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2018年8月

2018年8月31日 (金)

アメリカキンゴジカ

■8月31日の締めくくり。
 ・午前中は晴れあがり35℃の猛暑日に。Img_2285

 ・午後から不安定な空模様に変わり、午後4時半頃には雷雨、
 その後18:30頃にもう一度雷雨。 近くに落雷したらしくドカーンという、建物が振動するほどの雷鳴のおまけ付き。

 ・ここ数日晴れて暑い日が続いていたので、今日も近郊のあちらこちらで午前中から稲刈りが行われていてコンバインの音が聞こえていましたが、大型機械による収穫は、広大な田圃でも、始まるとあっという間に終わるので、午後の雷雨の影響はなかったことでしょう。Photo

 ・当方は猫の額の庭ながら、朝夕の散水が省けて、熱のこもった家屋も冷却されて、この程度なら“恵みの雨”ですが、そうではない地域もあり、天気ばかりは本当にままならないものです。

 
●アメリカキンゴジカ(アオイ科キンゴジカ属):
 数日前に収穫の終わっていた田圃の畔側にアメリカキンゴジカが群生して一斉に黄色い花を開いていました。
 収穫時期に先行して実施されていた”除草剤“また雑草刈りによる除草作業によって、結果的に選択されて生残し、一気に繁茂したようでした。Photo_2

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アメリカキンゴジカ
 熱帯アメリカ原産の帰化植物で多年草。 草丈30~60cm。
 茎は木質化して硬い。上部の葉腋に直径15mm程で、風車のような形の淡黄色5弁花をつける。
 花は午前9時半頃には開花し11時頃までには閉じる。
 なお生育地域や環境などで時間等は変動するが、開花を観察できるのは大体午前中だけ。花期は7~11月。

 
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■台風21号、秋雨前線と、9月も気が抜けませんね。Photo_3

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2018年8月30日 (木)

オシドリ、コガモ、チョウゲンボウ(留鳥/冬鳥仲間)

 「渡り鳥」は季節によって現れたり、いなくなったりする鳥で、大別して冬鳥と夏鳥があります。
 飛来する時期は、その年の季節の進み具合によって変動します。
 代表的な冬鳥としてはカモ、ハクチョウ、ガンなどがいて、夏はシベリアなど北方で繁殖し、秋になると日本に飛来して越冬し春先に北国に帰っていきます。

 残暑厳しい今夏ですが、9月が過ぎると渡り鳥の便りが聞かれはじめることになります。 

 先日、台風20号が通過した後の曇天下、運動不足解消のため外出した通りすがりの池周辺では、休工中だった除草作業が再開されていて、一面枯れ野原のような風景になっていました。
 (再び直ぐに伸び出して緑色風景になってしまいますが・・・・)
 (画像はクリックで拡大します。)Fitimg_2257

 そして池の周辺を歩いている時に、偶然、冬鳥の仲間を目にする機会がありました。
 今シーズンは移動が早めなのか、たまたまそうだっただけなのかわかりませんが、少し早めの冬鳥仲間の観察記録に。

 なお、いずれの場合も見かけたのは当日限りで、渡り・移動の途中に、文字通り小休止のために一時池に降りただけの、一過性の観察でした。

 (いずれもかなり遠距離撮影のため、目一杯のデジタルズームによる酷い画質です。)

●オシドリ(♀?):
 8月下旬、初めて、池に集まっていた留鳥のカルガモの間に浮いていた一羽のオシドリ(多分♀)を確認。Img_2193l

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※オシドリ(カモ科): 
 留鳥、または冬鳥で、冬季には本州以南(主に西日本)へ南下し越冬する。
 東北地方以北では夏鳥で、一般的には漂鳥とされる。
 ・♂はカモ類中でも繁殖期の冬羽が特別に鮮やかなことで知られている。嘴は紅色で、先端が白色。  
 ・♀は、嘴が赤黒色で、上面は暗褐色、眼の周囲から後頭にかけて伸びている白い筋模様が特徴的である。
 なお、♂のエクリプス時(非繁殖期)はメスの体色に似ていて遠目には判別困難であるが、嘴の紅色が分かれば判定出来る。

 
●コガモ(カモ科):
 冬鳥です。同じように、カルガモに混じって浮いていた複数のコガモ。
 この時期♂はエクリプスのため、外観は雌と類似して(遠目には)識別できません。
 冬鳥仲間では一番早くやって来て、最後に北国に帰っていくコガモですが、8月末に姿を確認したのは過去最早の渡来新記録です。Img_2201_l

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●チョウゲンボウ((ハヤブサ科):
 池端の草地運動広場で見かけたものです。低空でホバリング、狙いを定めて急降下した瞬間から観察。片足で獲物を掴んでいました。
 捕獲した獲物はカエルのようにも見えましたが、実際は不明です。Photo

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Photo_3

チョウゲンボウ(ハヤブサ科):
 冬鳥として日本各地に飛来する小型のハヤブサ類です。
 夏季に本州北部から中部で繁殖するため、埼玉県では留鳥とされていますが、当地(埼玉県内)では地域・環境にも寄るのでしょうか、見かける機会は少なく、過去の観察記録も1例をのぞいて全て12月でした。
 全長 30~35 cmで(雌の方が大きい)ハト大ですが、ずっとスマートで、翼を広げると 70~80 cmほど。
 羽の地色は赤褐色で多数の黒斑があります。
 農耕地から原っぱ、丘陵地帯、山林までの広い範囲に生息し単独か、つがいで生活しています。
 素早く羽ばたき体を斜めにしてホバリングしながら、地上の齧歯類、またスズメなどの小鳥や、昆虫、ミミズ、カエルなど見定めると急降下して捕食します。

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2018年8月27日 (月)

雑記

 世界中で異常気象の報道。あきらめはついているものの今日も猛暑日。
 そして夜はとうとう”ところによった”雷雨に。
 TVを見ていた午後7時半前、突如画面に「受信できません」のエラーメッセージ。
 実はその暫く前から雷鳴と稲光があったので、使用していない部屋のエアコンのコンセントだけは抜いていたのですが・・・

 アメダス画面を見るとわが家の頭上にも雷雨がやってきていました。Photo

 
 暇つぶしに2Fのベランダから、横殴りに降る雨の中、結構派手にぴかぴか光る閃光を数分眺めていました。

 19時32分~38分:Img_21051935_1

 
 昼間のように明るくなった閃光も。193132

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 さいわい雷雨は40分程で通過していき、午後8時過ぎには復活したTVを見るともなく見ていた気だるい夜。

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2018年8月26日 (日)

今日も暑い日

 変わりばえしない話ですが、今日(8/26)14時30分、再びわが家の軒下温度計が新記録43℃になりました。R0018346

 (断るまでもありませんが、気象台の測定条件とは無縁で、常にかなり高めの表示です。) 
 気象台のデータでは熊谷の気温39℃、当地のピンポイント温度は38℃となっていました。
 やはり暑かったのです。

 
 所用帰りの夜道で、栃木方面の上空に膜電が発生していました。
 26日20時10分、栃木県雨雲の動き実況です。
 わが家から(直線距離で)40kmほどのところに大雨が降っているようで、膜電発生もこのあたりだったでしょうか。Photo

 
●暑い日中、セグロアシナガバチが玄関先を飛び回っています。
 数匹が外壁に集まって止まっていました。
 .新たに巣作りを始めるのかも知れません

余談:
 キアシナガバチとセグロアシナガバチの外観は一見よく似ています。
 あらためてその識別ポイント。
 キアシナガバチの前伸腹節(胸部と融合した腹部第1節)には2本の縦斑がありますが(写真上)、セグロアシナガバチには当該の縦斑がないのが(下)相違点。Photo_2

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2018年8月25日 (土)

セグロアシナガバチ多数発生

 処暑を過ぎても残暑が一向におさまる気配がない本日、わが家の軒下温度計が、先に記録した41℃を抜いて42℃の新記録に。
 (当地ピンポイントの天気記録では37℃でしたが・・・) 冷房つけっぱなしの室内から、屋外に出る度、一日何度も、直ぐに汗びっしょり。R0018303

 
●セグロアシナガバチ:
 そんな日中、セグロアシナガバチ退治騒動。
 隣家から、(隣家の)網戸に大量のハチが群がっているので殺虫剤で退治しながら発生源はと付近を見回したところ、ちょうど(隣家の)リビングから直接見える、わが家の外壁に巣があり、その周辺にもまだいっぱい飛び回っている、という緊急情報が。
直ぐに外に出て、あそこですよと指さされたところは当方で気が付きにくいところでした。

 2Fの窓を開けて殺虫剤をスプレーしましたがうまく出来ず、大半が遠ざかった(だけで直ぐに落ちたりはしません)隙に棒で巣をたたき落として取り除きました。
 落とした巣を確認するとさほど大きなものではなく、巣の長径7cm、巣穴(育房)数100個ほどのものでしたが、巣穴はほぼ全数蓋が取れて成虫になって飛びだした後で、その大半が隣家などに分散して行ったのでしょう。
 まだフタが残っていた2箇所のフタを外してみると、出遅れたものが残っていました。顔が白いので♂バチのようです。
 (→なお余談ながら、翌朝ゴミ箱の中の巣(育房)をのぞいて見たら、出遅れた2匹の姿はありませんでした。)
Photo

 ただ、巣を落としただけではダメで、巣の残骸が少しでも残っていると、再びそこに巣作りをする習性があるので、完全に除去するか、その部位にガムテープを貼っておくと良いという。
 場所的にそのどちらも直ぐには出来ないので模様眺めに。

 夕刻出てみると、そのとおりで、5~6匹の蜂が執拗に飛び回っていました。 
 再び2Fの窓から殺虫剤をスプレーしましたが、速効性はなく、少し遠ざかっていっただけ。  
 前歴がある“事件”でした。

 余談ながら、本種はキアシナガバチよりもおとなしいハチで攻撃性はあまりありません。 
 それより、蛾の幼虫を狩って食べる、肉団子にして巣に持ち帰るなど、害虫駆除に役立つ益虫なので、むやみに”殺虫”する必要はないのですが、隣家に迷惑が及んでいることからやむを得ない処置でした。

 
■オナガ:
 夕刻、玄関先に出た折、怪しげな空模様の下、いつものようにギューイという濁声を張り上げてオナガが群れ飛んでいました。
 TVアンテナに集まったり、電柱に止まったり・・・Img_2089

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 たいてい毎日、早朝と夕刻に住宅街を飛び回ります。

 
■夜は、満月前夜の月が流れの早い雲に覆われたり、また近くに相変わらず火星が輝いていたりしながら、今夜も熱帯夜で過ぎていきます。Img_2091

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2018年8月24日 (金)

オグルマ結実(痩果)

  先に観察していた刈り残しのオグルマの一部が、さいわいまだそのまま残って結実していました。

●オグルマの結実(痩果):
 ・まだ葉や茎、総苞などには緑色が残っていて、舌状花や筒状花が茶色に枯れた頭花を付けた株が何本かありました。1r0018217

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 ・その筒状花の先端部分を少し摘んで指先でほぐしてみると、まだ未熟という印象ながら、痩果が出来ていました。3r0018171

 
 ・少し離れたところに残っていた数株では、葉や茎、総苞は茶色に枯れて(茎は木質化してとても硬くなっていて)、頭花の舌状花および筒状花(の花がら)は全て脱落し、その跡に痩果の白い冠毛がびっしり詰まった綿毛の”白色頭花”になっていました。4r0018230

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 ・綿毛の一部を指先で摘んでほぐすと、6r0018241ct

 
 ・みるみるうちに白い冠毛が広がって、その基部に種がある「綿毛の種」が出来上がっていることがわかりました。
 痩果は、大きさ約1mmの種に約5mmの冠毛が付いた綿毛の種/果実です。7r0018211

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 綿毛の種はとても多数あり、風に乗って飛散し分布域を広げるのでしょう。

 
■まだ残っていた花で、イチモンジセセリが吸蜜していました。11r0018245

 (痩果:小さな乾いた果実で、果皮は硬くて裂開せず、中に種子一つがあるもの)

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2018年8月22日 (水)

キアシナガバチ/肉団子を作る

 本日は猛暑日復活。
 数日前には秋の気配も時折感じられるようになっていたのに・・・

 庭のフヨウも日中は広い葉が萎れていますが、毎朝元気に一日花を開き、翌朝には萎縮した花殻を ポタポタ落しています。

●キアシナガバチ、フタトガリコヤガ幼虫を狩り、肉団子にして運ぶ:
 先日夕刻、落下したフヨウの花殻を掃き集めている折りに、1匹のハチが飛来してしばらく周囲を飛び回った後に、目の前の葉陰でなにやらしている様子が目に止まりました。
 近寄ってみると、もう既にフヨウの害虫である”フタトガリコヤガ幼虫の上半身は肉団子に”調理”して運び去った後に、再度、残りの下半分を肉団子にして運ぶ作業に戻って来たのでした。
 (以下の画像はクリックで拡大しますが、少々気持ち悪いところがありますのでご留意を。)Photo

 
 ・残っていた幼虫の下半身を二つに噛み裂きながら内臓を抜き出しています。Photo_2

 
 ・取り出し終わった内臓の塊と、残りの筋肉質の部分を切り分けてから、Photo_3

 
 ・筋肉質の塊を口と脚で丸めて肉団子にし、それを抱えて飛びあがると、途中1度ツリバナの葉上に止まりました(右列最下段)が、またすぐに(何処かにある)巣の方へ運び去っていきました。1

 葉上には内臓の塊が残されたままでした。
 調理していたのはキアシナガバチの働きバチでした。

 
・余談:
■フタトガリコヤガ若齢幼虫:
 ハチが飛び去った後、近くの葉上にフタトガリコヤガ若齢幼虫がじっと佇んでいるのに気がつきました。
 キアシナガバチは知っているのでしょうか。R0018155

 
■フタトガリコヤガ終齢幼虫:
 また別の日、終齢幼虫がいるのも見つけました。(下段左は頭部、右は腹端(尾部))Photo_4

 毎シーズン変わることのない繰り返しです。

 
■キアシナガバチ(スズメバチ科アシナガバチ亜科):
 大きさ(体長)20~26mmと大型のアシナガバチの仲間で、体は黒色に黄色の紋が発達している。脚にもはっきりした黄色部分がある。
 スズメバチほどの攻撃性はないが、アシナガバチの中では攻撃性は強い方。 
 ただ、成虫、幼虫共に植物を食害するガの幼虫を狩って食べるという点では益虫。
 ガを狩る時にガの幼虫は毒針で仕留めるのではなく、噛みついて殺す。 
 “調理”としては、幼虫を二つに噛み裂いて内臓を捨て、残った筋肉質の部分を食べ、後は肉団子にして巣に運び、幼虫の餌にする。
 大きい獲物の場合は分割してから肉団子にして運ぶ。
 出現時期は4~10月、分布は日本各地。

 
※以前に、キアシナガバチが、オオスカシバ幼虫を補足して肉団子に加工している様子を観察した記録がありました。

 
■フタトガリコヤガ:
 フタトガリコヤガの幼虫は、フヨウやムクゲ、オクラ、ワタなどアオイ科植物の葉を食害する害虫。
 わが家でも毎年決まってフヨウに繰り返し発生する困りもの。
 若齢幼虫は全体にまばらに毛の生えた黄緑色の毛虫で、終齢幼虫は体長4センチほどになり、黄緑色地に黒と黄色の模様が、また腹端(お尻)の赤い模様が目立つようになる。
 いずれも、これ見よがしに常に葉の上にいて葉裏に隠れることはない。
 腹脚は第5、第6節の2対しかなくて、近寄ったくらいで逃げることなどまずないが、移動する時は尺取り虫のように歩く。
 捕殺するのは容易ではあるが、面倒デス。

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2018年8月21日 (火)

カネタタキ♀

●カネタタキ(カネタタキ科):
 暑かった7月下旬くらいから、夜になって時折 庭木のどこからか“チン、チン、チン”という鳴き声(♂)が聞こえていましたが、鳴いている姿を見ることは出来ません。
 昔からそうなのですが・・・
 昨今、ようやく朝晩は涼しくなってきたので、滞っていた庭の草取りをしていた時に、掘り起こして引き抜いた雑草の間からぴょんと飛びだしてきたのがカネタタキ♀でした。
 大きさ(体長)10mmでした。
 すばやく裸地面を移動していくのを、はめていた軍手を外して両手で挟むように合わせ、潰さないように捕まえました。
 小さめのゴミ用の透明ポリ袋の中で入れ置いて、草取り終了後、シャーレに入れて撮影。 
 黒い帯のように見える翅がなく、産卵管のある♀でした。
 撮影後、庭の植木の茂みに戻しました。1r0018284

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※大きさ(体長)7~11mm: 体型は扁平で、腹部が細かい鱗片に覆われた、褐色の小さなコオロギに近い仲間。
 オスには短く丸帯状の翅があり、メスは無翅。
 人家周辺に多く、樹上性で庭木や生け垣の樹上に棲息している。
 (オスは)、昼夜分かたずチン・チン・チンと鳴いている。
 鳴く場所は葉陰や葉裏、また重なった葉と葉の間など、目に付きにくいところがほとんどで、姿を見ることは少ない。 
 なお昔1度だけ、懐中電灯で照らした葉の表面に出てきて、くるくると忙しそうに歩き回りながら鳴いているのを見たことがありました。

 鳴き声は温度によって変わり、暑い(30℃)時は「チンチンチン」と早いビートで、涼しい(20℃)時にはやや低音でゆっくりしたビートの「チン、チン、チン」になります。
 コオロギなども同じように温度でビートが変わります。
 出現時期は8~12月、分布は本州、四国、九州。

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2018年8月18日 (土)

オオナガザトウムシ

●オオナガザトウムシ(ザトウムシ目):

 (以下の画像はクリックで拡大します。)
 お盆休みの一日、モンスター姿の積乱雲が湧き上がる夏空のもと、富山県下の、Img_1809

 標高1000mを越える山地林縁の歩道上でのこと。

 ・細長い足を伸ばして体をユラユラ揺らしながら”それなりに早足で”歩いている1匹のザトウムシを見つけました。
 手持ちの非力なコンデジでは追っかけが難しく,ブレブレの不鮮明画像しか撮れません。Img_1840

 本来4対、8本の細長い歩脚がありますが、どうやら2本欠損していたようです。

 
 ・持っていたウチワですくい上げて、その上を逃げていくのを追っかけ。
 それにしても体長の何倍もありそうな細長い歩脚です。Img_1841_1t

Img_1841_2ct1

 
 ・偶然ピントが合った一枚のスナップショットで、背にトゲが1本あるのがわかりました。Img_1841_2ct2

 以前にもトゲザトウムシモエギザトウムシ?の観察例がありますが、今回は初見のオオナガザトウムシと判断しました。

 
※体色は黒褐色で、体長約1cmの細長い体型でザトウムシ(座頭虫)としては大型。
 体は頭胸部と腹部は密着していて楕円形のように見え、体節は明瞭に認められるが、くびれはない。
 背中(腹部背面前方付近)に1本の棘がある。(通常1本であるが、2~3本の個体もいる。)  
 胸部に付属肢が六対ある。
 体の前端に1対の短い鋏状の鋏角があり、1対の触肢、そして4対の(体長の数倍以上の)細長い歩脚がある。
 その長い足を伸ばして空中に支えた体を揺らして前を探りながら歩く姿から座頭虫の名がある。
 出現時期は7~10月、分布は本州、四国、九州。

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2018年8月17日 (金)

「夏の大三角形」

●「夏の大三角形」:

 本日(8月17日)は伝統的七夕(旧七夕)。年に一度、おりひめ星とひこ星が天の川を渡って会うことのできるという特別な日。

 おりひめ星は「こと座」の「ベガ」、ひこ星は「わし座」の「アルタイル」ですが、
 さらにもう一つ、左の方に目立って明るい星「デネブ」と呼ばれる「はくちょう座」の星があります。
 これら3つの星は特に明るい「1等星」で、3つを結んでできる大きな三角形が「夏の大三角形」です。
 本日はこれまでの猛暑がウソのようにおさまって空気も乾燥していて、夜空を見上げると、頭上に“老眼でも”「夏の大三角形」を見ることが出来ました。
 写真はコンデジの画像で分かりにくいですが、拡大表示で何とか確認できました。
 (画像はクリックで拡大します。)Img_1914_2_2

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 なお、観察に際しては、「こと座のベガ」が一番明るく見えますので探しやすく、これを基準にして三角形を探しました。

■火星も明るく輝いていました。

★東京の星空・カレンダー・惑星(2018年8月)
 https://www.nao.ac.jp/astro/sky/2018/08.html

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2018年8月16日 (木)

コケオニグモ

●コケオニグモ(コガネグモ科):
 お盆の最中、富山県下の中部北陸自然歩道の一角で偶然目にしたもの。
 山地樹林縁で,見上げる位置に設置された木箱の陰に静止していた個体で、その場所ではとても目立つ色彩と体型だったので気がついたのでした。Img_1868

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 初めて見たクモで名前は知りませんでした。

 別のアングルが撮れないので、暑さしのぎに手にしていたウチワを差し出すと、その表面を伝い歩きしながらやがて地面に落ちて逃げていきました。
 その姿を、ポケットにあったスナップ写真用の非力なコンデジで追っかけたもので、ピントの甘いスナップ・ショットしか得られませんでした。Img_1872

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 それでも、その特異的な姿・外観から”絵合わせで“コケオニグモと判断したものです。

 体色は、緑色に黒色の斑紋がある迷彩色、また腹部にある2個の突起(ツノ)は茶色と黒色という特徴的な姿/体色の大型のクモ。
 山地の地衣類が着生した樹林地域に生息しているが、名前のとおり、ウメノキゴケなどのコケ(地衣類)に似た緑と黒を基調とした迷彩色で、昼間は苔むした樹皮などにまぎれて脚を縮め静止していて(常にコケの上に静止しているだけではないが)、夜になると樹間に大型の円形網を張り、昆虫などを捕食しているという。
 その様な生態のため、天敵のクモバチ科のハチに襲われにくく、また人の目にも見つかりにくいと思われ、日本各地に分布していても採取記録は多くない、というのはそのような事情にもよるのでしょうか。

※コケオニグモ(コガネグモ科オニグモ属) :
 大きさ(体長)♀16~23mm、♂11~14mm。分布は日本各地。

 なお日本のレッドデータ検索システム*を参照すると、環境省カテゴリでは「指定なし」になっていますが、 都道府県指定では千葉県、愛知県で「絶滅危惧Ⅰ類」指定で、東京都では「情報不足」となっています。
 (* http://jpnrdb.com/search.php?mode=map&q=111001040312286 )

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2018年8月13日 (月)

マルバツユクサ

●マルバツユクサ(ツユクサ科): 
 農業排水路沿いの草地の一角に群生しているのを目にしました。
 本種は熱帯アジア原産の帰化植物。
 道端や草地に生える1年草ですが、地上だけではなく地中にも花(閉鎖花)を付け種子を作る強力な繁殖力を有するため、農地などに一度侵入すると根絶することが難しい強害雑草の1つ。Img_2050_1

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 ・葉はツユクサより大きく丸味を帯びた卵~広卵形で、縁は波打つ。R0018075

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 ・茎頂の苞の中に花をつけ、苞の外に花柄を伸ばして通常2個開花する。
 花の直径は2.5㎝ほど。Img_20552

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 ・花はツユクサより小さく、色は淡青色で薄めのことが多い。
 (写真のツユクサは直射日光をあびて色飛びしていますが、マルバツユクサよりずっと濃い青紫色です。)R0018090

 花期は7~9月、分布は 関東地方以西。

※なお余談ながら、マルバツユクサの花は、大きさや花色が先に観察していた「シマツユクサ」の花に似ています。

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2018年8月12日 (日)

オオフタオビドロバチ

 毎夏、日よけの簾の支柱に使用している複数の細竹筒に、オオフタオビドロバチが巣作りにやって来ます。
 竹筒の中に泥を運び込んで隔壁で仕切った部屋を作って産卵し、孵化した幼虫の餌にするガの幼虫を運び込んで産室とします。
 部屋は複数作られています。最後に竹筒の孔を泥で塞いで巣作り完了です。

 猛暑日の続く間は時折、巣穴の点検にやって来ます。R0017639_15

 
 そして泥のフタの補修をしているようです。 
 乾ききった竹筒の表面を囓りとって唾液に混ぜ、乾燥して少し痩せた泥蓋の補修をしている様子でした。Photo

 今でも継続的に点検にやって来ています。
 酷暑に曝された“竹ずつ部屋”での子育て管理も大変そうです。

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2018年8月11日 (土)

ウスムラサキシマメイガ

●ウスムラサキシマメイガ(メイガ科シマメイガ亜科):
 去る8月8日、玄関照明に来たのでしょうか、台風13号の影響が現れ始めて小雨と冷たい風の吹く朝方、小さな紫色のガが、玄関先に止まっていました。
 翅の模様ははっきりしませんが、”絵合わせ”ではアカシマメイガやトビイロシマメイガなどにも似ていましたが、素人目に一番似ていると思う「ウスムラサキシマメイガ」としました。R0018028_1

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※ウスムラサキシマメイガ(メイガ科シマメイガ亜科):
 前翅長6㎜。 成虫出現時期は4、7、10月(年3回)、分布は本州、四国、九州。

 
 以下は余談です:
 今回の個体と関係があるのかどうか分かりませんが、
  「 ウスムラサキシマメイガ」成虫は「セグロアシナガバチ」の巣*上に産卵して寄生するという生態を有しています。
 孵化した幼虫は巣内に侵入して、セグロアシナガバチの蛹や幼虫を食べながら成長して蛹になり、羽化・成虫として巣外に出てくるのだそうです。
 全ての蛹が成虫として出てきた後の巣は当然ボロボロになっています。

 毎年わが家にも、カーポートの桟や、積み上げている品物の隙間などにセグロアシナガバチが巣を作り、晴れて暑い日には水を呑みにやって来ます。
 先日、カーポートの隅に作られていた小さな巣を除去しましたが、中は既に空っぽになっていました。

■わが家で見かけたセグロアシナガバチ巣の1例(再掲):R0011547_11
http://kuromedaka-saitama.cocolog-nifty.com/blog/2016/08/post-ed2c.html

 
■外観が少し似た雰囲気の「ウスベニトガリメイガ」の記録がありました(再掲)。 
 全体的に紫紅色で、前翅と後翅の中央に黄色い横帯があります。Photo_2
http://kuromedaka-saitama.cocolog-nifty.com/blog/2015/07/post-2801.html

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2018年8月10日 (金)

アカガネコハナバチ/オグルマに集まる

 フィールドに花の少ない時期、群生して咲いているオグルマの黄色い花に多数集まっていた小さなハチ。

アカガネコハナバチのようです。触角の長い方が♂で、短いのは♀です。
 なお画像が不鮮明のため判然としませんが、特に触角が細長く見える個体は,ヒゲナガコハナバチ♂が混じっているのかも知れません。
 (画像はクリックで拡大します。)R0018052_1

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 ついでに:
■未掲載のアカガネコハナバチ画像:
 (2015.10月撮影、イワダレソウに多数集まっていたアカガネコハナバチ)201510c

※アカガネコハナバチ:
 体長6~8mm。緑色味のある銅色光沢がある。
 触角が長いのは♂で、短いのは♀。
 出現時期は4~11月、分布は日本各地。

cf:ヒゲナガコハナバチ:
 体長6mmほど。黒っぽい光沢がある。触角の長いには♂。
 
 

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2018年8月 9日 (木)

ツバメシジミ/オグルマで吸蜜

■台風13号1389
の影響がほぼなくなった8月9日炎天下の午後の草原で。

 
●オグルマ:
 植栽された樹木の隙間にあって除草作業から免れた数株のオグルマが前夜の悪天候にもめげずに元気よく黄色い花をつけていました。Img_1991

Img_1994tc

 
 他にも数本残っていて、その一花にツバメシジミ♀が訪花して熱心に吸蜜を続けていました。 
 触れそうになるほど近寄っても逃げることはなく、余程切羽詰まっていたのでしょうか。Img_2013

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2018年8月 8日 (水)

キマダラコヤガ/オグルマで吸蜜

●キマダラコヤガ(ヤガ科キマダラコヤガ亜科):
 今夏はじめて確認した(来歴不明の)オグルマの黄色い花の群生に、小さいながら遠目にも目立つキマダラコヤガが多数集まっているのに気がつきました。
 フィールドでキマダラコヤガを確認したのも初めてでした。
 いずれも来歴や生態などの詳細はよく分かりませんがとりあえず観察記録としました。

 なお吸蜜行動中は近寄ってもほとんど逃げませんでしたが、まだ花のないヤブガラシに止まっていた個体は近寄るとあっという間に視界から消えて行きましたので、飛翔はすばやいようです。
 観察は静止している状態(の前翅)のみで、後翅の観察はできませんでした。


 ・翅を閉じて静止してる時の大きさはオグルマの筒状花の直径ほどで、約10mm前後。
 (以下の画像はクリックで拡大します。なお、画像は全て別個体のつもりです。)Img_1891t1

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※キマダラコヤガ:
 大きさ(開張)20~26mm。
 前翅は黄白色と黒褐色のまだら模様で小さくてもよく目立つ。
 外縁に沿って銀色の帯がある。後翅は濃褐色。
 複眼は黄緑色であるが、その中に黒い瞳があるように見える。
 バッタやカマキリにも見られる偽瞳孔(ぎどうこう)と呼ばれるもの。
 河川敷の草原などでよく見られる。日中に訪花して吸蜜する。
 出現時期は7~9月、分布は日本各地。ただ、生息域は限局的でその数は相当減少しているという。
 ・幼虫の食草は、ヒルガオ科植物でサツマイモなど。

 
■近くにはサツマイモ(の畑)などありませんが、ヒルガオの仲間は到るところに繁茂しています。R0018036

 
 ・ヨシに絡みつきながら伸び上がり始めていたヤブガラシに、1匹止まっていたキマダラコヤガ:Photo

 傍に近づいていくと瞬時に視界から消えてしまいました。

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2018年8月 7日 (火)

オグルマ訪花のハチ、カメムシ

 フィールドに雑草の花が少なくなった盛夏。 
 池端草地広場の一角に群生したオグルマの黄色い花に集まっていた小昆虫の一部です。

 
ハナバチの仲間
 (オグルマの)花径と比較すると体長10mm以下と小さく、触角の長い(♂?)ハチ。
 多数群れていましたが、なかなか鮮明な画像が撮れなくて詳細は分かりません。R001795810mm

 
●セイヨウミツバチ:
 やはり複数の個体が忙しく飛び回っていました。R0017959

 
●ヒメナガカメムシ(マダラナガカメムシ科):
 光りの当たり方で透明な翅が光りを反射して白く光り、一見小型のハエのように見えるカメムシです。
 こちらも多数いて、たいてい交尾中のカップルが見られるのが特徴。R0017968

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※大きさは体長4~5mm。全体は茶褐色で、黒い点刻が散らばっています。
 翅は透明から半透明で、腹部全体が透けて見えます。
 いつも交尾中のカップルが見られます。大きい方が♀です。
 イネ科植物の穂やキク科植物の花について吸汁しています。
 出現時期は4~10月、分布は本州、四国、九州。

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2018年8月 6日 (月)

オグルマ

■オグルマ(キク科オグルマ属):
 炎天下の池端草地広場の一角にオグルマの群生があることにはじめて気がつきました。 
 黄色い花がとても目立ったからでした。
 梅雨入り前に1度、除草作業が行われた後の夏のフィールドには雑草などの草花が少なくなっている時期なので、昆虫類にとっては貴重な存在。
 はじめて目にした小さなガやハチ類、カメムシなどが訪花していました。

 まず、はじめて確認したオグルマの記録です。
 (以下の画像はクリックで拡大します。)

●全草:
 茎は緑色、直立し、枝分かれは少ない。草丈50~70cmほど。
 (周囲のヨシと共に刈り取られた後にポツンと1株残っていた貴重品!)Img_1951

 
●花: 
 (刈り取られる前)Img_1896

Img_1947

 
 ・頭花は1列の舌状花と筒状花の円盤からなる。花径は3~4㎝。Img_1951_2

 
 ・総苞は高さ7~8㎜。総苞片は5列、幅が狭く、先が尖る。R0017971

R0017972

 
●葉:
 ・葉は長さ5~10㎝、幅1~3㎝の広披針形~長惰円形、基部は茎を抱く。R0017964

 
 ・葉の表裏対比:R0017996

 
 ・葉表:
  縁には点状鋸歯がある。R0017987m

 
 ・葉裏:
  葉脈がはっきり隆起し、白色の伏毛が密生し、白色の腺点がまばらにある。R0017995

R0017995_2

※オグルマ:
 湿地、川岸、田の縁など湿り気のある草地に生える多年草。 
 地下茎で横に広がり群生する。
 ・茎は緑色、直立し、枝分かれは少ない。草丈50~70㎝ほどになる。
 ・葉は長さ5~10㎝、幅1~3㎝の広披針形~長惰円形、基部は茎を抱く。
  葉は柔らかく、縁には点状鋸歯がある。
 葉裏は葉脈がはっきり隆起し、白色の伏毛が密生し、白色の腺点がまばらにある。
 ・花は黄色い頭花で、花径は3~4㎝。花柄は直径約2㎜、上向きの長い白毛が密生する。   
  舌状花は1列。小舌は長さ16~19㎜、幅1.5~2㎜で、先端に3歯がある。  
  筒状花の円盤は直径1.5~1.7㎝。筒状花の花冠は長さ約3㎜。
  総苞は高さ7~8㎜。総苞片は5列、幅が狭く、先が尖る。
 ・痩果は長さ約1㎜、有毛。冠毛は長さ約5㎜。
 ・花期は7~10月、分布は日本各地。

 
補足:
 オグルマの花期が、散歩コースの夏期雑草刈取り作業期間に当たるため、花や、更に結実した群落を目にする機会はまずありません。
 今回、たまたま草地広場のごく近接した2箇所に群生した(来歴不明の)”塊”を目にしたのですが、その2日後には、一時休工中になっていた除草作業が再開されていて、その大部分はきれいに刈り取られていました。Img_1929

Img_1930

 
 今回の観察はまさに千載一遇の幸運だったようです。
 ページ最初の全草画像の1株の他に、また別の場所で、まだ除草されていないヨシの草叢に埋もれるようにポツンと数株の花があるのを見つけましたが、痩果が結実するまで残らないでしょう。Img_1959

余談:
 日本のレッドデータ検索システム
http://jpnrdb.com/search.php?mode=map&q=06040454941
によれば、オグルマは「環境省カテゴリでは指定なし」、ですが 都道府県のRDB指定で当地(埼玉県)では「準絶滅危惧種」に指定されています。    

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2018年8月 5日 (日)

夏祭り

■第25回古利根川流灯まつり
 (2018年8月4日(土)~5日(日))

 畳1畳分もある大型灯籠約250基が古利根川の川面約1kmにわたり光の帯となって浮かぶさまは 「訪ねて見たい!-21世紀に残す日本の風景遺産100選-」(読売新聞社刊)にも選定された祭り、ということでした。Img_1793t

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2018年8月 4日 (土)

チョウセンカマキリ、バッタを捕食

 連日猛暑日でカラカラに乾いた庭に散水していたら、葉陰から獲物を捕食中のカマキリが這い出してきました。
 多分、チョウセンカマキリ*の大分大きくなった子供が、小型のマダラバッタを捕まえていたようです。
 通常は近寄ると、逃げないで”カマ”を振り上げて威嚇動作をとりますが、今回は獲物を横取りされると警戒してか、捕食中の獲物をしっかりかかえてどんどん物陰(葉陰)に引き込むようにしながら移動して行きます。
 追ってこないと察知すると、むしゃむしゃと凄い勢いで食べていきます。
 胸部までの大部分がすでに食べられていて、餌食になったバッタは不確かですが、どうやら小型のマダラバッタのようでした。R0018006

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 暑い中、真剣勝負で懸命に生きている昆虫類。

 *チョウセンカマキリ:
 (カマの付け根)胸部が橙赤色です。捕まえて見れば分かりますが・・・

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2018年8月 2日 (木)

ヒメアカタテハ蛹、羽化

 6月初旬に定例の環境維持管理作業として堤防の雑草刈り作業が行われていました。  

 フィールドでは在来種のススキはすでに殆ど姿を消し、それに変わって、一見よく似た大型のイネ科雑草セイバンモロコシ*が圧倒的な雑草叢を形成するようになっていましたが、
 *(https://www.nies.go.jp/biodiversity/invasive/DB/detail/81030.html)それらが刈り取られて一旦はすっきりしていました。

 しかし異常気象だった7月の高温と先般の台風12号などに伴う雨によって.7月下旬にはその旺盛な繁殖力で既に草丈1メートルを超える草叢になっています。 Img_1861

 
 そんな草叢のセイバンモロコシで、細長く伸び上がった葉の1枚に白色の蛹がくっついているのが目に止まりました。
 白(銀)色の地に金色のボタン(突起)が特異的で、とても目立ったからです。4r

 
 直ぐにタテハチョウの仲間の蛹と分かりましたが、いままで白色の蛹は見たことがありません。
 そこで一部の葉ごと切り取って持ち帰り観察することに。
 葉を花瓶に挿して虫かごに入れ、リビングに静置。

 驚いたことに、翌朝、朝食後にのぞいて見ると、既に羽化していたのです。
 羽化は早朝だったようです。
 羽化のため脱皮する際に掴まっていた抜け殻から降りて葉に止まり、赤色の体液を排出し、翅はすっかり展開していたのです。
 (画像はクリックで拡大します。)Photo

  翅の紋様から成虫はごく顔なじみのヒメアカタテハと確認しました。
 しばらくすると抜け殻から離れて、ゆっくりと翅を開閉しながら虫かごの壁面を伝いながら動き回るようになりました。

 
 そこで、カゴを開けて、屋外の鉢棚に出しておきました。
 棚の上で1時間半くらいは翅を閉じてそのまま静止していましたが、その後猛暑の夏空に飛び立っていきました。Photo_2

 ・なお、ヒメアカタテハ幼虫を飼育観察した場合、蛹の色は金、銀、銅色とバリエーションに富んでいるという記事*がありました。
(* https://blogs.yahoo.co.jp/mushi_hana/7279507.html )

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