« ニオイハンゲ | トップページ | ウメエダシャク »

2018年6月14日 (木)

カラスビシャク

 庭にニオイハンゲが仏炎苞を立ち上げていたのを観察して、仲間の雑草カラスビシャクを思い出し、見に行ってきました。

 水稲の生長が勢いを増す頃になると、特定の地域の田圃脇農道斜面に、伸び出す夏草に混じって、カラスビシャク(別名ハンゲ)が緑色の仏炎苞を持ち上げるようになります。
 昔から、畑地や道端などにごく普通に見られた多年草で、繁殖力が旺盛なため一度はびこると駆除のやっかいな雑草でした。
 さすがにこの頃は 雑草対策が繰り返されることによって少なくなったようですが、途絶えることはないようです。

●カラスビシャクの花(仏炎苞):
 カラスビシャクの花は、独特の形の「仏炎苞」と呼ばれる細くまるまった葉につつまれて、小さな雄花と雌花が上下に分かれて付いています。
 ただ、仏炎苞に包まれているのでそれらの花は直接見えないので、(初めて見るわけではありませんが)少し古くなった標品を1本採取して、仏炎苞の包みを開き、写真に取ってきました。R0017597

 
 ・花は、細長い先端部が緑色で、中間部は黒い紐状の「付属体」と呼ばれるものに付いています。R0017604

 
 ・雄花は上部に集合して付き、その下部に離れて雌花が集まって付いています。
 どちらも花弁はありません。R0017605

※カラスビシャクは、日本各地の道端や畑に自生するサトイモ科ハンゲ属の多年草。
 花の付き方:
 仏炎苞の中にあるひものような長い付属体の先端・緑色部は仏炎苞の外に伸びだしています。
 付属体下方にある肉穂花序の白い雄花序に雄花が集合して付き、下部の黄緑色の雌花序に雌花が集合して、分かれて付いています。

|

« ニオイハンゲ | トップページ | ウメエダシャク »

植物」カテゴリの記事