植物

2018年7月17日 (火)

イネの花/アブラゼミ

 本日の新聞紙上に「猛暑列島」の大見出しが。
 昔から暑いことで記録を作ってきた内陸県の当地です。
 本日も他府県に負けないように体温越の最高気温をキープ。

 日中の田圃道は巨大な湿熱のこもる「サウナ空間」。人っ子一人も見当たりません。
 豪雨被災地のご苦労も忍びながら、噴き出す汗は拭く暇もなく目にも心にも沁みました。Img_1770

 
 ・通りがかりの稲田にはイネの花が咲いていました。Img_1769

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 ・今年度、30年産から始まった新たな米政策*によって、 細かなことは分かりませんが、近郊水田の稲作状況も変化して、農家経営にも課題が多いようです。
*(http://www.maff.go.jp/j/syouan/keikaku/soukatu/pdf/30newbirahp3.pdf

 ・本日(17日)、首相官邸で日本とEUの経済連携協定(EPA)署名が行われ、双方の議会承認手続きなどを経て、来年初めまでの協定発効を目指すことに。
 人口6億人、世界の国内総生産(GDP)の3割をカバーする巨大な自由貿易圏が実現に近づいた。
 国内消費者にとってはメリットであっても、農林水産品分野の生産者に与える影響などについては配慮されるべきこともありそう。

 
●アブラゼミ:
 連日炎暑の続いていた先日(15日)朝6時過ぎの庭に、アリが群がったアブラゼミの遺骸がありました。
 殺蟻剤スプレーでアリを追い払って見ると、既に損壊の進んだ、前夜羽化したばかりと推測されるアブラゼミでした。
 今夏初見で、炎暑にふさわしいジージーと暑い鳴き声が聞きたかったものを。R0017795_1

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2018年7月 6日 (金)

スカシユリ

●スカシユリ:
 伊豆半島ジオパークの見所に1つに牛臥山公園*があります。
 最近観光客も少しずつ増えて来たそうです。
 * https://izugeopark.org/geosites/ushibuseyama-park/

 公園は標高70mの牛臥山の麓にあります。
 牛臥山は、伊豆が本州に衝突する前の海底火山の名残ということで、そのため公園内の海岸には不思議な形をした噴出物の岩がたくさんあります。
 公園駐車場から一番奥にあるその一つの岩肌に、オレンジ色のスカシユリが咲いているのを目にしました。草丈は短いものでした。
 海無し県の住人には目にする機会がなく珍しかったです。Img_1661

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Img_1665tc2_1                                
                              (撮影2018.6.30) 
※スカシユリ(ユリ科ユリ属):
 海岸の砂礫地や崖、岩場になどに生える多年草。
 草丈は20~ 60cmになる。
 分布は中部地方以北の海岸地帯。
 地域型として、太平洋岸に分布する個体群と、日本海岸に分布する個体群に分けられる。 
 花期は太平洋岸の個体群で7~ 8月、日本海側の個体群で5~ 6月。

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2018年7月 3日 (火)

ハンゲショウ、ノカンゾウ

■夏富士:
 東名高速・御殿場付近から望む青い夏姿の富士山。
 (2018.6.30午後4時過ぎ車中から撮影) Img_1713_2

 この日の夜は、翌7月1日山開きの山梨県側登山口ルートには、ご来光を山頂で迎えようとする大勢の登山者のヘッドランプが光の帯となって見えたという。

 
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■今日もウンザリするほど暑かったです。
 当地近隣はカンカン照りで5日連続35℃以上の猛暑日に。
 総務省消防庁の熱中症情報(速報値)*に寄れば、6月25日~7月1日までの熱中症による救急搬送人員は全国で3,473人、内、埼玉県が334人とトップ。
( * http://www.fdma.go.jp/neuter/topics/fieldList9_2.html  )

 
※(サッカー・ワールドカップ(W杯)ロシア大会、ベルギーに2-3と日本の逆転負けは残念でしたが、すばらしい活躍でした。)

 ・天気は明日から一転、台風の影響などで週末までは曇り雨模様の予報に。

 
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本題:

●ハンゲショウ(半夏生:ドクダミ科):
 昨日(7月2日)は旧暦の二十四節季・七十二候の「半夏生」(ハンゲショウズ)でした。

 まったく関係のない話ですが、この頃には多年草の「ハンゲショウ」が(花弁も萼もない)白い花を開き、また花穂のまわりの葉だけが、白化粧をしているように見える草姿で群生しています。
 (花期は6月下旬~8月)Img_1558_4

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 ・余談ですが、ハンゲ(半夏)(=別名カラスビシャク)もこの同じような時期になると田圃畔などに生えています。

 
●ノカンゾウ(ユリ科):
 ハンゲショウの群生した近くにはノカンゾウが橙色の花を開いていました。(花期は7~8)Img_1568_2

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2018年6月29日 (金)

ムクロジの花

●ムクロジの開花(ムクロジ科ムクロジ属):

 近隣公園で日当たりの良い空き地に植栽された大木や、近くの農家の屋敷林に紛れて育ったムクロジがあります。
 普段目にする機会はまずありませんが、花期の6月にたまたま何かのついでに通りかかると、開花に気がつきます。

 花は枝先に出来る長さ20~30㎝の円錐花序に多数の雌花と雄花が混じってつきます。

 ・6月中頃、たまたま農家のムクロジで観察した1本の花序では雄花ばかりのように見えました。
 (画像はクリックで拡大します。)6

 
 ・しかし、下旬になってから別の花序を観察した際には、花柱の飛びだした雌花の混在も観察できました。6_2

 
 ・また同じ頃(下旬)に観察した公園広場の樹では、雄花と、それより多数で、すでに子房が大きくなった雌花の混在が観察できました。6_3

 
 ・余談ながら樹冠下の地面一帯には多数の(昨年結実した)果実、黒い種、そして多数の雄花と、子房が膨らんだ雌花などが落下・散乱していました。Blg

 花の付き方の違いは観察時期やムクロジ個体の差異などにもよるのでしょうか。

 
余談:
 本種は樹高10~20mの落葉高木。
 花期は 6月で 雌雄同株の雌雄異花;雌雄異熟。
 ・雌雄異熟とは、「ある花期のうちに、個体内の個々の花が雌から雄へと性表現を変えることを指す」という特性。
 開花時点で、雌蕊のみが成熟して花粉を受け取ることができる時期(雌性期)と、雄蕊が成熟し花粉を放出するようになる時期(雄性期)があり、それらの時期はずれている。
 雌性期が先の場合は雌性先熟という。(、と説明されても素人にはよく分かりません(^_^;)。

 
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★梅雨明け:
 当地は先日来,連日、昼夜強めの風が吹いて、蒸し暑い状況が続いていました。
 そして今日、関東甲信地方は統計開始以来、最も早く梅雨明けしたとのこと。
 水不足を心配しながら、長く暑い夏になります。

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2018年6月27日 (水)

ヤマモモ結実

 街裏の遊歩道に植栽された樹木の中に、複数のヤマモモがあります。
 本種は雌雄異株なので雄株と雌株がなければ受粉・結実しませんが、両方があるので毎シーズンたくさんの実をつけます。
 そして、熟すと樹冠下のベンチや地面にたくさん落下するようになります。
 ヤマモモは傷みが早いため通りかかっても、落下したものは誰も拾ったりはしません。
 大きく生長した樹は、通行の邪魔にならないよう下枝は整枝・剪定されているので、枝に付いた新鮮できれいな実は、大人でもベンチの上に立たなければ採れません。

 たまたま先の休日、小さな女の子と一緒の若いお父さんが、小さなポリ袋を片手にしてベンチの上に立ちあがって、赤い実を採取されているのを目にしました。
 ほほえましい光景でしたね。Img_1449_1

Img_1449_2

 ヤマモモ特有の甘酸っぱい味と香りは生食で楽しむのが一番です。

 

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2018年6月23日 (土)

ノアサガオ開花

 近年、田圃域を通る生活道路の改修整備工事が行われて、それまで蔓性雑草が大繁殖する支えになっていた金網フェンスはすべてガードレールに変わり、両端に土面が露出していた路面も隙間なく舗装されて、雑草の繁殖する環境は皆無となりピカピカになっていました。   
 それですっかり姿を消していたノアサガオが、なんと水路側の道路擁壁法面に伸び出して、梅雨空の下に早くもきれいな紫色の花を開いているのを目にしました。 
 あらためて丈夫なものだなあと感心して、カメラを向けてしまいました。

●ノアサガオ:Img_1514_1

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2018年6月20日 (水)

アナベル(アジサイ)

●アナベル:
 梅雨らしい、しとしと降る雨の中、近隣では人気のアジサイ「アナベル」の花が見頃になっています。Img_1452

 アメリカノリノキの園芸品種で、装飾花が多く手まり状になり、咲きはじめは薄黄緑色ですが最盛期には真っ白な花房が大きくて見応えがあります。
 栽培も容易とのこと。

 また近年、ピンク色のアナベルも見られます。Img_1495

 ・降る日は“梅雨寒”ですが、梅雨の晴れ間にはいきなり真夏日になったりして、天気はいつもながら、ままなりません。

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2018年6月14日 (木)

カラスビシャク

 庭にニオイハンゲが仏炎苞を立ち上げていたのを観察して、仲間の雑草カラスビシャクを思い出し、見に行ってきました。

 水稲の生長が勢いを増す頃になると、特定の地域の田圃脇農道斜面に、伸び出す夏草に混じって、カラスビシャク(別名ハンゲ)が緑色の仏炎苞を持ち上げるようになります。
 昔から、畑地や道端などにごく普通に見られた多年草で、繁殖力が旺盛なため一度はびこると駆除のやっかいな雑草でした。
 さすがにこの頃は 雑草対策が繰り返されることによって少なくなったようですが、途絶えることはないようです。

●カラスビシャクの花(仏炎苞):
 カラスビシャクの花は、独特の形の「仏炎苞」と呼ばれる細くまるまった葉につつまれて、小さな雄花と雌花が上下に分かれて付いています。
 ただ、仏炎苞に包まれているのでそれらの花は直接見えないので、(初めて見るわけではありませんが)少し古くなった標品を1本採取して、仏炎苞の包みを開き、写真に取ってきました。R0017597

 
 ・花は、細長い先端部が緑色で、中間部は黒い紐状の「付属体」と呼ばれるものに付いています。R0017604

 
 ・雄花は上部に集合して付き、その下部に離れて雌花が集まって付いています。
 どちらも花弁はありません。R0017605

※カラスビシャクは、日本各地の道端や畑に自生するサトイモ科ハンゲ属の多年草。
 花の付き方:
 仏炎苞の中にあるひものような長い付属体の先端・緑色部は仏炎苞の外に伸びだしています。
 付属体下方にある肉穂花序の白い雄花序に雄花が集合して付き、下部の黄緑色の雌花序に雌花が集合して、分かれて付いています。

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2018年6月13日 (水)

ニオイハンゲ

●ニオイハンゲ(Pinellia Cordata)(サトイモ科ハンゲ属):
 10年ほど昔に知人からいただいた園芸品種の鉢植えが起源です。
 鉢植えは、面倒見が悪くて”姿がなくなり、記憶からも消え去っていました。
 それが数日前、草取りをしていたアジサイの株元をのぞき込んだ際に、見覚えのある葉が大きくなって揺らいでいるのに気がついたのです。
 更に本日になって、梅雨空のもとに、たったの1本だけですが、仏炎苞が立ち上がっているのを見つけて記念撮影しました。(画像はクリックで拡大します。)R0017592

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※ニオイハンゲ:
 中国原産で、サトイモの仲間の多年草。 濃緑色の葉には葉脈に沿って白い斑紋が入っていて鉢植えなどで観賞用に育てられています。
 花期は5月~8月頃。 緑色の花は淡緑色の仏炎苞に包まれていて、口辺部から細長い付属体が伸び、蛇が鎌首を持ち上げた姿にも見えます。
 株元や、葉の付け根の表側にムカゴを作り、これが地面にこぼれて繁殖します。
 繁殖力は旺盛で、鉢植えなど植え替えの時に株分け(分球)で増やすこともできます。
 なお冬は上部が枯れて休眠状態になりますが、霜に当てたり氷らせたりしなければ再び春に芽吹いてきます。

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2018年6月12日 (火)

レインリリー/セマダラコガネ

●レインリリー:
 雨上がりの後で一斉に開花する開花するレインリリー(ゼフィランサス:園芸種)R0017553_1

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 そして、別の場所に開花していた数輪の花弁が何者かにひどく食べられて汚らしくなっていました。

 
●セマダラコガネ(コガネムシ科スジコガネ亜科):
 その食害された花の傍で、まだ乾ききらない下草の陰にひっそりと休息していたのはセマダラコガネ。 
 これが花を囓った犯人かどうかは分かりませんが、広い範囲の植物を食害する害虫仲間です。
 捕まえて処分。R0017580_1

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 大きさ10mmほどで、薄茶色と黒色のまだら模様の小さなコガネムシ。
 先が3つに分かれた触角が目立ちます。いろいろな植物を食害する普通種。
 出現時期は6~8月、分布は日本各地。

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