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2018年5月11日 (金)

ヒメクロオトシブミ/コナライクビチョッキリ;イヌシデメフクレフシ

 4月中旬から下旬にかけて、毎シーズン散歩がてらに観察に出かけるごく限定的な地域の自然林縁。

 今シーズンはなぜか、目にしたヒメクロオトシブミやコナライクビチョッキリ、またそれらの揺籃が随分少ないシーズンでした。
 新味はありませんが一応記録に。

■ヒメクロオトシブミ/コナライクビチョッキリ;イヌシデメフクレフシ

●コナラの小木で:
 コナラ小木の一部範囲の枝に集中して、複数の揺籃が作られていました。 
 その中で、ヒメクロオトシブミの揺籃は1本の枝先の葉にあった2個だけでしたが、
 ”作品としては見劣りのする“コナライクビチョッキリの揺籃はあちらこちらに点々と分散して作られていました。
 なお、近くにある他のコナラ小木には全く見つかりませんでした。

 ・一部の枝に集中して作られていたオトシブミと、点在するチョッキリの揺籃:
 (以下の画像はすべてクリックで拡大します。)Img_07812

 
 ・ヒメクロオトシブミの揺籃2個:2

 
 ・コナライクビチョッキリの揺籃(一部)と、その近くの葉上にいたコナライクビチョッキリのペア:Photo

 
 また、別の少し離れた場所に生えているコナラ小木には、作成済みのヒメクロオトシブミ揺籃が1個だけあり、近くの枝や葉上を歩き回っていたり、また地面に近い葉裏に静止していた2匹のヒメクトオトシブミを目にしました。
 なお、残念ながら過去から現在まで一度も、揺籃作成中のヒメクロオトシブミに出遭ったことがありません。

 
 ・ヒメクロオトシブミ揺籃1個と、その近くを歩き回っていたヒメクロオトシブミ:1

2_2

 
●イヌシデの小木で:
 コナラ小木に隣り合って生えているイヌシデ小木にも、既に完成した2個の揺籃がありました。
 (葉の両端から切り込む特徴からヒメクロオトシブミの作品と判断できます。)
 コナラに較べて葉の表面に長い毛が生えていて、扱いにくそうに思えるのですが、問題にはしないのでしょう。2_3

 
 余談ですが
●イヌシデメフクレフシ: 
 同じイヌシデの小木で、所々の細枝先端に「虫こぶ」が形成されていました。 
 (フシダニの一種)「ソロメフクレダニ」によって、枝先端にある冬芽に形成された虫こぶ「イヌシデメフクレフシ」です。
 越冬芽の鱗葉が肥大したもので、内部は柔らかい組織状になっています。
 5月にダニが脱出するそうです。Photo_2

※コナラ(ブナ科コナラ属):
 雌雄同株。花は4月~5月に葉の展開と同時に開く。
 雄花序は6~9cm、新枝の下部から多数垂れ下がる。
 雌花序は短く、新枝の上部の葉腋から出て小さな雌花が数個つく。
 葉は互生し、葉身は長さ5~15cm、幅4~6cmの倒卵形で、先は鋭くとがり、基部はくさび形。
 縁に大形の尖った鋸歯がある。表面は緑色で展開直後の新葉には絹毛があるが、のち無毛になる。
 裏面には星状毛と絹毛が生えいて灰白色。葉柄は長さ1cmほど。

※イヌシデ:過去ログ参照

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