植物

2017年12月 8日 (金)

ミツバツツジ返り咲きなど/ヒメハラナガツチバチ♀

 11月中旬に見かけた昆虫仲間と返り咲きの花。

●ベッコウバエ(ベッコウバエ科):
 公園のコナラの木に1匹だけとまっていたもの。そろそろ年貢の納め時です。Img_82621

※大きさ15~20mm。全身べっ甲色(黄褐色)で、胸部背に黒縦条があり、翅に片側5個の黒色斑があります。
 林の中で生活し、夏にはクヌギ、コナラなどの樹液によく来ています。
 またキノコや動物の糞などにも集まる大きなハエの仲間。
 出現時期は5~11月、分布は日本各地。

 
●チャノコカクモンハマキ(ハマキガ科):
 庭木の刈り込みなどをしていた時にどこからか飛びだして塀に止まった個体。
「ハマキムシ」の仲間の成虫。Img_8266_1

※大きさ(開張)13~21mm。 出現時期は3~10月。
 分布は本州、四国、九州。 
 幼虫の食葉樹はツバキ科チャなど。

 
●ヒメハラナガツチバチ♀:
 朝方の冷え込みが厳しく、日中も寒かった日の午後、庭をゆっくり這っていましたので、色々な角度から観察できました。11

※大きさ(体長)は20mm程、翅先が暗色で、触角が短いなどの特徴から「ヒメハラナガツチバチ」の♀と判断しました。
 単独生活をする寄生蜂で、♀は交尾後、土中のコガネムシ類の幼虫を探して毒針で刺して麻酔してから卵を産みつけます。
 出現時期は4月下旬~11月中旬、分布は本州、四国、九州。

 
■返り咲き*の花:
 *返り咲き  草木の花が、その本来の花期ではない時期に咲くこと。通常、春咲きの草木が初冬のころにまた花をつけること。「狂い咲き」とも。
 返り咲きのよくみられのはサクラなどバラ科の落葉植物や、フジ、ツツジなど。

●ミツバツツジの仲間:
 11月初旬,、山里の林地で2輪だけ開いていたミツバツツジの花。11_2

 花期は3月中旬~5月。

 
●コバノタツナミ:
 増えすぎるほど庭に元気にはびこるコバのタツナミ。
 例年、思いがけなく少数ながら返り咲きの花を開きます。Img_819011

 花期は5~6月頃。

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2017年12月 3日 (日)

スーパームーン、ビワの花、ユズリハの果実、ヒヨドリ

 本日(12月3日(日))の月齢は14.6とのこと。
 そして今夜(正しくは明日4日の)午前0時47分に、2017年で最も大きい満月(月齢15)「スーパームーン」になるそうですが、夕刻、買い物に外出した天空に白く輝いていた大きな月はもう満月そのものでした。Img_8384ct2017123

 
 町裏の遊歩道沿いに植栽され数種の樹木が、年々歳々同じように花を開き、実をつけて小鳥を呼び、また樹冠下の遊歩道にたくさんの実を落とします。
 ついこの前、目にした光景のような気がしますが、1年過ぎていました。

 
●ビワの花が開花を始めていました。Img_8370_1

Img_8370_2

 
●ユズリハの大木もたくさんの実をつけています。
 樹冠下の遊歩道や、ベンチ一面に、藍黒色に熟して、表面には粉をふいた球形の果実がたくさん落ちています。
 そして、頭上の茂みから、群がっているヒヨドリの姿は見えませんがピーッ、ピーヨ、ピーヨとやかましい声が聞こえます。
 ヒヨドリはユズリハの実を食べるようですが、クマリン系のアルカロイド(ダフニクマリン)を含むので人には有害で、食べられません。Photo

 
●ヒヨドリ:
 毎朝、住宅街の通りのケーブルにとまって様子を伺い、ご近所の庭に寄り道しながら通り過ぎていきます。
 (リビングから撮影)Img_8381_1

 ご近所の柿の実も、もうほとんどが食べられていて、残っているのは熟柿になるのを待っている渋柿だけになっています。

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2017年11月30日 (木)

ヒヨドリジョウゴ果実

 「11月は寒かった」、という報道ですが、確かに当地でも特に中旬以降は寒かったというのが実感です。
 また年々の加齢と共に時間の流れもますます急流になることも切実に感じながら11月が終わりに。

 
●ヒヨドリジョウゴ果実:
 公園のツツジの植え込みがきれいに剪定・刈り込まれていました。
 その周辺に、赤いきれいな実のついた枯れ茎がパラパラ落ちているのが目に止まり、傍に行って拾い上げてみると、直ぐにヒヨドリジョウゴと分かりました。Img_8349ct_1

 
 赤く熟した実には多数の種が透けて見えました。Img_8349ct_2

 舗装遊歩道から少し離れたところだったので普段は気がつきにくい場所でしたが、初夏にはツツジの茂みに絡みついて茎をのばし、晩夏には特異的な花をつけ、花後に付いた青い果実は秋が深まる頃には赤く熟していたのです。
 ヒヨドリジョウゴは全草にソラニンという有毒成分を含むため,赤い実も有毒です。

 
●ヒヨドリジョウゴの葉:
 ・ついでながら、公園近くの民家で、こちらもきれいに刈り込みなど手入れをされた、高さ3mはありそうな立派な生け垣にも、数株のヒヨドリジョウゴが絡みついて茎をのばしていました。
 鳥散布によるものでしょうか。
 赤い実はほとんど落とされていましたが、葉だけが絡みついて取り残されていました。Img_83653m3

※ヒヨドリジョウゴ(ナス科):
 山野に自生するツル性多年草で、有毒植物の仲間。
 果実はナンテンの実ほどの小球で、秋が深まるにつれてきれいな赤色に熟します。
 なお、採取した熟した果実から種を取り出して水洗し、果肉などを除いてからそのまま播いておけば春には芽吹いてきます。
 但し繁殖力旺盛な雑草ですから迷惑雑草にならないよう注意。

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2017年11月28日 (火)

晩秋の名残

 小春日和の公園で、晩秋の名残。

●人影もまばらになった静かな公園。
 並木のケヤキが風も無いのに静かに、ハラハラと葉を落としていました。Img_8366

 
 ・クロガネモチがたわわに結実:Photo

 
 ・ピラカンサ(トキワサンザシ)も結実:Img_8094

 冬季、”美味しい”食糧が乏しくなった野鳥が食べにくる木の実ですが、まだまったく食べられてはいません。

 
 ・早咲き品種のツバキは花を開いています。Img_8363

 
●キタキチョウ(キチョウ): 
 農道に咲き残っているセンダングサの花で吸蜜中。Img_8362

Img_8358tr

 モンシロチョウやモンキチョウよりはひとまわり小さく、きれいな黄色が目立ちます。
 いつもせわしなく飛びまわり、いろいろな花で吸蜜しています。
 成虫で越冬し、春先早くから飛び出します。

 
●モンシロチョウ:
 草地で日光浴していました。こちらはそろそろ年貢の納め時です。Img_8243

 
●田圃道にはまだがんばっているコバネイナゴが1匹。
 ”佃煮色”になるまで、もう少しがんばる個体もいます。Img_8320

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2017年11月23日 (木)

ヤマボウシの実

 11月初め、散歩に行った公園で、植栽されたヤマボウシに赤く熟した実(集合果)が残っているのに気がつきました。
 季節感の狂った白い花も数輪同時に目にしました。
 初夏に咲く白い花(に見えるのは4枚の総苞片)は例年目にしていましたが、果実に気がついたのは初めて。
 食べられるそうですが、野鳥のための冬用食糧でしょう。

●ヤマボウシ果実:
 (2017.11.1撮影)Img_7410_2

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※ヤマボウシ(ミズキ科ミズキ属):
 落葉広葉樹。花期は6~7月、結実期は9~10月。

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2017年11月13日 (月)

ジョウビタキ♀(冬鳥)初見/スズメ/サザンカ開花

●ジョウビタキ♀(初見):
 庭掃除をしていた時、前のお宅のテレビアンテナに雀(よりやや小さめ)のような小鳥が止まって “ピィッ チュチュ ピィッピィッ チュチュチュ ピィッ ピチュ”と地鳴きを始めました。
 かわいらしい声と姿で、直ぐに今シーズン初にお目見えの冬鳥ジョウビタキ♀と分かりました。
 カメラを取りに家の中に戻ってくるまで待ってくれていましたので撮れました。
 愛らしい小鳥です。 街中を挨拶しながら通り過ぎて行ったようです。Img_8215_2t

Img_8215_1

 
●スズメ:
 直ぐ後に、スズメが1羽。ついでに撮ってやりました。Img_8225

 
 ・街中からはすっかり姿が消えてしまいましたが、郊外には集まっています。Img_8183

 
 サザンカが数輪開花しました。Photo

 季節が進んで行きます。

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2017年11月 2日 (木)

身近な秋の雑草の花とチョウ、トンボ

 秋の除草”工事”が休工中で、しばしの”生残猶予期間”残されていた10月中旬から下旬、道端などに咲いていた身近な雑草の花。
 その後に除草作業が再開されて、今はきれいさっぱり、寂しくなっています。

●画像は上から順に、カントウヨメナ、ハッカの仲間、マルバアメリカアサガオ、シロバナセンダングサ、コセンダングサ、ミゾソバ。6

 
アキノノゲシ
 画像「左」と「中」はアキノノゲシ。葉に大きな切れ込みがあります。
 「右」はホソバアキノノゲシ。葉に切れ込みがありません。
 まったく同じ環境に混生しています。
 (画像はクリックで拡大します。)Photo

 
●草叢にいる、おなじみのチョウ仲間。
 上左から順に、キタテハ秋型(成虫で越冬)、ヒメアカタテハ(関東では越冬態不定で成虫または幼虫で越冬)、モンキチョウ(幼虫で越冬)、モンシロチョウ(蛹で越冬)、ベニシジミ(幼虫で越冬)、ヤマトシジミ♂(幼虫で越冬)、イチモンジセセリ(幼虫で越冬)、キチョウ(キタキチョウ:成虫で越冬)108

 
●カタバミの黄色い花で吸蜜中のヤマトシジミ♀(黒っぽい方)に♂(水色)が求愛していたようですが、結局 相手にされませんでした。Blgimg_6759_2

 
●ヒメアカタテハ幼虫:
 一度除草された後に再び若葉が伸び出していたヨモギの草叢で。
 茎頂部の若葉を丸めて”巣”を作っているのは毎シーズンのこと、ヒメアカタテハ幼虫です。
 1つだけ開いて見るとかなり成長した幼虫が隠れていました。
 丸めた内部の葉をどんどん食べて、直ぐに近くの若葉に移動して行きますので、開けて見ると多量の糞だけ残った空っぽの巣もたくさんあります。Photo_2

 
●赤トンボ♂(画面上)♀(下)(アキアカネ):
 今シーズンは特に赤トンボだけではなく、その他のトンボも少なくなりました。Photo_3

 
●ギンヤンマ産卵:
 町裏を流れる雨水排水路の水際で産卵していたギンヤンマ。
 大分翅の傷みも目立つ個体でした。Img_6112

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2017年11月 1日 (水)

10月の花(キンモクセイ、ツリバナ(果実)、ハエドクソウ、ホトトギスの花にトラマルハナバチ訪花・吸蜜)

 遅ればせながら、記録のための記録。

●キンモクセイ:
 例年9月末から10月初めに開花しています。
 ご近所にも多数あって、何時もわが家だけ少し開花が遅かったのですが、今シーズンに限り、ご近所に足並みを揃えて開花しました。
 (というより、花期のお天気具合のせいで、他所様の開花が少し遅れたのでは・・・・?)
 台風21号前日まであまり散らずに咲いていましたが、23日朝方、台風通過で一斉に花が散って、掃除も一度で済みました。
 (撮影10月9日時点)Blg109

 
●ツリバナ:
 熟して赤い果実・種を吊り下げていたツリバナも、風雨の度に少しずつちぎれ落ちていましたが、台風で一挙にすべて落下しました。
 (撮影10月9日時点)Blg109_2

 
●ハエドクソウ:
 以外に丈夫な雑草です。抜いても抜いても前年度とは違うところに、いつの間にかひっそりと、細い針金のような花茎を伸ばして小さな白い花を付け、鈎爪のある種を付けています。
 (撮影は10月18日)Blg10183r

Blgimg_6946_3

 
●ホトトギスに花の蜜にトラマルハナバチ訪花・吸蜜:
 花がすっかり少なくなった庭に、ホトトギスが現在も咲き続けています。
 そして10月中旬頃から天気が良い日にはほとんど毎日、トラマルハナバチがやって来ます。

 ホトトギスの花(花被)の蜜腺は花の基部近くで、その内面に黄橙色の蜜標があり、蜜は基部の丸い膨らみに溜まっています。
 トラマルハナバチは蜜を吸うために花の基部に行くので写真には撮りにくいアングルになります。
 (撮影10月31日)Blg1031satuei

※トラマルハナバチ(ミツバチ科): 
 大きさ(体長)約16mm。花の蜜や花粉を食べる、全身鮮やかな栗色のマルハナバチ。
 出現時期は4~11月、分布は本州、四国、九州。

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2017年10月15日 (日)

ザクロソウ

●ザクロソウ(ザクロソウ科ザクロソウ属): 
 除草されて日当たりの良くなった畦道にザクロソウが群生しています。
 畦道や畑の縁に生える小型の目立たない雑草(1年草)です。
 しゃがみ込んでみると、白っぽく小さな花があり、また果実も稔っています。
 果実を指策で摘みとって揉んでみると、とても小さな種がこぼれ落ちてきました。

 ・花は集散花序につきます。花径は3.5mm程で花弁は無く、5枚の花被片(萼)があります。  
 秋に実る果実の大きさ(長さ)は2mmほど。
 (画像はクリックで拡大します。)Photo

 
 ・中に勾玉形で表面に粒々のある直径0.6mm程の小さな種がたくさん入っています。Photo_2

 花期は7~10月、分布は本州、四国、九州。

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2017年10月 9日 (月)

公園のドングリ(マテバシイ、アラカシ、コナラ)/近くのクヌギのドングリ、シラカシのドングリ

 稔りの秋。
 公園や近隣に植樹されているブナ科のドングリも、早い樹種では9月から堅果が出来ています。
 毎年の繰り返し記事ですが、今秋最近の様子をまとめました。

●マテバシイ(公園植樹):
 結実は一番早い樹種です。タンニンが少なく、ドングリ・コーヒーが作れます。Blg2017105

 
●クヌギの堅果:
 公園近くの空き地にあるクヌギの堅果。まん丸で大きなドングリです。
 不明のケムシがあちらこちらにくっついていました。何者でしょうか?9

 
●コナラ(公園植樹)の堅果:
 9月下旬にはまだ青いものが多かったのですが、10月はじめには大分熟して、地面にもたくさん落ちるようになりました。Blg2017105_2

 
 ・コナラの樹皮とドングリ、殻斗:Photo_2

 
●アラカシ(公園植樹):
 植樹本数が一番多い樹種で大木になり、盛夏には涼しい緑陰を作るため、樹下沿いは散歩人の人気コースでした。
 一昨年、強剪定され、一部は伐採されたりして、今秋はまだ未熟の青い小さいドングリが、

数は少ないながら結実しています。Blg2017109

 
 ・地面に落下している古いドングリで比較的きれいなものを拾って写真撮り。Blg4r

 遠目には、シラカシのドングリに似ていますが、識別ポイントは頭のトガリ具合。

 ■2017.10.24シラカシのドングリを追記しました。
  強剪定されたあとで、先日観察した時にはまったく見つからなかったドングリでしたが、たった2個でしたが見つけたので追加記載したものです。Blg20171024

 
Img_6340

 
※追記:
 上記の他に、近隣の神社境内にはスダジイがあり、その古い記録があります。
 http://kuromedaka-saitama.cocolog-nifty.com/blog/2015/12/post-9df9.html

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