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2018年8月 6日 (月)

オグルマ

■オグルマ(キク科オグルマ属):
 炎天下の池端草地広場の一角にオグルマの群生があることにはじめて気がつきました。 
 黄色い花がとても目立ったからでした。
 梅雨入り前に1度、除草作業が行われた後の夏のフィールドには雑草などの草花が少なくなっている時期なので、昆虫類にとっては貴重な存在。
 はじめて目にした小さなガやハチ類、カメムシなどが訪花していました。

 まず、はじめて確認したオグルマの記録です。
 (以下の画像はクリックで拡大します。)

●全草:
 茎は緑色、直立し、枝分かれは少ない。草丈50~70cmほど。
 (周囲のヨシと共に刈り取られた後にポツンと1株残っていた貴重品!)Img_1951

 
●花: 
 (刈り取られる前)Img_1896

Img_1947

 
 ・頭花は1列の舌状花と筒状花の円盤からなる。花径は3~4㎝。Img_1951_2

 
 ・総苞は高さ7~8㎜。総苞片は5列、幅が狭く、先が尖る。R0017971

R0017972

 
●葉:
 ・葉は長さ5~10㎝、幅1~3㎝の広披針形~長惰円形、基部は茎を抱く。R0017964

 
 ・葉の表裏対比:R0017996

 
 ・葉表:
  縁には点状鋸歯がある。R0017987m

 
 ・葉裏:
  葉脈がはっきり隆起し、白色の伏毛が密生し、白色の腺点がまばらにある。R0017995

R0017995_2

※オグルマ:
 湿地、川岸、田の縁など湿り気のある草地に生える多年草。 
 地下茎で横に広がり群生する。
 ・茎は緑色、直立し、枝分かれは少ない。草丈50~70㎝ほどになる。
 ・葉は長さ5~10㎝、幅1~3㎝の広披針形~長惰円形、基部は茎を抱く。
  葉は柔らかく、縁には点状鋸歯がある。
 葉裏は葉脈がはっきり隆起し、白色の伏毛が密生し、白色の腺点がまばらにある。
 ・花は黄色い頭花で、花径は3~4㎝。花柄は直径約2㎜、上向きの長い白毛が密生する。   
  舌状花は1列。小舌は長さ16~19㎜、幅1.5~2㎜で、先端に3歯がある。  
  筒状花の円盤は直径1.5~1.7㎝。筒状花の花冠は長さ約3㎜。
  総苞は高さ7~8㎜。総苞片は5列、幅が狭く、先が尖る。
 ・痩果は長さ約1㎜、有毛。冠毛は長さ約5㎜。
 ・花期は7~10月、分布は日本各地。

 
補足:
 オグルマの花期が、散歩コースの夏期雑草刈取り作業期間に当たるため、花や、更に結実した群落を目にする機会はまずありません。
 今回、たまたま草地広場のごく近接した2箇所に群生した(来歴不明の)”塊”を目にしたのですが、その2日後には、一時休工中になっていた除草作業が再開されていて、その大部分はきれいに刈り取られていました。Img_1929

Img_1930

 
 今回の観察はまさに千載一遇の幸運だったようです。
 ページ最初の全草画像の1株の他に、また別の場所で、まだ除草されていないヨシの草叢に埋もれるようにポツンと数株の花があるのを見つけましたが、痩果が結実するまで残らないでしょう。Img_1959

余談:
 日本のレッドデータ検索システム
http://jpnrdb.com/search.php?mode=map&q=06040454941
によれば、オグルマは「環境省カテゴリでは指定なし」、ですが 都道府県のRDB指定で当地(埼玉県)では「準絶滅危惧種」に指定されています。    

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