2018年4月11日 (水)

ハシビロガモ、ヒドリガモ、婚姻色のコサギ

 晴れて強風が吹きすさぶ池の奥に、北帰行の途中の小休止で池に降りていたハシビロガモ数羽とヒドリガモ一つがいの姿がありました。
 多分今シーズン、当地ではこれが見納めかも知れません。
 (撮影4月9日)
●ハシビロガモ:49

 
●ヒドリガモ:1

 昔のような静かだった池の環境がすっかり失われた昨今では、飛来する水鳥の姿は激減しました。

 
●婚姻色のコサギ:
 同じ日、街裏を流れる用水路に1羽のコサギが降りて餌を探していました。
 池ほどの強風ではありませんが、時折吹く風に、夏羽根で長く伸びた後頭部の2本の長い冠羽と、背の、先がカールした飾り羽をなびかせながら、目先は婚姻色のピンクに、黄色い足指も赤味が増したオレンジ色になっていて、繁殖期の訪れを告げていました。
 (画像はクリックで拡大します。)Img_0657

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2018年4月 7日 (土)

フジ(ノダフジ)開花/コチドリ

 昨日(4/6)は当地も強風が吹き荒れる春の嵐に見舞われました。
 そして本日7日は曇天で17℃と予報より寒くなり、寒気第二波が日本付近に南下したため明日から9日(月)にかけて更に「厳しい寒の戻り」が予想されるという。

 その様な天候のもとでも、やはり3月中旬以降は総じて気温が高かったことで、ご近所のお庭のフジ(ノダフジ)が早くも開花して、優雅な香りを漂わせていました。

●フジ:Photo

 
 今春はサクラのみならずフジも、街路樹のハナミズキも開花が例年よりかなり早いようです。

 ・ハナミズキ:Blg

 
 ・農家の畑にリンゴの花:R0015806

 
●コチドリ(夏鳥):
 ほぼ例年のとおり、コチドリが姿を見せました。
 3羽が池の水門のゲート付近で餌を探していたようです。
 近くに留鳥のハクセキレイがいたのですが、近よって来ると大きな鳴き声を発してモビング(mobbing)し,追い払っていました。
 (画像はクリックで拡大します。)

 今シーズン初見です。Img_05853

 
●ツグミ(冬鳥):
 もう北へ帰る時期ですが、まだ田圃をウロウロしていたツグミです。Img_0609

 
 ・池の上空をツバメが一羽、横切って行きました。(写真撮れません。)
 .こちらも初見。
 例年、田植えの準備が始まる4月下旬くらいにならなければ、食住の”生活環境”が整わないので、それまで田圃域では多くの姿は見られません。

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2018年4月 1日 (日)

散りゆく桜

 4月スタート。
 人間界ではエイプリルフール、というより“新年度のスタート”という方がニュースになる昨今。
 自然界では全国的にサクラの開花から散り始めが平年よりかなり早いと言う報道も。
 
 古来、日本人はその“古さが増す”ごとに、桜の花に特別の情感を抱くものらしいですね。

 桜、花にまつわる詩歌:

● 「散る桜 残る桜も 散る桜」:良寛 (辞世の句とされる2句の一つ。)
 (なお、もう一句は「うらを見せ おもてを見せて 散るもみぢ」。
 こちらは、芭蕉の友人であった谷木因に「裏ちりつ表を散りつ紅葉かな」という句があり、良寛の「うらを見せ……」の句はこの木因の句を踏まえて詠まれたものである、とのこと。)

● 「さまざまな事思ひ出す桜哉」:芭蕉

■「年々歳々花相似たり、歳々年々人同じからず」
  漢籍(唐代の詩人、劉希夷(651~680?)の「代悲白頭翁」と題する詩の第4節。

 古人復洛城東無
 今人還対落花風
 年年歳歳花相似
 歳歳年年人不同
 言寄全盛紅顔子
 応憐半死白頭翁

 
●公園の満開の桜も足早に散りゆく桜に。
 ・芝生広場も散り敷いた花びらで薄いピンクに:Photo

 
 ・時折強めに吹く風に運ばれて川面には花筏:
 (画像はクリックで拡大します。)Img_0506

 
 ・花びらの流れる水路にハクセキレイ:6r

 
 ・川にはオオバン:Photo_2

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2018年3月27日 (火)

ご近所のサクラ、一気に満開に

 今日は午後から雲が多くなりましたが、日中の最高気温は23℃ほどに。
 このところ連日20℃を越える天気続で、近所では小学校や公園のサクラなど軒並み、一気に満開になりました。
  
●小学校の夜桜:
 (見物人は筆者一人)
 (画像はクリックで拡大します。)Img_0366

 
 薄雲がかかった月も。Img_0363

Img_0361

 明日から気温は更に上昇し夏日になる予報も。

 
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■ヒドリガモ:
 冬鳥のヒドリガモも北帰行の移動中です。
 鳥の姿がほとんどなくなった日中の池に、時折、30羽ほどのグループが降りてきて小休止。
 白い下瞼を閉じて居眠りする姿も散見されました。3r

 
■ダイサギ(チュウダイサギ?):
 池から1羽、飛び立って行きました。Img_0355

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2018年3月18日 (日)

ハチジョウツグミ(冬鳥)

 風もなく、さほど寒くもなく、遠景は少し霞んでいましたが穏やかに晴れて好天になった日曜日、車で15分ほどの(茨城県五霞町)中之島公園や(千葉県)関宿城博物館周辺の散策に出かけました。
 いつもは運動目的の自転車で行くのですが、今回は例外的。

 中之島公園内には巨木が点在し、また知る人ぞ知るシンボルツリーにもなっている、関東では最大級、推定樹齢100年ともいわれるコブシがあります。
 残念なことに近年、老齢化に伴う樹勢の衰えのために枝の枯れ死などが発生していて、その保護のため樹木医など専門家による保全対策が進められているそうですが、随分と少なくなった蕾はまだ固いままでした。
●コブシ:Img_0234

Img_0223

 
 少ない蕾にレンズを向けてウロウロしていた折りに、1羽の茶色っぽい鳥が飛来して草地に降り立つのが目に止まりました。
 少し遠くて逆光気味だったため目視では判然としませんでしたが、レンズを向けるとピョンピョンと歩いた後直ぐに地面にうずくまってしまいました。
 しばらくそのままでしたが、その後急に飛び立っていきました。
 うずくまった斜め後ろ姿の画像しか撮れなかったので、全体の様子が分かりません。
 それでも頭部の特徴などを含めて、初めて見るツグミの仲間の「ハチジョウツグミ」と推測しましたが、不確かです。
●ハチジョウツグミ(ツグミ科):Img_0226_1c

Img_0226_2c

Img_0226_4

※本種は体長24cm、雌雄同色。体型はツグミにそっくりですが頭から胸など全体的に茶褐色で、眉斑はやや目立ちにくくなっています。
 また個体変異が大きくツグミとの中間的な個体も見られるとのこと。
 秋にシベリア方面から冬鳥として全国に渡来するが、その数は少なく、ツグミに混じって芝生と樹木の多い公園などでも見られることがある。ただ観察される機会は少ないという。
 

 ・田圃道のツグミ:Img_9933

 (参考:ハチジョウツグミとツグミの違いを比較:
https://blog.goo.ne.jp/yamasyoubin-biog/e/bc0a9d7a46c1a71262f2efd860fd6d2e )

 
【参考補足】:
■周辺マップ:
 スーパー堤防や周辺の河川敷など含めて散策にはとても良い環境です。 Photo

※中之島公園(茨城県五霞町): 
 利根川と江戸川が分岐する茨城県猿島郡五霞町山王地先にある公園。 園内には、樹形の美しさに定評のある大コブシをはじめ多くの花や樹木があり、また直ぐ近くには歴史的建造物の関宿水閘門もあります。

※関宿城博物館(千葉県立):
 中之島公園から歩いて行ける対岸ですが、行政的には千葉県野田市関宿三軒家になります。
 利根川と江戸川との挟まれたスーパー堤防上に建設された博物館で、利根川と江戸川の歴史や文化を探る博物館として平成7年に開館しました。
 また関宿藩と関宿の歴史的資料なども展示されています。

 
■余談:
 たまたま当日の朝9時半から、(中之島公園からは直線距離で10kmほど離れた)「渡良瀬遊水地」で毎春行われるヨシ焼きが実施されていて、圏央道の奥の少し霞んだ空に青い煙の立ちのぼっているのが見えました。Img_022231783010km

 近隣では春の風物詩として知られ(大分昔に1度見学に行きましたが)当日は見学に訪れる人で賑わいます。

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2018年3月15日 (木)

揚げひばり

●揚げひばり:
 よく晴れて最高気温23℃まで上がった“初夏の陽気の”春の1日。
 午後からは特に南寄りの生ぬるい風が強めに吹いていた草原は薄着で歩いていても汗ばむほど。
 昔は一面のヨシ原だった草地も、現在はそれなりに整備された運動広場になったので、野鳥の姿もめっきり少なくなりました。Img_0219

 
 以前は草地で営巣して子育てをしていたヒバリも、今はその環境が損なわれてきたため、ずいぶん少なくなりました。

 それでも、ただ1羽だけでしたが、縄張り宣言のために囀りながら天高く駆け上がる姿を見かけました。Img_0215

Img_0216

 
 天気は明日からまた寒くなる予報になっていて、春は行きつ戻りつ、冬と夏の間を大きく揺れ動いています。

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2018年3月 6日 (火)

啓蟄なれども

 本日は啓蟄。
 昨日は20℃近くまで気温が上がりましたが、本日は13℃。
 這い出した生きもの達も戸惑う昨今の天候です。

 
●寒かった2月、寒そうなハトでした。Img_9631

 
●3月になったらいきなり季節が一ヶ月以上進んでしまったような気温になり、途端にスギ花粉症には悩ましいこととなり、田畑にはツグミの姿が増えて来ました。Img_8883

 
●2月中旬1輪だけ開き始めたツバキは、その後そのまま足踏み状態だったのですが、数日の間に次々に開花し始め、Img_1286

Img_9777

 待ちかねていたヒヨドリがやって来て、顔中を花粉で黄色に染めながら吸蜜しています。

 
●街中を冬鳥のジョウビタキ♀が一羽、餌を探して一軒ずつ庭をのぞいて通り過ぎていきます。いつまでいるかしら。Img_0139

 
●街中でもモズやImg_9800

 
●カワラヒワの活動が目に付くようになりました。Img_0144

 
●昨年庭木に巣作りして子育てしたキジバトが、2、3日前からまたやってくるようになりました。Img_9796

 
●昨年の(意外にしっかり作られた)巣がそのまま残っています。Img_9638

 明日からまた冬に逆戻りで最低気温は氷点下、最高気温は10℃以下に。
 しかしスギ花粉は増えていくばかり。
 ヤレヤレです。

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2018年2月28日 (水)

ハシビロガモ♂/アメリカヒドリ交雑種

 前報の観察後、再びハシビロガモを見つけ、更にアメリカヒドリ交雑種も見つかりました。
 少し冗長ですがその顛末記です。

 ・ハシビロガモが下流に去ってから鳥の姿がなくなった川を、1img_0007

 
 ・上流に向かって5分ほど歩いて行くと、少し先に再び1羽のハシビロガモ♂の後ろ姿を見つけました。2img_000852

 先に見かけた個体が再び戻って来たのか、別個体なのかは分かりません。
 ゆっくり後追い。

 
 ・ハシビロはその先(上流)にたむろしていた10羽ほどのヒドリガモの傍まで泳いで行くと、3img_0010

 
 ・しばらくその周りでウロウロ。4img_0011

 ( 実はこの時撮った原画像を後で見ていて分かったのですが、ヒドリガモの群れの中に1羽のアメリカヒドリとの交雑種が混じっていたのです。撮影時には気付きませんでした。 )

 
 その群れに近づいていくと、邪魔者が来たとばかりヒドリガモと共に上流に向かって移動して行き、更に先にいた別のヒドリガモの群れとも合流し、30羽ほどの長く伸びた群れになり泳いで行きます。5img_0019

 飛ばれないように一定の距離を保ちながらゆっくり追っかけ。
 やがて群れが動きを止めたところで、距離を置いて懲りずに観察再開。

 
 ・泳ぎ回っているヒドリガモの群れの間に浮いているハシビロガモ♂を再び見つけました。8img_0026

 
 ・そして少し離れたところに神経質なコガモの♂も1羽いました。9img_0024

 
 ・そのコガモを目で追っていた視野に、突然、アメリカヒドリ交雑種*が現れたのです。
 (*画面右下)
●アメリカヒドリ交雑種:10img_0030

 
 今度はアメリカヒドリ交雑種の追っかけです。
 ・仲間のヒドリガモ♀、またコガモ♂と11img_0028

 
 ・ヒドリガモ♂とImg_0046

 
 ・ヒドリガモ♀とImg_0065ct_2

 
 ・ゆったり泳ぎ回っていました。Img_0072

 (画像はクリックで拡大します。)Img_0070

 ヒドリガモ一族の一員として仲よく暮らしている様子が窺えました。

 今は、北帰行に備えて体力を蓄えるために、しっかり食べなければならない時期です。
 フィールドでは若草の生育が遅れていますが、3月には回復するでしょう。 
 何時まで滞在しているでしょうか。

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■なお、昨年、池で初めて、ヒドリガモの大きな群れの中に1羽のアメリカヒドリと、その交雑種1羽がいるのを見つけたのですが、今回が2回目の交雑種発見でした。 
 関心がなければ気付かないだけで、さほどに稀少、ということでもないのでしょうか。

●画像再掲:
 ・アメリカヒドリ(中央):Mainimg_7774

 
 ・アメリカヒドリと、交雑種:Img_7836tc_2

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2018年2月27日 (火)

ハシビロガモ♂

 先日、移動中に小休止で立ち寄ったハシビロガモの小さな群れを見かけた同じ川の上流域で、今度は♂が単独で採餌しているのを偶然見つけました。

 近くに他の鳥の姿はありません。
 こちら下流に向かって近づいてくるように移動しながら熱心に食事をしているようす。  
 ちょうど良い機会なのでその場に座り込んでレンズを向け、気づいて逃げられるまで見ていることに。

●ハシビロガモ♂単独で:
 ・水際に倒れ込んだ枯れヨシの周辺で盛んに嘴を動かしています。
 (以下の画像はクリックで拡大します。)1img_9984

2img_9985

4img_9989

5img_9991

 
 先が広くなったシャベルのような大きな嘴の上下には(ヒゲクジラの鯨ひげ(ヒゲ板)と同じような機能の)”板歯”というブラシ状の歯がぎっしりと並んでいて、この櫛歯と同時に大きな舌をうまく使って水面や水中の藻やプランクトンなどを水ごと吸い込んでから、濾過して採食しているのです。

 ・広がった嘴と大きな舌:6img_9992

 
 ・嘴の横からは板歯で濾過された水がドボーッと出ています。3img_9987

7img_9999

 
 ・だんだん近づいてきて、8img_0001

 
 ・ついに気付くと(カメラ目線):9img_0005

 
 ・直ぐに飛び上がり、100mほど下流のカルガモがいた近くに着水してから泳ぎ去って行きました。10img_0006c

 観察できた時間は5分間ほどでした。

                  -続く-            

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2018年2月24日 (土)

田起こし/ヒドリガモなど

 2月中旬のカラカラに乾いたフィールドで。

●田起こし:
 農家によって異なり、一斉に、ということではありませんが、立春を過ぎた頃当たりから、近郊の田圃では「田起こし」作業が行われています。
 この時期の作業は大きな塊で起こし、ワラやイネ株の分解を促し、田植えの能率を上げる“土作り”の一段階だそうです。

 2月中旬の晴れた日、近くで田起こしが行われていた田圃からは土煙が風に乗って流れていました。
 (画像はクリックで拡大します。)Img_99302

 田起こしが終わった直後の田圃には当然のように、(掘り起こされた)土の中に潜んでいる土壌動物などを目当てに、ひもじい思いをしているカラスやムクドリ、冬鳥のツグミ、またスズメなどが集まってきます。

 
●川筋でも、この冬は特に寒く乾燥した日が続いているため、堤防の草地は枯れ草色のまま、イネ科の雑草などの芽生えも例年に較べて遅く、過去の記録画像と比較して見るとその色の差は歴然としています。

 ・2016年2月中旬:
 堤防斜面にはヒドリガモが食べるイネ科の雑草の若葉がのびだしていて、薄緑色になり、それを目当てに80羽ほどのヒドリガモが川に集まっていました。2016280img_58541

 
 ・この冬(2月中旬)は雑草の芽吹きも遅い堤防草地。Img_996820182

 
●ヒドリガモ:
 そんな枯れ草地にも、少ない若草をもとめてヒドリガモが少数ながら交代で姿を見せています。Img_9920

Img_9924

 北帰行を控えて、体力をつけるためにも十分な食事が必要です。

 
●ツグミ:
 これまで少なかったツグミの姿も、枯れ草のフィールドに少しずつ増えて来ました。Img_9943

Img_9933

 季節は確実に進んでいるようです。

 

 
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 ・高木菜那選手、スピードスケート新種目、女子マススタートで金メダル!!!
 ・LS北見、カーリング女子銅メダル!!!  
 お見事&快挙

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