植物

2017年10月15日 (日)

ザクロソウ

●ザクロソウ(ザクロソウ科ザクロソウ属): 
 除草されて日当たりの良くなった畦道にザクロソウが群生しています。
 畦道や畑の縁に生える小型の目立たない雑草(1年草)です。
 しゃがみ込んでみると、白っぽく小さな花があり、また果実も稔っています。
 果実を指策で摘みとって揉んでみると、とても小さな種がこぼれ落ちてきました。

 ・花は集散花序につきます。花径は3.5mm程で花弁は無く、5枚の花被片(萼)があります。  
 秋に実る果実の大きさ(長さ)は2mmほど。
 (画像はクリックで拡大します。)Photo

 
 ・中に勾玉形で表面に粒々のある直径0.6mm程の小さな種がたくさん入っています。Photo_2

 花期は7~10月、分布は本州、四国、九州。

|

2017年10月 9日 (月)

公園のドングリ(マテバシイ、アラカシ、コナラ)/近くのクヌギのドングリ

 稔りの秋。
 公園や近隣に植樹されているブナ科のドングリも、早い樹種では9月から堅果が出来ています。
 毎年の繰り返し記事ですが、今秋最近の様子をまとめました。

●マテバシイ(公園植樹):
 結実は一番早い樹種です。タンニンが少なく、ドングリ・コーヒーが作れます。Blg2017105

 
●クヌギの堅果:
 公園近くの空き地にあるクヌギの堅果。まん丸で大きなドングリです。
 不明のケムシがあちらこちらにくっついていました。何者でしょうか?9

 
●コナラ(公園植樹)の堅果:
 9月下旬にはまだ青いものが多かったのですが、10月はじめには大分熟して、地面にもたくさん落ちるようになりました。Blg2017105_2

 
 ・コナラの樹皮とドングリ、殻斗:Photo_2

 
●アラカシ(公園植樹):
 植樹本数が一番多い樹種で大木になり、盛夏には涼しい緑陰を作るため、樹下沿いは散歩人の人気コースでした。
 一昨年、強剪定され、一部は伐採されたりして、今秋はまだ未熟の青い小さいドングリが、

数は少ないながら結実しています。Blg2017109

 
 ・地面に落下している古いドングリで比較的きれいなものを拾って写真撮り。Blg4r

 遠目には、シラカシのドングリに似ていますが、識別ポイントは頭のトガリ具合。

 
Img_6340

 
※追記:
 上記の他に、近隣の神社境内にはスダジイがあり、その古い記録があります。
 http://kuromedaka-saitama.cocolog-nifty.com/blog/2015/12/post-9df9.html

|

2017年10月 8日 (日)

シラカシのドングリ(堅果)

 シラカシは公園植樹もあったりして、過去に何回か写真は撮っていたのですが、一度も記録にしていなかったことがわかり、ドングリ仲間に追加のための記事です。

●シラカシのドングリ(ブナ科コナラ属):
 池と車道の道路境界に街路樹として10数本が植栽されています。
 秋に多数のドングリが実り、地面に落ちたものをキジバトなどが時折ついばんでいる様子も目にします。
 一昨年、強剪定作業がされた後で、今シーズンはまだ稔りが少ないようです。

 ・並木:Photo

 
 ・葉。上部の縁に浅く粗いギザギザ(鋸歯)があり、葉裏は白っぽいです。Photo_2

 
 ・樹皮:
 灰黒色で皮目が縦に並び、細かい縦縞があります。Img_56209_14

 
 ・ドングリ(堅果)と帽子(殻斗)
 ドングリは卵形で、先には段があり、とび出ています。
 帽子は深いお椀形で同心円状の横輪があります。

 なお下の画像のドングリは昨年落下したものと思われます。Photo_3

 (画像はクリックで拡大します。)Photo_4

 
 ・画像追加:
 シラカシのドングリは先端(花柱の周辺構造)にはっきりした段があり、飛び出ていることが特徴的です。6r

 
 ・ちなみに、シラカシ(左)とアラカシ(右)の堅果(ドングリ)の頭部形状比較。
 シラカシの頭部には「段差のある輪状の積み重ねの突起」がありますが、アラカシの先端は”なで肩で滑らかに傾斜していて、そこにうっすらとした輪状の紋様が見られる形”をしています。
 ここが両者の識別ポイントのようです。*Vs

※本種は山野に普通に自生する雌雄同株、雌雄異花の常緑高木。 
 強い剪定にも耐え、日影にも強いので庭木、公園、街路樹としてもよく利用されている。
 葉は互生し、狭長楕円形。葉の上部2/3程に浅く粗い鋸歯がある。葉の裏は、白みを帯びるため、シラカシの名が付いたとも。なお若葉は褐色~紫褐色を帯びる。
 樹皮は灰黒色。皮目が縦に並び、細かい縦縞がある。
  ドングリ(堅果)は1年成で、秋(10~11月頃)に熟す。
 殻斗(帽子)は椀型で同心円状の横輪がある。
 タンニンを多く含むため渋くてそのままでは食べられない。
 なお本種は「ムラサキシジミ幼虫」の食葉樹。
 分布は本州(福島県以西)、四国、九州。

【参考】
 ★ドングリの見わけ方: http://dongurikorokoro.fc2web.com/miwakekata_m1.html 

 *頭部形状(花柱周辺)によるアラカシとシラカシ堅果(ドングリ)の識別:
   http://acorn.hiroimon.com/newpage37.htm 

|

2017年10月 4日 (水)

中秋の名月(2017/10)、ホソオビアシブトクチバ幼虫その他

●中秋の名月:
 今年の中秋の名月は9月ではなく10月4日。何年ぶりかできれいなお月様を観賞しました。

 本日の”秋晴れ好天”の予報はハズレで、朝から午後3時頃までどんよりした曇天。
 時折陽射しがあったものの秋晴れは期待はずれに。

 午後5時過ぎ、近所のスーパーに買い物に行ったら、お月見団子が3種類特売です、とのアナウンスが流れていました。
 ”月見より団子”とばかり、一番小さいのを買っての帰り道、午後5時半前、白く大きな月が登り始めていました。
 夕食が終わって外に出てみると、真っ黒い雲に覆われた空の奥に確かに昇っています。
 ・19:00Img_65571900

 
 ・団子は食べてしまってから、見上げた空の雲が流れているのを確認して、カメラを持って暗い田圃道まで。
 ごく狭い範囲ながら雲の殆ど無い空間がありましたので、少し待っていれば何とかなりそうな気配。

 
 ・19:14刻々変化する雲行き。Img_65711914

 
 ・19:16雲の切れ間も明らかにImg_65751916

 
 ・19:24雲が途切れる直前Img_66071924

 
 ・19:25そして待っていた満月一歩手前の、きれいな中秋の名月のお出ましでした。
 良かった!Img_66141925

 待つ間の田圃道。長袖シャツ1枚では結構冷えました。

 
---------------------------

●ツリバナ:
 やっと朝晩の気温が下がるようになって、庭のツリバナも赤い果実を吊り下げるようになりました。Img_6506

 
●秋バラ:
 ・ロイヤル・ハイネス:
 一輪開花しました。Img_6503t

 
 ・切り花にして:Img_6552

 
 ・名前不明のバラも一輪。Img_6507ct

 
 ・バラ「ディンティ・ベス」の蕾に全部穴を開けた「ホソオビアシブトクチバ若齢幼虫」:
  一重咲きで、お気に入りのバラですが、気がつくと蕾が全部、何者かに囓られて穴が開いています。残念ながら、花はありません。
 そして偶然見つけたのが、バラの天敵尺取り虫仲間の「ホソオビアシブトクチバ若齢幼虫」。
 蕾の茎にぴったりと貼り付いていて微動もしません。Img_6304_1

Img_6304_2

 本種は夜行性で、なかなか目に触れない害虫。くっついている枝ごと切り取って処刑。

 ※幼虫はシャクトリムシ仲間で、枝に紛れて日中に見つけるのが難しいバラの害虫としてよく知られています。 終齢幼虫の体長は55~60mm、幼虫食葉植物はバラ科のバラ、ウバメガシなど。

 
 ・ちなみにホソオビアシブトクチバ(成虫)も、5月にバラの選定中に飛びだしてきたことがあります。Img_8505_2

 
 ・余談のついでに外観が似ている「アシブトクチバ」:
 (横帯紋様が”太い”)Cf2010624

 
●ニイタカホトトギスも7月下旬からから咲き続けています。Img_6549

|

2017年9月30日 (土)

戸隠周辺の植物⑥-1 ナガミノツルキケマン

 戸隠神社周辺で見かけた植物シリーズの最終回。
 ここからは戸隠神社中社付近の道路沿い林縁で見かけた植物です。
 色々な植物が混然一体になって生えていました。
 特に目新しいものはありませんでしたが、今回一品種だけ、初見のものがありました。

 
 ・戸隠神社中社入り口:Img_0166

 
 ・中社:Img_2034j

 
 まずは、初めて観察・確認した“ナガミノツルキケマン” (長実の蔓黄華鬘)から。

●ナガミノツルキケマン(ケシ科キケマン属):
 中社入り口付近を通過する道路に面した林縁の草地に他の植物に混じって生えていたもの。
 ややまばらについた黄色い花が”キケマン”に似ていましたが、開花時期が異なり、全体の様子も異なります。
 決め手は果実(蒴果)の様子で、ナガミノツルキケマン」と分かりました。

 ・地面を這っていた茎が雑草の中から立ち上がり、濃い黄色の花を付けていました。1img_0160

 
 ・花は斜めに立った花序にややまばらに付いています。2img_0160

3img_0160_6

 
 ・葉は、2~3回3出複葉で、小葉は深く3裂し、ほぼ倒卵形。
 斜上した茎先に果実がぶら下がっていました。4img_0160

 
 ・果実は線状倒披針形の蒴果で、外観から、中の種子は数個が1列に並んでいる様子が窺われました。
 (画像はクリックで拡大します。)5img_0160

※本種は山地の道路沿いや林縁に生える1~越年草。
 茎は直立せず、四方八方に這いながらよく分枝して、他の草に寄りかかって広がり、枝先や花序は斜めに立つ。
 茎には稜がありやや太く、長さ1~2mになる。
 葉は互生し、軟かく、2~3回3出複葉で、小葉は深く3裂し、ほぼ倒卵形。
 花は、葉腋からでた総状花序にややまばらに付く。花色は濃い黄色で花弁に紫色が入る。距は少し曲がるか水平。苞は細く幅2~5mm。
 果実は細長い線状倒披針形で、長さ約15~20mm、幅2~2.5mmの蒴果が多数ぶら下がってつく。中の種子は数個が1列に並んでいる。果実は完熟すると瞬間的にはじけ、種子を飛ばす。
 花期は8~10月、分布は日本各地。

 ・本種は環境省レッドリストのカテゴリ準絶滅危惧(NT)。
 
 ・なお、関東、中部地方には母種の「ツルキケマン」があります。
 本種の花はナガミノツルキケマンよりまばらにつき、色は淡い黄色。
 また果実(蒴果)の鞘は短く扁平な長楕円形で、中の種子は2列に並ぶので、鞘の外観からも”ナガミ”と確実に区別できる。

          -戸隠周辺の植物⑥-2へ続く

|

戸隠周辺の植物⑥-②チヂミザサ、その他

●チヂミザサ(別名コチヂミザサ)(イネ科チヂミザサ属):
 特に目新しくありませんが、道端近くの明るい場所に生えていて小さな花が意外に大きく見えたので撮ってきました。
 花(小穂)はイネ科の花として複雑な構造をしています。
 開花した花の雌蕊の白いブラシ状の柱頭や、雄蕊の葯、また紫色の長く伸びた芒(ノギ)などが目を引きました。

 ・チヂミザサの花序:
 たくさんの小穂は枝の下向き側だけに付きます。1img_0151_1_3

 
 ・正面からよく見ると、意外にきれいな花です。
 (画像はクリックで拡大します。)2img_0151_2_3

 
 ・複雑な花の構造の一端。3img_0151_2t2

4img_0151_2t2

※チヂミザサは低地~山地の林縁や道端などに生え、茎は枝分かれしながら地表を這い、節から直立または斜上して枝をのばし、多数の葉をつけながら広がっていく。
  葉が笹の葉に似ていて、葉の縁が波打って縮んだようになっているのでチヂミザサ。
 秋に茎の一部は立ち上がり、先端から10cmほどの穂状花序穂を伸ばし、穂全体では高さ30cm程になる。
 花序(穂)には卵形で長さ約3mmの緑色の小穂が多数つく。
 小穂は枝の下向き側だけに着く。小穂は2つの小花から成る。
 小花には頴(エイ)があり、2個の苞穎の先に長い毛(芒(のぎ)が生えている。
 実が熟すと毛は紫色を帯びて粘液を出し、動物等に付着し(ひっつき虫になって散布される。
 花期は8~10月、分布は日本各地。

※複雑な花の構造:
 ・チヂミザサは2つの小花からなり、第一小花は第一外頴と内頴から、第二小花は第二外頴と内頴からできている。
 ・花の雄蕊は細糸のような花糸の先に葯が付いて垂れさがり、雌蕊は白いブラシのような形状。
 ・芒(ノギ)は紫色~赤色の針のような毛で、頴(えい)に付属している。
 このノギには粘液がついていて”ひっつき虫”になる
 ・頴(エイ)は花を包んでいる殻のことで、イネで言うモミ殻にあたる。
 ・苞頴(ホウエイ)は普通の花で言う萼のような部分で、いちばん外側の苞葉のようなところ。
 ・外頴・護頴は外側の頴で、一般に大きい。
 ・内頴は内側で、子房やシベ等の周りにあり、小さいもの。

 
●ゲンノショウコ(フウロソウ科フウロソウ属):
 草むらに一株ありました。Img_0150

 草丈30~60cmになる多年草。 葉は掌状に3~5深裂する。
 花は5弁花で長い花柄の先につき、直径1~1.5cm。
 東日本には白い花、西日本には紅紫色の花が多い。
 果実は蒴果で、長さ約1.5cmで短毛と腺毛が多い。心皮の上部がくちばし状にのび、その下端に種子がある。熟すと5裂して、裂片は種子を1個ずつ巻き上げ散布する。
 花期は7~10月、分布は日本各地。

 
●ツリフネソウ(ツリフネソウ科ツリフネソウ属): 
 道路沿い林縁のあちらこちらでキツリフネと混生しているのを多く見かけました。Blg_3

※低地から山地の林縁など、湿った半日陰地に生育する一年草。
 草丈は約50~80cmになる。葉は広披針形で互生し、縁には細かい鋸歯がある。
 花期に茎の先端部から細長い花序が出て、船を釣り下げたような姿の紅紫色の花を数個つり下げる。
 花は左右対称で“花の尻尾”(距)はくるりと巻いている。
 花後に熟した果実に少しでも触れると、種子は勢いよくはじきとばされ散布される。
 花期は8~9月、分布は日本各地。

 
●キツリフネ:
 黄色い花色のツリフネソウです。草丈は 50~80cm。葉には鋸歯があり、楕円形から広披針形で、ツリフネソウより楕円形に近い傾向がある。
 花は、上方の葉腋から出た長い花柄に吊り下げられるように、葉の下に咲き、”花の尻尾”(距)はツリフネソウのようには巻かないで垂れている。Blg_2

 
●イチイ(イチイ科)の赤い果実:
 林縁の道路足元に小さなルビーのような赤い実が点々と落ちていたので見上げると、傍に常緑針葉樹イチイの大木がありました。
 付近の民家の生け垣にも植栽されていて、赤く熟した果実がたくさん見られました。Blg

※果実の果肉は甘くて食べられますが、種には有毒成分(タキシン)を含むため、人が種までたくさん呑み込んでしまうと危険です。
 一部の野鳥(カケス、ツグミ、ヒヨドリ、ムクドリ、ヤマガラなど)が食べるそうですが種は食べないで吐き出しているらしいです。

 
――――――――――――――――――――――――――

■今回観察した植物に関する参考:
  戸隠神社近くに戸隠森林植物園があります。ホームページ『長野県・長野地域振興局・戸隠森林植物園:花みごろ情報7月~9月』の頁で確認することが出来ます。
(例): http://www.pref.nagano.lg.jp/nagachi/nagachi-rimmu/shokonorin/kenerin/manabiya03.html

                   (完)

|

2017年9月29日 (金)

戸隠周辺の植物⑤サラシナショウマ

●サラシナショウマ(キンポウゲ科サラシナショウマ属):
 林床から一株だけ、白色で長い花茎が直立して微風に揺らいでいました。
 撮りにくい被写体でした。Img_0144_1

Img_0144_2

 本種については過去にも繰り返し記録があります。

※草丈40~150  cmになる大型の多年草で、 半日陰になる山地の草原や林縁・林床に生える。
 根出葉は2~3回3出複葉で大きく、互生し、両面に毛がる。
 花期になると枝先に長さ20~30cmのブラシのような穂状花序を出し、小さな白色花を密につける。
 花には両性花と雄花がある。 花期は8~10月、分布は日本各地。

               - 続く ー

|

2017年9月28日 (木)

戸隠周辺の植物④ウワバミソウ、花とムカゴ

●ウワバミソウ(イラクサ科ウワバミソウ属)の花とムカゴ:
 晴れた日中でさえ直射日光のあまり入らない林縁/林床の随所にウワバミソウが群生していました。
 湿った山地の薄暗い日陰に群生する、ウワバミ(大蛇)の出そうな所に生える草、というのが名前の由来とも。
 これまで各地で花の時季の記録はありましたが、(茎の節々に)ムカゴが出来ているのを観察したのは今回が初めて。
 さほど暗く感じませんでしたが、非力なコンデジではシャッタースピードがせいぜい1/15秒前後ですべて手ぶれに、フラッシュでは白飛びしてしまい、花もムカゴも不出来な画像ばかりに。

 
 ・花(雌花):
  不鮮明な画像で判然としませんが、花柄がなさそうなので雌花のようです。Img_0134_1

Img_0134_2

Img_0134_3

 
 ・ムカゴ(珠芽):Img_0134_1_2

Img_0134_3_2

Img_0134_2_2

※ウワバミソウ:
 山地の湿った斜面に群生する雌雄異株の多年草。
 茎は高さ30~40cm。葉は左右不対称のゆがんだ長楕円形で縁に粗い鋸歯がある。
 葉腋から花序を出す。雄花序には1~2cmの短い柄があるが、雌花序には柄がなく、葉脇に直接付いている。
 花は小さな花の密集化で色はほとんど白色。
 秋に茎の節がふくらんでムカゴ(珠芽)ができ、地に落ちて翌年の春に新苗をつくる。

 余談ながらウワバミソウの茎の太い部分ははみずみずしく、別名「ミズ」とも呼ばれる「山菜」の筆頭だそうです。
 ムカゴも食用になり、プチプチとした食感が珍味だそうです。
 花期は4~9月、分布は日本各地。

               - 続く -

|

2017年9月27日 (水)

戸隠周辺の植物③オオカニコウモリ

 ここからは、随神門から奥社に到る巨杉並木参道の途上で見かけた植物です。

 ・参道並木の杉巨木:
 近寄ってフラッシュ撮影。Img_0140

 晴天の日中にもかかわらず、巨杉並木参道沿いの林縁には直射日光は殆ど入りません。  
 視覚的にはさほど暗くは感じませんでしたが、コンパクト・デジカメはスローシャッターでしか動作しないほどに薄暗い林縁だったようです。
 そのせいもあってすべて手ぶれ画像ばかりになりました。
 
 まずは初めてブログ登場のオオカニコウモリです。

●オオカニコウモリ(キク科コウモリソウ属):Img_01261

Img_01262

 
 ・画像を見てはじめて、緑色のイモムシ(ガの幼虫?)が花にくっついているのに気付きました。Img_01263

Img_01264

※山地の林縁や、やや湿った林床などに生える多年草で、群生することが多い。
 草丈は30~100cmになる。
 葉は大きく、5角形に近い腎形で幅9~27cm。粗い鋸歯があり、互生して付く。
 花期に50~80cmほどの花茎を出し、その先の花序にやや散房状に白色の頭花をつける。
 頭花は5~6個の小花からなる。小花は長さ8mmほどで、すべて両性花の白い筒状花が5つほどまとまって総苞に包まれている。
 花期は8~10月、分布は本州(東北地方から中国地方に至る)日本海側。

              - 続く -

|

2017年9月26日 (火)

戸隠周辺の植物②ノブキ

 ノブキは各地に見られる植物で、特に目新しくもありません。
 過去繰り返し記事にしていますが、再度掲載。

●ノブキ(キク科ノブキ属):
 オオシラヒゲソウが咲いていた参道周辺の林縁随所に多数のノブキを見かけました。 
 随神門手前の林床では一面の群生も。
 黒褐色に熟して粘液を分泌している果実(痩果)は"ひっつき虫"になっていて、触れるとバラバラになって落下、袖口や靴下にまで付着してしまいした。

 ・ノブキの群生:Img_0111

Img_0142

 
 ・まだ花が残っている株もありました。3img_0111_2

 
 ・痩果(果実):Img_0111_3

 
 ・黒褐色に熟して粘液を分泌している果実:
 ”ひっつき虫”になります。Img_0111_7

Img_0111_6ct

Img_0111_8

※山地の木陰や谷間などに生える多年草。
 茎は高さ60~100cmになり、上部で分枝する。
 葉は三角状腎臓系で長い葉柄があり、茎の下部に集まってつく。葉の形がフキに似ることからノブキの名。
 花期に白色の小さい頭状花をつける。頭花のまわりの管状花は雌花、中心部の管状花は雄花または両性花で、結実しない。
 果実(痩果)は棍棒状で放射状に並び、先の方に腺体があって粘液が出る。
 これで"ひっつき虫"になり種子散布されて分布を広げる。
 花期は8~10月、分布は北海道、本州、四国。

              -  続く -

|

より以前の記事一覧