2018年2月19日 (月)

冬の木の実/ヒヨドリ

 例年のことながら、冬も終わりに近づくと、鳥達も好みの木の実は食べ尽くし、最後に残るのは少々毒性があったり、不味かったり、種が大きく果肉はすくないものばかり。
 それでも、贅沢は言っていられないから、少しずつ繰り返しながら、食べ尽くしていきます。

●木の実:
 上段は12月中旬の、街中や公園植樹の果実(左からセンダン、ナンテン、ピラカンサとクロガネモチ)で、まだほとんど手つかずでしたが、
 下段は1月下旬で、ほぼ完全になくなっていました。
 (画像はクリックで拡大します。)Blg121

 
 ・なお、クロガネモチに関しては、1月下旬の記録的な大雪がほぼ消えた時には、地面に大量の果実が落ちていましたので、鳥に食べ尽くされたということではなさそうです。Photo

 
●庭のマンリョウ:
 赤く熟した実は、1月中旬までは野良猫が巡回して守ってくれ、その後は記録的な大雪で倒されて2月初旬まですっぽり雪に覆われていました。
 その後の雪解けで部分的にのぞいたのを掘り起こしておいたところ、その日のうちに、一粒だけ食べ残して完食されていました。Blg23

 
 ・雪の消えた地面には、ヒヨドリの落とし物のマンリョウ(上)やセンダン(下)の大きな種も落ちていました。Blg24

 
●センリョウ果実:
 花瓶に挿してあった、いただき物のセンリョウが萎れてきたので地面に差しておいたら、直後に目ざといヒヨドリがやって来てあっという間に食べていきました。Img_1283

 
●ヒヨドリ:
 野菜畑の支柱に止まり、あたりを見回しながらもじっと動かないでいたヒヨドリ:Blgimg_963024

 いよいよ冬越しも大詰めです。
 乏しい餌を求めて街中や農地周辺を”ピーヨ・ピーヨ・ピーッ”と甲高く悲鳴に近い声をあげながら飛んでいます。
 確かに今季は寒波が居座り続けたため畑の冬野菜は不作のようで、新鮮で甘みの増した冬野菜をまる囓りするあてもないヒヨドリも、また野菜高値に困っている人間もお互い様、もう少しの辛抱でしょう。

 
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     18日:小平奈緒選手スピードスケート女子500m
             オリンピック新記録36秒94で金メダル!!!

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2018年2月17日 (土)

アキニレの種/カワラヒワ

 アキニレの果実について過去ログ*の繰り返しで、特に目新しいものではありません。

●アキニレ:
 ・この冬は、複数ある公園植樹のアキニレに沢山の実が付き、2月中旬になっても多量に残っています。33r_2

 例年なら、2月も中旬を過ぎようとする今頃には、木枯らしなど冬の強風によって多くは風散布・飛散してしまうだけでなく、その間にも冬の食糧としてアトリやカワラヒワなどの、皮むきに適した嘴を持つ小鳥が集まってきて、翼果の中の小さな種を食べているので、残りは少なくなっているのですが・・・

 
 ・枝に多量について残っている扁平な果実は、風に乗って飛散していく翼のある翼果です。
 上記③の枝についている逆光の中の翼果には1個のごま粒のような種が透けて見えます。Img_9865_4

 
 ・地面に落ちているものを拾い上げて、3個ほど皮(翼被)を爪先で剥いて種を取り出し、木のベンチに置き、いくつかの翼果と並べて写真を撮ろうとすると、僅かな風でも、翼果だけが直ぐに動いたり飛ばされたりして、結局 種3個、果実は1個の写真になりました。 
 (翼があることでそれほど風に敏感ということが分かります。)

 画像(最小目盛りは1mm)を拡大して見ると、爪先で剥いた種の表面には翼被が剥がれずに残っていました。Img_9886

 
 ・翼果と種を持ち帰ってから、2時間ほど水に漬けた後で種の表面に貼り付いていた翼被を爪先でこすり落とした(つもりの)ものを,再度写真に撮ってみました。
 しかし種の表面には依然として翼被が固着したままでした。Img_9891

 
 ・再度、種を水に1時間ほど漬けおいた後にピンセットで摘んで、もう一つのピンセットで表面をごしごしこすり落としていたら、1つの種の種皮が破れて剥がれ、中の白い(胚乳?でしょうか)種の一部も壊れました。
 残りの種も、壊れかけたり、または表面には取れていない固着物質が相当残っていたりで、残念ながらクリヤーな種の様子は撮れませんでした。
 (画像はクリックで拡大します。)Img_99031_2

 
●カワラヒワ:
 近くでは、冬の間はカワラヒワが少数の群れでしか姿を見せませんが、アキニレの実を食べにやって来ています。Img_9703

※アキニレ(ニレ科 ニレ属):
 雌雄同株の落葉高木。
 9月頃に花が咲き、開花後数週間で果実が成熟する。(10~11月頃)
 果実は風に乗って飛ぶ翼果で、長さ1cmほどの扁平な広楕円形。
 翼果の中央に長さ4mmほどの種子がある。
 1個の翼果に種子が1個あり*、葉が落ちても冬になるまで枝から離れないが、木枯らしなどの強風により風散布され、春近くには殆ど散布される。
 *(参照:薬用植物図鑑: http://www.ongaeshi.org/book.html )
 (なお「アキニレの果実と種」で検索すると、「1つの果実の中に、小さな種子が2つ入っている」との記事**もヒットします。(**URL省略)。)

 分布は本州中部以西。なお街路樹や公園樹としても良く植栽されている。

 ・(楡には「ハルニレ」と「アキニレ」の2種があり、ハルニレは春に花が咲き春のうちに果実が成熟します。)

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■アキニレに関する過去ログ*:
 ・アトリ: 
  http://kuromedaka-saitama.cocolog-nifty.com/blog/2011/02/post-a537.html

 ・アキニレ:
  http://kuromedaka-saitama.cocolog-nifty.com/blog/2011/02/post-8454.html

 ・アキニレ:葉と種、冬芽と葉痕・維管束痕:
   http://kuromedaka-saitama.cocolog-nifty.com/blog/2011/02/post-0c67.html

 

 
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◎ 2018平昌オリンピック(第23回オリンピック冬期競技大会):
 フィギュア羽生結弦選手は66年ぶりという五輪連覇、また宇野昌磨選手が銀という快挙。
 すばらしいことでしたね。 

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2018年2月15日 (木)

コゲラ、シジュウカラ

 晴れても風の冷たい寒い日が続いていた2月初旬の公園で。

●コゲラ:
 近くでギィーッという鳴き声のしたサクラ並木に視線を向けると、目の前の枝をコンコンコンとせわしなく突っつきながら動き回り、また樹間を飛んで移動するコゲラの姿を見つけました。
 (画像はクリックで拡大します。)1

2

3

 最後の観察記録からちょうど3年ぶり*のことです。
 以前は、山地に食べ物が少なくなった冬の間、里に下りて来て、葉を落とした公園樹や、時に街路樹などにも姿を見せていたものですが、近年周辺環境も変わってしまったからなのか、公園ではしばらく姿を見ることのなかったコゲラです。
* http://kuromedaka-saitama.cocolog-nifty.com/blog/2015/02/post-c93c.html

 
●シジュウカラ:
 そぐ傍に、シジュウカラの小さな群れも同じようにサクラの樹間を移動していました。
 個体数は多くはないものの、市街地でも通年姿を見かける小鳥です。Photo

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2018年2月11日 (日)

冬の鳥

 旧聞です。

 厳しい寒さが続いていた1月下旬、晴れても最低気温-6℃と冷え込んだ1/30、池は全面結氷。
 池周辺には水鳥や他の野鳥などの姿もほとんど見当たりませんでした。Img_93141130

 
 運動がてらに”遠回り散歩コース”を一巡してきましたが、その際に目にした、乏しい餌を探してウロウロしていた鳥の佇まいです。

●アオジ( ホオジロ科):
 農業排水路床にまばらに残る枯れヨシの間から数羽が飛び立って、そのうちの1羽が近くの柿の木に止まりました。
 アオジの♂でした。
 当地では冬の間だけ少数が姿を見せる「冬鳥」です。
 警戒心が強く、見かけるとすぐに立ち枯れのヨシのブッシュなどに飛び込んでしまうので、撮る機会は少ないです。Photo

 
●コガモ(冬鳥): 
 農家の前を流れているごく狭い排水路に数羽おりて餌を探していました。
 警戒心の強いコガモが、こんな人に近いところまでやってくるのは例外的です。Img_9291

 
●ツグミ(冬鳥):
 雪の田圃を目前にしていつものようにじっと佇むツグミ。Img_9316

 
●カルガモ(留鳥):
 公園脇の、雪が消え残る田圃と農道周辺に多数集まって餌を探していました。
 食糧事情も芳しくない時節柄ですから、”陸上”をうろつくのも仕方ないのでしょう。 
 目と鼻の先の公園には、食べることは愛猫家に頼り切って野良暮らしをしている猫がいっぱいいます。
 やる気のない彼らに襲われる危険は皆無、と承知しているのでしょう。Photo_2

 
●ムクドリ:
 まだ雪に埋もれている田圃を前に、そこだけ雪の融けた日当たりの畔に集まって寒そうにしていました。
 当面、餌探しには苦労でしょう。Img_9298

 
・去る1/22の大雪で埋まる前の田圃にはいつもムクドリが群れていました。

 通りかかった公園の道路で、野良猫の前に2羽のムクドリが転がっていました。
 何者の仕業だったのか・・・
 人にもらった餌を横取りに来るカラスに脅されるような野良の仕業ではないでしょう。Photo_3

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2018年2月 4日 (日)

立春/ツグミ・キュウリグサ蕾

 本日は立春。
 朝方、「地球規模の温暖化と、この冬日本列島で続く厳しい寒さとの関連」報道も目にしましたが、当地の午前中は晴れて日溜まりは暖かかに。
 さては昔人の感性のとおり、本日寒さのピークも底を打って”寒い春”も立ち上がり、だんだん暖かい春に向かって歩み始めたかと錯覚したのも束の間、午後には曇り始めて4時頃に、いやに暗いなと外を見ると、予報にはなかった雨が降っていました。
 立春でも冬将軍は当分居座るという予報です。
 春が来なくていきなり夏が来ると言う極端だけは願い下げにしたいものですが・・・

 それはともかく、ひさしぶりに午前中公園まで散歩に。
 
 去る1月22~23日にかけての積雪が、今日も連続している氷点下の最低気温のせいで、街中でもフィールドにも、まだかなり消え残っていたところに、一昨日(2/2)の降雪がありました。
 ただその降雪は、霙や湿雪の時間が相対的に長かったことのせいで、むしろ残雪の融解を促進したようで、昨日(2/3)にほとんどの残雪が融けてなくなりました。

 正直なもので、陽射しのもと、ほぼ雪が消えた黒土の田圃風景はさも暖かそうに目に映り、またこれまでほとんど姿を見せなかった冬鳥のツグミが、あちらこちらで餌をさがしている姿を目撃しました。

■1月31日の田圃風景と、Img_9334

 
 ・1羽だけ目にしたツグミ。Img_9335

 
●2月4日の田圃風景と、Img_9571

 
 ・所々で見かけた餌をさがす単独行動のツグミ、Img_9575

 
 ・スズメと一緒に餌をついばむツグミ。Img_9620

 
●キュウリグサ:
 また田圃脇で雪の下に埋もれて点在していた雑草キュウリグサのロゼットも陽を浴びていました。Img_9591

 
 ・そのうちの一株に、花茎はまったく伸ばさずに水色の小さな蕾がのぞいているのを見つけました。Img_9598

 やはり、元気な自然の雑草。早くも小さい春のさきがけの姿です。

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2018年1月28日 (日)

スイカズラ(忍冬)/コガモ♂

 晴れの天気予報がはずれて曇天。
 最高気温4℃、最低気温-3℃と寒さが続く一日に。Img_9276

 
■予定された恒例の新春市民マラソンはやはり中止に。 
 去る22日、大雪の積もった、出発スタート/ゴールなど、メイン会場設営予定の小学校グランドの雪は融け切らず凍り付いたまま、また雪かきの代わりに大きな雪玉にして周囲に集められていた雪塊も融けることなく残ったまま、さらにはコースの一部にも凍結箇所があるという異例な状況のせいだったようです。Photo

 
●スイカズラ:
 川沿いの農道端に自生(鳥散布でしょうか)したスイカズラが、連日の厳しい冷え込みにさらされて、葉を丸めながら耐える姿になっていました。Photo_2

※スイカズラ(スイカズラ科スイカズラ属)(別名:ニンドウ(忍冬)/キンギンカ(金銀花)):
 山野に自生する半常緑つる性の木本。
 初夏、葉腋に甘い香りの白い花を二個ずつつける。
 花は時間経過と共に黄色になり、遅れて開いた白と、先に開いて黄色くなった花が同時に並んで見える時にキン(黄金)ギン(白銀)カ(花)、また冬にも葉を落とさず、乾燥と寒さに耐えるため葉を丸めながらがんばっている姿からニンドウ(忍冬)の別名も。

 
●コガモ♂:
 草の若芽などを食べる水鳥の姿は極端に少なくなっている堤防沿いの川面にコガモの♂が1羽。
 通常なら直ちに飛んで逃げる近距離なのに、警戒している様子はありますが、なぜか川面を行ったりきたり。
 近くに”連れ”の姿が見当たらず、うろたえていたのか・・・。 Img_9272

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2018年1月26日 (金)

ハクセキレイ/ツグミ

 今日も終日快晴でしたが最高気温3℃、最低気温-4℃で、北西の風が強めに吹く寒い一日でした。
 周辺の積雪もなかなか融けません。Img_9225

 
 田圃の真ん中を通る日当たりの良い舗装農道の路面の雪は完全に融けて乾いていますが、吹き抜ける強い北風に巻き上げられた田圃の雪が、ミニ・ブリザードのように道路上を横切って行きます。
 (画像はクリックで拡大します。)Img_9235

 
●ハクセキレイ:
 水生昆虫などの餌を求めて水路に降りたハクセキレイも難渋している様子です。
 雨水排水路の日当たりの良い箇所は氷が融けて浅い水面がのぞいていますが、日陰になる場所では氷の塊が大部分を占めています。Photo

 
 ・別個体:Photo_2

 
●ツグミ:
 冬鳥のツグミの姿は近辺にはまったく姿がありません。餌の探しようがないからです。
 先日、自転車で自然林近くの田圃域を通りかかった時に、地面の枯れ落ち葉を突っつきながら餌を探していた一羽のツグミを見かけたくらいです。Img_8894

 
■余談:
 時折 『世界天気』をのぞいて見ると、とんでもなく極寒のところと、熱暑の地域があって、地球は広いな、と思うと同時に、地球規模の異常気象情報に接すると、トランプゲームなどしている場合ではないのではと、何となく気になります。

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2018年1月19日 (金)

ユリカモメ/セグロカモメ(冬鳥)

●ユリカモメ(冬鳥)
 先日のこと、所用で通りかかった市街地の橋の上から、冬鳥のユリカモメが川に降りているのを目にしました。
 昨年末くらいから飛来していたようですが、私が目にしたのは今回が初めて。Img_8907

Img_89074r
 
 あまり人を恐れることもなく、街中の川でもよく見られる小型のカモメの仲間で、観察は容易です。赤いくちばしと脚が特徴的です。

 
 ・たまたま先に姿を見せていたセグロカモメも近くに降り立っていました。
 それぞれ別個体です。Img_8877_1

Img_8877

 
 ・神経質なコガモの小さな群れもいました。
 こちらはいつものように直ぐに背を向けて遠ざかっていきます。Photo

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2018年1月16日 (火)

鳥達も食べもの探しが大変?

 冷え込みが続く中で、霜柱も立たないほどカラカラに乾燥した田圃地域。
 周辺地域の用水路は水量が少ない上に、凍り付いた水面の氷は日増しに厚さを増しています。

 ・カラス:
 その様な折りから、農道に多数のカラスが集まっていて、
 (以下の画像はクリックで拡大します)Img_8990

 
 ・サギ仲間:
 乾いた田圃にはが降りていました。Img_8996

 
 ・①コサギ1羽は座り込んでいました。はじめて目にした”座り込む姿”でした。Img_8992

 
 ・②近くにはチュウダイサギ、Img_8995

 
 ・③コサギ:
 少し離れて、寒そうに突っ立っていた1羽です。Img_8993

 
 ・④アオサギ:
  近くに首をすくめて降りていました。(ピンぼけの画像ですが、嘴がピンクの婚姻色になっているようです。Img_8994

 小魚捕りは出来ず、乾ききった田圃には餌は見当たらず、食べものを探すのも大変な情況なのでしょうか。

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2018年1月 9日 (火)

セグロセキレイ

●セグロセキレイ:
 長期にわたり雨が降らないせいもあって水量が減り、浅瀬の川床がのぞくようになっていた川縁にセグロセキレイが1羽。
 近くにいる胡散臭いカメラを時折気にしながらも忙しく歩き回って、土中にいる水生昆虫やその幼虫などをついばんでいました。
 (画像はクリックで拡大します。)Img_8765

Photo

ハクセキレイ同様に食性は雑食で、採食方法なども似ていますが、本種は水辺の環境に依存する傾向が強く、ハクセキレイと違って、農閑期の乾田や畑など乾いた場所にはほとんど姿を見せません。

 なお、近隣では水田や用水路など周辺自然環境の変化が進んだため、餌になる昆虫類の発生も少なく、また限定的になり、昔に較べてハクセキレイもセグロセキレイも見かける個体数はずいぶん少なくなりました。

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