昆虫

2018年12月22日 (土)

ヨモギハムシ♀

 本日は「冬至」で昼が最も短い日。
 午前中は晴れ間がのぞきましたが気温はあがらずに肌寒く、午後からは小雨~曇りで、暗くなるのも一層早くなった感じに。
 明日からは、秒単位からではありますが、日が長くなっていきます。
 うれしいようjな、実感は伴わないような・・・

 ・年賀状も何とかしなくては・・・

 
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●ヨモギハムシ(ハムシ科ハムシ亜科):
 先日に続いて再びヨモギハムシを見かけました。
 冬晴れの遊歩道上をピカピカ金色に光ながら歩いていた、黄銅色で、お腹がパンパンに膨らんだ♀の個体でした。Img_3857

Img_3860

 
 行く手に枯れ草の茎を差し出し邪魔をして、這い上がったところで持ち上げ、体側面からお腹の様子を撮影後、地面に戻しました。Img_3865

Img_3870

Img_3872

 どうぞご無事に安産を。

※ヨモギハムシ:
 大きさ8~10mm。体色は黒色、青藍色、黄銅色と変化が多く、よく光る金属光沢があるハムシ。
 草原や人家周辺でも見られる普通種で、ヨモギ、ヤマシロギクなどを食べる。
 よく歩き回り、ほとんど飛ばない。
 秋~初冬には、産卵場所を探して地表を歩くお腹の大きなメスがよく見かけられる。
 越冬態は成虫および卵。
 出現時期は4~11月,分布は日本各地。

【参考】
 卵の越冬:
 http://www.shinshu-u.ac.jp/group/env-sci/Vol38/paper2016/38_07_Takao.pdf 

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2018年12月20日 (木)

ツヤアオカメムシ

●ツヤアオカメムシ(カメムシ科:
 珍しく無風で冬晴れになり気温も平年以上に上がった日の午前中、玄関先にひっくり返って落ちていたカメムシ。
 死んでいるのかとひっくり返してみると、右側の中、後脚2本が欠損しています。
 体色は光沢のあるきれいな緑一色の「ツヤアオカメムシ」で、モゾモゾ動きますが歩き出すまでにはなりません。
“低体温”で動けなかったのでしょうか。
 記念撮影後そのままに。
 外出から帰った時には姿はありませんでした。Img_3726

Img_3727

Img_3729

※本種は全身が光沢(艶)がある緑一色のカメムシ。
 大きさ(体長) 14~17mm。 成虫はミカン、カキ、モモ、また各種広葉樹の果実などを吸汁する害虫。灯火にもよく飛来する。
 幼虫は主にキリ、クワ、スギなどの樹上にいる。
 出現時期は4~11月、分布は本州、四国、九州。

 ・付記:
  外観は「艶消しの緑一色のアオクサカメムシ」に似ているが、本種(ツヤアオカメムシ)では光沢があるので判別できる。
 またアオクサカメムシには小楯板上端に横一列の小白斑が3つ並んでいるが、ツヤアオマメムシには無いこと、  
 アオクサカメムシには触角の節に3か所の黒色部があるが、ツヤアオカメムシでは2か所であることなどでも区別確認できる。

 ・本種はもともと南方系のカメムシだったが、温暖化に伴い関東地方にもよく見られるようになったとのこと。

【参考情報】
 ミナミアオカメムシ・アオクサカメムシ・ツヤアオカメムシの区別点http://www.pref.aichi.jp/byogaichu/2008/tokusyuhou/tokusyuhou2402b.pdf

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2018年12月18日 (火)

今シーズン見納めのヨモギハムシ、イナゴ、オンブバッタ,その他

 今シーズン、フィールドで見納めになった、成虫で冬越できないバッタ仲間や甲虫の姿です。

●ヨモギハムシ金銅色タイプ:
 今年はヨモギハムシを見かける機会がきわめて少なかったのですが、原因は分かりません。
 そして、11月末日に偶然、遊歩道を1匹だけゆっくり歩いているのを見かけて”記念撮影”した個体です。1130

 
●イナゴ2個体:
 見納めは12月14日でした。
 1匹はまだ普通のイナゴらしい体色姿でしたが、別の個体はすっかり”佃煮風”の体色になったものでした。2124

 
●オンブバッタ:
 同じく12月14日が見納めの個体。
 最初は”死んでいる”のかと思ったのですが、指で突くと緩慢に動くので、寒さに耐えてじっとしていたようです。124

 
 同じ12月14日、堤防に大きな葉を広げだしたセイヨウカラシナの付近から1匹のアオムシ(モンシロチョウの幼虫越冬態)が這い出して、元気よく動いているのを見かけました。指先で突っつくとくるりと丸まって静止。記念撮影した個体でした。

 
●アオムシ(モンシロチョウ幼虫越冬態): 124_2

 
 ・セイヨウカラシナ:Img_3653

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2018年12月17日 (月)

今シーズン見納めのチョウ仲間(ツバメシジミ他)

 成虫で冬越できないチョウ仲間で、今シーズンフィールドで見納めの姿です。
 見かけたのは全て、冬とは思えない程、日中の気温が上がってぽかぽか陽気になった11月末日のことでした。
 それ以降はいずれも姿を見なくなったので、最後としました。

●ツマグロヒョウモン♂:
 越冬態は蛹・幼虫。Img_3449

 
●モンシロチョウ:
 越冬態は蛹・幼虫。Img_3453

 
●モンキチョウ:
 越冬態は幼虫。Img_3482

 
●ヤマトシジミ:
 翅が透明感を増すほどに鱗粉が剥がれ落ちてしまった個体でした。
 越冬態は幼虫。Photo

 
●ツバメシジミ:
 同様に鱗粉が剥がれ落ちて翅色全体が淡色になっていました。
 一見ヤマトシジミに似ていますが後翅に尾状突起があることで識別できます。 
 越冬態は幼虫。Photo_2

 
●ベニシジミ:
 翅傷みが著しい2個体でした。
 越冬態は幼虫。Photo_3

 みんなみんな、お疲れさん。

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2018年11月25日 (日)

身近なチョウも見納めの時期に

 日中はまだ小春日和になる日々がありますが、朝晩は平年並に冷え込むようになりました。
 そしてフィールドで目にしていた身近なチョウ仲間も(成虫で越冬するもの以外は、)成虫として年貢の納め時になりました。

 11月初旬から、散歩の折に見かけた今シーズン見納めになるかも知れないショットを並べて記録にしました。

 
●モンシロチョウ:
 ・11/2(上)、11/3(下)いずれもセンダングサの花で吸蜜:1123

 
 ・11/.25翅に損傷のある個体がカタバミの花で吸蜜(上)、センダングサの花で吸蜜(下):1125

 で越冬します。

 
●モンキチョウ:
 ・11/3(上)、11/10(下)センダングサの花で吸蜜:1131110

 幼虫で越冬します。

 
●ベニシジミ:
 ・11/10草原の葉に静止し、暖をとるベニシジミ。
 (なおヤマトシジミもヒラヒラ飛んでいましたが止まらないので撮れませんでした。)Img_33241110

 ベニシジミ(ヤマトシジミ共に)幼虫で越冬。

 
●キチョウ(キタキチョウ):
 ・11/10公園の日溜まりの草地に降りたところ。これしか撮れないアングルの1ショット。
 Img_33311110

 成虫で越冬。

 
●キタテハ:
 初夏から真夏にかけて現れる夏型(地色が黄色っぽい)と、秋に現れてそのまま越冬する秋型(地色がオレンジっぽい)があります。
 今目にするのは秋型です。
 幼虫の食草はカナムグラ。
 ・11/2公園のエノキの葉上で暖をとる個体。:1112

 
 ・11/10センダングサの花で吸蜜:Img_33391110

 成虫で越冬。

 
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 ・幼虫で越冬をするものは葉の裏で少しずつ葉を食べながら過ごします。

 ・成虫で越冬する多くは集団で、直射日光の当たらない葉裏などに静止して越冬。
 その間、厳冬期でも無風の日溜まりなどに姿を見せる個体があります。

 
 ついでに:
●シロオビノメイガ(蛾の仲間):
 11/3ヤブガラシの葉に静止していたもの。113

 幼虫は家庭菜園でほうれん草など各種野菜を食害する農業害虫。  
 春~秋に5~7回発生し、9~10月に多い。
 土中で化し越冬。

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2018年11月13日 (火)

ヒメイトカメムシ

 珍客来訪

●ヒメイトカメムシ:
 10月末の朝方、まったくの偶然でしたが、ヒヨドリジョウゴの茎上をゆっくりと移動している一匹のヒメイトカメムシを見つけました。
 ちょうど逆光の条件下で、ゴミのようなものが浮き上がって見えたので気がついたものです。
 直ぐに、今までも何度かフヨウの葉上などで観察したカメムシの仲間で、ごく普通に分布しているヒメイトカメムシと分かりました。
 本種はめずらしいカメムシではありませんが、小さいことなどもあって、なかなか気付かないだけなのですが。
 (画像はクリックで拡大します。)R0018887

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※本種は細長い体形をしたイトカメムシ科の一種。
 体長  3.5~4.2mm 。 頭部と胸部は淡茶褐色、腹部は緑色で、 触覚と脚に多数の暗色環状の斑(まだら)模様があり、触覚第4節と各腿節の末端は暗褐色で太く膨らんでいる。
 小楯板は暗色で、基部に針状の白い突起が2本ある。
 フヨウ、ヒヨドリジョウゴ、キリなどの植物に寄生して、ゆっくりした動作で移動しながら吸汁している。
 成虫で越冬。
 出現時期は 6~11月、分布は日本各地。

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2018年11月10日 (土)

アキアカネの連結打水産卵

 稲の収穫が終わった田圃地帯はすっかり乾田化されていて、田圃周辺の排水路なども完全に干上がっています。
 その様な環境の田圃地帯にも、少数ながら,雌雄連結した赤トンボ(アキアカネ)が、産卵のための水溜まりを求めて飛んでいる姿を目にすることがあります。

 たまたま公園近くの舗装農道で、先日の降雨のため農道と田圃の間の窪みに出来た水溜まり(晴天が続けば直ぐに完全に干上がるところ)の上を、一組だけ、連結したアキアカネが飛びまわりながら、メスが腹端を水面にたたきつけるようにして産卵(連結打水産卵)しているのを目撃しました。
 あいにく逆光で、周辺の雑草なども邪魔になって分かりにくい不鮮明な画像しか撮れませんでしたが、記事としました。Img_3329

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 なお、アキアカネは2000年頃から、全国的にその数を急激に減らしてきたようで、原因は水田の乾田化だけではなく、やはり農薬の影響が大きい,ということのようです。*

* https://www.nacsj.or.jp/katsudo/oshirase/pdf/seimeinowa-akiakane.pdf

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2018年11月 9日 (金)

カマキリ

 公園の帰り道、歩道にじっとしていた1匹のカマキリ。
 近づいていくと、睨みつけるように顔をこちらに向けて、行く手を阻むように動きません。
 相変わらず負けん気の強いカマキリです。 R0018860

R0018869

 
 レンズを近づけるとカマを振り上げて威嚇。R0018865

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 ハイハイ、わかりましたよ、と当方が道を譲って帰りました。
 胸元(カマの付け根)がオレンジ色なので、近隣では一番多いチョウセンカマキリです。
 姿を見られるのは12月上旬くらいまで。越冬態は卵です。

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2018年10月29日 (月)

10月に見かけた昆虫類、ムラサキシジミなど

 10月初旬から見かけた数少ない昆虫類。
 今シーズンは見かける昆虫類の種類も数もなぜか少ないのですが、そのいくつかです。

●マダラスズ(コオロギ科):
 ♀です。産卵管がありますのですぐわかりますが、翅も短いです。(10/7撮影)R0018672107

 大きさ約7mmの小さなコオロギの仲間で、黒っぽい体と後肢の白黒のまだら模様が特徴です。
 草地、道端など、身近な場所にごく普通に生息しています。
 雑草が茂る季節には♂の鳴き声は聞こえても姿はなかなか見られませんが、晩秋の裸地に出てくる頃には目にします。
  出現時期は6~11月、分布は日本各地。

 
●シデムシ幼虫(シデムシ科):
 草叢の地方遊歩道上を貼っていた、多分オオヒラタシデムシの幼虫です。(10/12撮影)R00186961012

 普段は成虫と共に草叢の地表面や物陰などに潜んでいて、あまり目にすることはありません。
 動物の死骸などを食べる自然界の掃除屋です。
 シデムシの幼虫は自ら成虫と同じエサを求めて自分で動き回るタイプと、親がある程度の世話をして育てられるタイプの2種類に分けられるそうですが、写真のものがどちらかなど詳細は分かりません。

 
●ビロウドサシガメ:
 先にも見かけていましたが、舗装道路上に這い出ることは稀です。:(10/16撮影)R00187641016

 
●ヒメアカタテハ:
 草原の葉上で翅を開いて静止していた個体(10/16)Img_30781016

 
●シロオビノメイガ(ツトガ科ノメイガ亜科):
 草地を歩けば必ず足元から飛びだしてくる、ありふれた小さな地味なガ。
 普段はレンズを向けることはありませんが、“何もいなくなった”草地に1匹いたので撮りました。(10/20撮影)Img_31351020

 大きさ(開張)22mmほど。 人家周辺の草むらや草地などに極めて普通に生息。
 褐色に白い帯の入った翅の地味なガ。
 日中にも活動するが、夜間、灯火にも飛来する。
 幼虫の食草はアカザやホウレンソウなど幅広い。
 出現時期は6~11月、分布は日本各地。

 
●ムラサキシジミ(シジミチョウ科):
 公園の林縁で飛び回っているのを目で追うと近くの木の葉に止まりました。
 しばらく待ちましたが翅を開ことはまったくなくて再びぱっと飛び去りました。
 一瞬、翅表の青紫色が見えましたが雌雄の別は分かりません。(10/20撮影)2r

 大きさ(開張)35mmほど。活動は春から秋、成虫で越冬します。
 幼虫の食草は「アラカシ」など。

 
●ヤマトシジミ♂:
 傍の草地に降りたヤマトシジミ♂が半分ほど翅を広げて静止していました。
 大分”くたびれた”個体でした。(10/20撮影)Img_3140

 
●ウスイロササキリ(キリギリス科ササキリ亜科):
 遊歩道上に出て、じっとしていた♀の個体です。(10/24撮影) Photo

 大きさ13~18mm、翅端までは♂31mm前後、♀28~33mm。
 体は明るい緑色で、とても長い触角と、腹端をこえる薄茶色の長い翅を持ったササキリの仲間。
 草原に普通に分布し、個体数も多い種類。 
 出現時期は 6~7月、9~11月の2回。越冬は卵で。分布は日本各地。

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2018年10月24日 (水)

カネタタキ

 日中は予想外に陽射しがあって最高気温は23℃。
 歩くと汗ばむほどになりましたが夕刻には小雨、と相変わらず不安定でした。

 夜には雨も止んで、玄関先に出ると庭のイヌマキの茂みからきわめてスローテンポで、チン、・・・チン、・・・チンとカネタタキの声が聞こえて来ました。
 相変わらず姿を見つけることは不可能です。
 ちなみに過去に♂の記録があるのは、晩秋、偶然その姿を見つけた一回だけ。
 http://kuromedaka-saitama.cocolog-nifty.com/blog/2014/12/201411-3968.html

●カネタタキ♂(写真一部再掲):R0083307

 カネタタキは大きさ1~1.5cmほどでごく地味な夜行性の昆虫です。
 ♂には短い翅がありますが、♀には翅はありません。
 成虫が見られるのは8~11月まで、遅くても12月初めくらいまでで、野生下では最も遅くまで鳴き声を聞く事ができる“鳴く虫”の仲間です。
 樹上性で地面にはめったに降りてきません。特に成熟した♂は一度登った樹上からあまり移動しなくなるようで、いつもイヌマキの樹から鳴き声が聞こえてきます。

●カネタタキ♀:
 ただし、♀や幼虫などは木から下りて歩き回ることもあるということで、たまたま、つい先日の午後2時半頃、玄関先をゆっくり歩いている♀個体を踏みつぶしそうになりました。
 触角に損傷がある個体でした。
 捕獲して写真撮りをした後、イヌマキの茂みに戻しておきました。R0018837_2

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 本種は成虫では越冬できず、枯れ枝などに産卵された卵で越冬します。

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