自然

2017年12月10日 (日)

初冬の山並み遠望

 昨日(9日)は終日良く晴れましたが、風が冷たく体感温度は一層寒く感じられました。
 上空は青空でしたが遠景は白っぽく霞んでいました。
 それでも、普段は目にする機会が少ない冠雪の浅間山が遠望・.確認できました。

 散歩コースから見えた山並み。

 ●北東方向に筑波山。
 距離的に一番近い(地図上直線距離45kmほど)ので、通年比較的よく見えます。
 標高(877m)も低いため、当地から眺められるほどの積雪はまずありません。Img_8405

Img_8404tc

 
 以下、順に反時計回りに、

●日光連山:
: 北北西方向に連なっています。男体山は雪が付きにくい山です。
 日光白根山(地図上直線距離90kmほど)は霞の奥で見えませんでした。Img_8401

 
●浅間山:
 北西方向に、不鮮明ながらも、浅間山(地図上直線距離120kmほど)が見えました。
 限られた場所からしか見えないので、目にする機会の少ない山です。

白い月と白い浅間山。Img_8407

Img_8414

 ・2014.12.2に、初めて浅間山が見えた記録がありましたが、それ以来です。 http://kuromedaka-saitama.cocolog-nifty.com/blog/2015/07/post-6c84.html
http://kuromedaka-saitama.cocolog-nifty.com/blog/2011/01/post-2449.html

 
●富士山:
 南西方向(地図上直線距離120kmほど)に見えます。
 通年、空気が澄んだ快晴の日には、見える頻度の高い日本一の山です。
 (特に夕焼け時のシルエットが美しいです。)Img_8403

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2017年12月 3日 (日)

スーパームーン、ビワの花、ユズリハの果実、ヒヨドリ

 本日(12月3日(日))の月齢は14.6とのこと。
 そして今夜(正しくは明日4日の)午前0時47分に、2017年で最も大きい満月(月齢15)「スーパームーン」になるそうですが、夕刻、買い物に外出した天空に白く輝いていた大きな月はもう満月そのものでした。Img_8384ct2017123

 
 町裏の遊歩道沿いに植栽され数種の樹木が、年々歳々同じように花を開き、実をつけて小鳥を呼び、また樹冠下の遊歩道にたくさんの実を落とします。
 ついこの前、目にした光景のような気がしますが、1年過ぎていました。

 
●ビワの花が開花を始めていました。Img_8370_1

Img_8370_2

 
●ユズリハの大木もたくさんの実をつけています。
 樹冠下の遊歩道や、ベンチ一面に、藍黒色に熟して、表面には粉をふいた球形の果実がたくさん落ちています。
 そして、頭上の茂みから、群がっているヒヨドリの姿は見えませんがピーッ、ピーヨ、ピーヨとやかましい声が聞こえます。
 ヒヨドリはユズリハの実を食べるようですが、クマリン系のアルカロイド(ダフニクマリン)を含むので人には有害で、食べられません。Photo

 
●ヒヨドリ:
 毎朝、住宅街の通りのケーブルにとまって様子を伺い、ご近所の庭に寄り道しながら通り過ぎていきます。
 (リビングから撮影)Img_8381_1

 ご近所の柿の実も、もうほとんどが食べられていて、残っているのは熟柿になるのを待っている渋柿だけになっています。

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2017年10月 4日 (水)

中秋の名月(2017/10)、ホソオビアシブトクチバ幼虫その他

●中秋の名月:
 今年の中秋の名月は9月ではなく10月4日。何年ぶりかできれいなお月様を観賞しました。

 本日の”秋晴れ好天”の予報はハズレで、朝から午後3時頃までどんよりした曇天。
 時折陽射しがあったものの秋晴れは期待はずれに。

 午後5時過ぎ、近所のスーパーに買い物に行ったら、お月見団子が3種類特売です、とのアナウンスが流れていました。
 ”月見より団子”とばかり、一番小さいのを買っての帰り道、午後5時半前、白く大きな月が登り始めていました。
 夕食が終わって外に出てみると、真っ黒い雲に覆われた空の奥に確かに昇っています。
 ・19:00Img_65571900

 
 ・団子は食べてしまってから、見上げた空の雲が流れているのを確認して、カメラを持って暗い田圃道まで。
 ごく狭い範囲ながら雲の殆ど無い空間がありましたので、少し待っていれば何とかなりそうな気配。

 
 ・19:14刻々変化する雲行き。Img_65711914

 
 ・19:16雲の切れ間も明らかにImg_65751916

 
 ・19:24雲が途切れる直前Img_66071924

 
 ・19:25そして待っていた満月一歩手前の、きれいな中秋の名月のお出ましでした。
 良かった!Img_66141925

 待つ間の田圃道。長袖シャツ1枚では結構冷えました。

 
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●ツリバナ:
 やっと朝晩の気温が下がるようになって、庭のツリバナも赤い果実を吊り下げるようになりました。Img_6506

 
●秋バラ:
 ・ロイヤル・ハイネス:
 一輪開花しました。Img_6503t

 
 ・切り花にして:Img_6552

 
 ・名前不明のバラも一輪。Img_6507ct

 
 ・バラ「ディンティ・ベス」の蕾に全部穴を開けた「ホソオビアシブトクチバ若齢幼虫」:
  一重咲きで、お気に入りのバラですが、気がつくと蕾が全部、何者かに囓られて穴が開いています。残念ながら、花はありません。
 そして偶然見つけたのが、バラの天敵尺取り虫仲間の「ホソオビアシブトクチバ若齢幼虫」。
 蕾の茎にぴったりと貼り付いていて微動もしません。Img_6304_1

Img_6304_2

 本種は夜行性で、なかなか目に触れない害虫。くっついている枝ごと切り取って処刑。

 ※幼虫はシャクトリムシ仲間で、枝に紛れて日中に見つけるのが難しいバラの害虫としてよく知られています。 終齢幼虫の体長は55~60mm、幼虫食葉植物はバラ科のバラ、ウバメガシなど。

 
 ・ちなみにホソオビアシブトクチバ(成虫)も、5月にバラの選定中に飛びだしてきたことがあります。Img_8505_2

 
 ・余談のついでに外観が似ている「アシブトクチバ」:
 (横帯紋様が”太い”)Cf2010624

 
●ニイタカホトトギスも7月下旬からから咲き続けています。Img_6549

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2017年9月17日 (日)

台風18号(2017.9.17午後の情況)

 2017.9.17、災害列島に台風18号が襲来。
 九州地方ではすでに災害が発生しているという報道に心を痛めながら、その後の進路予報とそれに伴う雨雲の動き実況/予報を見ていました。
 6時間後の予報と実況は高い精度であることを確認して、当地でも深夜から強くなる風対策を済ませて就寝。

 Blg201791718

 
 

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2017年4月30日 (日)

代掻きの田圃にカラス

 ゴールデンウイークが始まりましたが、近郷の農家では、田植えや、またその準備などの農作業に余念がありません。
 すでに田植えの終わったところもありますが、代掻き(田植えのために、田に水を入れて土を砕いてかきならす作業)作業中のところもあちらこちらに。1r0013237

 
 この代掻き作業がはじまると、待ちわびていたようにムクドリ、セキレイ、そしてツバメやカラス、サギなどがやって来ます。
 お目当てはもちろんそれまで田土の中に潜んでいたミミズや昆虫、またアメリカザリガニなどの獲物です。

 たまたま1羽のカラスがそんな田圃を歩き回っていて、大きなアメリカザリガニを見つけたようでした。2img_3408

 
 そしてさっそく咥え上げては見たものの、大きなハサミを振り回して暴れる獲物はどうも口に合わないとすぐに見切りを付けたのでしょう、Img_3405

 下に落としました。

 
 一度咥え上げられたザリガニはしばらくハサミを上にむけて振り回していましたが、やがて土中に潜っていきました。Img_3406

 
 カラスは所在なさげでした。Img_3409

 サギの仲間ならば、難なくハサミを食いちぎり、頭もはずしてから身を食べています。
 そんなザリガニの残骸が農道端に転がっていることがあります。

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2017年3月31日 (金)

ハシビロガモ/鳥雲に

 春は行きつ戻りつしながらも、各地から桜の開花の便りが届いて3月もお終いに。
 北へ帰る冬鳥が通過していく姿もいよいよ少なくなりました。

 話がそれますが、まったく素養のない俳句の季語に『鳥雲に(入る)』という季語があることを偶然知りました。  
 たまたま朝コーヒーを飲みながらぼんやり見ていた新聞の”歌壇”欄に、「鳥雲に」と歌われた俳句があるのが目にとまりました。

 「 管あまた~中略~兄逝く鳥雲に 」 との句です。
 他にも、もう一句 「父母亡くば~~鳥雲に」 と詠まれていました。

 浅学非才の凡夫には 「鳥雲に」が理解できませんでしたので、「鳥雲に」をGoogleで検索。
 画像検索では、文字通り、空に浮かんだ白い雲が、まさに鳥の形になった見事な画像が多数あって、それはそれで感心しましたが、当然ながらそんな事とは別の世界。

 「鳥雲に(入る)」は、俳句界で歌われる春(仲春)の季語であること。
 “春に北方に帰る渡り鳥が、雲間はるかに見えなくなること”と解説がありました。
 来歴 『毛吹草』(正保2年、1645年)に所出、とも。   
 ( http://kigosai.sub.jp/kigo500a/171.html ) 

 思うに、「~兄逝く鳥雲に」 との”鳥雲に”は、さらにもっと深い解釈になるのでしょうか。

 単純な頭には、やはり遠い世界でした。

 そんな折の先日(3/28)、池で今シーズン事実上初めてで最後の、正装したハシビロガモ♂に遭遇しました。

 ♂は、渡ってきた時には♀と見間違うように地味な翅色のエクリプスでしたが、それがすっかりおしゃれな正装に衣替えしていて、北帰行途上の3組のつがいだったのです。
 長旅の途中で、束の間の休息のため池に降りて浮き寝の小休止中だったようですが、
 あいにく上空を通過したヘリコプターの爆音に安眠を妨害されて驚いた様子で、首を伸ばしてそそくさと遠くに泳ぎ去り、飛び立っていきました。
 「鳥雲に」1img_2867

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Photo

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2017年3月 8日 (水)

春浅いフィールドで(ツクシ、イソシギなど)

 しばらくぶりのウオーキングに。
 2日続きで、気温は低め、晴れたり曇ったり小雨がパラついたりと落ち着きのない天候。
 それでも風さえなければ、晴れ間がのぞいている間は陽春の気分に。
 フィールドに出るとまったく無風というわけではないので、遠くで稼働しているトラクターの田起こし(耕起)作業から土のにおいが流れてきます。

ヒドリガモとオオバン
 少し波立つ池面には水鳥の姿はなく、人気のなかった原っぱに、萠だした若草を求めて歩き回る冬鳥のヒドリガモと、今シーズン異常に数を増した留鳥のオオバンが混じり合いながら群れていました。
 ヒドリガモは北に帰るのに備えて体力を付けなくてはなりません。
 オオバンと若草を競合して大丈夫でしょうか。Photo

 
 ・一足早く2月下旬から伸びだした菜の花(セイヨウアブラナ)の株は、伸び出すはじから悉く両者に食べられて、かたい軸だけになって枯れそうです。
 少し遅れて生えてきたセイヨウカラシナの方はまったく口にする様子がなく、好みがはっきり分かれているようです。R0012635

 
揚げヒバリ
 上空ではあちらこちらから揚げ雲雀の声。
 太陽に向かって駆け上がるので、レンズを向けると逆光に。
 大きな口を開けた姿を何とか1枚。Img_2641c

 
●オオジュリン(留鳥/漂鳥):
 ヨシ原にはオオジュリンが1羽。(逆光の中で不確かですが)Img_2650

 
ツクシヒメオドリコソウトウダイグサ
 日当たりの良い田畑の畦斜面にはツクシが顔をのぞかせ、 ヒメオドリコソウやトウダイグサの群生も始まっていました。Photo_2

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●イソシギ:
 今シーズンも冬の間に川筋で数回見かけたイソシギでしたが、飛び去る姿ばかり。
 これまで、市街地で見かけたことはありませんでしたが、たまたま町裏を流れる排水路を伝いながら水生昆虫をついばむ姿が目にとまったので、追っかけ。Img_2651_1

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 本種は留鳥/漂鳥ということですが、当地での観察実績ではほとんどが“冬鳥”のようです。

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2017年2月28日 (火)

揚げ雲雀、ヌートリア

 冬が終わりに。
・冬晴れですっかり春の陽気につつまれた2月最終日。
 池沿いのカワヅザクラもほぼ満開になっていました。Photo

 
●揚げ雲雀:
 草原の上空のあちらこちらから、揚げ雲雀の声が降ってきますが、見上げる青空はまばゆくて、声はすれども姿は見えず。
 しばらく佇んでいると、近くの草原に鳴きやんだ1羽が降りてきて、盛んに地面をついばみながら歩き回る姿がありました。Photo_3

 
・まだ水温むという風情・風景ではありませんが、今年はオオバンばかりが目に付くようになった川面。Photo_2

 
●ヌートリア:
 橋の上から見下ろしていた川面に突如現れたのは、上流に泳ぎ去るヌートリアの後ろ姿でした。
 当地では毎年目にする“要注意外来生物”で、季節はずれの温かい冬日には活動していて、流域に住みついているようです。Photo_4

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2017年2月17日 (金)

キタテハ・三寒四温

 関東地方でも沿岸部を中心に春一番が吹いたということでした。
 内陸の当地では,風はさほどでもありませんでしたが、軒下に吊した温度計は正午にはすでに20℃を示し、薄着の外出でも汗ばむほどに。
 明日はまた真冬に戻り寒いという予報です。

 ともあれ、温暖化の影響でしょうか、極端な気温の日内、日間変動を伴う三寒四温を繰り返しながらも 春はもうそこまで。

●ホトケノザ:
 季節風の直撃を受けず日当たりの良い堤防の南斜面には、一面にピンクの花をつけたホトケノザが群生。Img_2278

 
●タンポポ:
 除草されて茶枯れし乾いた農道には、花茎を伸ばさないまま地面に貼り付くように開花したタンポポが一株。Img_2443

 
●シラウメ:
 乾いた青空に映える、農家庭先の白梅が開花。Photo

 
●ミスミソウ(ユキワリソウ):
 庭植えの一株のミスミソウ。ゆるゆると進んできた開花もようやく満開に。Photo_2

 
●キタテハ(初見):
 風のおさまった日中、目前をジグザグに飛んで数メートル下の川岸に立ち枯れたヨシの間に降りていったキタテハ。
 所在をはっきり目視できないまま、およそあの辺り、とシャッターを押した画像をパソコンで拡大して見ると、たしかにキタテハ越冬成虫と覚しき個体が写っていました。
 (撮影2017.2.13)Img_2429Img_2429trm

 
 ・その数日後には街中でも見かけました。
 ひらひら飛び回りながら、民家の庭木にとまって翅を開いた一瞬のことでしたが。Img_2544

 
 なお、当地での過年度の初見記録を見ると2011.2.25が最早(写真再掲)でしたので、今回が新記録。2011225

※キタテハは年2回発生し、夏型と秋型があります。
 越冬するのは翅色の鮮やかな秋型成虫ですが、春一番に姿を見せる時までには、翅が傷んでいる個体がよく見られます。

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2017年2月16日 (木)

春は空から

 今日はもう”春になった”とばかりに気温が上がり、地平はすっかり霞んで、まさに春霞に包まれたような風景に。Img_2450

Img_2450trm

 
 地平まで見通しがきく晴天なら、(上の写真)鉄塔の足元右横に青い「筑波山」(写真下)が見えるのですが、Img_2173

 
 未だアースカラー一色の田圃道。点々と田起こし(耕起)作業が行われて茶色い土埃も流れてくる中を歩きながら、ふと、長塚 節(1879年(明治12年)4月3日~1915年(大正4年)2月8日)の小説 「土」 の一節を思い出しました。( 六 の冒頭)

 
  “春は空から そうして土から微かに動く
   ・・・・ 湿った土が暖かい日光を吸う微かな刺激を根に感じた田圃のハンノキの地味な蕾が少しずつ動きはじめる・・・ (原文のままではありませんが、文意はこのようなこと)

 
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 散歩コースの農家の庭先にあるハンノキでは、まことに地味な花穂がすでに動いています。
 ハンノキは、山野の低地や湿り気のある土地に自生するカバノキ科ハンノキ属の落葉高木で、雌雄同株、雌雄異花。
 花期は冬から春先で、地域により差がありますが、11~3月頃で、葉の展開に先立って枝の先端に尾状の雄花序2~5個が下垂し、雌花序は、雄花序の直下の各葉腋に1個づつ、1~5個付き、それぞれの花が付きます。
 かつては稲の「はざ掛け」に利用するため水田の畔に植えられたり、川岸に護岸目的で植栽されたりしていた、全国どこにでも見られた樹木です。

 長塚  節 「土」は、こんな脳天気の話とは違う次元の作品ですが・・・
 (参照:  http://www.aozora.gr.jp/cards/000118/files/1745_16941.html  )
  (ハイパーリンクはしていません)

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