« コゲラ、シジュウカラ | トップページ | 冬の木の実/ヒヨドリ »

2018年2月17日 (土)

アキニレの種/カワラヒワ

 アキニレの果実について過去ログ*の繰り返しで、特に目新しいものではありません。

●アキニレ:
 ・この冬は、複数ある公園植樹のアキニレに沢山の実が付き、2月中旬になっても多量に残っています。33r_2

 例年なら、2月も中旬を過ぎようとする今頃には、木枯らしなど冬の強風によって多くは風散布・飛散してしまうだけでなく、その間にも冬の食糧としてアトリやカワラヒワなどの、皮むきに適した嘴を持つ小鳥が集まってきて、翼果の中の小さな種を食べているので、残りは少なくなっているのですが・・・

 
 ・枝に多量について残っている扁平な果実は、風に乗って飛散していく翼のある翼果です。
 上記③の枝についている逆光の中の翼果には1個のごま粒のような種が透けて見えます。Img_9865_4

 
 ・地面に落ちているものを拾い上げて、3個ほど皮(翼被)を爪先で剥いて種を取り出し、木のベンチに置き、いくつかの翼果と並べて写真を撮ろうとすると、僅かな風でも、翼果だけが直ぐに動いたり飛ばされたりして、結局 種3個、果実は1個の写真になりました。 
 (翼があることでそれほど風に敏感ということが分かります。)

 画像(最小目盛りは1mm)を拡大して見ると、爪先で剥いた種の表面には翼被が剥がれずに残っていました。Img_9886

 
 ・翼果と種を持ち帰ってから、2時間ほど水に漬けた後で種の表面に貼り付いていた翼被を爪先でこすり落とした(つもりの)ものを,再度写真に撮ってみました。
 しかし種の表面には依然として翼被が固着したままでした。Img_9891

 
 ・再度、種を水に1時間ほど漬けおいた後にピンセットで摘んで、もう一つのピンセットで表面をごしごしこすり落としていたら、1つの種の種皮が破れて剥がれ、中の白い(胚乳?でしょうか)種の一部も壊れました。
 残りの種も、壊れかけたり、または表面には取れていない固着物質が相当残っていたりで、残念ながらクリヤーな種の様子は撮れませんでした。
 (画像はクリックで拡大します。)Img_99031_2

 
●カワラヒワ:
 近くでは、冬の間はカワラヒワが少数の群れでしか姿を見せませんが、アキニレの実を食べにやって来ています。Img_9703

※アキニレ(ニレ科 ニレ属):
 雌雄同株の落葉高木。
 9月頃に花が咲き、開花後数週間で果実が成熟する。(10~11月頃)
 果実は風に乗って飛ぶ翼果で、長さ1cmほどの扁平な広楕円形。
 翼果の中央に長さ4mmほどの種子がある。
 1個の翼果に種子が1個あり*、葉が落ちても冬になるまで枝から離れないが、木枯らしなどの強風により風散布され、春近くには殆ど散布される。
 *(参照:薬用植物図鑑: http://www.ongaeshi.org/book.html )
 (なお「アキニレの果実と種」で検索すると、「1つの果実の中に、小さな種子が2つ入っている」との記事**もヒットします。(**URL省略)。)

 分布は本州中部以西。なお街路樹や公園樹としても良く植栽されている。

 ・(楡には「ハルニレ」と「アキニレ」の2種があり、ハルニレは春に花が咲き春のうちに果実が成熟します。)

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

■アキニレに関する過去ログ*:
 ・アトリ: 
  http://kuromedaka-saitama.cocolog-nifty.com/blog/2011/02/post-a537.html

 ・アキニレ:
  http://kuromedaka-saitama.cocolog-nifty.com/blog/2011/02/post-8454.html

 ・アキニレ:葉と種、冬芽と葉痕・維管束痕:
   http://kuromedaka-saitama.cocolog-nifty.com/blog/2011/02/post-0c67.html

 

 
 ☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆

◎ 2018平昌オリンピック(第23回オリンピック冬期競技大会):
 フィギュア羽生結弦選手は66年ぶりという五輪連覇、また宇野昌磨選手が銀という快挙。
 すばらしいことでしたね。 

|

« コゲラ、シジュウカラ | トップページ | 冬の木の実/ヒヨドリ »

植物」カテゴリの記事

」カテゴリの記事