昆虫

2019年5月24日 (金)

クロハネシロヒゲナガの吸蜜

 本日は最高気温31℃を超える暑さになりました。明日以降はさらに暑くなるという予報。
今夏の暑さに耐えるために今から鍛えられます。

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 4月下旬、田植えが始まり、またネズミムギなどイネ科の雑草が伸び出すと同時に、草地に姿を現したクロハネシロヒゲナガでしたが、それから10日~せいぜい2週間くらい経過した(同じ草原の)ネズミムギはすっかり穂が伸びて花が咲き結実が始まっていました。
 そして、それに同期するように早々と、蛾はすっかり姿を消してしまいました。
 生活史に関する情報が少なく、草むらにいて人目に付きにくい小さな「蛾」です。
 たまたま、姿を消す直前の草むらに草丈の伸びた雑草アメリカフウロに訪花して、熱心に吸蜜する♂の姿を見かけました。
 特に目新しくもありませんが記録に。
・なお過去にもいろいろな雑草の花での吸蜜を観察しています。

(以下の画像はすべてクリックで拡大します。)
●ネズミムギ花穂:
R0019425

 

●アメリカフウロ:R0019498

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●熱心に吸蜜を続けるクロハネシロヒゲナガ♂:
 普段なら、近寄ればすぐに逃げますが、この時ばかりは撮影の邪魔になる直前の草を払いのけるなどしても、全く逃げる気配はなく、撮影には絶好のチャンスです。
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●草むらを飛び回っていたクロハネシロヒゲナガ♂:
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■アメリカフウロ(フウロソウ科フウロソウ属):
※日当たりのよい堤防・草原や道端に生える北アメリカ原産の帰化植物、一年草(秋~翌夏の越年性)
  秋に芽生え、ロゼット状で越冬し、春に茎を立ち上げる。
  草丈10~40cmになり、茎は基部からよく分枝してこんもりと広がり、茎には軟毛が密生。
  葉は掌状に5~7深裂し、幅4~8cm、裂片は先の方で3裂。葉縁は紫色を帯びる。長柄があり、対生。
 5月頃、葉腋から短い花柄を出し、花径7~8mmで薄桃色の5弁花が2個ずつ付く。
 果実は長さ1.5~2cmの蒴果で、6月頃には黒く熟して裂開、反り返り、種子を弾き飛ばす。
 秋に発芽し、ロゼットで越冬。

 

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2019年5月23日 (木)

ジガバチ(サトジガバチ)

 先日、雨上がりの草原の遊歩道で、ジガバチ(サトジガバチ)が1匹、舗装路面をウロウロ歩き回ったり、少し飛んだりしながら獲物探しをしているところに遭遇しました。
 立ち止まって少し見ていたら、すぐに草むらから這い出していたらしいヤガ科の幼虫らしいイモムシを捕捉して、巣穴の方へと運んでいくのを短時間ながら撮ることができました。
 ほどなく砕石の隙間に入り込んでいったためその先にあるだろう巣穴までは観察できませんでした。Img_5954

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 ジガバチそのものは時折目にしますが、獲物を捕獲したのを目撃したのは初めてのことでした。

●サトジガバチ(ジガバチ)アナバチ科 ジガバチ亜科
 大きさ ♂約19mm、 ♀約23mm黒色で細長く、腹部の上部が赤色のハチ。
 地面を歩いたり少し飛んだりしながら獲物の糞を探しまわり、それを手がかりに「ヤガ」や「シャクガ」の幼虫を捕捉し、麻痺(まひ)状態にしてから、地中に掘った巣穴に運びこみます。
 そして、その横腹に卵を1つ産み付け、ふ化した幼虫の餌になります。
 出現時期は5~9月、分布は日本各地。

 

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2019年5月16日 (木)

アジアイトトンボ、ワモンノメイガ、ブドウトリバ

 月遅れの、記録のための記録です。
 4月下旬に見かけた昆虫類3種。

●アジアイトトンボ(イトトンボ科アオモンイトトンボ属):
 4月20日、草むらで1匹だけ、奥の方に止まっていたもの。
クリアーな写真が撮れませんでしたが、たぶんアジアイトトンボと思います。
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Img_5675420 

 池周辺で、春一番に現れる小さなイトトンボです。
以前はごく普通に観察していましたが、最近はめったに見ることがありません。
 生息環境がすっかり失われたようです。
 体長29ミリ程度で、同属のアオモンイトトンボ属中で最小・華奢なトンボ。
 腹部の第9腹節が青色です。平地の池や田んぼ周辺の草に止まっています。
 出現時期は3~10月、分布は日本各地。


●ワモンノメイガ(ツトガ科ノメイガ亜科):
 4月21日、足元の草むらから飛び出してきた、どこにでもいる細長いノメイガです。R0019208421

 大きさ(開張)27mmほどで、白っぽい褐色の翅に暗褐色の円形の紋が3対ある。
 斑紋ははっきりしない個体もいます。
 出現時期は4~11月、分布は日本各地


●ブドウトリバ(トリバガ科):
 4月25日の雨が上りで日が傾きかけた午後、いつものように外構壁に止まっていました。R0019211425 

 開張15~18mm、遠目には小さなガガンボかと思うような姿ですが、それなりに飛翔能力はあるようです。
 出現時期は4~10月、分布は本州、四国、九州。
 ・幼虫の食餌植物はブドウ科植物のノブドウ、ヤブカラシ、エビヅル、ブドウなどの葉や花など。

 

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2019年5月 8日 (水)

抜け殻かも?

 クロハネシロヒゲナガに関連する雑記メモです。

 

●抜け殻かも?

去る2019.4.27、今シーズン初めてクロハネシロヒゲナガの出現を観察。
 その時に撮影した記録写真原画を整理していた際、1枚の写真に、何か“蛹の抜け殻”らしいものが写っているのに気が付きました。
 初めてのことですが、イネ科の雑草“ネズミムギ”などが繁茂する草むらに、飛び回っているクロハネシロヒゲナガの姿がピンぼけながら写っている、そのすぐ傍の茎に、何やら白い抜け殻らしきものがくっついていたのです。
 クロハネシロヒゲナガのライフサイクルに関する学術的な情報や、また蛹の脱皮殻に関する画像情報などが直ぐには得られなかったので、全く不明ですが、備忘記録画像としてとりあえず保存しておくことにしたものです。R0019262

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2019年5月 7日 (火)

クロハネシロヒゲナガ&ホソオビヒゲナガ

 百花繚乱の季節、それに同期してフィールドでは昆虫類の活動も活発になりました。
 ただ、年々その様相にも大きな変動があるように感じます。(単なる“情緒的な”感想で、科学的裏付けなどあるわけではありませんが・・・)


●クロハネシロヒゲナガ:
 それはともかくとして、イネ科の雑草ネズミムギなど繁茂始めた草むらに、毎年姿を現す小さなガ、クロハネシロヒゲナガが(晴天で風もほとんどない日に限定ですが、)一斉に飛び始めました。

 もう珍しくもありませんので、単なる記録として画像だけ掲載。R0019258

 ヒゲ(触覚)の短いのが♀(上)で、名前の通り白く長いヒゲがあるのが♂(下)R0019248

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●ホソオビヒゲナガ:
 同じ仲間ですが、草原ではなく、保全された自然林地で、自生したサワフタギの花で吸蜜していたホソオビヒゲナガ♂1匹を見かけました。
 ・サワフタギ:R0019286

 

 

 ・ホソオビヒゲナガ♂:R0019276

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 なお、以前に同じ場所で♀を見かけた記録があります。
※ホソオビヒゲナガ(ヒゲナガ科):

 大きさ(開帳)1417mm、濃褐色のはねに白黄色の細い帯があり、白く長い触角を持つヒゲナガガの仲間。
 林の周辺で見られる。

 出現時期4~7月、分布は日本各地。

 

 

雑談:

報道によれば、6日、フランスで開かれていたG7(主要7か国)の環境相会合では、およそ100万種の動植物が絶滅の危機に瀕しているという最新の科学的な報告書を受けて、生物の多様性を守り、回復させる取り組みを加速させ、公的な資金や民間の資金も動員されるよう努力するなどの新たな憲章を採択して閉幕。

一方で、地球温暖化対策では会合で採択された共同文書の中でアメリカの主張を個別に記し、G7内の立場の違いが改めて表面化したとも伝えられています。

 ・これまでも議論されてきたことですが、“言うは易く行うは難し”という状況に変わりなさそう。

 

 

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2019年4月18日 (木)

ハナアブやハバチの仲間

 相変わらず初夏の陽気になったり、予想外に寒くなったり、またヒノキ花粉も交じり始めた飛散花粉量は非常に多いままに、一雨ごとに、そして日毎に、草木の伸長、新緑の展開が進んでいきます。

 害虫仲間も少しずつ増えてきました。

●アシブトハナアブ:
 ハナニラの花が咲く庭にアシブトハナアブが1匹飛来して日光浴。Img_5474Img_5541

 

●フタホシヒラタアブ:
 ネズミムギなどイネ科の雑草が伸びだした草原に、フタホシヒラタブが日向ぼっこ。
(複眼がくっついているので♂個体)Img_55869mm

 

セグロカブラハバチ:
 
今シーズン初めて庭に2匹やってきました。418

※セグロカブラハバチ(ハバチ科):
 体長は♀8ミリ、♂6ミリほど。成虫の出現時期は4~10月頃。
 幼虫は灰藍色の“イモムシ”で、アブラナ科植物のダイコンやアブラナ、キャベツなどの葉を食べる。
 頭部から胸部、小楯板までが黒く、胸部の裏側から腹部は橙黄色のハバチ。
 脚は基節と腿節が橙黄色で、それ以外は黒い。
(なお外観は一見ニホンカブラハバチ(胸部や小楯板が完全に橙黄色一色)やニホンチュウレンジ(触角の形状が異なる)と似ています。)

・やがてバラの天敵”チュウレンジハバチ””も姿を見せるようになると、いよいよ殺虫スプレーの出番になります。

 

◆夜8時過ぎ、外に出てみるとしめっぽい空気の頭上に“満月前夜”の月が登っていました。
 明日が満月Img_5588

 

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2019年4月15日 (月)

ウワミズザクラ(ウワミゾザクラ)、ルリタテハなど

 冬に逆戻りしたり、初夏の”暑さ“になったりと大きな気温変動を繰り返しながら、一雨ごとに落葉樹の新芽はぐんぐん伸びて若葉になり、草木の花も増え、春爛漫の時節になってきました。

 

●ケヤキの若葉展開:
旧家の屋敷林のケヤキも若葉が展開しています。Img_5521

 

●サクラ:
 近隣のサクラ(ソメイヨシノはほとんど散りましたが、近くの民有地にあるソメイヨシノの“銘木”だけはまだ十分きれいでした。
管理が十分されているからでしょうか、樹勢があります。Img_5520

 

●ハナミズキ開花:
 街路樹として多数植栽されている紅白ハナミズキのうち、白花の1樹だけ、早々と開花が始まっていました。Img_5523

 

●ルリタテハ越冬成虫
 図書館に行ったついでに遠回りして帰った自然林沿いの開けた田んぼ道で、日光浴をしているルリタテハを見つけました。
 翅が傷んだ越冬成虫のようです。

 最近我が家の近くでは見かける機会がめっきり減ってしまったルリタテハです。4r

 

●ウワミズザクラ(ウワミゾザクラ)(バラ科サクラ属):落葉高木:
 また、自然林の水路沿い林地に生えているウワミズザクラの開花が始まっていました。
 今週末くらいには満開になって、遠目には小さな白色の花を総状につけた白いブラシのような花序が目立ちます。2r

 

 

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2019年3月24日 (日)

キタテハ初見

 近年はめっきり姿を見る機会が減ってしまったキタテハですが、先日訪れた公園で、久しぶりに1頭だけひらひら飛んでいるのを目にしました。


 少なくなったのはキタテハだけではありません。原因はわかりませんが、キタテハ幼虫の食草はカナムグラで、雑草として繁茂していた大きな群落が、近年継続的に行われてきた改修・整備工事などによって激減しています。
 そのせい等も影響しているのでしょうか。


 それはともかくとして、地上に降りたところを撮ることができて確認しました。Img_5314 Img_5315  Img_5320

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2019年3月17日 (日)

モンシロチョウ、ヒドリガモなど

 昨日は晴れていたのに、午後いきなりシャワーのような雨。
 ごく短時間でうそのように止みましたが、屋外で見舞われた人はずぶぬれになったでしょう。
 ここ数日、一日のなかでも大きく天候が変動するので外出はどうしても控えめに。

 スギ花粉の飛散はもうずっと「非常に多い」状態。

 

 
● 池には水鳥などに姿はなく、
 (画像はクリックで拡大表示されます。)Img_5273

 
●川に、ごく少数の冬鳥コガモ♂♀(上)ヒドリガモ♂♀(下)が飛来していました。
 移動中の立ち寄りだったのでしょうか。Photo

 
●未舗装で、枯れ草がまばらに残っている農道には、少数のカワラヒワが飛来して、草の種などを探してついばんでいるようでした。Img_5255

 
●堤防筋や草原などに生える「菜の花の仲間」は、何故か殆どがセイヨウカラシナで占められるようになっていて、まだ開花は少ないですが、モンキチョウ、モンシロチョウがひらひら舞飛んでいます。Img_5256

Photo_2

 
●庭植えの園芸品種ユキワリソウが満開になりました。
 好天の日中には大きく花開きますが、曇天や雨降の日、そして(好天でも)夜間には完全に閉じています。R0019126_2

 そして花弁の開閉運動がなくなったら散り時です。

 

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2019年3月 9日 (土)

モンシロチョウ、ベニシジミ初見、他

 今日、午前中はほぼ無風で快晴の青空。
 まさに春本番、という感じでしたが、昼前には南寄りの風が吹き出して青空は全天白っぽくなり、午後4時頃には猛烈な風になりました。
 午後5時00分に(気象庁から)関東地方で「春一番」が吹いたと発表がありました。
 変わりやすい天気です。

●午前中、田圃道の頭上から”揚げひばり“の元気な声が降ってきましたが、見上げても姿は全く見えません。Img_5202

 ・また草原では、突然地表から飛び立ったヒバリの姿を一瞬目にしましたが、文字通りアッという間に天空高く駆け上がって青空に吸い込まれてしまい、その姿を追うことは出来ませんでした。

 
●田圃沿いの堤防斜面には2日続きの暖かさで一斉に羽化したのでは、と思うほど、モンキチョウやベニシジミが飛び交っていました。
 いずれも今シーズン初見でした。(例年よりかなり遅いです。)

 ・モンキチョウは例年よりかなり遅いです。
 (それぞれ別個体です):Img_5200

Img_5204

 
 ・オオイヌノフグリで吸蜜:Img_5243t

Img_5243tt

 
 ・モンシロチョウも1頭見かけましたが、飛び続けていて撮れませんでした。

 
 ・ベニシジミ(それぞれ別個体です):
 こちらは例年3月初旬で殆ど変わりません。Img_5206

Img_5209_2

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●田圃道や草原にはおなじみの春の雑草ホトケノザ、ヒメオドリコソウ、オオイヌノフグリ、セイヨウタンポポ、シロバナタンポポなどが元気よく繁殖しています。
 

 ・ホトケノザ:Img_5189

 
 ・ヒメオドリコソウ:Img_5193

 
 ・オオイヌノフグリ:Img_5238

 3者とも同じ環境に隣接、時には混生しています。

 
 ・セイヨウタンポポ:Img_5160

 
 ・シロバナタンポポ:Img_5230

 
 ・除草され、更にバーナーで焼かれて裸の地面が露出していた田圃沿いの斜面にはツクシが伸び出していました。Img_5251

Img_5253ct

 *過去ログ参考記事:
 http://kuromedaka-saitama.cocolog-nifty.com/blog/2010/03/post-dcad.html

 
●池には冬鳥の姿が見えなくなってきました。北帰行の始まりでしょうか。
 川には留鳥のカルガモが群れていますが、他に冬鳥のコガモもたむろしているのを見かけます。
 ・コガモつがい(川で):
 普通なら直ぐに逃げるのに、なぜか気にはしながら、仲よく日向ぼっこの気配:Img_5225

 
 ・ついでに:
 :先日、川で、近寄ってもなぜか逃げないで1羽だけウロウロしていた♂個体。Img_49471_1213

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 ・オオジュリン(当地では冬鳥):  立ち枯れたヨシなどが残る草原にただ1羽だけ見かけました。:
 地味な鳥で、見かける頻度はごくまれです。Img_5181

 ともかく春本番を迎えています。
 おかげでスギ花粉飛散は“非常に多い”ステージです。
 *少し昔の記録ですが”飛散地獄”模様に出遭ったことがあります。
 http://kuromedaka-saitama.cocolog-nifty.com/blog/2013/03/20133-0897.html

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