冬芽と葉痕

2016年12月 1日 (木)

オニグルミ冬芽と葉痕・維管束痕(2016/12)

 冷たい雨の朝、12月スタート。

 樹木などの冬芽と葉痕・維管束痕が観察できる季節です。

 堤防の川端に1本のオニグルミが自生していましたが、一昨年くらいから樹勢が急激に弱り始めて、今シーズンは太枝まで枯れていました。
 それでも、まだ元気な枝には、特徴のある冬芽と葉痕・維管束痕が目につきましたので記念写真に。
 
●オニグルミ冬芽と葉痕・維管束痕:Img_1042_2

Img_1043

 このまま来春まで冬ごもりです。

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2015年12月13日 (日)

マルバアオダモの冬芽(2015/12)

 今シーズンはサザンカが次々にたくさんの花を開いています。
 それは良いのですが、雨混じりの強風の後は、花びらが通学路になっている道路にまで大量に散り敷いて、掃除が大変。

 今朝、小雨交じりの中、まだたくさんついている蕾も含めてバサバサと”散髪”。

・ヤブツバキ開花:
 狭い庭で、すぐ脇にあったヤブツバキの小木に覆い被さっている枝を切り落としたところ、ツバキが2輪咲いていました。Photo_5

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●マルバアオダモの冬芽と葉痕/維管束痕:
 里山の日の当たる林縁に、高さ1mほどのマルバアオダモ幼木が点々と生えていました。
 そしてすでに葉はすっかり落とした細枝の先端に、細い枝の割には大きく、青みを帯びた灰白色の粉を吹いたような特異な冬芽が目につきました。
 幼木のおかげで目にすることが出来たようです。

 ・冬芽(頂芽と側芽):R0090587_3

 
 ・側芽は対生します。R0090587_1

R0090587_2

 
 ・葉痕は半円形~縦長の半円形で、維管束痕はU字形~輪状に多数が並びます。
 今回は幼木のため維管束痕は小さく、維管束痕もごく少数でした。R0090587_2trm

※本種は、高さ3~5m、時に15mほどになる落葉高木で雌雄異株です。
 平地の里山にも自生します。
 春に、枝先に円錐状に花序を出し、白い花を多くつけます。
 花冠は4全裂し、裂片は長さ7mmほどの細長い線形なので、全体としてはもやったような印象がある花序です。
 葉は奇数羽状で対生し、3~7枚の小葉からなります。
 なお幼木では、葉の小葉に丸みがあるので「丸葉」の名前がぴったりですが、大きく成長すると小葉は細長く、先端が尖るようになるため、別名ホソバ(細葉)アオダモの名前があります。
 また、葉の縁には殆ど鋸歯がない(全縁)か、或いは微細な低鋸歯です。
 (なお平地の里山などにも生育する「マルバアオダモ」に対して、「アオダモ」は同じ樹種でも通常少し標高の高い山地に自生していますが、アオダモの葉には縁に明瞭な鋸歯があるので区別できます。)

●冬芽:
 マルバアオダモの冬芽は枝の太さの割に大きく、鱗片は左右から合わさっており、青色を帯びた灰白色~暗灰褐色の粉状毛があるという特徴があることが識別のポイントになるようです。
 なお当年枝にも丸い皮目があります。
 花期は5~6月、分布は日本各地。

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2010年2月18日 (木)

冬芽と葉痕・維管束痕(ハナノキ)/雪の結晶

 ハナノキ(ハナカエデ)の自生地は本州中部地域(長野、愛知、岐阜県)に限られているそうですが、庭木や公園樹として利用されています。
 春、葉が出る前に色鮮やかな真紅の花が開きます。
 冬、新鞘と冬芽はきれいな紅色をしています。
 先日、わずかな晴れの合間をぬって公園まで行ってみると、ハナノキの下部の枝はすべて剪定されていて、目の届く位置には新梢がありません。
 たまたま、剪定作業とその後片付けが終わった根元に、小枝が1本だけ落ちていました。
 拾い上げてみると、もちろん生気はなく色あせていましたが、小さな、しかし目鼻立ちのはっきりした表情が残っていました。

●ハナノキの冬芽と葉痕・維管束痕Img_4771

Img_4782

Img_4776

 葉痕はルーペが必要な大きさで、維管束痕は3個です。

 
※追記:
 毎日冷え込む日が続いていましたが、今朝は雪でした。Img_4927trmcc

 
 せっかくだからと、雪の結晶を写真に。
 やはりきれいです。Blg201002083r2

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2010年2月13日 (土)

冬芽と葉痕・維管束痕(カキ)

 狭い庭の邪魔になるので、時期に関係なく切りつめるため、10数年経っても一度も花芽がつかない(当然実が成ったことのない)柿の小木があります。
 芽吹きが始まり、若葉が茂りはじめる頃の黄緑色がなんとも言えず気に入っていて、それで切り倒さないのですが・・・
 
 このところ冷え込みが続いていて、まだまだ冬芽は動く様子はありませんが、葉痕・維管束痕は比較的大きなもので、目視で十分観察できます。

Blg201001114r

 ”愛情がない”せいでしょうか、”表情”は読み取れず、豚の鼻か、昔のタンスの取っ手くらいにしか見えません。

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2010年2月12日 (金)

冬芽と葉痕・維管束痕(アジサイ) / 「凍雨」

 アジサイの冬芽は、種類によってはもう動きはじめているのもあります。
 近くのアジサイ名所でもらってきた花後の剪定枝を挿し木して育った正体不明の株もあります。
 これらアジサイの冬芽と葉痕・維管束痕も、常連の”登場人物”です。

・庭植のアジサイBlg201001114r

 
・あまり人相の良くない、赤ら顔の住人もいました。Blg20100119img_4709trmcc

 
・外出先で見かけたものImg_4618trm

 アジサイそれぞれです。

(余談追記):
 昨日は午後から雨で、外出から帰宅した夕刻には少し強くなりました。
 夕食が終わった頃、閉めた雨戸の外から、パラパラパラ、コンコンという霰が降っているような音が聞こえました。
 雨戸を開けて室内からもれる明かりと、ちょうど正面にある街灯の明かりで様子を見ましたが、それらしいものは見えません。
 しばらく見ていましたが、白い粒は確認できませんでした。
 勘違いだなあ、と家人に告げ、雨戸を閉めました。
 今朝ほど、目覚ましラジオから聞こえてくる天気予報の解説の中で、昨夜は”「凍雨」が降った地域もあった”とのことでした。
 「凍雨」という言葉ははじめて聞きましたが、これは、上空では雨粒だったものが地上付近の冷気で凍ってできた透明の氷粒で、雨粒に混じって降ってきてもなかなか目には見えにくい、というお話し。
 やはりそうだったのかなあ、と朝寝坊から目覚めた次第です。
 今日も寒い一日。

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2010年2月11日 (木)

冬芽と葉痕・維管束痕(サンショ)

 サンショの冬芽はまだ動き出す気配はありません。
 撮ってそのままにしている庭のサンショの冬芽と葉痕・維管束痕です。
 この世界では常連で、せっかくだから今シーズンも載せてやりました。

●サンショの冬芽と葉痕・維管束痕Img_4688trm

Img_4688trm_1

Img_4703trm

Img_4697trm

 
 毎年、若葉が茂る季節になると必ずアゲハの幼虫がくっついています。
 秋口にはカナヘビやアマガエルが、モズのハヤニエにされて棘に刺さっているのも見られることがありますが。
 山椒も迷惑?

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2010年2月 4日 (木)

冬芽と葉痕・維管束痕(センダン、オニグルミ)

 立春の今朝、軒下の温度計はー4℃で、メダカ水槽には薄氷が張って、庭のサザンカにはうっすらと雪のベール。
 名前ばかりの春です。Img_4828

 
 散歩コースの畑の脇で、一列に植えられた数種類の落葉樹が農作業の邪魔になるまでに大きくなったため、無造作にばっさり剪定されています。
 その内の一本は幹の太いところで切り落され、そこから数本の太めの脇枝がのびていましたが、両脇から別の樹の枝が被さるようになっていました。
 それで、いつもよく通るのですが、しばらくの間は気がつきませんでした。
 たまたまある日、通りがかりにアレッと気がついてよく見ると、樹皮の特徴や冬芽と葉痕の形から、どうやらその樹ははじめて遭遇したセンダンのようです。Img_4825trm

●センダン:
 センダン科の落葉高木。庭木や街路樹としても植えられる。
 初夏に淡紫色の花をつけ、秋に黄色く熟した楕円形の核果ができる。

 ・葉痕・維管束痕Img_4823trm

20091224img_4443trm_1

 
●オニグルミ:
 全く別の場所で、畑の傍に数本のオニグルミがありました。
 やはり邪魔になる下枝はすべて剪定、切り落とされて根元に放置されていました。
 その枯れた枝を拾い上げて撮影した冬芽と葉痕です。
 見慣れたものと違って生気がないのはこのためです。
 ・オニグルミ葉痕・維管束痕Blg201001314r

 センダンはセンダン科、オニグルミはクルミ科の樹でそれほど近い仲間ではないようですが、葉痕・維管束痕の”顔”は似たもの同士のようです。

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2010年2月 1日 (月)

冬芽と葉痕・維管束痕(ユズリハ)

 2月になりました。3日が節分で、4は立春です。
 なお冬を引きずっている日もあれば、もう桜が咲く頃の陽気になることも。
 そして春の跫音が日増しに大きくなると共に、来なくても良いスギ花粉の足跡も急速に増えることでしょう。

 図書館に行ったついでに外まわりを一巡してみると、植栽も少しずつ春の気配を漂わせるようになっていて、ネコヤナギの白銀色の花穂も大分膨らんでいました。
 通りすがりにユズリハ(常緑樹)の枝を覗いてみると、肉眼でもよく分かる葉痕・維管束痕がありましたので撮影してきました。

●ユズリハ:
 常緑樹。暖地の山中に生える。また庭や公園に植栽される。
 若葉に座を譲るように古い葉が落ちるのでユズリハ。若枝や葉柄は赤みを帯びる。Img_4745

 
 頂芽は大きく卵形で、赤みを帯び、葉柄が変化した芽鱗に包まれています。
 
 頂芽の傍に”黒い顔”の葉痕・維管束痕がありました。なお、葉腋にある小さな球形のものは花芽。Img_4755

 
 ・若枝で細い部位Img_47462trmの”顔”

 
 ・太い部位Img_4759trmにある”顔 ”

 
 ・古い太枝に見られる”顔”Img_4761

 それぞれの部位ごとに特徴のある葉痕と維管束痕3個からなる”顔”の表情がありました。
 いずれも、”春待ち顔”なのでしょうか。

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2010年1月18日 (月)

冬芽と葉痕・維管束痕(モミジバフウ)

 毎シーズン登場するお馴染みのモミジバフウです。
 公園や街路樹としてよくあちこちに植えられています。
 当地でも、散歩コースの調節池空き地に植栽されていて、秋にはイガイガのゴルフボール大の実(そう果の集合)が1本の軸に数個ぶら下がっています。
 今は丸裸です。Img_4634

 
 モミジガフウは、冬芽と葉痕・維管束痕観察では人気の定番樹種です。(2009.12.24~2010.01.17撮影)Img_4637trm 2r Img_4660trm

 
 光沢のある冬芽(芽鱗)とはっきりした目鼻立ちは、とても元気のよい坊やのようです。Img_4657trm_3

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2010年1月17日 (日)

冬芽と葉痕・維管束痕(ハクモクレン)

 晴れても日中の気温が上がらない寒い日が続きました。
 屋外のメダカ/スイレン鉢に張った氷の厚さは1cmを越え、この3日間溶ける様子がありません。
 
 新聞記事に高齢者の冬対策について記事があり、部屋全体を温める床暖房やエアコンを利用している高齢者の方が1日の活動量が多くなり、一方で、電気カーペットや電気こたつだけで生活をする年寄りは、こたつから動かない生活になりがちで運動量が少なく、足腰が弱まったり体が虚弱になったりするおそれがあるという。
 まあその通りなんでしょうが、我が身のことを言われたようで、昨今の”省エネ”の観点からすれば、”運動不足方式”の方が優れているし、余計なお世話だと思いながら、仕方なく寒い庭に出てみました。

ハクモクレン:
 ハクモクレンの冬芽が大分膨らんできています。
 ぷっくりと膨らんだ頂生する花芽は長い銀色の軟毛におおわれた大きな芽鱗にすっぽり包まれていて、まさにミンクのコートを着ているようです。Img_4648 

 
 葉芽の方は細身で、ちょうど外側の芽鱗が脱げかかったものもありました。Img_4652trm

 
 葉痕・維管束痕は比較的大きくはっきりしたものですが、今ひとつイメージが湧いてきませんでした。
 古い脳みそにも氷が張っているようです。Img_4659
 

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