昆虫

2018年7月19日 (木)

クサカゲロウの仲間

 炎暑の中、毎シーズン、アブラムシの防除が不完全になるイヌマキに、幼虫とともにアブラムシを食べてくれる”益虫”クサカゲロウ(の仲間)がやって来ます。
 玄関先の外壁に休んでいたり、アブラムシ退治の殺虫剤スプレーを噴霧したイヌマキの茂みからひらひら飛びだしてきたり・・・。
 先にはゴミを背負った幼虫も見かけていました。

 朝方、外壁に止まっていたクサカゲロウ(の仲間)です。
 熱帯夜明けの朝ですが、涼しげな姿です。R00177341

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2018年7月17日 (火)

イネの花/アブラゼミ

 本日の新聞紙上に「猛暑列島」の大見出しが。
 昔から暑いことで記録を作ってきた内陸県の当地です。
 本日も他府県に負けないように体温越の最高気温をキープ。

 日中の田圃道は巨大な湿熱のこもる「サウナ空間」。人っ子一人も見当たりません。
 豪雨被災地のご苦労も忍びながら、噴き出す汗は拭く暇もなく目にも心にも沁みました。Img_1770

 
 ・通りがかりの稲田にはイネの花が咲いていました。Img_1769

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 ・今年度、30年産から始まった新たな米政策*によって、 細かなことは分かりませんが、近郊水田の稲作状況も変化して、農家経営にも課題が多いようです。
*(http://www.maff.go.jp/j/syouan/keikaku/soukatu/pdf/30newbirahp3.pdf

 ・本日(17日)、首相官邸で日本とEUの経済連携協定(EPA)署名が行われ、双方の議会承認手続きなどを経て、来年初めまでの協定発効を目指すことに。
 人口6億人、世界の国内総生産(GDP)の3割をカバーする巨大な自由貿易圏が実現に近づいた。
 国内消費者にとってはメリットであっても、農林水産品分野の生産者に与える影響などについては配慮されるべきこともありそう。

 
●アブラゼミ:
 連日炎暑の続いていた先日(15日)朝6時過ぎの庭に、アリが群がったアブラゼミの遺骸がありました。
 殺蟻剤スプレーでアリを追い払って見ると、既に損壊の進んだ、前夜羽化したばかりと推測されるアブラゼミでした。
 今夏初見で、炎暑にふさわしいジージーと暑い鳴き声が聞きたかったものを。R0017795_1

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2018年7月12日 (木)

膜電

 連日蒸し暑く、そして不安定な天候。週末は猛暑の予報。

 街中からも公園からもニイニイゼミの鳴き声が日増しに増えてきました。
●公園で:
 ・ケヤキの幹で羽化したばかり:Img_1643

 
 ・動きを止めて羽化の瞬間を待っていた幼虫:Img_1646

 
■昨日夜、当地北方15~80kmほど遠方、茨城、栃木県域の雨雲画像。1580km

 
●膜電:
 北の上空(茨城・栃木)にはそれを如実に反映したすさまじい“膜電”*が連続的に発生していました。
 (音は全く聞こえませんが、光りは肉眼的にはかなり明るく映るのですが、(非力なコンデジのせいもあり)15秒の長時間露出でもインパクトのないものしか撮れていませんでした。
 予想外に暗い光りだったようです。
 (画像はクリックで拡大します。)Img_1656

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 *夜間、遠方で発生した雷による稲妻が雲に反射する現象および、雲内放電により雷雲自体が光って見える現象。
 雷雲から15km以上離れている場合など、稲妻のみで雷鳴が確認できない時を指すことが多い。

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2018年7月 9日 (月)

ニイニイゼミ/クロアゲハ

 「平成30年7月豪雨」、激甚災害に指定。
 被災地のご苦労を忍びながら・・・

■今日は大気の状態が不安定で、朝から蒸し暑く雷鳴が聞こえる天候で始まり、晴れると強い陽射しを受けた背中は焼けるように暑く、曇ると不気味な雰囲気に・・・Img_1620_2

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 夜8時半頃には北関東(栃木、群馬)方面の上空に、何カ所も膜電*が繰り返し発生していて一層不気味でした。
*(夜間、遠方で発生した雷による稲妻が雲に反射する現象および、雲内放電により雷雲自体が光って見える現象。  雷雲から15km以上離れている場合など、稲妻のみで雷鳴が確認できない時を指すことが多い。-Wikipediaより-

 豪雨をもたらした末期の梅雨も、九州北部、中国、近畿、東海、北陸で梅雨明けしたとのこと。

●ニイニイゼミ:
 一足早く(6月29日)、記録的速さで梅雨明けした当地では、市街地の団地植栽樹間からニイニイゼミの鳴き声が聞こえていました。
 公園でも少ないながら同じように姿は見えませんが樹冠からニイニイゼミの鳴き声が聞こえ、幹には先の雨で洗われてきれいになった抜け殻が付いていたり、Img_1616

 遊歩道には風雨のため落下した抜け殻が転がっているなど、暑く長い夏を告げています。

 
●クロアゲハ:
 蒸し風呂のような公園の樹間をクロアゲハがヒラヒラ飛び回っていました。Img_1605_5

※クロアゲハ(アゲハチョウ科):
 大きさ(前翅長)50~70mm。
 時折わが家にもやって来るように、街中から山地まで、黒いアゲハの中では一番普通に見られる大きなアゲハチョウ。
 樹木が茂ったやや暗いところを選んでフワフワゆったりと飛ぶ。
 出現時期は4~9月、分布は本州以南。

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2018年7月 5日 (木)

アサマイチモンジ、その他雑記

 不安定な天候のもと蒸し暑い田圃道で。

●アサマイチモンジ:
 目前をひらひら飛んで地面に降りるとゆっくり翅の開閉を始めた黒地に白色の一文字模様を持つタテハチョウの仲間。
 普通に見られるイチモンジチョウかと思って撮った個体でしたが、前翅の白紋のパターンを確認したところ、アサマイチモンジでした。Img_1563

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※黒地に鮮やかな一文字模様を持つタテハチョウの仲間。
 イチモンジチョウによく似るが、前翅の白紋パターン比較確認で確実に見分けられる。
 イチモンジチョウに比べる個体数は少ない。
 幼虫の食草はスイカズラ。

 ・アサマイチモンジの過去ログがあります。
 http://kuromedaka-saitama.cocolog-nifty.com/blog/2016/07/post-5ed4.html

 
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 ついでに雑記:
●クロバネツリアブ:
 ハンゲショウ群生の画像の1枚に,まったく気がつかなかったクロバネツリアブが2匹写り込んでいたので、ピンぼけながらトリミングして記録に。Img_1558

 
●ナミアゲハ:
 小雨と強風下の昨日、ご近所で羽化して間もないと思われる新鮮なナミアゲ個体が1頭、駐車場に翅を広げて落ちていました。
 吹き飛ばされてきたようです。
 コンクリート床面で掴まるところがないので風を受ける度にずるずると隅っこに吹き寄せられていきます。
 箒を差し出すと掴まりましたので、風の避けられる玄関先までお連れして記念撮影。
 その後、ヤブランの葉に載せると、葉の間に滑り落ちるように隠れました。
(翌日には姿は消えていました。)R0017774

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●アオドウガネ:
 毎年夏場になるときまって”繰り返し”やってくる害虫。
 ご近所の植物を何でも食害する厄介者。
 傍に街路灯があるので余計に飛来しやすいのでしょう。
 
 毎夜、多量の糞を樹下に落としているので直ぐ食害が分かります。
 日中、その当たりの枝を揺するとポトッと地面に落ちて、すばやく物陰に隠れていくのを直ちに捕殺2匹。R0017770

 多い時は飛び立って逃げられることもあります。
 梅雨入り前から蔓延る雑草取りのため掘り起こした庭や植木鉢の土中から、潜んでいた幼虫を何匹も駆除していますが・・・・
 成虫は発生期間中に次々と飛来するため防除は困難。
 ちなみに在来種のコガネムシは殆ど見かけなくなりました。

※鈍い光沢がある緑色のコガネムシ。腹部端には長い毛がはえている。
 成虫は、多種植物の葉を食害する。夜行性で灯火にもよく飛んでくる。
 出現時期は5~10月。
 幼虫は、地中で植物の根などを食べて育つ。

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2018年6月28日 (木)

トウキョウヒメハンミョウ

●トウキョウヒメハンミョウ:

夕刻,,、庭の地面にいました。
 殆ど黒く見えましたが、直ぐにおなじみのトウキョウヒメハンミョウと判断。
 近寄ると習性のとおり少し飛んで逃げるので、やむなく素手で押さえてシャーレに入れ、記念撮影後、放しました。

 (画像はクリックで拡大します。)R0017719

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 毎年、6月になるとわが家の庭にも姿をみせる地味な昆虫で、今シーズン気がついたのは初めて。

 

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2018年6月25日 (月)

アシナガバエの仲間(マダラアシナガバエ?)

●アシナガバエの仲間:
   雨の合間にアシナガバエの仲間が時折庭にやって来て、植物の葉上を忙しく歩き回っています。
 何をしているのか分かりませんが、普通種で、特に珍しいわけでもありません。
 動きは敏捷で、また撮りにくいところを動き回っていることが多いのでので、撮るチャンスは少ない小さなハエ(体長5mmほど)です。
 体は金緑色に光って、見た目はそれなりにきれいです。

 今回、たまたま目の前で撮りやすいアジサイの葉上をウロウロしていたのが撮れました。   
 全体的な特徴の“絵合わせ”で、「マダラホソアシナガバエ(=マダラアシナガバエ)」(♂)かと思いましたが、違っているかも知れません。

 触角は黒色、体は金属光沢のある緑色で翅には紋があり、脚は長くて先の方は黒く、今回は腹部が細い個体だったので♂かと。
 (画像はクリックで拡大します。)R0017661_1

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2018年6月24日 (日)

クサカゲロウ幼虫

 防除しきれないアブラムシに取り付かれているイヌマキの葉の直下にある外構壁の天面に、ごく小さなゴミの塊が動いているのが目に止まりました。
 近くには数匹のアリもウロウロしています。
 直ぐに、ゴミの塊を背負ったクサカゲロウの幼虫とわかりました。

(壁天面のすぐ上にイヌマキの新葉がかぶさるように伸びていています。
 そしてこの時期、予防・防除措置はしていても防ぎきれないアブラムシが繁殖します。
 そのアブラムシを餌にするテントウムシやクサカゲロウの幼虫、成虫などがやってくるのです。 
 またアブラムシが出す甘い排泄物を餌に求めるアリもやって来ます。
 アリはアブラムシから分泌(排泄)物をもらって餌にする代わりにアブラムシがテントウムシや、クサカゲロウなどに襲われるのを守ってやる“共生関係”というのですが。)

 
●ゴミを背負って歩き回るクサカゲロウ幼虫:
 (画像はクリックで拡大します。)1r0017702

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 クサカゲロウの幼虫が、“枯葉や食べかすなどのゴミ”を背負っているのは、アリやクモなどの外敵から身を守るためだろうとされています。
 安全に歩き回っている時にはゴミの塊から大顎や頭部を突き出していますが、近くにアリが通りかかると警戒してすこし体を縮め、更に直ぐ傍に来ると頭の大部分までゴミの中に隠してしまう様子でした。
 なお最終的に、クサカゲロウ幼虫をアリが襲う様子は観察されませんでした。

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2018年6月21日 (木)

カマキリの子供、ベニシジミ、ヤマトシジミ

 本日は夏至。終日曇天だったので、日照時間の長いことが実感できませんでした。

●カマキリ:
 5月下旬くらいから6月上旬、時折(多分)チョウセンカマキリの子供が1匹ずつ庭先に姿を見せるようになりました。  
 何処かで一斉に孵化した集団が分散してやって来たのでしょう。R0017567_1

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 ・フィールドでは先日から梅雨の晴れ間をぬって、雑草刈り作業が行われるようになりました。
 道端に生い茂った夏草に混じって群生していたヒメジョオンの花にベニシジミやヤマトシジミなどが吸蜜に来ていたのですが、もう刈り取られてなくなりました。

●ベニシジミ:
 別々の個体です。4

 
●ヤマトシジミ♂:
 近寄ると飛んで少し先の枯れ草に降りたところ。Img_1441

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2018年6月15日 (金)

ウメエダシャク

●ウメエダシャク大発生:

 ・雨降りの翌日で蒸し暑かった先日のことです。 
 農道沿いの農家で、よく手入れされた立派なカネメモチの生け垣周辺に(普通種の蛾で珍しくもありませんが)ウメエダシャクが特異的に一斉羽化、大発生して乱舞している光景に遭遇しました。 
 数十匹、あるいはもっと多数だったかも知れません。
 発生源は間違いなくこの大きなカナメモチの生け垣です。
 ほぼ全てがふわふわ飛び回り続けて止まることがないため、写真は撮れませんでした。

 毎年きまってこの近くでウメエダシャクがちらほら飛び回るのは観察していましたが、これほどの多数が群れ飛ぶタイミングに出遭ったのは初めてのこと。

 そういえば、この春先にカナメモチの赤い新芽(新葉)が展開して間もない頃、生け垣全体が何者かにひどく食い荒らされているのを目にしていました。
 ウメエダシャク幼虫の仕業だったようです。

 ・2日後通りかかった時に目にした蛾はずっと少なくなっていました。
 ただし飛び回る方が相対的には多かったのですが、止まっている個体もいて、カナメモチ生け垣にぽつぽつ静止していたり、近くに植栽されているアジサイに止まっていたり、また早速クモの巣にかかった個体など。

 ・カナメモチの生け垣:1img_1390

 
 ・ウメエダシャク:2img_1401

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 なお、複数の個体を並べて見ると翅の紋様や色の濃淡などにかなりの個体差があることが分かりました。

※ウメエダシャク(シャクガ科エダシャク亜科):
 大きさ(開張)35~46mm、 翅は白色と黒色のまだら模様。
 腹部は淡黄橙色で黒色の斑紋がある。
 日中に活動し、ひらひら羽ばたきながら緩やかに飛び続ける。
 年一回の発生。幼虫で越冬し、5月下旬くらいから蛹化し、6~7月成虫が出現する。
 幼虫の食葉樹は、ウメ、サクラ、エゴノキ、その他多種の樹木葉を食べる害虫。 
 分布は日本各地。

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