2~3cm。1個の雌花に実のもと(心皮)が3つあり、そのうち1個が育って実になるが,残り2個は急須のふたのような形で残ります。
 タネは黒くて硬く直径1~1,3cmほど。
 山地などではネズミなどの動物によって運ばれ散布されます。
 花期は6月、果期は9~3月、分布は本州(中部以西)、四国、九州。

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