2017年6月19日 (月)

コチドリ

●コチドリ(チドリ科)夏鳥:
 目新しくありませんがコチドリです。
 池の端に飛来して食事中のところに遭遇しました。
 近くで見ているうっとうしいニンゲンに時折、チラリと警戒の視線を向けながらも、池の水際を行ったり来たり。
 餌になる水生昆虫の動きを目ざとく見定めてはサッと駆け寄ってはついばむ行動の繰り返しです。
 その歩き方は”ちどりあし”とは少し違いますが・・・
 (画像はクリックで拡大します。)Img_4149c

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※大きさ16cmほどで、スズメより少し大きいが、日本にいるチドリの仲間では最も小さい部類。
 目の周りの金色のアイリングが特徴的。 3~9月頃まで本州、四国、九州などで観察できます。

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2017年5月21日 (日)

コチドリ(夏鳥)

 黄色いアイリングのコチドリが、珍しい事に、農業車両も通る田圃脇の未舗装農道にやって来て よく通るかわいらしい声で「ピィ」、「ピィ」、「ピィ」、「ピィピョ」と鳴きはじめました。
 30mくらいしか離れていないところで、こちらを注意しながらも、すぐに逃げる様子がありません。
 滅多にないシャッターチャンス。
 時には地面に座り込んだりしていましたが、しばらくして飛び立って行きました。Img_3965_1

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 今頃は田圃に餌を求めて飛んで来る姿を比較的良く見かけます。

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2017年5月12日 (金)

ムナグロ(旅鳥)

●ムナグロ(旅鳥):

 旅鳥の「ムナグロ」が、今シーズンもゴールデンウイーク後半に、早苗がそろった水田地域を通過していきました。  
 5月6日、散歩コース沿いで田植えが終わったばかりの1枚の田圃に10羽ほどの少数の群れが点々と降りて、餌をついばみながら歩いていました。
 (以下の画像はクリックで拡大します。)11img_3730110

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 ・若鳥らしい姿も混じっていました。12

 
 ・また少し遠くの別地域にある大きな田圃では、60羽ほどの集団が降りていて、やはり餌をついばんでいる様子でした。21img_379460

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 ・いつもながら、成鳥は真っ黒い顔のせいで、目がどこにあるのか分からない写真しか撮れないことがほとんどですが、たまたま一番近くまでやって来た1羽が畦ぎわで立ち止まり、ふと上空を見上げた時の1枚に、真っ黒い大粒の瞳が写っていました。31img_3843ct

 ムナグロは、10年来、かなり正確に、5月初旬に当地の田圃域を通過して行く、薫風の季節を知らせる旅の使者です。
 通過中に連続して観察出来るのはわずかに数日間だけです。
 秋の旅で通過する姿は10年間、一度も観察できた事がありませんから、往路と復路は別ルートのようです。

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2017年5月10日 (水)

コアジサシ(夏鳥)

●コアジサシ(夏鳥)
 4月下旬頃から時折、夏鳥としてやって来たコアジサシが、特有の鳴き声をあげながら上空を飛ぶ姿を目にするようになっていました。
 そして、例年通り、コアジサシが小魚捕りをする池の直近にある広い田圃で、ゴールデン・ウイーク中に田植えが終わったコンクリート製の畦に1列に並んで降りて、休息したり、また傍らの早苗の田圃で水浴びをしたりする姿を普通に目にするようになりました。Img_3603537_1

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 この時期の池には小魚の群れが回遊しているので格好の餌場になっていて、餌採り後に休息するのに絶好の”定番”のロケーションなのです。

 ところで、その後、これまでにはなかった光景を目にしました。
 市街地に一番近く、池からは少し距離のある(と言っても1kmほどですが)田圃域で、日常的には“人を連れたお犬様”や、暇な散歩人が通り過ぎて行くだけの静かな広い水田地域ですが、それらの“邪魔者”からは十分離れた安心できる畦の上に、少数のコアジサシが時折鳴き声を上げたりしながら、くつろいでいる姿が続けて見られるようにもなったのです。Img_3939ctup

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 近くには営巣/繁殖に適した自然環境はまったくありませんから、新たな一時休息場所になっただけなのでしょうけれど。

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2017年5月 9日 (火)

チュウサギ(夏鳥)

●チュウサギ(夏鳥):
 好天に恵まれたゴールデンウイーク中に散歩コース周辺の田植えは一気に進み、今は見渡す限り,”静かな”早苗の風景が広がっています。Img_3590

 
 そんな田圃に夏鳥のチュウサギが降りたって、ドジョウ捕りに熱中している姿を見かけました。
 暇つぶしに、しばしお付き合い観察。

① 渡来して間もないチュウサギです。口角は目の下で止まっています。
 小さ目のドジョウを捕らえて一呑みにするところです。
 繁殖期の飾り羽をなびかせていて、嘴は黒色で、(コサギと異なり、)あしゆび(趾)も黒色です。
 数歩あるいては首を長く伸ばし、狙い澄ました水中のドジョウを捕食する行動を熱心に続けていました。
 感心したことに、見ていた限り、捕食行動に一度の失敗もありませんでした。
 (以下の画像はすべてクリックで拡大します。)Img_3896

 
② 小物のドジョウはたいてい一呑み(写真上)にしていますが、咥えた嘴に巻き付ついて暴れる程の大物(写真下)の場合は、呑み込むのに時間がかかっています。
 咥えたまま振り回したり、何回か水中に沈めて咥えなおしたりしてだんだん弱らせて、長く伸びた頃合いを見計らってから、首を上方に大きく伸ばして一気呑みにしていました。Photo

 
③ 小物のドジョウを捕らえたときには難なく呑み込んでいました。
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④ 嘴の先に巻き付かれた大物は呑み込むのに手間取っていました。
 暴れなくなるまで弱らせるために振り回したり、水中に沈めたりしていました。
 (水中に沈める場面は省略しています。)Photo_2

※チュウサギ:
 日本には夏鳥として渡来し、本州から九州までの各地で繁殖します。
 全身白色で、渡来直後で繁殖期の飾り羽がある時季の嘴は黒色ですが、非繁殖期には黄色になり、先端に黒色~褐色が残る(ことがあります。)
 口角(目の下の嘴の切れ込み)は、ダイサギでは目の後ろまで伸びているのに対し、チュウサギは目の下でとまっています。
 体は大型のダイサギ、チュウダイサギより小さく、小型のコサギより大きい、“中型”のサギ。  
 嘴はダイサギ、チュウダイサギより短いです。
 脚は趾(あしゆび)も含めてすべて黒色です。(コサギはあしゆびだけが黄色です。)

 ・田んぼが大好きなサギです。
 田植えが終わった青田の頃にはドジョウやカエル捕りに、稲穂が育ち、刈り入れに備えて水が落とされる頃には大きく成長したザリガニが主な狙い目に。
 そして一番は、稲刈り中の田圃です。
 刈取り直後に,飛びだしてくるバッタや、カエル狙いで、多数のチュウサギがコンバインにまとわりつく姿が稲刈り期の風物誌にもなっています。

【余談】:
 ・田圃に水が入るのは田植え直前から稲刈り前の期間限定で、農閑期は「乾田化」されています。
 ですから、水が入ってから間もない水田に、なぜ大きなドジョウがたくさん居るのか分かりません。

 ・カエルの鳴き声も聞こえています。
 グゲゲゲゲ・・・という繁殖期の♂のトウキョウダルマガエルの声です。
 緑一色になった田圃に多数のオタマジャクシが泳ぎ、小さなドジョウの姿も目にするようになるのはもう少し先のことです。

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2017年5月 8日 (月)

オオヨシキリ(夏鳥)

●オオヨシキリ(夏鳥):
 ”ギョギョシ、ギョギョシ”と大声のオオヨシキリもやって来ました。
 姿は見えず、初めて鳴き声だけ聞いたのは4月下旬でした。
 この数年の間にヨシの茂る川筋や池周囲の“環境整備”が進められ、特に池周辺のヨシ原は大幅に減少し、また草原も簡易グランドとして利用されるようになったりして大幅に環境が変わりました。
 それと引き替えに、ニンゲン様が利用する利便生や快適性などは大変に向上しましたが、留鳥の小鳥達やオオヨシキリなども激減しました。
 不出来の写真は、5月2日、比較的近距離ながら、まばらに立ち枯れた限られたヨシの合間に、風に揺れて見え隠れするオオヨシキリ1羽を記録できたものです。Img_3570_1

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 それ以降、散発的に大声を聞くことはありますが、姿は目にすることがありません。

【余談】
 今さらですが:
 近郊の水田地帯は30年位前から進められた圃場整備によって用水路はコンクリート化、農業用給水は水道配管化になり、また農閑期には乾田化されました。
 また同時に、田圃周りに巡らされた排水・雨水路なども、小規模の水路では大雨などの時以外には完全に干上がっています。
 それらの環境変更によって、昔のような水田や周辺の湿地、水路周辺などに生息していた生き物は当然ながら激減しました。

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2017年5月 4日 (木)

冬鳥の北国帰還記録

 春もたけなわになる頃には夏鳥がやって来て、それまで居残っていた冬鳥もそれぞれのペースで北国に帰って行きました。
 今回は単なる記録のための記録として、今年1月以降の冬鳥観察記録を整理。

※以下、名前の後の日付は最後の記録写真撮影日

●カンムリカイツブリ(2月16日):
 本種は、当地ではもっぱら池でしか観察できない冬鳥です。
 ・1月中にはごく少数が常時姿を見せ、多い時では5羽ほどが観察されました。15

 
 ・2月中旬(2月16日)以降には写真記録がありません。早い移動だったようでした。2

 
●コガモ(5月3日):
 ・1月~3月の間は池や川で普通に見かけていました。13

 
 ・4月になると、池での数は斬減していきました。
 それでも他所の小さな溜め池など”ニッチ“な場所で姿を見かけていましたが、
 池での最後の観察は5月3日。少数が移動中の小休止に立ち寄ったようです。4

 
●ダイサギ(2月17日):
 冬羽の姿です。1月の川で見かけたもの~最後の写真は2月17日、寒い水田(乾田)に降り立っていた個体です。112

 ■手元のダイサギ、チュウダイサギに関する図鑑、またその他情報で、時には別の表記の解説がありますが、その違いについて素人にはわかりにくいのです。
 一応私の理解として、ダイサギは冬鳥として渡来する個体で、チュウダイサギは夏鳥、あるいは漂鳥で、国内では通年観察される個体。
 ダイサギの方が少し大きい、としています。
 そうは言って見ても、写真だけで両者を識別することは出来ないので、過去ログも含めて、混同・間違いが多いと思います。
・参考: http://www.kankyou.pref.saitama.lg.jp/BDDS/zukan/tori/tori.html 

 
●ツグミ(4月25日):
 1月から4月はじめ頃までは、単独で田圃や草原をホッピングしながら餌を取っている姿を普通に見かけていました。
 4月中旬以降は、時折数羽いるのを見かけるようになり、少しずつ集まりはじめていたようです。
 またこの頃になると地表に居るよりも樹上にとまって上空を見るしぐさの姿が多くなったようにみえました。
 そして、最後の写真は4月25日、公園の芝生広場で複数の個体が餌をさがしてホッピングしていたもの。
 それぞれの地域で集合して大きな集団を形成し、北国に帰るということです。144251

 
●ハシビロガモ(4月28日):
 もともと当地に立ち寄るのはごく少数です。
 それでも、毎シーズン川でも姿を見た記録がありますが、今シーズンは川での観察記録はゼロでした。
 池では、1月以降、時折少数の観察記録がありましたが、今年は4月28日、池で雌雄2組が移動途中小休止で水面に浮いているのを見かけたのが最後でした。4282

 
●ヒドリガモ(4月23日): 
 池では毎シーズン、いちばん大きな群れで生活していく冬鳥です。
 今年最後の記録は、4月23日でした。
 出足の遅いコガモに混じって、ごく少数のヒドリガモが、緋鯉の姿も見えた池に浮かんでいた写真でした。423

 
 年々歳々、季節の移ろいも、人生も、過ぎてしまえば、早いものです。

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2017年5月 2日 (火)

5月の田圃で:ツバメ、ハクセキレイ、セグロセキレイ

 人間界にはきな臭い風が吹いているものの、自然界には薫風が吹きわたり、光あふれる季節。 
 「立夏]を前にもう夏日が続いています。

 ゴールデンウイークの最中、近くの田圃では農作業が忙しく行われています。
 そんな中、鳥達が入れ替わり立ち替わりやって来ます。

●ツバメ(ピンぼけですが・・・):
 夫婦のツバメが交互にやって来ては巣作り材の土や枯れ草を運んでいました。Photo

 行き先を目で追うと、なんと一番近くに新築されたお宅の玄関に、完成間近になっているこちらも”新規造営中”の巣がありました。
 まさに食住近接の生活環境と言えるところで、子育てにも最適。 
 理解のある人のお宅に恵まれて、良いツバメ家庭が出来ることでしょう。

 
●ハクセキレイ:
 畦道や代掻き前の田圃にやって来て、餌を獲るハククセキレイ。
 ・畦道にやって来た1羽。Img_35201

 
 ・やがて草陰でガを掴まえ、翅をちぎってから食べていました。
 (画像はクリックで拡大します。)Photo_2

 
 ・代掻き前の田圃に降りて餌をさがす別の1羽。
 何かの蛹のようなものを見つけ出して食べていました。2r

 
●セグロセキレイ:
 代掻き前の田圃にやってきて餌をさがしていた1羽です。Img_3537_1

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※ハクセキレイとセグロセキレイ:
 遠目にはハクセキレイとセグロセキレイの区別は難しいです。
 ハクセキレイもセグロセキレイ両者ともに背中は黒色なので見分けは出来ません。
 しかし、近くで見られる時には、顔の部分を比較すると、頬(目の下)の白いのがハクセキレイ、頬の黒いのがセグロセキレイとして、容易に区別できます。
 過眼線(野鳥の嘴の元から眼を通る細い線のこと)を挟んで上下ともに白いのがハクセキレイ、下(頬)が黒いのはセグロセキレイと解説されています。

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2017年5月 1日 (月)

婚姻色のコサギ再び

 数日前にも代掻き作業の大型トラクターが稼働している田圃で、複数のコサギを見かけていました。

 今回再び、正午前の時間でしたが、すぐ近くの畦にコサギが1羽いるのを見かけましたが、珍しいことに、すぐに飛び去る様子がありません。
 そこで出来るだけ近くまで寄ってみると、目先が鮮やかなピンクの婚姻色になっているのがはっきりわかる個体でしたので、しばらく暇つぶしに観察。

●目先が婚姻色のピンクになったコサギ:
 (以下の画像はクリックで拡大します。)1img_3450

 
 ・撮影位置を変えた同一個体です。
 傍で大型トラクターが稼働しているのもまったく気にする様子がありません。
 ”食後の休憩中”だったのでしょうか23r

 
 ・そのうち何となくそわそわしたように見えた直後のことでした。
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 ・その後もすっきりしたのでしょうか、くつろいだ様子でした。4

 これで失礼しましたが、まだしばらくはそこに留まっていたようでした。

 
 後日、近くの畦道などにはサギの餌食になったアメリカザリガニの残骸があちらこちらに干からびて転がっているのも見かけました。Photo

 カラスは、なかなかこんな風には食べられないようですが・・・

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2017年4月30日 (日)

代掻きの田圃にカラス

 ゴールデンウイークが始まりましたが、近郷の農家では、田植えや、またその準備などの農作業に余念がありません。
 すでに田植えの終わったところもありますが、代掻き(田植えのために、田に水を入れて土を砕いてかきならす作業)作業中のところもあちらこちらに。1r0013237

 
 この代掻き作業がはじまると、待ちわびていたようにムクドリ、セキレイ、そしてツバメやカラス、サギなどがやって来ます。
 お目当てはもちろんそれまで田土の中に潜んでいたミミズや昆虫、またアメリカザリガニなどの獲物です。

 たまたま1羽のカラスがそんな田圃を歩き回っていて、大きなアメリカザリガニを見つけたようでした。2img_3408

 
 そしてさっそく咥え上げては見たものの、大きなハサミを振り回して暴れる獲物はどうも口に合わないとすぐに見切りを付けたのでしょう、Img_3405

 下に落としました。

 
 一度咥え上げられたザリガニはしばらくハサミを上にむけて振り回していましたが、やがて土中に潜っていきました。Img_3406

 
 カラスは所在なさげでした。Img_3409

 サギの仲間ならば、難なくハサミを食いちぎり、頭もはずしてから身を食べています。
 そんなザリガニの残骸が農道端に転がっていることがあります。

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