昆虫

2017年6月21日 (水)

夏至/コクワガタ(♀)

 本日21日は夏至でした。昼の時間が1年で1番長い日です。
 そして昔からこの時期は、大方の地域では梅雨の真っ只中で、太陽の姿も見えないことが多いというのが経験則です。

 当地は、”梅雨入り”後、昨日までは少雨のままの”空梅雨”でしたが、本日は(昨夜半から弱いながら)降りはじめた雨が午後6時過ぎまで、強弱を繰り返しながらも降り続きました。

 午前中と午後に短時間(15~20分ほど)ながら、「強い雨」がありましたが、
 (午後3時55分実況画面)Pm4

 幸いにも、たぶん総降雨量としてはさほどでもなかったのではと推測。

 これまでカラカラに乾くため、数日おきに水撒きをしていた庭には、ちょうど良い慈雨になったのではと思います。
 ・夕刻、アジサイも元気になりました。Img_0963

 
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●コクワガタ♀:
 昨晩、近くの大型スーパ-まで買い物に行きました。
 帰宅後に、ズボンに「コクワガタ♀」がくっついているのに気がつきました。
 記念撮影後、放しました。
 大型スーパーの照明はひときわ明るく、その明かりに向かって飛来したものが、屋外を歩いていた際に、偶然くっついたのでしょうか。R0014405

 特別珍しい昆虫でもなく、夏の公園で、他の昆虫類に混じって、クヌギの樹液に来ている(♂)のを目にしたこともあります。

※コクワガタ:
 大きさ(体長) ♂は38mm、♀は小さく26mmほど。 主にクヌギやコナラの樹液に集まります。
 出現時期は6~9月、分布は日本各地。

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2017年6月14日 (水)

コガタツバメエダシャク?/シオヤトンボ/エゴツルクビオトシブミ揺籃

 渓谷沿いの林縁コースで。

 木陰の下草に白いガがとまっていました。さほど気持ち悪くありませんので、ワンショット。

●白色ツバメエダシャクの仲間:
 (コガタツバメエダシャク?):R0014322

 白色ツバメエダシャク(Ourapteryx 属)の仲間にはシロツバメエダシャク、コガタツバメエダシャク、ウスキツバメエダシャク、フトスジツバメエダシャク、ノムラツバメエダシャク、ヒメツバメエダシャク等がいて、それらの外観はよく似ていて、識別のためには“顔の色”などいくつかの追加情報が必要と言うことで、今回の1枚だけでは判定出来ません。
 なお、ネット上の外観のみの画像との絵合わせで、一番よく似ていたのは、尾状突起が短く、後翅の横筋線下部が少し曲がるなどの点ではコガタツバメエダシャクでした。
参考:
※コガタツバメエダシャク:
 普通に見られる白いツバメエダシャクの仲間。食葉樹種は広葉樹。
 大きさ(開張)31~40mm(前翅長17~21mm)で、仲間内では小さい。
 顔面(目と目の間)の色は白色で、上部のみ橙黄色。
 後翅横筋線の下部が少し曲がる(幅や間隔には変異がある。)
 後翅の尾状突起は短い。  
 出現時期は6~10月、分布は日本各地。

 
■湿地や池で:
 峡谷沿いの林縁には小規模ながら湿原や池が点在しています。
 ミズバショウ群生地では、花はまだでしたが葉が茂っていたり、Img_0887

 
●シオヤトンボ:
 アヤメやキショウブ、またクリンソウの花もなど見られた湿地や池の周辺には、アゲハチョウなどの他に、多数のシオヤトンボが群れ飛び交っていました。
 飛び続けるシオヤトンボのシャッターチャンスは、時折、木道にとまる,瞬時だけ。
 やっと撮れた1枚です。R0014337

シオヤトンボ
 大きさ43mmほど。春から初夏にかけてよく見られるシオカラトンボの仲間。
 大きさはシオカラトンボより少し小さく、アカトンボとほぼ同じ。
 平地から低山地にかけて、池や水田、休耕田、池などで見られる。
 出現時期は4~7月、分布は日本各地。

 
●エゴツルクビオトシブミ揺籃:
 白い花を下向きに付けたエゴノキの新葉をきれいな筒状に巻いて作られた揺籃がそよ風に揺れていました。
 成虫の姿は見られませんでした。R0014329

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2017年6月13日 (火)

ヘラクヌギカメムシ(成虫/終齢幼虫)

●ヘラクヌギカメムシ(クヌギカメムシ科):
 渓谷沿いに生えるカシワやコナラ、ミズナラなどの自然林縁で、下生え植物の葉上に止まっていた個体。
 ちょうど撮りにくい位置にいて、うまく撮れていません。R0014326

 
●ヘラクヌギカメムシ終齢幼虫:
 こちらは同じ環境の岩の上を歩いていたヘラクヌギカメムシ終齢幼虫。
 成虫外観が似ているクヌギカメムシの終齢幼虫外観とははっきり違うので識別できます。R0014316

※ヘラクヌギカメムシは、同属のクヌギカメムシ、サジクヌギカメムシと形態、生態ともに酷似していて、体表(上)面からの写真だけで識別は難しく、体裏(下)面から生殖節中央突起の形状等観察が必要とのこと。
 今回の写真では体裏(下)面情報が無くて識別不能ですが、近くにいた幼虫(の画像)も参考に、ヘラクヌギカメムシとしましたが、間違っているかも知れません。
 ・ヘラクヌギカメムシは、クヌギ、コナラ、カシワ、ミズナラなどを食葉樹とし、体色は黄緑色、やや縦長で、体長12mmほど。
 ♂の生殖節中央突起はヘラ状を呈することで他種と識別できる。
 (なおクヌギカメムシには「気門が黒い」などの識別点がある。) 
 出現時期は5~11月、分布は本州、四国、九州。

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2017年6月12日 (月)

モンカゲロウ

●モンカゲロウ(モンカゲロウ科):

 峡谷沿いに茂る植物の葉裏のあちらこちらに、真っ黒く見える大型のカゲロウがとまっていました。
 モンカゲロウでした。R0014338_1

 
 ・そっと裏返して見ました。
 複数の尾毛は揃えられていて、3本が分かる画像ではありません。Photo_2

※透明な前翅に黒い帯状の紋を持つ大きさ(体長)20mmほど の大きなカゲロウ。
 翅脈も黒くて明瞭。腹部各節に濃褐色紋がある。暗いところでは全身が黒く見えことがある。
 腹端には体長の1.5倍程もある長い尾毛が3本ある。
 平地から山地まで広く見られ、渓流沿いの植物の葉裏にとまっていることが多い。 
 幼虫は河川に生息し、カゲロウ成虫は一斉に集団羽化して大発生することで知られている。
 出現時期は4~6月、分布は日本各地。

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2017年6月 8日 (木)

クモヘリカメムシ/オオフタオビドロバチ

 当地も梅雨入りとのこと。蒸し暑い一日でした。

 先日の、世事とは隔絶した一日のこと。

●クモヘリカメムシ(ホソヘリカメムシ科クモヘリカメムシ亜科):
 雨降りの後、急速に伸び出した庭の草取り中に、目の前を飛んで隣家の壁に止まったカメムシ。R0014304_1

R0014304_6

 細長くスマートな体型ですが、ヒメイトカメムシイトカメムシよりずっと大きく、我が家では初見のクモヘリカメムシでした。

※大きさ15~17mmで、緑色の体に茶色の翅をもつ細長いカメムシ。
 イネ科の雑草を好んで吸汁し、時には水田に入ってイネの籾を吸汁するため、稲の害虫にもなります。
 出現時期は5~10月、分布は本州、四国、九州。

 ついでの余談ながら、稲に付く害虫カメムシとしてはアカスジカスミカメがいます。
 (なお、昨今の水田では定期的に防除作業もきちんと実施されるため、各種害虫などによる被害は発生しないようです。)

 
●オオフタオビドロバチ:
 数日前からヨシズに使われている竹筒の穴を探索にオオフタオビドロバチがやって来るようになりました。
 竹筒の中に巣作りをするためです。Photo

 昨年も同じようにやってきて、竹筒の何カ所かに巣を作っていきました。
 毎年の繰り返しです。

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2017年6月 5日 (月)

ジャコウアゲハなど

 月遅れの記事です。
 5月初旬から中旬に撮っていたチョウで、特に目新しいものはありませんが、没にしないで記録として残しました。

●ジャコウアゲハ:
 たまたま所用で通りかかった国道沿いの一画にある団地で、道路境界のツツジ植え込みに飛来して吸蜜していたジャコウアゲハです。
 このアングルでしか撮れませんでしたが、腹部側面の赤色が見えることで本種と確認しました。Blg53                                               
                       (撮影は5月3日)
 なお過去にも同じ場所や、散歩コースの公園、さらに遡れば我が家の庭などでの、ごく稀な観察記録があります。
 幼虫の食草「ウマノスズクサ」は、近隣ではまったく生育が確認できないので、いったい、どこからやってくるのかと何時も不思議に思うのですが・・・・

 その他:

 
●ナミアゲハ:
 隣家のミカン科の小木に産卵にやって来たナミアゲハ。
 (例年のことですが、このあと幼虫が孵化して、葉を丸坊主にするほど食べて育っていきます。)Img_3712

 
●コミスジ:
 庭にも時折飛来します。Blg426

 
●ベニシジミ:
 新鮮な個体や、歴戦の強者などいろいろ。Blg426_2

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2017年6月 4日 (日)

クロフシロヒトリ

●クロフシロヒトリ(ヒトリガ科ヒトリガ亜科):
 林縁日陰の下生え植物の葉にとまっていました。
 大きさ(開張)40mmほど。触角が櫛歯状になっているオスの個体でした。
 白地に独特の黒、黄、赤紋様がくっきりと目立ち、おかげで、初めて観察したガでしたが、素人にも名前の検索が容易でした。
 出現時期は5~6月、分布は本州、四国、九州。
 幼虫の食葉樹はサクラ、ナシ、クワなど。Img_0869_2ct

Img_0869_4ct
               (撮影2017.5.31伊香保市街地)

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2017年6月 3日 (土)

シラハタリンゴカミキリ

●シラハタリンゴカミキリ:
 たまたま通りかかった花屋さんの屋外展示スペースを飛び回っていました。
 時折地面に下りたりして、地面あたりを這っているところを撮影。R0014290_5

Photo

※体長 約16mm。成虫出現時期は5~7月。分布は静岡県以北。

 「シラハタリンゴカミキリ」に外観が酷似している近縁の「ニセリンゴカミキリ」がいます。
 共にスイカズラを寄主植物にしています。
 そして両者の識別は外観だけでは困難で、捕獲して腹面から、以下の観察をしなくては区別出来ないそうです。
 すなわち、シラハタリンゴカミキリの腹端(第5節腹板)は、オスでは半分弱が黒色で先端付近が浅い弧状に窪むこと、メスでは半分弱が三角形に黒色ですが、一方でニセリンゴカミキリでは雌雄ともに基部を除き黒色であることで区別できるということです。
 今回捕獲はしていないので明瞭な写真はありませんが、腹端の一部だけに黒い部分が見えています。
 また、両者の分布域として、シラハタリンゴカミキリ)は静岡県以北に、ニセリンゴカミキリは愛知県以西とのことで、(混在する地域もある?)、今回の個体はシラハタリンゴカミキリとしました。
 なお、近隣にはスイカズラの自生株が随所にありますが、スイカズラに付いている本種を見かけたことはありません。

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2017年5月31日 (水)

ヒゲナガ科の仲間2種

 ヒゲナガ科のガにはたくさんの種がいるようですが、身近で普通に見られるのは「クロハネシロヒゲナガ」だけです。
 本種は、散歩コースのネズミムギが群生する草地で毎年普通に観察出来ますが、今回、まったく別の地域で、偶然観察できた2種の仲間が居ましたので以下の記録に。

 
●ホソオビヒゲナガ:
 5月初旬、市街地に近い自然林縁の下草にとまっていた個体。
 ヒゲが短い♀でした。
 比較的よく観察されていて、特に珍しい種ではありません。R001377652

 
●ヤマキヒゲナガ??(ヒゲナガガ科):
 5月末、出かけた先の林縁道路脇の下草にとまっていた1個体です。
 通りがかりにシャッターを押した1枚の写真だけで、近寄ると葉裏に回り込んで隠れてしまい、葉をめくるとすぐに飛び去りましたので、詳細画像がありません。 
 頭部は黒く、上翅の帯紋は太い、触角の基部は黒く先は白く長いヒゲで、体は金色に輝いてきれいでした。
 長いヒゲからは♂の個体です。Img_0876

 単純な画像1枚だけで絵合わせして見ると、一番似ていると思ったのは「ヤマキヒゲナガ」でしたが、実体は不明です。
 なお、過去ログを調べて見ると「ヤマキヒゲナガ」とした記録がありましたが、その画像とは光の受け方も違いますが、どこか雰囲気が異なるような気がします。

※ヤマキヒゲナガ:
 ウスベニヒゲナガと似ているが、本種は頭部が黒い。 オスの触角は翅長の3倍くらいある。  
 大きさ(開帳)10~15mm。

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2017年5月30日 (火)

アカボシゴマダラ(春型)

●アカボシゴマダラ(春型):
 白っぽい大型のチョウが2頭、追いかけ合いながら、川辺に自生した雑木の周辺を飛び回っているのが目に止まりました。
 予想通り、外来種のアカボシゴマダラ春型でした。
 求愛行動中の雌雄だったようですが、見ていた限り、不首尾だったようです。
 5月はじめに、エノキ大木の上を“高速で”飛翔しているのを目撃していましたが、写真記録は今シーズン初めてです。Img_4071

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                   (撮影5月28日)

※アカボシゴマダラ(春型):
 成虫の前翅長40~53mmになる大型のタテハチョウで、翅は黒地に白の斑紋があり、白黒の縞模様に見える
 白化した春型および赤紋の出る夏型があり、春型は赤い斑紋を持たず、黒色部分が少なく特に雌は全体に白っぽく見える。夏型成虫は後翅後部に赤い斑紋を持つ。成虫繁殖期は5月~10月で、少なくとも年3回発生。 

 ・アカボシゴマダラは要注意外来生物(外来生物法)
  https://www.nies.go.jp/biodiversity/invasive/DB/detail/60400.html 

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