動物

2018年8月16日 (木)

コケオニグモ

●コケオニグモ(コガネグモ科):
 お盆の最中、富山県下の中部北陸自然歩道の一角で偶然目にしたもの。
 山地樹林縁で,見上げる位置に設置された木箱の陰に静止していた個体で、その場所ではとても目立つ色彩と体型だったので気がついたのでした。Img_1868

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 初めて見たクモで名前は知りませんでした。

 別のアングルが撮れないので、暑さしのぎに手にしていたウチワを差し出すと、その表面を伝い歩きしながらやがて地面に落ちて逃げていきました。
 その姿を、ポケットにあったスナップ写真用の非力なコンデジで追っかけたもので、ピントの甘いスナップ・ショットしか得られませんでした。Img_1872

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 それでも、その特異的な姿・外観から”絵合わせで“コケオニグモと判断したものです。

 体色は、緑色に黒色の斑紋がある迷彩色、また腹部にある2個の突起(ツノ)は茶色と黒色という特徴的な姿/体色の大型のクモ。
 山地の地衣類が着生した樹林地域に生息しているが、名前のとおり、ウメノキゴケなどのコケ(地衣類)に似た緑と黒を基調とした迷彩色で、昼間は苔むした樹皮などにまぎれて脚を縮め静止していて(常にコケの上に静止しているだけではないが)、夜になると樹間に大型の円形網を張り、昆虫などを捕食しているという。
 その様な生態のため、天敵のクモバチ科のハチに襲われにくく、また人の目にも見つかりにくいと思われ、日本各地に分布していても採取記録は多くない、というのはそのような事情にもよるのでしょうか。

※コケオニグモ(コガネグモ科オニグモ属) :
 大きさ(体長)♀16~23mm、♂11~14mm。分布は日本各地。

 なお日本のレッドデータ検索システム*を参照すると、環境省カテゴリでは「指定なし」になっていますが、 都道府県指定では千葉県、愛知県で「絶滅危惧Ⅰ類」指定で、東京都では「情報不足」となっています。
 (* http://jpnrdb.com/search.php?mode=map&q=111001040312286 )

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2018年5月17日 (木)

ハエトリグモの仲間3種

 4月下旬、ご近所で見かけた徘徊性のハエトリグモ仲間3種

●カタオカハエトリ♂:
 金網フェンスの枠板を歩き回っていました。
 第1脚の先端には黒い毛が密生していて、その脚をしきりに振り上げる仕草をしながら歩き回るその動きはすばやく、撮れたのは1枚だけ。
 体長 3~4mm 前後と小さめで、橙色の歩脚がきれいな人気者。
 なお♀は地味で全身灰褐色。 
分布は日本各地。R0017238ct

 
●ネコハエトリ♂:
 草叢の葉上を跳びはねるように徘徊していた♂。
 大きさ♂8mm、♀は9mmほど。
 分布は本州、四国、九州。R0016677

 
●マミジロハエトリ♂:
 自宅で。1匹は玄関先で、もう一匹は庭のカラーの葉上を歩き回っていたもの。
 どちらも♂。 体長6~7mm。Photo_2

Photo_3

 
 ・ついでに未掲載の画像から:
 2013.7.4撮影の♀。(♂より1mmほど大きめで地味な体色。)R0036633_3

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 分布は日本各地。

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2018年4月 4日 (水)

ホタルカズラ開花、コイの遡上始まる

 本日の当地は高温(26℃)の春霞で、遠景は何も見えず、6月下旬並と暑い1日に。
 公園や街中のサクラ(ソメイヨシノ)は完全に散り、八重桜が一気に満開に。
 ハナミズキも既に開花しています。
 ところが明日からは、これまで続いていた季節外れの“暖かさ”が一転して平年並みに戻り、更にその直後から3月の気温に逆戻りという予報。
 
 何ともこの春は落ち着きがありません。

 
●ホタルカズラ開花:
 どんどん生えて来る雑草を抜いていたら、こちらも突然のようにホタルカズラが青い花を開いていました。Photo

 
●ハナニラ(園芸種):
 まさに雑草なみの勢いで、毎年、間引いても間引いても蔓延るハナニラ2種:Photo_2

 
●ユキワリソウ(園芸種):
 1昨年、野良猫に根こそぎ掘り起こされて枯れてしまった後に、新しく植えた一株のユキワリソウが初めて一つだけ花を開いていました。
 シックな花色でした。Newc

 
●コイの遡上始まる:
 また先日は川で鯉の遡上、産卵が始まったのも目撃しました。
 この後は少しずつ数を増していきます。
 (撮影2018.3.28)Photo_3

 ホタルカズラ開花も、コイの遡上も、昨年の記録よりかなり早い観察です。

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2018年3月 3日 (土)

ミシシッピアカミミガメ

●ミシシッピアカミミガメのお出まし。
 それまで低温続きだった気温が突然15℃を越えた2月末、普段は行かない公園の向こうの川筋にミシシッピアカミミガメが一斉に出てきて甲羅干しをしているのを見かけました。
 10数匹はいたようです。
 その一部です。
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 中には甲羅の傷んだものも。Img_0150

 厳しかったこの冬の間は、さすがに川筋で姿を見かけることがありませんでしたが、春の到来を察知したようです。
 それにしても多すぎますが・・・

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2017年12月20日 (水)

イタチ

イタチ:
 まったくの偶然でしたが、市街地を流れる排水・用水路沿いの擁壁を伝い歩くイタチが目に入りました。
 目で追うと擁壁に突き出している太い排水コンクリート管の根元に開いた僅かな穴に潜ってから、頭や上半身をのぞかせたり、引っ込めたり。
 何をしているのか分かりませんでしたが、ほどなく穴の奥に消えてしまいました。Img_8487

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 ・アングルを変えて、後から確認した穴:Img_8497

 直感的にずいぶん小柄な印象でした。
 これまでも郊外(田畑の広がる地域)の水辺や川縁などでは目撃することはありましたが、ここまで人家に近いところでは珍しい事です。

※参照資料*によればイタチの生育場所は低地の田畑や人家の周辺から山岳地帯まで広がっているが、中心は平野部の草地で、川沿いなどの水辺を好むということ。
 また雌は一定の行動圏を持ち、土穴などを巣としているが、雄はいくつかの雌の行動圏に重なるような行動圏を持ち、その行動圏は雌で約2ha、雄で約5haと行動範囲は広く、1夜のうちに8㎞も移動することがあるとのこと。
 そういう事実からすれば、珍しい事でも無さそうです。
 なお、オスに比べメスが極端に小柄であり、見ればはっきり分かるそうです。
・その他:  
 小柄な体格ながら、非常に凶暴な肉食獣であり、小型の齧歯類や鳥類はもとより、自分よりも大きなニワトリやウサギなども単独で捕食する。
 反対にイタチを捕食する天敵は鷲・鷹・フクロウと言った猛禽類とキツネである。
 習性としては水辺を好み、泳ぐのも上手い。
 イタチによる被害としては農作物が荒らされること、飼育している家畜やペットが襲われるなどの外界での被害から、木登りが得意なため、近年は住宅に侵入して騒音や糞尿など、様々な被害があるようです。 
 在来のニホンイタチの他にも大型で移入亜種のチョウセンイタチ(自然分布は対馬のみ)がいる。

*河川生態ナレッジデータベース
 イタチ
 http://kasenseitai.nilim.go.jp/index.php/%E3%82%A4%E3%82%BF%E3%83%81

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2017年10月 5日 (木)

ミシシッピアカミミガメ

 いきなり冷え込んで涼しさを通り越して寒くなった一日。
 青空を見上げると天気は早くも下り坂らしい。Img_6649

 
 日中でも吹く風は冷たく、水際の日溜まりには”カメ溜まり”。
 繁栄を極める外来種のミシシッピアカミミガメです。
 (画像はクリックで拡大します。)Img_6665_1

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 なんともはや・・・・

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2017年7月24日 (月)

クサガメ(外来種)

 曇天下、池の近くの田圃畔を、泥にまみれたカメが歩いていました。
 時折農道で車に轢かれているのを目にするほど、近隣で“異常に繁殖している”ミシシッピアカミミガメ*だろうと思ったのですが、念のため傍らの枯れ草で泥をぬぐい落としてみると、まったく様子が違い、背甲には3本のキール(隆起)があり、目も顔も真っ黒の、クサガメでした。
 
 クサガメはこれまで在来種だと思い込んでいたのですが、あらためて確認して見ると、外来種とされていたようで、これまで誤って認識していました。
 国外から持ち込まれた(移入)ものが逸脱繁殖したということのようです。
 それにしても当地で見かけたのはずいぶん久しぶりのことでした。
 (2017.7.7撮影)Img_4496

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※ クサガメ(外来種)参考:
① https://www.nies.go.jp/biodiversity/invasive/DB/detail/30030.html

②和亀保護の会:扱いを慎重にするカメ  http://www.wagamehogonokai.sakura.ne.jp/wagame2/ohanasi/hogosurukame.htm 

 
*繁殖著しいミシシッピアカミミガメ:
 (2017.4.14撮影)Img_3249_1

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2017年7月13日 (木)

コガネグモ

●コガネグモ(コガネグモ科):
 去る7月4日夜、台風3号の影響で、強い雨の降った翌朝、玄関先に巣を張っていたコガネグモ。
 左側の第1歩脚及び第3、第4歩脚の3本が欠損している個体でした。Img_4420_1

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※網の中心にいて、頭を下に向けて止まっています。
 この時、前足2対と後ろ足2対をそろえて伸ばし、全体はX字状の姿勢です。
 網上の白いジグザグ模様は隠れ帯と呼ばれるもの。
 コガネグモは時折稲田に網を張っているのを見かけますが、我が家で普段、目にする事はほとんどありません。

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2017年6月23日 (金)

ヌートリア

●珍しくはありませんがヌートリア。
 川で。
 橋の上から、近づいてくるヌートリアを撮影。
 橋の下辺りに巣穴があるのでしょうか、すぐに姿が消えました。1img_4113

2img_4117

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 初めて気がついたのは20年以上昔のことで、田圃の間を流れる水量はごく少ない農業排水路底を、”巨大なドブネズミ”が走り抜けていったのを目にした時でした。
 後日、それがヌートリアだと知りました。
 そして初めての当ブログ記事は9年ほど前のことでした。

 その後も同一水系流域にある別の水路や川などでも、頻度などかなり変動はあるものの、普通に見かけるようになりましたので、住みついているのではないかと推測しています。

※ ニンゲンの都合で連れてこられて、その後各地に住みつくようになった外来動物*。
 *参照:(独) 国立環境研究所 侵入生物データベース
 ヌートリア: https://www.nies.go.jp/biodiversity/invasive/DB/detail/10140.html

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2017年6月 6日 (火)

ワカバグモなど徘徊性のクモ仲間

 5月中に撮った「徘徊性のクモ仲間」です。
 特に目新しいものはいませんが、一応記録に残しました。

 ●ネコハエトリ:
 ・♀: エノキの葉上でハエを捕捉していた個体。(撮影5月5日)
 (画像はクリックで拡大します。)Blg53_3

 ♀は、♂より毛深く、全体的に明るい茶褐色であるが、さらに変異が大きい個体もいる。

 
 ・♂:樹の葉裏に潜んでいた個体。
  ♂は♀より小振りで、全体的に体色は黒いが、変異が多い。
 (撮影5月9日)59

※ネコハエトリ(ハエトリグモ科):
 ハエトリグモの仲間ではもっともよく目にする。体長♂5~7㎜、♀8~9㎜。 
 網は張らず、植物の葉上を徘徊しながらハエなどの小昆虫を捕食。
 ピョンピョン跳ねるように素早く歩く。
 出現時期は4~8月だが、♂の成体は4~5月にしか見られない。分布は日本各地

 
●ハナグモ(カニグモ科):
 ハナグモ♂の無紋タイプ。体長4mmほど。
 イネ科の雑草の穂上で前脚をひろげて餌を待ち伏せしていた個体。(撮影5月9日)Blg_2

 網は張りません。 
 出現時期は4~10月、分布は日本各地。

 余談ながら、我が家の庭でも♀の観察をした記録があります。

 
●ワカバグモ:
 林縁の下生え植物葉上でスカシシリアゲモドキ(♀網状斑型)を捕らえていたワカバグモ。  
 本種も網を張らず、植物葉上に潜み、あまり歩き回ることもしないで、前脚を大きく広げて近寄ってくる小昆虫を待ち伏せし、補食。(撮影5月31日)
 (画像はクリックで拡大します。)Blgimg_0874

※ワカバグモ(カニグモ科):
 林縁や草地などで普通に見られる明るい緑色のスマートなクモ。
 体長 ♂8~10mm、♀12~13mm。
 出現時期は5~11月、分布は日本各地。

※スカシシリアゲモドキ(シリアゲモドキ科):
 林縁の日陰など湿っぽい場所でよく見られる。
 大きさ(前翅長)14~18mm。全身が黄褐色のシリアゲムシの仲間。
 オスの翅は無紋だが、メスの翅には個体変異があり、無紋型、網状班型、端紋型の3型がある。
 出現時期は5~6月、分布は本州、四国、九州。

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