昆虫

2018年2月 8日 (木)

マイマイガの卵塊(越冬中)、その他

 マイマイガは林地で普通に見かけられるドクガの仲間で、過去にも記事*にしていて新鮮みがありませんが、少し間が開いたので繰り返し記事にしました。
http://kuromedaka-saitama.cocolog-nifty.com/blog/2013/09/post-d9a6.html 
* http://kuromedaka-saitama.cocolog-nifty.com/blog/2014/07/post-7079.html

 きっかけは、先月中旬のこと、近隣の自然林内で樹幹に産みつけられていた比較的大きなベージュ色の卵塊を見つけたことから。

●マイマイガ卵塊(越冬中):
 (撮影2018.1.11)Img_88921

 
 はじめはそれが何だったのかすぐには思い出せなかったのですが、たまたま昨年夏に散歩コースの公園林地で撮っていた1枚の写真、マイマイガ♀がケヤキの幹に産卵している画像(撮影2017.7月中旬)20177img_4561

 から、マイマイガの卵塊と気がついたのでした。翅の下に産みつけた卵塊がのぞいています。

 
 ・(実は.気になっていたのは卵塊よりもこちらの少し気味悪い姿)Img_4561716trm_2

 成虫♀の寿命は6~10日で、何も食べずに 数日かけて卵塊を産み続け、産み終えると死にます。
 卵塊の大きさは産卵場所などにもよりますが、手のひらの半分ほどになることもあるようです。
 そして天敵に襲われることなく無事越冬した1つの卵塊から、翌4月頃には300匹を超える幼虫が発生します。
 幼虫は広範囲の樹木の葉を食害するため嫌われものの毛虫です。

 以下は過去ログからそのままコピペしました。
※マイマイガ(ドクガ科):
 幼虫は針葉樹、広葉樹、草本のたいていの葉を食い尽くす広食性で知られ、時に大発生する森林害虫です。
 ドクガ仲間ですが人が害を被ることはほとんどありません。
 ただし1齢幼虫にはわずかながら毒針毛があり、触れるとかぶれることがありますが、2齢以降の幼虫、繭、成虫には毒針毛はありません。
 成虫の雌雄は大きさや体色などが著しく異なり、性的二形が顕著です。
 ♂の体色は茶褐色で体長35mm前後と小型ですが  ♀は白色で大きく体長75mmほどになります。
 名前は、オスが初夏の昼間から、ひらひらと飛び回る姿からきているそうです。

 
■その他:
 不明の画像:
 1月中旬、公園で見かけた樹木害虫の産物?らしき物。
 ただ撮っただけで触りませんので正体不明。
 写真だけ見ると、何者かが樹芯に侵入してできたフラス(木くずと糞の混ざった物)のような外観です。Img_8954

Img_8954trm

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2018年1月25日 (木)

アオクサカメムシ/マルカメムシ(越冬中)

 昨日、当地の最高気温5℃、最低気温-6℃、本日は最高気温3℃、最低気温-5℃、そして明日の予報は最高気温3℃、最低気温-4℃ということで、連日冷蔵庫中で生活しているような気分です。
 この先10日間(立春(2/4)の前日)までの予報も、最高気温は10℃に届かず、最低気温も氷点下のままという、あまりうれしくない見通し。

 
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 自然界の冬は寒いのが当たり前で、不平など言わずにじっとおとなしく越冬している虫仲間の姿を散見。

●アオクサカメムシ(カメムシ科):
 ケヤキ大木の幹で日陰になる北側の窪みに1匹だけ、止まって動かず越冬中。
 カメムシの越冬場所は、多くの場合、風雨雪を避けて木の隙間や石の下などに集まっているか、日当たりの良い場所を選んでいるということですが。
 厳冬期、乏しくなった餌を探し飛んでいる小鳥がいる環境なので、居場所としては目立ちすぎる、光沢のない緑色のカメムシです。Img_8945_1

Img_8945_2

※アオクサカメムシ:
 大きさ 12~16mm 光沢のない緑色が普通だが色彩変異が多い。
 マメ科、イネ科、キク科など、広範囲の植物の汁を吸う野菜や果樹の害虫。臭いことでも嫌われ者。
 成虫で越冬する。
 活動時期は4~11月、分布は日本各地。

 
●マルカメムシ(マルカメムシ科)
 こちらはケヤキの剥がれた樹皮裏の隙間に潜り込んで、やはり1匹だけおとなしくしていた個体。Img_8821

※大きさ5mmほどの丸っこい体型で、小循版は腹部背面を覆うように広く、背面は暗黄褐色で光沢があって、黒い点刻が密に点在する。
 触るととても臭いことでもやはり嫌われもの。
 活動時期は4~11月、分布は本州、四国、九州。

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2018年1月23日 (火)

大雪/キノカワガ(越冬中)

 大寒(1/20)の節季になり、そのとおりに寒波襲来。
 当地も2018.1.22の午後になって大雪警報、並びに着雪警報が出されましたが、予報どおり昼ごろから降り始めた雪は夕刻には15cmほどの積雪になり、その夜未明になってから(降雪は)おさまったようでしたが、今朝は25cmほどの積雪量になっていました。
 自宅前が通学路にもなっている通りなので、最低気温-8℃と冷え込んだ早朝からなれない雪かきで腰が痛くなりました。
 恥ずかしながら軟弱なことです。Img_9193tm

 4年ぶり*の大雪ということでしたが首都圏は混乱も。
 *関東/当地でも40年に一度の大雪(2014.2.14~15記録的な大雪)

 ・夕刻、田圃道からの雪景色です。Img_9201

 
 話変わって:
 越冬中の虫類
 冬の間、小さな昆虫類が越冬しています。

●キノカワガ:
 先日夜間にお湿り程度の降雨があった翌朝の公園で。
 遊歩道から数メートル離れたところに木肌が濡れたケヤキがあって、目の位置より少し上の、樹皮が剥落した茶色の窪みに小さな白っぽい蛾が止まっているのが目にはいりました。
 傍まで行って見上げるとキノカワガでした。
 ”忍者“にしては目立ち過ぎですが。R0015340

 
 ・生きているかと、落ち葉で触ってみるとポトリと落ちるように飛んで、コケ類が着生している根元の方に移動して静止。
 見事に樹皮に融け込みました。Img_8812_2

Img_8817ct

 はじめからそこに居たら見つからず、”迷惑行為”もされなかったことでしょう。

※キノカワガ(コブガ科キノカワガ亜科):
 大きさ(開張)38~40mm、頭から翅の後端まで3cmほど。
 前翅の外観は樹皮にそっくり(擬態)のガ。
 色々な樹皮に擬態するかのように、灰褐色、暗褐色、緑色を帯びたものなど、様々な色彩変異があり、背景が同色ではない時には簡単に見つかるが、蘚苔類や地衣類などの着生が混じる木肌に合わせるように止まっている時には、樹皮に溶け込んで見つけにくい。
 またぴくりとも動かないので生きているのか死んでいるのかも定かではないほど。
 出現時期は年2回で 3~4、6~11月に発生し、成虫で越冬する。
 春に見られる個体は越冬個体。
 分布は本州、四国、九州。
 幼虫はカキ科(カキ、マメガキ、トキワガキ)、ニガキ科(ニワウルシ)、バラ科(サクラ類)の葉を食べる。

 
■本種についてはこれまで何回か記録がありますが、外観色調には大分差があります。
① http://kuromedaka-saitama.cocolog-nifty.com/blog/2009/06/6-55de.html    
② http://kuromedaka-saitama.cocolog-nifty.com/blog/2011/02/post-c118.html  
③ http://kuromedaka-saitama.cocolog-nifty.com/blog/2015/01/post-7442.html

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2018年1月 8日 (月)

ウスバフユシャク(♂)

●ウスバフユシャク(シャクガ科フユシャク亜科):

 1/5、冬晴れながら北西の冷たい風が強く吹く”小寒”入りの公園。
 さすがに人影もほとんどありません。
 そんな中で、小さな枯れ葉か何かがイヌシデの樹皮肌に引っかかってヒラヒラしているのが目に止まりました。
 見ていると少しずつ移動するので?と思って傍にいってみると、それはいかにも薄くてひ弱そうな小さな蛾だったのです。
 そして、木肌に掴まり、風に煽られて裏返しになりかけたりしながらも、必死にズリ動いていた蛾は、初めて目にした「ウスバフユシャク♂」だったのです。

 ※後日訂正→風に煽られて動き回っていると思ったのは間違いのようで、風には無関係に、今回観察したような行動を取るようです。
 偶然目にした下記のURL動画から分かりました。
 ・(ハイパーリンクはしておりません。)
 
https://www.youtube.com/watch?v=B0NalWM-GJ8 

 (撮影2018.1.5)1img_8727cts

2img_87422

 
 ・風に煽られて、一瞬、胴体が見えました。3img_87321ct

 
 ・♂の胴体から、翅を無くしたのが雌の姿の概略イメージになりまが、近くに♀の姿は見つからず、.実物は観察していません。4img_8732ct2

 
 ・♂の長い櫛歯の触角:5img_8734

 
追記
  ・翌日には姿がありませんでした。Img_8978_1blgt

 
 本種の♀は翅が無いことで、ブログなどでも良く紹介されているので知ってはいましたが、実物(ただし♂のみ)を観察したのは今回初めてでした。

※ウスバフユシャク:
 冬に現われるシャクガ。
 ♂は普通の蛾と同様に翅があり、飛ぶことが出来るが、♀には翅が無い。
 翅は淡褐色で、小さな褐色紋があるが紋様や濃淡は多様で、黒点が目立たない個体もいる。
 大きさ♂(開張)22~27mm;♀(体長)9~10mm。
 平地~低山地で極めて普通に見られる。
 出現時期は12~2月、分布は日本各地。
 幼虫の食葉樹は、サクラ、ウメ、コナラ、クヌギ、ウワミズザクラなど広食性。

 ・なお近縁種で外観が非常によく似ている「ヤマウスバフユシャク」がいるが、分布域は寒地・山地性が強く大型で、また♂の雄の触角はウスバフユシャク56~62節、に対してヤマウスバフユシャクは49~56節と差異があり区別される。

 
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■参考:( http://www.geocities.jp/issun_no_mushi/fuyushaku.htm )
 「フユシャク」: 
 冬に成虫が発生するシャクガ科の蛾の総称。(分類名ではない。)
 ・特徴
 ①年1化で、冬季(晩秋~早春)に成虫が発生し、生殖行動を行い、産卵する。
 ②♂は普通の蛾として翅を持ち飛ぶことができるが、雌は翅が欠けるか、または縮小していて飛べない。
  (※雌雄で形状が異なることを「性的二型という。)
 ③口吻が欠けるか縮小していて食餌を摂らない場合が多い。

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2018年1月 7日 (日)

オスグロホソバアツバ

●オスグロホソバアツバ(ヤガ科アツバ亜科):

 12月中旬、午後3時過ぎ、すっかり傾いた西日の半日陰になる外構壁に、小さな地味な色の蛾がくっついているのが目に止まりました。それで暇つぶしに写真撮り。
 
 ・頭部の形:
 のぞき込んで見ると頭部が妙な形です。
 気温も低いので動く気配はありません。ただとまっている場所が撮りにくいところで、頭部にある”長いヒゲ”を何度か撮り直ししても今ひとつの画像ばかり。
 (以下の画像はクリックで拡大します。)R0015207_1

R0015207_3

R0015207_5

 
 ・カメラをレンズがくっつく程に近づけたら、さすがにヒラヒラ落ちるように飛んで地面に降りました。   
 それを追っかけた画像は特徴的な斑紋があるようなのですが・・・
 やはりコントラストの無い、不明瞭なものばかり。R0015207_6

 
 そのまま翅をゆっくり動かしながらよろめくように地面を移動して、

 ・今度は庭の野良猫避けの「トゲトゲシート」にふわりと飛んでからピンに掴まって這い上がり、静止しました。R0015207_7

 
 ・そのまま動く様子が無いので、シートごと持ち上げて、アングルを変えながら写真撮り。
 ピンの長さは20mm。これを物差しにして大きさ(前翅長)を概算すると16mmでした。R0015207_816mm

 
 ・また別の角度から撮った画像には、特徴的な姿が写っていました。
 下唇鬚(かしんしゅ)*と、胸部と腹部の間付近ある”垂直に立つ毛束”です。R0015207_9

R0015207_10

R0015207_111

 これらの画像をもとに、ネット上の画像と比較・検索したところ、不確かな素人目ですが、「オスグロホソバアツバの♀個体」ではないかと判断しました。

※オスグロホソバアツバ:
 画像比較で一番参考にさせて頂いたのは次の情報です。
 http://mushinavi.com/navi-insect/data-ga_atuba_osugurohosoba.htm

 本種についてまとめてみると以下のようなところです。
 名前は、♂の個体が濃色で黒っぽく、前翅が細いアツバということ。
 長く真っ直ぐに発達した下唇髭(かしんしゅ)(“鼻”と俗称されるそうです)と、さらに胸部と腹部の間付近に”垂直に立つ毛の束”があるのが特徴的であること。
 また♀は全体に淡色という情報がありましたので、今回の個体は♀かと。
 大きさ(前翅長)については、今回撮影の画像からの概算では16mmでした。 
 出現時期は5~12月(今回観察実績)。 
 分布は本州、四国、九州。

※参考メモ:
 http://www.jpmoth.org/~moth-love/yougo-syu/yo-gokaisetu.html
 基本用語集
■下唇鬚 (かしんしゅ):
 蛾の頭部にある「鼻」のように見える部分。通常3節からなり、根元から第1節、第2節、第3節となる。
 主に小蛾でよく発達しているが、大型の蛾でもアツバ亜科やクルマアツバ亜科などの蛾もよく発達し、特にテングアツバなど例外的に発達するものもいる。
 キバガ科などの蛾の「キバ」の部分も下唇鬚です。
 この特徴は種の同定にも役に立つことがある。
 この器官は触角同様に匂いを感じ取ることができたり、複眼を掃除したりする役目にもなっているようだ。

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2017年12月 8日 (金)

ミツバツツジ返り咲きなど/ヒメハラナガツチバチ♀

 11月中旬に見かけた昆虫仲間と返り咲きの花。

●ベッコウバエ(ベッコウバエ科):
 公園のコナラの木に1匹だけとまっていたもの。そろそろ年貢の納め時です。Img_82621

※大きさ15~20mm。全身べっ甲色(黄褐色)で、胸部背に黒縦条があり、翅に片側5個の黒色斑があります。
 林の中で生活し、夏にはクヌギ、コナラなどの樹液によく来ています。
 またキノコや動物の糞などにも集まる大きなハエの仲間。
 出現時期は5~11月、分布は日本各地。

 
●チャノコカクモンハマキ(ハマキガ科):
 庭木の刈り込みなどをしていた時にどこからか飛びだして塀に止まった個体。
「ハマキムシ」の仲間の成虫。Img_8266_1

※大きさ(開張)13~21mm。 出現時期は3~10月。
 分布は本州、四国、九州。 
 幼虫の食葉樹はツバキ科チャなど。

 
●ヒメハラナガツチバチ♀:
 朝方の冷え込みが厳しく、日中も寒かった日の午後、庭をゆっくり這っていましたので、色々な角度から観察できました。11

※大きさ(体長)は20mm程、翅先が暗色で、触角が短いなどの特徴から「ヒメハラナガツチバチ」の♀と判断しました。
 単独生活をする寄生蜂で、♀は交尾後、土中のコガネムシ類の幼虫を探して毒針で刺して麻酔してから卵を産みつけます。
 出現時期は4月下旬~11月中旬、分布は本州、四国、九州。

 
■返り咲き*の花:
 *返り咲き  草木の花が、その本来の花期ではない時期に咲くこと。通常、春咲きの草木が初冬のころにまた花をつけること。「狂い咲き」とも。
 返り咲きのよくみられのはサクラなどバラ科の落葉植物や、フジ、ツツジなど。

●ミツバツツジの仲間:
 11月初旬,、山里の林地で2輪だけ開いていたミツバツツジの花。11_2

 花期は3月中旬~5月。

 
●コバノタツナミ:
 増えすぎるほど庭に元気にはびこるコバのタツナミ。
 例年、思いがけなく少数ながら返り咲きの花を開きます。Img_819011

 花期は5~6月頃。

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2017年11月28日 (火)

晩秋の名残

 小春日和の公園で、晩秋の名残。

●人影もまばらになった静かな公園。
 並木のケヤキが風も無いのに静かに、ハラハラと葉を落としていました。Img_8366

 
 ・クロガネモチがたわわに結実:Photo

 
 ・ピラカンサ(トキワサンザシ)も結実:Img_8094

 冬季、”美味しい”食糧が乏しくなった野鳥が食べにくる木の実ですが、まだまったく食べられてはいません。

 
 ・早咲き品種のツバキは花を開いています。Img_8363

 
●キタキチョウ(キチョウ): 
 農道に咲き残っているセンダングサの花で吸蜜中。Img_8362

Img_8358tr

 モンシロチョウやモンキチョウよりはひとまわり小さく、きれいな黄色が目立ちます。
 いつもせわしなく飛びまわり、いろいろな花で吸蜜しています。
 成虫で越冬し、春先早くから飛び出します。

 
●モンシロチョウ:
 草地で日光浴していました。こちらはそろそろ年貢の納め時です。Img_8243

 
●田圃道にはまだがんばっているコバネイナゴが1匹。
 ”佃煮色”になるまで、もう少しがんばる個体もいます。Img_8320

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2017年11月26日 (日)

ジョウビタキ♂、その他

 先日の寒波襲来時には日中最高気温が10℃を割り込む寒さになりましたが、その後は晴れて最高気温も15℃を越える日が続いています。
 冬枯れの気配が進んで風物もだんだん乏しくなったフィールですが、散歩中に目にした生きものなど。

●モンキチョウ:
 少数ながらまだがんばっているモンシロチョウやモンキチョウがひらひら飛んでいました。
 モンキチョウだけ近くに降りて日光浴を始めたところ。Img_8314

 
●モズ:
 鳴き声もたてず、直ぐに逃げることもしないでケーブルに止まっていました。Img_8288

 
●ハクセキレイ:
 見かける数はずいぶん減りましたが、いつものように池の端をせわしなく行ったりきたり。Img_8312_1

Img_8312_2

 
ジョウビタキ♂(冬鳥):
 珍しく、町裏を流れる雨水排水路沿いのフェンスに止まっていました。
 市街地にやってきて、ピラカンサやナンテン、マンリョウなどの実が赤く熟しているお庭を訪問しているようです。Img_8317

 
■余談:
 先の台風21、22号のため増水していた池の水も、今はすっかり減って、水面積も小さくなりました。
 そのせいもあって、冬鳥の姿は激減。散歩の楽しみがなくなりました。

 ・台風直後の池:Fitimg_72871

 
 ・現在の池。Fitimg_8329201711241

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2017年11月22日 (水)

コフキトンボ♀、通常型/オビトンボ型

■コフキトンボ:
 コフキトンボ♂に関しては昨年8月にすでに記事にしています。
 特別珍しいトンボではありませんが、雌には雄に類似した体色の個体の他に、オビトンボ型と呼ばれ、翅に茶褐色の帯斑がでてくる異色型の個体が存在することが知られています。
 そして昨年夏~秋シーズンの池では比較的多数のコフキトンボが観察できたので、夏に♂だけ、とりあえず(上記の)記事にしていました。

 その後も、時折池に出かけた際は♀の個体、そして特に、オビトンボ型の異色型を探して観察をしていました。
 そして幸い一回限りでしたが、オビトンボ型にも遭遇していましたが、記事にはしていませんでした。

 今年も夏から秋、池に観察に行って見ましたが、今季は池の出水変動が大きくて、池で見かけたトンボの数は激減。
 シオカラトンボだけはそれなりに見かけましたが他は少なく、コフキトンボもごく少数の♂を見かけただけでした。

 そこで遅ればせながら、まだ記事のないコフキトンボ♀の通常型と、オビトンボ型について今回、コフキトンボに関する続報としました。
 ♀の画像は一部通常型を除き、2016年9月下旬から10月初旬に撮影したものです。

●コフキトンボ♀(通常タイプ):
 (以下の画像はクリックで拡大します。)
 ・2016年9月下旬撮影♀個体①:Img_9253_2016926

 
 ・同、♀別個体②:Img_92282016925blg

 
 ・個体②胸部拡大:
 毛深く、また特異的なパターンの黒条があります。Img_9228

 
 ・2017年7月下旬撮影♀個体①:Img_48892017729

 
 ・同上個体の腹部拡大。。腹部第2,3,4節にヒダがある。(シオカラトンボと区別できる。)Img_48892017729234

 
 ・同時期撮影♀通常タイプ個体②:Img_48632017729

 
●コフキトンボ♀「オビトンボ型」:
 2016年.9月下旬の複数日に観察、撮影しましたが個体数は少なく、以下の画像はすべて同一個体かも知れません。

 ・同じ日撮影の同一個体:Img_9215_2016925_2

Img_9215_2016925

 
 ・2日後に再度見かけた個体ですが、前回撮影と同じ個体かも知れません。
 なお、こちらは池水面ではなく、傍の草地に造られた小規模のビオトープ池の水面上に頭を出していた雑草の枯れ枝にとまっていたもので、遠景(背景)色は草地の色になっています。

 (以下の)画像は、当日の同一個体の追っかけです。Img_93532016927

Img_9355_4

Img_9355_17

Img_9355_10

 
 ついでに、あらためて今夏見かけたコフキトンボ♂も再掲。

 ・コフキトンボ(黄色丸印)が暮らしている池の風景はこんなところ。
 ほとんど例外なく、岸辺から少し離れた水面に出ている枯れ茎などに静止しています。
Img_4785

 
●コフキトンボ♂:
 2017年7月下旬撮影の複数個体:
 体は毛深く、また粉を吹いています。
Img_9287

Img_4781

Img_52612017818

Img_49792017731

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※コフキトンボ(トンボ科コフキトンボ属):
 平地の抽水/挺水植物が生える池沼などに生息しています。
 近くの池ではほとんどが、水際から離れた水面上に立ち上がった抽水/挺水性植物の茎先に止まっています。そして水際から離れることはまずありません。

 ・♂は縄張りを持ち、他の♂が侵入してくるとすぐにスクランブル発進し、追い払うと元の位置に戻ってきます。
 雌雄ともに、待っていれば止まってくれるので、撮影は容易です。
 ♂は成熟すると全身に白い粉をまとうようになり(→コフキトンボ名前の由来)、一見シオカラトンボに似ていますが、コフキトンボのほうが小ぶりでずんぐりしています。
 また複眼の色はシオカラトンボ♂の複眼は青色、♀は緑色なのに対して、コフキトンボ♂の複眼は濃褐色です。
 胸部の斑紋もシオカラトンボとは異なり、さらにシオカラ トンボの腹部には第2、3節にしか“ヒダ”がありませんが、コフキトンボの腹部には腹節第2、3、4節に“ヒダ”があることなどで、撮った写真を確認すれば区別は容易です。

 ・♀には2型があります。
 1つは♂と同色のタイプで、こちらは成熟するにつれて♂同様、胸部や腹部に白粉をまとうようになります。
 もう一つは「オビトンボ型」と呼ばれ、翅に茶褐色の帯斑がでてくる異色型の個体で、成熟しても白い粉はつけません。
 このオビトンボ型の分布は地域によって大きな差があり、この型の♀しか存在しないところもあれば、混在している地方もあるという不思議なトンボということです。
 オビトンボ型について、関東は混在地域だそうですが、当地で観察できた限り、オビトンボ型の数はかなり少ないようで、見つけるとしつこく追っかけして撮りましたが少数で、期間も限定的でした。
 実際、見かけられたのは、実質的には一回限りで,大変貴重な機会になりました。
 出現時期は5~10月、分布は日本各地。

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2017年11月 2日 (木)

身近な秋の雑草の花とチョウ、トンボ

 秋の除草”工事”が休工中で、しばしの”生残猶予期間”残されていた10月中旬から下旬、道端などに咲いていた身近な雑草の花。
 その後に除草作業が再開されて、今はきれいさっぱり、寂しくなっています。

●画像は上から順に、カントウヨメナ、ハッカの仲間、マルバアメリカアサガオ、シロバナセンダングサ、コセンダングサ、ミゾソバ。6

 
アキノノゲシ
 画像「左」と「中」はアキノノゲシ。葉に大きな切れ込みがあります。
 「右」はホソバアキノノゲシ。葉に切れ込みがありません。
 まったく同じ環境に混生しています。
 (画像はクリックで拡大します。)Photo

 
●草叢にいる、おなじみのチョウ仲間。
 上左から順に、キタテハ秋型(成虫で越冬)、ヒメアカタテハ(関東では越冬態不定で成虫または幼虫で越冬)、モンキチョウ(幼虫で越冬)、モンシロチョウ(蛹で越冬)、ベニシジミ(幼虫で越冬)、ヤマトシジミ♂(幼虫で越冬)、イチモンジセセリ(幼虫で越冬)、キチョウ(キタキチョウ:成虫で越冬)108

 
●カタバミの黄色い花で吸蜜中のヤマトシジミ♀(黒っぽい方)に♂(水色)が求愛していたようですが、結局 相手にされませんでした。Blgimg_6759_2

 
●ヒメアカタテハ幼虫:
 一度除草された後に再び若葉が伸び出していたヨモギの草叢で。
 茎頂部の若葉を丸めて”巣”を作っているのは毎シーズンのこと、ヒメアカタテハ幼虫です。
 1つだけ開いて見るとかなり成長した幼虫が隠れていました。
 丸めた内部の葉をどんどん食べて、直ぐに近くの若葉に移動して行きますので、開けて見ると多量の糞だけ残った空っぽの巣もたくさんあります。Photo_2

 
●赤トンボ♂(画面上)♀(下)(アキアカネ):
 今シーズンは特に赤トンボだけではなく、その他のトンボも少なくなりました。Photo_3

 
●ギンヤンマ産卵:
 町裏を流れる雨水排水路の水際で産卵していたギンヤンマ。
 大分翅の傷みも目立つ個体でした。Img_6112

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