登山/ハイキング

2016年11月16日 (水)

龍王峡(栃木県日光国立公園内)ハイキング(2016/11)

 本日の天気は終日快晴で雨の心配はないという予報を”信じて”、朝食後の思いつきで、電車で片道2時間半ほどのところにある観光地、栃木県の龍王峡( http://www.ryuokyo.org/)までハイキングに行ってきました。
 過去にも2度ほど行ったことがありましたが、ずいぶん久方ぶりでした。
 出かける前に,ネット情報で、すでに紅葉の見頃は過ぎていることは承知の上で、のんびり電車に乗ることと歩くことが主な目的です。
 到着時の現地は予想通りで、人出も少なくなったコースの名残の紅葉を愛でながら、のんびりウオーキング。
 ただ、帰りの電車の時間の都合もあったりして、現地滞在は正味たったの1時間30分ほどになってしまいました。
 万歩計の歩数(ウオーキング以外の歩行も含む)は11,590歩とささやかなものでしたが、穏やかな日本の晩秋のミニチュア風景を味わうことができ、良い気分転換にもなりました。

■龍王峡ハイキングマップ(部分):Sc

 ・現地到着後、最初はSTART地点から、コースタイム片道約1時間の白岩展望台まで往復のつもりで、まず左岸コースから歩き始めました。
 しかし途中で写真を撮ったりしていて時間が過ぎてしまい、むささび茶屋に着いた時にはすでに1時間20分も経過していました。
 ここから白岩展望台まで行くと、帰り予定の電車時間にはまったく間に合いません。
 やむなく、結局ここで昼食として、右岸コースを周回してリターンする事にしました。
 いい加減なものです。

●虹見の滝:
 (光の加減があいにくで、うまく撮れませんでした。)Img_2756

 
●竪琴の滝:Img_2758

 
●名残の紅葉も十分きれいでした。Img_2765

 
●むささび橋からの景観:
 龍王峡の代表的なビューポイントです。Img_2772

 
●腐木に着いていた変形菌、タマホコリの仲間:Img_2786_2

 
●白龍ガ淵あたりの景観。
 青緑色の淵と流紋岩の白色に、紅葉が映えてきれいでした。Img_2792_1

 もう少し余裕があればヨカッタかな。

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2015年4月28日 (火)

井戸湿原(栃木県)日帰りハイキング(2015/4)

 このところの好天続きに誘われて、昨日、久しぶりにマイカーで栃木県まで日帰りハイキングに。

 標高1,300mほどの前日光牧場の中に、今シーズンの営業を開始したばかりの「前日光ハイランドロッジ」があり、そこの駐車場に車をおいて、近くの象の鼻展望台から井戸湿原を回ってきました。
 下界の”連日の暑さ“からの予想より思いのほかまだ春は浅く、木々の芽生えもはじまりかけたばかりでした。
 ツツジの花は全くありません。芽吹きもまだで、もう少し先になりそうでした。Img_1051

 
 道すがら、まだ芽吹きの遅い林縁にヤマハンノキの花芽が目に付きました。やはり下界のハンノキに比べるとずいぶん遅い開花と葉の展開です。
 雄花序、雌花序、そして昨秋出来た松ぼっくりが揃って観察できました。Photo

 
・「象の鼻」展望台から。
 春霞に霞んで、というといかにも情緒的に過ぎます。
 怪しげな何とか粒子なども含まれているようで、せっかくの“暑い晴天”でしたが、遠景は薄ぼんやり。Img_1038

 
 それでも皇海山(すかい山)、日光白根山、そして男体山などが見えました。Photo_2

 空気の澄んだ時には、ここから東京スカイツリーや富士山も見えるそうです。

 
・井戸湿原:
 小さな高層湿原です。周囲の環境維持、整備が進められていました。Img_1053

 
 可憐なヒメイチゲの白い花だけが目に付きました。Photo_3

 
 水芭蕉も一株だけ。富栄養化で巨大化した名所の花に比べれば、本来の楚々とした風情が良かったです。Img_1054_2

 
 途中の山道にはタチツボスミレ、Img_1060

 
 下山するとカキドウシなども。R0085661

 
・帰路、最近はあちらこちらで見られるようになった鯉のぼり風景です。
 冷房を入れた車から出ると、体感温度は“暑い”ですが、視覚からは“薫風”を感じることが出来る情景でした。Photo_4

 
※ヒメイチゲ(キンポウゲ科):
 本種は山地の林縁に生育する多年草です。
 根茎が横に這い周囲に広がっていきます。
 花茎の高さは5~10cm。総包葉の中から2cmほどの花柄が出てその先に花茎1cmほどの白い花が1個つきます。
 花には花弁はなく、長さ7mmほどの白色花弁状のものはがく片で、5~6枚あります。
 花期は4月下旬~6月下旬、分布は北海道、本州の近畿地方以北。

※ヤマハンノキ(カバノキ科ハンノキ属):
 ハンノキ*同様、雌雄同株で、雌雄異花です。
 秋から円筒形型の雄花序と、雄花序のつけ根に小さな雌花序を形成します。
 秋に出来た直後の雄花序(穂)は緑色ですがやがて黒紫色になり、さらに3~4月に開花すると苞(外側のふたのような部分)の付け根から4本の雄花の葯がのぞきます。
 雄花の花被は4裂しています。
 そして葯が開いて花粉を出すと、茶褐色の葯に淡黄色の花粉が付着していて、全体は黄緑色に見えるようになります。
 雌花序(穂)は短く紅紫色を帯びた楕円形で、雄花穂のつけ根につきます。
 (ハンノキ*の場合は雄花序の長い花柄の下に付きます。)
 雄花から風に運ばれて飛んできた花粉が付着すると結実して、秋に直径2cmほどの小さな松かさ状の球状果を形成します。
 中に羽のある種子が入っています。この小さな松ぼっくりは翌年の春まで残っています。

 *ハンノキ(カバノキ科ハンノキ属):
 http://kuromedaka-saitama.cocolog-nifty.com/blog/2015/01/20151-0bd6.html

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2013年8月30日 (金)

富士山麓の旅(1泊2日)②富士山5合目 御中道・御庭ウォーキング

 前日に続き、今日は富士山五合目、御中道ウォーキングです。 

 半世紀も昔のことです。夏の富士山には2回登ったことがあります。1回目は、山開き直前で、7合目で降雪に見舞われて、あえなく途中でギブアップ。
 2回目は天気も良く、山頂でご来光も迎えて、下山しました。
 当時は、現在自粛が求められている”弾丸登山”がごく普通で、もちろんこのような言われ方はありませんでしたが・・・。

 それから半世紀を隔てて、今回は御中道ウォーキングです。
 『御中道』は、かつては、富士山の中腹、5合目(標高約2,300m)付近をぐるりと巡る約25kmの道。
 そこは富士講信者の修行の場として、富士山に3回以上登頂した者だけに歩くことが許された修験道だったという。
 現在は、御中道を横切る沢が約27本程度あって、中でも「大沢崩れ」などで一部危険区域が通行禁止になっていて、一周する事はできません。
 そして今、御中道というと、その4分の1周程度の、《 河口湖五合目(小御岳神社)~御庭~大沢崩れ (片道約5.4km) 》間が、トレッキングコースとして、多くの人に利用されています。
 
  世界文化遺産に登録されたおかげで今夏混雑した「富士登山」期間は、7月上旬から8月末までの山小屋が営業する短い間ですが、「御中道」は10月下旬まで、さほど混雑することもなく、天気に恵まれれば、一味違った富士山を楽しんで歩く事ができる快適なトレッキングコースなのです。

●富士山五合目御中道ウォーキング:
 この日は好天に恵まれた夏休み最後の週日とあって、五合目駐車場は大勢の登山客、観光客で賑わっていました。
 今回は、初めてのことでもあり、《 河口湖五合目(小御岳神社)~御庭 》までを辿る”入門ショート・コース“です。
 ①まず五合目の小御岳神社にお参りを済ませてから、五合目駐車場、雲上閣右の階段を登り、石畳の御中道に入ります。
 標高は2,300m。道はシラビソ・コメツガなどの針葉樹に、ダケカンバ、ハンノキ、(花が終わった)ハクサンシャクナゲなどが混じる原生樹林の中を通り、空気はひんやりして歩きやすい遊歩道です。
 樹林帯は展望が無い分、樹木や、少し時期遅れではありましたが高山植物の観察も楽しめました。
 (以下画像はクリックで拡大表示します。)Photo

 
 ②樹林帯をぬけると、急に視界が開けて景観は一変し、森林限界を辿る火山性の砂礫地に石板が敷かれた、とても眺望の良い遊歩道になります。
 砂礫地にはオンタデやイタドリが葉を広げて緑の塊を作っていました。これらの植物は火山礫地など、植物の生育には不利な環境にも真っ先に生育をはじめるパイオニア植物と呼ばれるもののひとつです。
 また、風によって変形した「旗状樹形」の樹木をみることができます。
 またコース途中で、山頂からの雪崩“雪代”(雪崩と土石流が一緒になったような現象)によって何カ所か樹木がなぎ倒され、ちぎれたりした通過跡が観察され、その導流堤も随所に設置されているのを見かけました。
Photo_2

 
 ③眼下に広がる冨士五湖と南アルプス、遠くには北アルプスの山並みも眺められ、また麓からは聳立つコニーデ型の富士山も、ここでは皿を伏せた様なアスピーテに見える山頂を間近に仰ぎながら、そしてさらに(花期が少し過ぎてはいましたが)、砂礫地帯に咲く可憐な高山植物なども見つけることができて、快適なウォーキングでした。
 Photo_3

 
 ④雲が湧いて刻々変わる景色を楽しみながら、なだらかなに続く砂礫地、樹林、また砂礫地と歩いていくと「御庭」につきます。
 東屋が有り、すぐ近くには廃屋と化して倒壊寸前の御庭山荘が有りました。
 ”御庭”一帯には黒や赤茶色でこぶし大の火山砂礫(スコリア:マグマが噴火して空中で固まった多孔質の溶岩礫で、黒や赤の色は含まれた鉄の酸化形式による)が一面に広がり、カラマツの古木が盆栽のように点在して、あたかも大自然が造成した庭園のような眺めです。
 直径約50m、深さ約20mの擂り鉢状の穴が2箇所あり、これが、富士火山の寄生火山の入り口という。
 ゆっくりと御庭の見学してから帰路に。少し進むと右手の樹間に整備された石畳の御庭林道を下り、「奥駐車場」に到着しました。(ここには高速バスの御庭バス停があります。)Photo_4

 
 ⑤昼食後、近くの河口浅間神社に参拝。神社の杉並木と、境内の7本杉を巡り、また、かつては盛んだった河口の「御師の家」にも見学に立ち寄ってから、Photo_6

 予定時間のとおり帰路へ。そして“予定外”の渋滞も。

 今回は時期遅れで花が少なかったことも含めて、約3.5kmの歩程をのんびり2時間かけた手軽なウォーキング。
 少し物足りなかった気もしないではありませんでしたが、贅沢は言えません。良い旅ができました。
 なお、「御中道」で見かけた植物はまとめて次に掲載しました。

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2013年8月 3日 (土)

千畳敷カールの高山植物(2013/7、その5最終回)

 7月下旬、中央アルプス千畳敷カールに咲いていた高山植物の続き(その5、最終回)で、木本類です。

チングルマ(バラ科):
 高山帯や亜高山帯に生育する落葉性の木本です。草本のように見えますが、地面を這う落葉小低木です。
 花茎の先に直径2~3cmほどの白色5弁花を1つ咲かせますが、遠目には中心部が薄い黄色に見えるほど、黄色い雄しべが多数あります。今回は霧に濡れてくっつき合っていました。
 葉は羽状複葉で長さは6~10cmほど。枝は地面を這い、群生して花畑をつくります。
 花後にできる種の“風車のような綿毛”がユニークです。
 花期は7~8月、分布は北海道、本州中部以北。2r 

 
●アオノツガザクラ(ツツジ科):
 高山帯の岩場や草地に生える常緑小低木で、ツガに似た針形の常緑葉と、クリーム色でかわいらしい釣鐘形の花が特徴です。
 分布は北海道、本州中部以北。Photo_4 

 
●コメバツガザクラ(ツツジ科コメバツガザクラ属):
 高山から亜高山の砂礫地や礫間などに生育する矮性の低木です。
 葉の幅は3~5mmと小さく、茎の先端では3枚が輪生し、7月に長さ5mmほどの花を数個つけます。
 分布は北海道、本州中部以北。R0037433 

 
●ハイマツの雄花(マツ科マツ属):
 高山帯に生育する常緑針葉樹。通りがかりに目についた紅紫色の雄花だけ撮れましたが、雌花の方の写真はありません。
 分布は北海道、中部以北。R0037432 

 
●ナナカマド(バラ科):
 山地~亜高山帯に自生する落葉高木です。白く小さい花をつけていました。
 秋、赤く染まる紅葉や果実が美しいので、北海道や東北地方では街路樹としてもよく植えられています。  
 花期は夏。分布は日本各地。Photo_5

 これまですべて、濃霧に濡れて咲いていたのは、ビジョビジョの”水もしたたる良いお花”ばかりでした。

ps.7月末に中央アルプス檜尾岳付近で不幸な遭難事故がありました。山の”安全”も景観もお天気次第です。

                  (完)

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2013年8月 2日 (金)

千畳敷カールの高山植物(2013/7、その4)ショウジョウバカマ、イワスゲ、ミヤマカラマツ、ゴゼンタチバナ、ミヤマシシウド、ミツバオウレン

 7月下旬、中央アルプス千畳敷カールに咲く高山植物の続き(その4)です。

●ショウジョウバカマ(ユリ科):
 既に花の時期は終わりですが、霧に濡れて、ところどころに咲き残っていました。 
 花の方は、終わったあとも花被はそのまま残り、色あせはするものの黄緑色になって夏にも花が咲いているような姿になります。低地でも普通に見られます。
 葉は、冬も枯れないで根際から放射状に多数出ます。それぞれ長さ5~10cmで先端がとがっています。
 花期は低山では3~4月ですが、高山では雪渓が融けたあとの6~7月になります。分布は日本各地。(写真上)
●イワスゲ(別名タカネスゲ) (カヤツリグサ科):
 写真1枚しか撮っていませんので、不確かですが、イワスゲとしました。
 高山帯の砂礫地に生育しています。
 花期7~8月、分布は本州(中部以北)。(写真下)Photo

 
●ミヤマカラマツ(キンポウゲ科カラマツソウ属):
 山地や亜高山の林縁に生える多年草です。濃霧で濡れてくっついた白いオシベの花糸が、遠目には白い花弁のように見えました。
 茎先に白い花をつけますが、花弁はなく、萼片も早くに落ちてしまい、花弁のように見えるのは雄しべの花糸です。
 草丈は30~70cm。根際から生える葉は2~3回3出複葉で、長い柄があり、小葉は長楕円形で、縁には鈍い鋸歯があります。また、茎につく葉は2、3枚で、上部の葉は単葉になります。
 花期は5~8月。分布は日本各地。R0037392

 
●ゴゼンタチバナ(ミズキ科ミズキ属):
 亜高山帯~高山帯の針葉樹林下や林縁に生育する多年草です。草丈5~15cmほどで、花は花弁のように見える4枚の白い総苞に囲まれていて、その中央に頭状小花が集まっています。
 秋に小さな赤い実が付きます。
 花期は6月下旬~8月、分布は北海道、本州、四国。Photo_2

 
●ミヤマシシウド(セリ科シシウド属):
 わが国の固有種です。亜高山帯から高山帯の草地や礫地に生える多年草で、高さは1~1.5mになります。
 茎は太くて中空です。葉の表面は、明るい緑色でやや光沢があります。
 茎の先に大きな複散形花序を出して、白い小さな花をいっぱいに咲かせます。
 花期は7~8月、分布は本州の中部地方以北から東北地方。Photo_3

 
●ミツバオウレン(キンポウゲ科オウレン属):
 亜高山帯から高山帯の針葉樹林内や林縁、湿地などに生育する多年草です。
 根茎は細長く、横に這って繁殖します。根出葉は3出複葉で、小葉は倒卵形で光沢があり、縁には鋭い重鋸歯があります。
 花茎は緑色で、高さは5~10cmになり、1個の花を上向きにつけます。花の径は7~10mm、白い花弁にみえるのは萼片で5枚あり、長楕円形。
 花弁は黄色で萼片より小さく、蜜を分泌します。果実はほぼ卵形の袋果で矢車状に開出し、袋果の長さ3~8mmです。
 花期は6~8月、分布は北海道、本州中部以北。3r

                 (その5:最終回) に続きます。

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2013年8月 1日 (木)

千畳敷カールの高山植物(2013/7、その3)ミヤマクロユリ、コイワカガミ、コバイケイソウ、ヨツバシオガマ、チシマギキョウ

 8月スタート。もう夏バテしそうですが、これから熱暑の本番です。先が長そうですから、マイペースで。 

 7月下旬、中央アルプス千畳敷カールに咲いていた高山植物の続き(その3)です。

●ミヤマクロユリ(ユリ科):
 高山帯の草地に自生しているバイモ属の植物で、母種のクロユリの高山型です。
 花は茎の先に1~2個つき、暗い紫褐色で黄色の細かい斑点も見られユニーク。
 地下に鱗茎があり、茎の長さは10~30cmに。葉は互生しますが、接近して2~3段の輪生状につきます。Photo

 
●コイワカガミ(イワウメ科):
 水滴のしたたる「淡紅色の美しい花冠をかぶった姿」がとても可愛らしく写りました。
 「岩鏡」と呼ぶのは、常緑の葉に光沢があるところから。葉は長さ幅とも2~4cmの円形。
 茎の先に2~4個の花を咲かせます。 花後には赤みがかった実ができ、また、葉も秋には赤くなり冬を越します。3r

 
●コバイケイソウ(ユリ科):
  シュロソウ属の多年草で有毒植物です。大型で、群生が目立ちます。
 花は径8mmほどの大きさ。葉はだ円形でたくさんつきます。
 「数年に一度しか咲かない」ともいわれ、にぎやかに千畳敷を彩る年がある一方で、ほとんど花が見られない年もあるという。3r_2

 
●ヨツバシオガマ(ゴマノハグサ科):
 葉は茎の各節に4枚、時には3~6枚輪生し、下部には葉柄がありません。
 花は紅紫色で、上の花弁は先端が細長いくちばし状になります。2r

 
●チシマギキョウ(キキョウ科):
 花は濃い青紫色で、横向きにつきます。先端は5裂し、内面には長い毛が生えています。
 葉は根の際から数枚出て、へら形で縁には粗いギザギザがあります。
 なおイワギキョウと良く似ていますが、イワギキョウはもっと登らなければ、千畳敷カール周辺では見られません。3r_3

                     (その4)に続きます。

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2013年7月31日 (水)

千畳敷カールの高山植物(2013/7、その2)ヤマハハコ、クロトウヒレン、イワツメクサ、ミヤマアキノキリンソウ、キバナノコマノツメ

 7月下旬、中央アルプス千畳敷カールに咲いていた高山植物の続き(その2)です。

●ヤマハハコ(キク科):
  茎の高さは,高地では30cmほどで、綿毛があります。葉は長さが6~9cm、幅は0.6~1.5cmで、葉脈は3本あります。
 花は開いていませんでしたが、花期は8月から9月で、茎の上部に淡黄色の頭花を散房状につけます。
 白いカサカサした花びら状のものは総苞片で、(今回の画像にはありませんが)中の黄色い部分が花にあたります。
 ハハコグサに似た生態で、山地帯~高山帯の日当たりのよい草地に自生することから、ヤマハハコの名がついています。Photo_8

 
●クロトウヒレン(キク科):
 本種は、今回のように、黒紫色のつぼみの状態で見つけることが多く、アザミのような花が咲いているところを見るのがちょっと難しい花です。
 亜高山帯~高山帯の草地に生える多年草です。草丈は30~50cmくらいで、花の色は淡紫色をしています。Photo_9

 
●イワツメクサ(ナデシコ科):
 霧に濡れて水滴がついた風情のある画像も撮れました。直径1.5cmほどの真っ白な5弁花ですが、中央が深く裂けているので、花弁が10枚あるように見えます。
 葉は、細長く15~30mmで先が細くなっています。花期は7~9月。Photo_10

 
●ミヤマアキノキリンソウ(キク科):
 黄色い花の花径1.5cmほどで、主に茎頂に花がまとまって付いています。平地で咲いている「アキノキリンソウ」とよく似ていますが、その高山型です。
 秋の訪れを感じさせる、数少ない秋の花です。Photo_11

 
●キバナノコマノツメ(スミレ科スミレ属):
 花姿は、八丁坂や極楽平など岩場や砂礫地帯に生えるクモマスミレと似ている多年草ですが、葉の形状は違っています。Photo_12

  (なお今回はクモマスミレの分布地域まで行かないのでこちらは観察できません。またついでですが、中央アルプスの砂礫地だけに生える希少種”ヒメウスユキソウ”も尾根付近の岩場や砂地まで登らなければ見ることは出来ません。)

                         (その3)に続きます。

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2013年7月30日 (火)

千畳敷カールの高山植物(2013/7、その1)シナノオトギリ、ミヤマキンポウゲ、シナノキンバイ、ミヤマキンバイ

 7月下旬、中央アルプス千畳敷カール(標高2,612m)お花畑に咲く高山植物の写真を撮りに行ってきました。 
 下界は晴れていましたが、あいにく山上は濃霧で展望はありませんでした。
 お花畑遊歩道一帯は3時間ほどの滞在時間中、濃い霧に包まれたままで、花はすべてビショビショ。
 しかしそれはそれで、水滴をまとった花姿には晴天時には観察できない風情もありました。
 千畳敷カール遊歩道沿いの「剣ヶ池」脇に、ベンチと「千畳敷カール」の表示板があり、晴れていれば背景の連続する岩壁・宝剣岳の大パノラマを従えて、絶好の記念写真スポットになっていますが、見えたのは直前の”カンバン“だけで、すべては濃い霧の中。
 風景写真は、また機会があれば、ということに。

 混雑緩和のため連続フル運転されていた下山ロープウエイも順番待ち。その手持ちぶさたの間に、時折、部分的にガスの切れ目から垣間見えた千畳敷カールの断片的写真をつなぎ合わせて、千畳敷カールパノラマ写真を作りました。
 実際とは異なるデフォルメされた画像になっています。(画像はクリックで拡大します)
※千畳敷カールパノラマ:Photo_13

 
※千畳敷カールお花畑で観察した高山植物(順不同):

●シナノオトギリ(オトギリソウ科):
 花径2~2.5cmほどの黄色い花。茎はほとんどが数本にかたまって生えています。Photo_2

 
●ミヤマキンポウゲ(キンポウゲ科):
 ミヤマキンバイ、シナノキンバイと並んで、明るくまぶしい黄色の花です。
 花径2.5cmほどで鮮やかな黄色。花弁の形がそろっていて光沢があり、茎上部の葉は3~5裂し、裂片はさらに細かく裂けています。Photo_5

 
●シナノキンバイ(キンポウゲ科):
 キンバイソウ属の多年草。信濃とは、もちろん長野県で、県内に多い花なので、この和名となりました。
 黄金色の花は直径4cmほどで、大きさ、形とも不ぞろいの花びらはガク片が変化したものです。
 花弁は大変小さく、雄しべよりも短め。そのため、開花前は緑色を帯びます。
 茎は直立して太く、葉は手のひら状に5裂しています。Photo_6

 
●ミヤマキンバイ(バラ科):
 砂地や草地に多く自生しているキジムシロ属の多年草。葉はイチゴの葉にて柄の先に3枚つき、はっきり分かるギザギザがあります。
 花は径2cmほどで、花弁は鮮やかな黄色で基部は橙色。根茎は、短く横に分枝して大株になります。Photo_7

                            (その2)に続きます。

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2013年6月 3日 (月)

麦秋の筑波山

 6/1、梅雨の晴れ間に筑波山へ。
 ”麦秋”という日本語が懐かしく聞こえるようになった昨今です。
 麦秋の季節、麦畑の向こうに筑波山という光景は、昔なら探さなくても普通に目にした風景ですが、今回は農地を通る道路にまわり道して、歩いて探し撮れた風景です。Photo_2

 
 筑波山神社界隈はぴかぴかに整備され、筑波山には過去何度も登りましたが、登山道も見違えるように大幅な整備がされいて、大変な賑わいでした。
 ”山ガール”にはもちろん、元気な高老年の”岳人”、山頂まで2往復するというトレイルランナー、小さなお子さん、そしてわんちゃん等々にどんどん追い抜かれながら、日頃の運動不足をさして反省もしないで気ままな普段着ハイキング。
 途中にある二叉の大杉も根元はぴかぴかに。昔は気がつきませんでしたが。R0035218

 
 ケーブルカー山頂駅広場は、既に下山のケーブルカー待ちの行列も。山頂はまだ混雑が続いている様子だったので、先に人の姿もまばらな自然研究路へ。Photo_3

 
 一巡して広場まで戻ってから遅い昼食と小休止。それから、少しは混雑も減ったかしらと、山頂へ。
 まだまだ人であふれていて、”記念撮影”は途切れることなく、どうでも良かったのですが、人の隙間から写真1枚撮って下山。人様を写さないようにするのは無理でした。Photo_4

 
 筑波山神社。R0035265

 この後、車を飛ばして、明日(6/2)まで開かれている「絶滅危惧植物展」を見学の為、国立科学博物館・筑波実験植物園へ。
 入園時間(16:00)にぎりぎりセーフ。但し見学時間は30分ほどしかなくて少し残念でした。

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2013年5月 1日 (水)

鯉のぼり

 決まり文句ですが、風薫る五月のスタート。爽やかに行きたいものです。

 先日、久しぶりにマイカーで、混雑する高速道路を避けて、がらがらの一般道を片道3時間ばかりかけてのんびり走ってきました。
 晴れて空気の澄んだ日には散歩道から遠望できる日光連山が目の前に開ける、前日光(栃木)県立自然公園にあるハイランドロッジから井戸湿原までの周遊ハイキングです。
 天気快晴で風もない絶好のハイキング日和でしたが、山中を通る車道脇には雪の塊がポツンと残っていたりして、標高1,280mの井戸湿原※は、長袖シャツ1枚だけでは、風が吹くとさすがに寒かったものです。 ※http://www.pref.tochigi.lg.jp/c05/intro/tochigiken/hakken/shizen5_01.html 
 ヤシオツツジ(アカヤシオ、シロヤシオ、ムラサキヤシオ)、トウゴクミツバツツジの開花は平年より遅れていて、まだつぼみ。湿原に咲く植物も芽生えの段階でした。
 訪れる人も少なく、運動にもなりそうもないのんびりハイキングでした。
 帰路、カーナビの地図にもない、少し荒れてしまった林道を抜けて、尾根筋の向こうにある日帰り温泉に立ち寄り。
 少し早めの夕食を軽くすませてから、暮れなずむ陽を受けて、無風でこれまたのんびり垂れ下がって休息しているたくさんの鯉のぼりの写真を撮って帰宅しました。

日光白根山(2,578m):
 青空の日中はここだけ雲がjかかって隠れていましたが、午後帰る途中に雲が飛んだので見ることが出来ました。
 関東地方では最高峰。ドーム状の頂上が特徴的です。P4286273

 
●鯉のぼり:
 都市化や少子高齢化が一層進んだ現在では、鯉のぼりも昔のように、広いお庭に屋根より高く泳ぐ風景は少なくなり、換わって、ワイヤーロープに集まって泳ぐ光景があちらこちらに見られるようになりました。P4286275

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