植物

2019年5月21日 (火)

オニグルミ

 30数年来、川の堤防水際に生えたオニグルミが伐採もされずに存在しています。1img_5801


 川面に張り出した枝に実った果実は、熟したのち川面に落下して流れていき、漂着したところで発芽して分布を広げていくそうです。
 そのような過程で生えていたものかどうか分かりませんが、同じ水域の護岸法面や、泥土が堆積してできた“中洲”などにも、オニグルミの小木が自生していました。
 しかし、いずれも河川工事などの際に伐採され、現在、近くの流域で残っているのはここだけです。
 ただ現在までに襲来した何回かの暴風雨で、主幹や太枝が折損して、現在の樹高は昔の半分くらいになり、また樹勢もかなり弱っていましたが、それでも毎シーズンに多少はありますが、果実をつけています。
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 先に(4/28)通りかかった際、雄花(上)と雌花(下)が咲いているのを観察しました。5r0019226

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 そして、その20日後(5/19)にはすでに小さな果実ができているのを見かけました。Img_5927519
 季節は足早に進んでいきます。

 

※オニグルミ(鬼胡桃)(クルミ科):
 落葉高木で、樹高は25mほど。
 山野の沢や川沿いなど湿り気のある場所に生え、果実(クルミ)は食べられる日本原産の野生のクルミで、クリとともに、縄文時代から食べられてきた。
 5月には大きな奇数羽状複葉を広げ、雄花(枝先に長く垂れ下がった薄黄緑色)と、雌花(本年枝の枝先に上向きについて、鮮赤色の花柱が二つ出る)をつける。花粉は風で運ばれる風媒花。
 花後に結実して、9月中旬に熟し、10月には落果する。
 分布は日本各地。

参考:
www.forest-akita.jp/data/2017-jumoku/24-oni/oni.html

 

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2019年5月17日 (金)

タチカタバミ、カラスビシャク

 雑草2 題 

●タチカタバミ:
 従来は我が家の庭の片隅や近隣の道端、空き地などに生えていたカタバミは茎が匍匐性のものだけでしたが、近年になってから見られるカタバミはその殆どが、茎が直立して草丈20~30cmになるものばかりになっています。
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2030cm 
 降雨の後で気温が上がると、まさに”雨後の筍”の例えの通り、アッという間に見苦しい立ち姿ばかりが目について不快です。
 花後には、やはり直立した果実(鞘に入った種がぎっしり詰まっている)を驚くほど多数つけています。
 果実は熟すと鞘がはじけて、粒々の種を大量に周辺にまき散らすので、あっという間に大きな群落を作るのです。困ったことですが・・・
※タチカタバミ:茎は直立して草丈10~30㎝になる多年草。
 花期は4〜10月、分布は日本各地。

参考:
http://kuromedaka-saitama.cocolog-nifty.com/blog/2010/05/post-9718.html

http://kuromedaka-saitama.cocolog-nifty.com/blog/2009/05/post-6e01.html</

 

●カラスビシャク:
 今まで観察したことが無かった舗装農道沿いの田の畔際に、カラスビシャクが数本、仏炎苞を立ち上げているのに気が付きました。
 どうして、こんなところに少数ながら自生したのか不思議ですが・・・
 (撮影5月5日)
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2019年5月11日 (土)

庭の春の花10種

 季節が一か月も先に進んだり、思いのほか寒かったりと、相変わらずの気まぐれな変動です。
 日中は暑くて外出する気にもならないで、夕食を早めに済ませてから、白の半袖Tシャツと白のジャージパンツに着替え、雲が多いながら三日月が天空に浮いている田んぼ道に散歩に出ると、田植えの終わった田んぼからカエルの大合唱が聞こえてきます。
 何か一瞬、ほっとして涼しさも感じるような気分になりますが、やはり風は生ぬるく、そのうちだんだん汗ばんでくる夜間の外気温です。

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 このところ気温が高めの日が多いので、本当に、1日ごとに我が家の猫額庭の雑草や草花も、あっという間に伸長して相互に邪魔者になり、それぞれつぼみをつけ、花を開き、種をこぼし、早いものは散っていきます。

 毎年さして代わり映えしないものばかりですが(年々、種類は減っていきます)とりあえず記録に。

 四月下旬から最近までの10種類。6r
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2019年4月26日 (金)

ウワミズザクラ満開

●ウワミズザクラ(ウワミゾザクラ上溝桜):

 先日、良く晴れて気温が上がり、初夏の陽気になった日、所用のついでに立ち寄った自然林地に自生している(落葉高木の)ウワミズザクラ2本の白い花がほぼ満開になっていました。
 遠くからでも、小さな白花を多数つけた花序枝の集まりによる白っぽい景観でそれと分かりました。1img_5591

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・ 別の自然公園の樹木肌:7img_5559

 その後、高温~低温そして断続的な降雨と、日間変動の大きな天候のせいで、花痛みはもう大分進んだことでしょう。

 

 ・山野や自然公園などでは、大方は樹林間に交じって自生している落葉高木は目立たずに、(樹名表示板もない場合)その存在に気づくことが少ないのですが、ブラシのような白い花が咲く時期には、こんなところにもあったのかと気づくことが多いです。

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2019年4月20日 (土)

スミレ類、キランソウ、ヤマブキなど

  日光をさえぎるほど伸びる雑草はまだ少なくて日当たりのよい草地には、今を盛りと小型の植物が花を開いています。
 毎年の繰り返しで新鮮味はありませんが、一応記録に。
 (以下の画像はクリックで拡大します。)

●タチツボスミレ:
 公園の林地で。
 クスノキ大木の根元で、ほとんど明るい裸地になっている林床に、タチツボスミレが群生しているのを目にしました。
 公園内には随所に点在しているので、花そのものは珍しくありませんが、これほどに集まっていたのには少しばかりびっくり。
 アリによる種子散布などがあったからでしょうか。Photo_9

※余談:
 スミレやカタクリなどの種子には、脂肪酸、アミノ酸、糖からなる“エライオソーム”と呼ばれる柔らかな化学物質が付着・付属しています。
 種のそばを通りかかったアリはこの物質に誘引されて種をエサとして巣に持ち帰り、付着物エライオソームのみを食べると、種子は巣の近くに捨ててしまいます。
 そのことよって種子は広く遠くまで運ばれ(種子散布され)、分布域を広げることができるのです。

 

●アリアケスミレ:
 4月中旬くらいから、開けた草原のあちらこちらに点々と花を開く多年草です。4r_1

※温暖な平地の耕作地帯や河川敷の開けた日当たりの良い少し湿り気のある草地など、また公園や市街地でも普通に見られる繁殖力の旺盛な多年草です。
 草丈は5~15cm。花色は、同じ場所に生えていても、白色のものから淡紫色や紫色の筋が目立つものと変化が多いスミレです。
 花径2㎝ほど。側弁の基部に毛があり、また上弁にも毛があるものも存在します。
 花期は4月上旬~5月頃、分布は本州、四国、九州。

 

●ノヂシャ(オミナエシ科ノヂシャ属):
 まだ大きく伸びた雑草が少ない、少し湿り気のある池端の草地に群生していました。
 堤防筋などにも点在しています。2r_2

※ノヂシャはヨーロッパ原産の帰化植物1年草(越年草)で、茎や葉はサラダとして食べられ,栽培もされています。
 草原などの開けた地面や路傍に群生して、4月頃から淡青色で大きさ数ミリの小さな花を次々に開きます。
 個々の花は小さくて目立ちませんが、群生しているとそこだけ浮き上がった塊として結構目立ちます。
 小さな花も拡大してみると結構可愛らしいです。
 花期は4~6月、分布は日本各地。

 

●キランソウ(別名ジゴクノカマノフタ:地獄の釜の蓋)(シソ科):
 庭に定着していて、毎夏の猛暑に耐えてしぶとく生き残るキランソウ。一度聞いたら忘れられない“別名”です。
 放任すると増えすぎるため気まぐれに除草していますが、少しは残しておきたい庭の雑草の一つです。Photo_7

※山野の道端や土手など、また気付きにくいですが市街地でも目にすることがある多年草。
 生育場所や環境により変化はありますが、多くは地面を這うように茎を伸ばして“地面に蓋をしている”ような草姿で、青紫色の花を咲かせている時にはそれと気づきます。
 別名の「ジゴクノカマノフタ」は、そのような草姿、また草には病気を治す効果があるとか、患者が地獄に落ちるのを防ぐ“蓋”になる、ということで名付けられたとの説もあるそうです。
 花期は3~6月。花の色や形は一見ジュウニヒトエにも似ています。

 

●ジュウニヒトエ(園芸種):(シソ科)
 放任すると増えすぎるため、時折間引きする他には特に“お世話”しなくても毎年、シーズンになると花を咲かせる丈夫な多年草です。Photo_6

※1つの株から多数のランナー(匍匐茎)が地面を這うように長く伸び、先端の節から芽や根を出して増殖します。
 葉の脇から穂状花序を立ち上げ、その先に花径5~10mmほどの小さな青紫色の唇形花を輪生させます。

 

●コバノタツナミ(シソ科タツナミソウ属):
 庭の片隅から、裏口の方まで、こんなところにと思うほど、あちらこちらに生えて定住する丈夫な多年草です。
 名前は花が片側を向いて咲く様子を、寄せる波に見立てたもの。
 花の最盛期は4~6月ですが、早春から時折季節はずれにも花を開くことがあります。2r_1

 

●ヤマブキ(バラ科ヤマブキ属):
 公園の生垣として植栽されているヤマブキ(園芸品種かも)が黄色い花を開いていました。
 毎年コンパクトに刈込みされるため、山野に自生しているものに比較すると花数は少なくなりますが、万葉の世から親しまれてきた“山吹き色”がきれいです。
 花期は4~5月。412img_5498

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2019年4月 9日 (火)

散るさくら

 昨日は曇天で、少雨ながら時折冷たい雨の一日。

 そして本日は快晴でしたが西寄りの強風が吹いて、身近のサクラはすべて落下の舞に。

 ・”花筏”と言いたいところですが、水路の水量は少なく、流れもきわめて緩やかなので、折からの強風にあおられて、”吹き溜まり”になったもので、風情には欠けます。Img_5465c

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 ・花の蜜を求めて騒がしく群れていたヒヨドリも少なくなりましたが、それでも未練がましく、花弁が散った花にも嘴を入れて、めしべの先の子房の周りに残っている蜜を吸いにやってくるものもいました。Img_5484

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※雑記メモ:

桜、花にまつわる詩歌

 ・散る桜

 広辞苑「花吹雪」(桜の花びらが吹雪のようにたくさん舞い散ること。桜吹雪);「花筏」(花が散って水面に浮かび流れるのを筏に見立てていう語)
 などが詩歌にもうたわれます。

 ・ただ、現代、“筏”を日常の光景として目にすることはありませんから、知らない人のほうが多いでしょう。
 
 また

  • 「散る桜 残る桜も 散る桜」:良寛 (辞世の句とされる2句の一つ。)
    (なお、もう一句は「うらを見せ おもてを見せて 散るもみぢ」。
     こちらは、芭蕉の友人であった谷木因に「裏ちりつ表を散りつ紅葉かな」という句があり、良寛の「うらを見せ……」の句はこの木因の句を踏まえて詠まれたものである、とのこと。)

  ■「さまざまな事思ひ出す桜哉」:芭蕉

 などが思い起こされ、

 ついでに

  ■「年々歳々花相似たり、歳々年々人同じからず」

 漢籍(唐代の詩人、劉希夷(りゅうきい)(651~680?)の「代悲白頭翁」(はくとうを悲しむ おきなに代かわりて)と題する詩の第4節。

 古人復洛城東無

 今人還対落花風

 年年歳歳花相似

 歳歳年年人不同

 言寄全盛紅顔子

 応憐半死白頭翁

 

 年齢を重ねるにつれて、散り行く花への感慨も移り変わっていきます。

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2019年4月 7日 (日)

移り行く歳月

 4月1日、新元号が「令和」と発表されて、今月いっぱいは、”平成最後の”が枕詞になりました。
 ともあれ私にとって一番長いのは「昭和」、次いで「平成」、そして「令和」と生き長らえることになりました。
 平和で心豊かな時代になりますように。

4/1:正午のTVニュース画面から。Img_2338
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4/2:市街地の歩道隅にスズメウリとカラスウリが花をつけ、庭のスズランスイセンが開花し、ヒトリシズカは満開になり、
   また野良猫に掘返されてすっかり弱っていた園芸種の雪割草株が、やっと花一つ開きました。Img_5361
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 ・陽だまりに、今期はじめてのナミホシヒラタアブがやってきました。Img_5370-2

 

4/4:”平成最後”のサクラの開花が進んでいた公園の裏を流れる川には、まだ居残っている”平成最後”の少数のコガモがくつろいでいて、池には北国へ帰る移動途中のヒドリガモの姿がありました。(”元号”などは人間のすることに限定ですね。)Img_5418
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4/6:近隣のサクラ名所の県立公園は満開になった花々を鑑賞する観光客でにぎわっていました。Img_5432-1
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 ・また近くの小学校の校庭のサクラや、Img_5453

 

 ・散歩コースの公園の桜も満開に。”名所”の混雑には無縁の特等席「独り占め」ですね。Img_5462_1

 来週は寒の戻りで寒くなるという天気予報なので、いずこのサクラも長持ちするかも。

 

●公園の林床にはタチツボスミレやヒメスミレが花を開いていました。Img_5403

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2019年3月28日 (木)

春もようの庭/サクラ開花

 あまりにも見苦しくなった時に渋々草取りする程度しか面倒を見ない我が家の狭い庭。
 そのため姿を消していった園芸種の草花や花木が増えるばかり。

●庭の花:
 それでもやはり春もようで、放任されても頑張って花開いた6種。
 写真(3月24日撮影)は、左上から順に、無事に結実が進んでいるらしい今冬植えたクリスマスローズの1株、チオノドクサ、ヒトリシズカ、ハナニラ、レンギョウ、ボケです。Blg6324

 

●サクラ開花:
 昨日、東京でサクラが満開のニュース。
 当地の散歩コースのサクラも先日26日、数本の木で開花していましたが、その後の曇天や低温で開花進行はゆっくりに。Img_5354

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2019年3月26日 (火)

春たけなわのフィールドで

 晴れた川筋の堤防に、まだうろうろしている冬鳥のツグミが1羽。
 枯れ草の残る地面をホッピングしながら採餌していました。Img_5299


 また石組みの川辺にはミシシッピアカミミガメが多数這い上がって甲羅干しをしています。
 ともかく多すぎる個体数です。Img_5308Img_5310


 川にはコガモ♂がなぜか1羽だけ。連れや仲間はどこに?Img_5344


 市街地の歩道の片隅には、昨今農道や草地であまり見かけなくなったキュウリグサやノジスミレが花をつけていました。Img_5331Img_5325

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春たけなわ

 近郊では啓蟄をすぎたころから天気の良い日に、あちらこちら「田起こし」など、3月の農作業が始まっています。Img_5293


 通りかかった農家の広い畑の一角には、”紫紅色の絨毯”のようにホトケノザがはびこり、Img_5282


 また、田んぼの畔沿いには外来種のミチタネツケバナが群落を形成しImg_5284Img_5288


 裸地にはツクシが多数伸びあがっています。Img_5283


 春たけなわ、スギ花粉飛散たけなわ、です。

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