環境

2010年7月19日 (月)

初めてのビーチコーミング入門②

 関東地方も先週土曜日に梅雨明けで、翌・日曜日は当地もいきなり猛暑日になろうかという極端な盛夏の始まりです。
 
 さて前回の続きです。浜辺を見渡すと波打ち際から5~6mほど離れたところに色々なものが打ち上げられて帯状に連なっていました。そこでもっぱら、”下を向いて歩こう”ということで約1時間、のんびりとその帯に従って1000メートルほど往復してみました。その間に、ぶら下げていたカメラに順番に収まったものです。

 
これは何?または誰?、そしてどこから来たの?:
 まだ濡れている砂の上に、このままの形がありました。しげしげと眺め、初対面のご挨拶をしましたが、お答えはありませんでした。2r_2

 
スニーカー:
 まだ濡れているスニーカーが1つ転がっていて、フジツボがたくさん付着していました。また、ほどけて伸びた靴ひもにはエボシガイがくっついていました。こうなるまでにはどのくらいの時間が経過しているのでしょうか。1

2

 
おもちゃ?(プラスチック製):
 昔は竹で出来たガラガラのヘビのおもちゃが同じ形をしていましたが・・・Img_9729

 
ペットボトル:
 中国語で書かれたラベルの付いたスポーツドリンクのペットボトル。エボシガイが付着していました。製造年月または賞味期限に類する表示は見つかりませんでした。黒潮に乗ってはるばる旅をして来たのでしょうか。
 濃縮果汁も入った砂糖たっぷりの飲料で、ビタミンB群とビタミンCも添加されていて、「激活、超越自我」、とあります。すごいですね。ここまでやって来るのも、たやすいことなのでしょう。3r

 むろん、カメラには収まらない無数の”ご近所(国産)のゴミ”もたくさん目にとまりました。それにつけても自然分解しない溜まる一方のゴミ、問題が多いですね。
 ビーチコーミング、初めてのことでしたが、またの機会が何となく楽しみになりそうです。

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2010年7月18日 (日)

初めてのビーチコーミング入門①

 ビーチコーミング、なる言葉はKinさんのブログhttp://kinkin.mitelog.jp/ではじめて知りました。Img_9743

 
 そして先日、たまたま所用で駿河湾三保海岸の三保灯台のすぐ傍に宿泊する機会がありました。そこで、朝6時前、散歩を兼ねて1時間ばかり、初めての”体験学習”に、海辺まで行ってみました。Img_9741

 
 波打ち際に行く途中の草地には、前夜の雨に濡れて黄色い花をつけたメマツヨイグサの群落があり、そこを過ぎるとムシトリナデシコがポツポツと赤い花をつけていました。2r

 
 さらに三保飛行場を迂回するように歩いていくと、遠目には薄青紫色に見える一角があり、花が開きはじめたハマゴウの大群落でした。いよいよ夏本番到来、なのですね。http://kinkin.mitelog.jp/kin/2010/07/--f9c5.html2r_2

 
 そこから波打ち際の方に向かうと、乾いた砂地に花火の残骸がかたまってありました。そういえば前夜、浜辺から花火の音が聞こえたものでした。
  これは手元の参考書の写真にも載ってないし、サルの仕業でもなさそうだし、と、”同類”に対する不快感を覚えながら、波打ち際まで行って、北の方角を見やると、雲に隠れた富士山の姿がありました。
 その日、天気は不安定でとても蒸し暑く、この後富士山はほとんど雲の彼方になってしまいました。2r_3

               - 続く -

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2010年7月 2日 (金)

信号機にスズメの巣

 日中だけ晴れ上がって気温が上がり、午後からまた曇り空の午後、所用で外出しての帰り道、緑豊かな団地の傍の交差点を通りかかると、どこからかひな鳥の大きな鳴き声が聞こえてきました。
 渡り終えて見上げると頭上の信号機からです。しばらくしてスズメの親鳥が飛び出していくのが確認できました。P7010002cc_2

 
 数年前の道路整備に伴い、通学路になっていることもあって、新しく信号機が設置されました。信号機の構造などは知りませんが、荒天でも風雨の侵入しない空間を見つけたのでしょう。 
 ただ、照明はLEDの新型照明(15w)ではなく、従来の電球(75w)のようなので発熱量も大きく、この暑さに加えてさぞかし蒸し暑いのではと思うのですが・・・。たくましく生きるためには、親から教えられた巣作り環境にはこだわらず、先祖が生活したことのない新しい環境にも適応していかなくてはいけないのでしょうね。

 翌日朝、予報どおりの曇空でしたが写真を撮りに覗いてきました。親鳥は数分おきに餌を運んできていました。
 蒸し暑い(?)のと、お腹を空かして騒ぐヒナの声を背に、あたりを窺い、P7010048

 
 飛び出していきます。P7010050


 そして2~3分後には餌をくわえて帰ってきます。(写真はクリックで拡大します)P7010061

 見ていても子育ての大変さがわかります。しかし養育放棄や、虐待などは決してしない立派な生き物です。無事巣立ってくれるといいですが。

 
  「 街角で すずめが巣作り信号機 赤信号でもスズメ、かな 」                  ( ̄◆ ̄;)P7010054

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2009年10月 4日 (日)

仲秋の名月;アヤトビムシ、ツチトビムシ、シロトビムシの仲間(上野の森)

 秋。
 10月3日は十五夜、仲秋の名月鑑賞の夕べ、のつもりでしたが、当地はあいにく朝から雨模様。
 夕刻に雨は上がりましたが、たれ込めた雲は切れず、雲の絶え間より”もれ出づる月の影のさやかさ”はなく、残念ながらワインと手作りのお団子でささやかな夕食を済ませ、気分だけはお月見として深まりゆく秋を実感しました。
 それからしばらくしてカメラをぶら下げ、夜間9時までナイター照明がある公園までウオーキングがてら出かけてきました。
 1時間ほどの間に黒雲の間から稀に垣間見える白く霞む”名月”を写真にとって来ました。Blg20091003pm2050
 名月をとってくれろと泣く子かな (小林一茶)   今頃のお子さんは、”アノね、月には水(H2O)かヒドロキシ基(-OH)があるらしいよ”、と、ませています。
 ところで「天高く馬肥ゆる秋」というと”食欲の秋”につながりそうですが、これは中国の故事にもとづく言葉で、もともとは”秋になると外敵が、夏草を十分食べて肥えた馬を駆って、秋の収穫物を略奪しにやって来るから警戒を怠らないように”、という警戒の語なのだそうです。
 それはともかく、昨今は身近に馬など見かけることもなく、馬刺しがうまい、程度のイメージしか浮かばない脳みそは嘆かわしい限りです。

 
 また「芸術の秋」でもあります。各地で色々な美術展や展覧会などが催されています。そこで先頃、上野公園まで出かけて、美術館と博物館の展示をハシゴしてきました。

 その折、植樹された森の木々にはまだ大きな変化は見られませんでしたが、それでも少しずつ落葉は発生するので、常に清掃されていて、環境美化作業のご苦労の一端が垣間見えました。Img_2704trm

 
 帰り際に、森の道端に少し残っていた落葉の腐植を一つかみゴミ用のポリ袋に入れて持ち帰り、しばらくご無沙汰していたトビムシにご対面。
 彼らもまた営々と人知れず腐植の処理に貢献をしているのです。
 予想のとおり、種類も生息数も多くはありませんでした。
 (それに較べて多数のダニがいました。”町のダニ”ではなく、まっとうな生活をしている、人畜には無害の種類です。)

 
アヤトビムシの仲間:(×30倍)
 体長約26mmの大型のトビムシで、地面の比較的表層部に多い(表在性)そうです。とても長くて立派なバネ(跳躍器)を持っています。106  
ツチトビムシの仲間:(×30倍)
 一番、どこにでも住んでいる種類だそうです。体長約11mm。バネがあります。
 体内に腐植を取り込んだ”ソーセージ”が透けて見えます。Img_270711mm30

 
シロトビムシの仲間:(×30倍)
 体長約12mmで、少し小さめの個体。バネは見あたりません。”ソーセージ”はミニ・ウインナほどで、大食いしていなかったようです。Img_271112mm30

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2009年5月 8日 (金)

ナガミヒナゲシ②

 ”実(さく果)が長いひなげし”という和名のナガミヒナゲシは、特に都市近郊で、”年度末に公共道路工事”が行われる地域に、突如猛烈に広がっている、と言う話しもあるようです。
 ちょうどその時期、既にたくさんの種が出来ていて、人為的攪乱により一帯に運ばれ、散布されるから、ということのようですが真偽の程は分かりません。

 それはさておいて、改めて日常的に通っている近所の生活道路や国道周辺地域で、大略半径2km見当で自転車で走ってみました。そして分かったことは、いままで単に無関心だったから目に入らなかったのか、あるいは”それなりに管理された植栽”と思っていたから意識しなかっただけなのか、その両方なのか、ともかくあちらこちらに、そしてこんな処にも、と驚くほど普通に見られることが分かりました。
 中には、明らかに、きれいなポピー、として管理されている、あるいは保存されている風情のところもありました。

 写真は順不同で、すべて”管理や保護がされていない別々の場所での発見例です。”きれいなオレンジ色のポピー”から、”オレンジ色の小さな花のかわいい雑草”風の個体まで多彩です。12r

 
 ただ、ここまで見た植物体の中では、自宅のポットに侵入したものがやはり最小でした。Img_7529

 
 大きなケシ坊主が出来ている個体も沢山ありました。Img_7831trm

 
 ケシ坊主の出来ている茎を折ると黄色い汁液が浸みだしてきます。(”ケシ坊主”から”想定される成分”は含まれていませんので安全ではあります)Img_7780

 
 まだ青いケシ坊主の一つをナイフで切ってみると、中にはまだ”完熟”しては居ませんが、たくさんの種がびっしり入っていました。2r
 
 これが高い発芽率を持つというのですから、あっという間に広がっても不思議ではないなと、改めて感じました。

 これまでに、自然の生態系に競合・駆逐・環境攪乱等の悪影響を及ぼす可能性があるか、または現に与えている「要注意外来生物リスト:(植物)」に、セイタカアワダチソウやオオブタクサなど84種が環境省から指定されています。
 このリストには、除草が難しいので良く知られている大方の雑草がリストアップされていますが、このかわいらしいお客さんがその仲間入りをさせられることのないように願いたいものです。

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2009年5月 7日 (木)

ナガミヒナゲシ①

 先月下旬、後でまとめて処分するつもりで片隅に放置していたポットに、小さなオレンジ色の花を付けた雑草らしきものが数本ひょろひょろと生えているのに気がつきました。草丈は10cm前後です。Img_7528

 
 花茎は1.2cm程度の4弁花で、花弁は薄紙を皺にしたような質感があります。

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 茎には毛がたくさんあります。31trm

 
 少し長細いけれども、ケシ坊主のような実がついていました。

3r_2

 
 そしてこの貧弱な実をナイフで割ってみると、たくさんの種が出来ているのが分かりました。

Img_7568

 
 これだけの事実しかわからないので、詳しい方に伺ったところ、ナガミヒナゲシに間違いない、と教えていただきました。

 本種は、猛烈な繁殖力で急速に広がっているオレンジ色の外来ポピーで、幹線道路沿いに大繁殖して新聞記事になったりもしているそうです。
 花つきが非常に良く、アスファルトの隙間に生えた、いじけたような小さな個体でも花を咲かせ、花後は細長い「さく果」をつけて、この中に細かな種がびっしり詰まっていること。
 そしてまた、この種の発芽率が高く、これらのことが猛烈に分布域を拡大するもとになっているということです。

 少なくとも自宅ではこれまで気がついたことはありませんから、近くに「侵入源」があるはずです。

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2009年4月30日 (木)

姫川源流と親海(およみ)湿原③アメンボとクジャクチョウ

 姫川源流自然探勝園に隣接して、親海湿原があります。湿原は標高750mにもかかわらず、亜高山帯から高山帯にかけて生育する低層・高層の湿性植物が大変豊富とされていて楽しみにしていました。1img_7332trm

 
 いったん姫川源流入り口まで戻ってから、案内標識に従って整備された道を親海湿原に向かいました。その途中で、一頭のクジャクチョウが飛んできて、目の前の道路におりましたが、翅を閉じたままです。P4113236trm

 
 カメラを向けて翅を開くのを待ちましたがそのまま飛び去りました。ほどなく、種々の湿性植物が自生するという親海湿原に着きましたが、まだ春は浅く、湿原は一見してまだ枯れ野の風情で芽吹きも始まったばかりという状況でした。
 湧き水が流れる湿原の水たまりには意外にもアメンボの姿がありましたが、残念ながら他には見るべきものはまだありませんでした。2r

 
 日陰の遊歩道には雪が残っていてスニーカーでは歩きにくかったところもありました。Img_2216

 
 ただ幸運が待ちかまえていました。ここに来る途中で写真が撮れず逃げられたあのクジャクチョウがたくさん飛び交っていて、そのうち一頭がなぜか汗くさい(?)帽子に止まったのです。
 そして帽子を取っても翅を広げたままじっとしています。”早く写真撮りなさいよ”と言わないばかりに。
落ち着いて至近距離でしっかり写真に収めることが出来ました。Img_7330jtrm
 
 高山で出会うとなぜか汗くさい人間に止まりに来る、とも言われますが・・・。

 親海湿原周辺は遊歩道の他にサイクリングロードなども整備されています。しかし4月中旬初めでは行楽シーズンにはまだ少し早かったようで、訪れた日には人影はありませんでしたが、5月のゴールデンウイーク以降はきっと賑いを増すことでしょう。(完)

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2009年4月29日 (水)

姫川源流と親海(およみ)湿原②バイカモ

 カラマツの樹林帯を抜けると明るい場所が開けています。そこが名水百選にも選ばれた「姫川源流湧水」のわき出る姫川源流です。
 冷たく澄明な水が、細かな礫の河床からあふれ出し清流を生みだしています。Photo

 
 清流にはバイカモなどの水中植物が群生しています。
 そして今回、幸いにもお目当てのバイカモを観察することが出来ました。その名のとおりウメの花に似た白く小さな可憐な花です。
 流水中に咲いてゆらゆら揺れる水中花になっているものもありました。
 4月中旬はじめと時期が少し早いせいもあり、辺り一面に咲き乱れる、というわけには行きませんでしたが、ポツポツと咲いた控えめの花数が清楚な景観を一層際だたせることになっていたようです。
 心ゆくまで花の写真を撮り、十分堪能しました。

2r1_2 2r2

 この湧き水を源とする姫川は、およそ54kmの距離を国道148号線に沿って流れ、糸魚川から日本海へ注いでいます。Img_2212cc

 (続く)

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2009年4月28日 (火)

姫川源流と親海(およみ)湿原①福寿草、キクザキイチゲ

 4月中旬はじめ、車旅の途中に、姫川源流と親海湿原に立ち寄りました。一般国道148号線(松本街道)を、糸魚川から姫川沿いにおよそ50km南下して、小谷村から長野県北安曇郡白馬村の市街地を過ぎたあたりで「姫川源流入り口」という標識があります。
 傍にある国道沿いの駐車場に車を止めてから、姫川源流自然探勝園に向かいました。
 この地域は、姫川源流域および隣接する親海(およみ)湿原の自然環境を守るために、長野県から自然環境保全地域に指定され、地元の人々に大切に守り育てられているところです。Img_2204trm
Img_2215trm

 
 まず姫川源流に向かいました。遊歩道を進んでいくと、そこはまだ浅い春の風情で、ところどころに雪が消え残る落葉松林の地面には福寿草の大群落がありました。P4113224cc

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 キクザキイチゲなど、春を告げる花々も遊歩道沿いの随所に咲いていました。2r_4


 (続く)

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2009年3月21日 (土)

スギ花粉と黄砂

 温暖化のせいで、桜(ソメイヨシノ)の開花がどんどん早くなってきているようですね。
 関東地方も4月には葉桜になってしまうのでしょうか。
 その昔は、4月上旬の小学校入学式の当日、校門の両脇にあった桜の古木が満開だったことが記憶に残っています。
 葉桜の入学式も悪くはありませんが・・・
 先頃のNHKラジオで聞きましたが、桜も開花のためには、一定期間の寒冷刺激がないと咲かないそうで、寒冷刺激がなくなるほど温暖化が進んでしまうと花は咲かないで、樹も結局枯れてしまうことになるとのこと。これでは困りますね。
 なお、ソメイヨシノは従来、オオシマザクラとエドヒガンの交雑種だとされてきましたが、その後千葉大などのグループによる遺伝子解析の研究によって、オオシマザクラとコマツオトメの交配で生み出された可能性が高いことが明らかにされたそうです。

 さて、先日、車で、まだ春の浅い秩父高原牧場の峠を越えましたが、後から聞いた気象情報から、やはり春霞には黄砂が混じっていたようです。
 峠から見渡す近くのスギ林は”たわわに実った”花粉の塊・雄花”のせいで、遠目には茶色の樹塊のようでした。Photo

 
 スギ花粉の後にはヒノキの花粉も控えていて、まだまだ当分の間は花粉症に悩まされることになります。
 そこで関連ニュースを。
 遺伝子組み換えというハイテク技術によって、定期的に食べると、花粉症アレルギー発症を抑制することができるという「お米」が開発されたという話題です。
 この写真はただのお米です。Img_6490
 新たに開発されたお米は、見た目には変わるところはないのでしょうが、お米のなかに、スギ花粉アレルギーを起こす抗原の一部とおなじ情報を持っていて、しかも人体には安全な抗原ペプチドが、お米自身によって作り出されていて、このお米を食べることによって、スギ花粉のアレルギー反応を起こさないようにする”減感作療法”と同じはたらきが体内にできあがり、発症を抑制出来るのだそうです。
 すでに動物実験ではその有効性と安全性が確認されているということですが、人用に開発されたお米を人に治療効果を目的にして食べさせると、それは「食品のお米」ではなく、「医薬品」になる、ということで、あらためて有効性、有用性はもちろんのこと、安全性について確認データを取るためには、更に多大な時間とコストがかかることになり、事実上その後の開発は足踏み状態にあるとか。
 また[安全]は科学で客観的に評価できますが、その結果を[安心]して受け入れるかどうかは感性、気持ち、ココロの問題です。
 こちらはなかなか一律にはいかない難しさがあり、いずれにしてもこの先簡単ではなさそうです。

 
 話は変わって、黄砂は春の風物詩のようにも聞いていました。
 写真は (2009.3.18)”関東地方にも黄砂がやって来る”のニュース当日でした。Img_6525
 空気が澄んで晴れた日には遠望できる筑波山が全くカスミの中です。

 アジア大陸から気流に乗って運ばれてくる黄砂(ダスト)の直径は2~3ミクロンで、スギ花粉(約30ミクロン)の1/10位ですから、体積では3乗の1/1000になります。
 スギ花粉は重い(粒子サイズとしては大きい)から海を越えてまで遠くには飛んでいきませんが、黄砂塵は大陸を渡り、海を越えてやって来るのですね。

 
 近年おこなわれてきた研究によって、黄砂と呼んでいたものは、実は大陸の砂漠から強風で巻き上げられたダストであり、そのダストは地球規模のスケールで大気中を移動していることが明らかにされています。

 エジプト、ヌビア砂漠の砂粒。2r

 きれいに角が取れて粒の揃った砂粒は手で握ると指の間からサラサラとこぼれ落ちて残りません。
 このような大きな粒はもちろん、”ダスト”にはなりません。
 風に巻き上げられ、地球規模で移動するダストになるのは数ミクロンの微粒子だけです。

 なお、現在、黄砂情報に関しては、環境省と気象庁が共同で情報を集めて提供しているホームページがあります。
http://www.data.kishou.go.jp/obs-env/kosateikyou/kosa.html

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