国内旅行

2017年11月21日 (火)

晩秋の東北8景

 日本列島に寒波襲来で全国的に冷え込んだちょうどその最中に、予定していた、晩秋、というより初冬の雪が舞う東北8景を巡る旅に行ってきました。
 初めて訪れる地域ではありませんが、季節が変わればまた別の印象・感慨も。

 2017.11.17~20 訪問先の備忘録です。Blgnewt

 
①●玉子湯:
 白濁のお湯が良かったです。
http://www.tamagoyu.net/
 〒960-2261 福島県福島市町庭坂高湯7
 開湯400年、自然湧出掛け流しの白濁の源泉 。明治元年から150年の歴史をもつ萱ぶき屋根の湯小屋が評判。Set

 
②●五色沼:
 毘沙門沼だけの見学に。
 〒966-0400 福島県耶麻郡北塩原村桧原
http://www.urabandai-inf.com/urabandai/goshiki.html
 五色沼は、正式には五色沼湖沼群とよばれ、毘沙門沼、赤沼、みどろ沼、弁天沼、瑠璃沼、青沼などのいくつかの沼で構成されている。
 その中で最大の毘沙門沼は、青緑色に光る水面と秋の紅葉が美しく、また目前に望む磐梯山の荒々しい火口壁の風景は裏磐梯を代表する景観の一つ。
 ボートに乗ることもできる。Set_2

 
③●円通院(松島):
 紅葉はまだ残っていてきれいでした。人の賑わいもそれなりに。
 外国人観光客も多いようでした。
 〒981-0213 宮城県松島町松島字町内67
http://www.entuuin.or.jp/
 毎年、庭園の木々の紅葉が見ごろになると円通院を含めた松島の名所がライトアップされ、今年は11月20日終了。
 円通院山門は質朴な切妻造茅葺の薬医門で、本堂とともに松島町の文化財に指定されている。Set_3

 
④●平泉中尊寺:
 混雑というほどではなく良かったです。
http://www.chusonji.or.jp/
 〒029-4102 岩手県 西磐井郡 西磐井郡平泉町平泉衣関202
 2011年6月世界文化遺産登録。金色堂はじめ国宝・重要文化財などの平安仏教美術の宝庫として有名。Photo

 
⑤●鳴子峡:
 雪が舞いました。紅葉は終わっていました。
 〒989-6100 宮城県大崎市鳴子温泉
 大谷川の侵蝕によりできたV字型峡谷で、紅葉の名所として知られる。Img_0357c

 
⑥●最上川船下り:
 雪が舞う中でした。それも悪くはありませんが、やはりお天気しだいですね。
 流域水量が増えていて、多数の滝が見られました。
 〒999-6401 山形県最上郡戸沢村古口86−1
http://www.blf.co.jp/
 芭蕉の句『五月雨をあつめて早し最上川』で知られる最上川の船下り。
 轡滝(左)と見所、落差120mの「白糸の滝」(上部は雪に霞んで見えません)(右)
 船が立ち寄る”コンビニ”も(写真右下)。
Set_4

 
⑦●銀山温泉街:
 雪が舞っていました。
 〒999-4333 山形県尾花沢市銀山新畑地内
 小川の両側に、大正・昭和で時代が止まってしまったかのように、レトロな雰囲気の旅館が建ち並ぶ静かな温泉街。
 NHK連続テレビ小説「おしん」の舞台となったことで全国的にも知られるようになった。Set_5

 
⑧●鶴ヶ城(若松城):
 つるべ落としの陽が傾いたころ天守閣まで。
 〒965-0873 福島県会津若松市追手町1−1
http://www.tsurugajo.com/turugajo/shiro-top.html
 難攻不落の名城とうたわれた鶴ヶ城は、戊辰の戦役で新政府軍の猛攻の前に籠城一ヵ月、城は落ちなかった。
 悲劇として有名な「白虎隊」はこの戊辰戦争でのエピソード。
 明治7年石垣だけを残して取り壊された。後年、昭和40年9月に再建され、平成23年春には幕末時代の瓦(赤瓦)をまとった日本で唯一の天守閣となった。Img_0456

                    完

|

2017年9月25日 (月)

戸隠周辺の植物①オオシラヒゲソウ

前置き:
 9月下旬、幸い好天に恵まれた1泊2日のお仕着せバス旅行で信州方面に出かけました。
 その折り、戸隠神社周辺の林縁で見かけた秋の山野草の記録です。

 ・戸隠古道ウオーキング・マップ(部分):Blgimg303t

 初めて観察した植物もありましたので、過去に繰り返し記載があるものも含めて、1品種1記事として、ダラダラ記事にしました。

 
 ・戸隠神社奥社参道入り口です。大鳥居をくぐれば参道です。Img_2017j

 (なお鳥居をくぐらず、手前左の道に進むと戸隠森林植物園に向かいますが、見学には十分な時間が必要でしょう。)

 
 ・大鳥居をくぐり、20分ほどで随神門へ。Img_2031j

 
 ・随神門を抜けると巨杉並木道の参道になります。Img_0121_2

 
 ・そして20分程で杉並木を通り抜けその先の石段を登りきると戸隠神社奥社に到着です。Img_2024jcst

 
 初回は、初めて観察した「オオシラヒゲソウ」です。

 ・戸隠奥社参道入り口から、杉並木が始まる随神門前までの参道林縁沿いに小さなせせらぎがあります。
 その水際の緑の中に、初めて観察できたオオシラヒゲソウが点々と白い花を開いていて、ひときわ清新な印象を受けました。

●オオシラヒゲソウ(ウメバチソウ科):Img_01071

Img_0107_2

Img_01073

Img_0107_4

Img_2019j5

※オオシラヒゲソウは、湿地や湿原に生える多年草。
 戸隠高原など日本海側の山地に分布域があり、戸隠周辺エリアでは本種が見られるとのこと。
 シラヒゲソウ(花径2~2.5 cm)に似ているが、花(花径3~3.5 cm)も葉も、名前の通り大きい。
 和名は、白色の花弁の縁が糸状に切れ込んでいる様子を髭に見立てたもの。
 花期は8月後半~9月頃、分布は本州(秋田県から兵庫県にかけて)の日本海側。
 なお産地が限局的であることや、環境遷移に伴う湿地の減少などにより多くの地域で減少傾向にあり、都道府県各地域でレッドリストに指定されている。

 (余談ながら、草姿はよく似ていますが一回り小さい「シラヒゲソウ」の観察記録がありました。)
 シラヒゲソウ: ひるがの湿性植物園で
 http://kuromedaka-saitama.cocolog-nifty.com/blog/2012/08/8-b333.html

               - 続く -

|

2017年2月26日 (日)

冬のみちのく3湯(青荷、酸ヶ湯、鶴の湯)巡り

 初めて,雪深い東北の”秘湯”ランプの宿「青荷温泉」、乳頭温泉「鶴の湯」、また50数年昔に行ったことがある酸ヶ湯温泉の、3ヶ湯めぐりに行ってきました。
 訪問先はいずれも、例年より雪は少ないということでしたが、初体験した”大雪”の中の雪見温泉でした。
 (なお、物見遊山の雪模様は楽しいだけですが、さらに大雪にも見舞われる現地の日常生活は、慣れているとはいえ、さぞかし大変なこともあるのだろうと、見透かすことが出来ない湯煙の向こうをぼんやり眺めたことでした。)

 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
【日程】
・1 日目:
 東北新幹線大宮駅→盛岡駅→■十和田湖→○奥入瀬渓流 →青荷温泉着。
   青荷温泉( 一軒宿秘湯、ランプの宿)泊

・2 日目:
 青荷温泉→●津軽伝承工芸館→●五所川原たちねぶたの館→津軽五所川原駅→<津軽ストーブ列車>→金木駅→■金木観光物産館→●太宰治記念館・斜陽館(小説家太宰治の生家)→●津軽三味線会館(三味線演奏を観賞)→●ねぶたの家 ワ・ラッセ(青森ねぶた祭りの大型ねぶた展示)→酸ヶ湯温泉着。
   酸ヶ湯温泉(千人風呂で知られる湯宿)泊

・3 日目:
 酸ヶ湯温泉)→■田沢湖高原→●乳頭温泉郷・鶴の湯(入浴)→■角館(みちのくの小京都)→東北新幹線盛岡駅→大宮駅(21:34着)

 
■行程地図:
 (以下の画像はすべてクリックで拡大します)
Blg2017223253

 
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
1日目
●青荷温泉ランプの宿:
 ・青荷温泉(2016.10.16Google Earthから)
  森の中に佇むランプの宿。まだ雪のない時の画像です。20161016ge

 
 ・ランプの宿:
  日暮れから夜明けまで、ランプだけの明かりです。
  夕食と温泉入浴を済ませるとそれ以外にする事、出来ることはありません。Photo

 
 ・お土産のマグカップ:R0012711

 余談ながら、非常出口などの明示が義務づけられて、その照明用の自家発電機が稼働しているそうです。
 またDoCoMoの携帯は通信可能でしたが、他はダメだったらしいです。

 
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 
2日目
●酸ヶ湯温泉:
 ・酸ヶ湯温泉(2016.10.16Google Earthから)20161016ge_2

 
 ・酸ヶ湯温泉館内:Photo_2

 
 ・ヒバ千人風呂:
  入り口に年配男性の案内係の方がおられました。
 昔のことを少し立ち話してから、男性入り口からいざ入浴へ。
 事前に伺ったとおり、中は暗くて湯煙で何も見えません。
 目が慣れるのを待ちながらも手探りで床を這うようにして湯船に。
 少し目が慣れると、これも聞いていたとおり、目前に、昔はなかった衝立があります。
 ただ、衝立があってもなくても、何もほとんど分からない湯煙の闇でしたね。

 
 ・旅行案内誌から切り抜き作成した大温泉浴場画像:Blgtrm100

 明るい日中なら、このようなヒバ千人風呂が見られる様ですが、50数年昔の日中、八甲田山・高田大岳から下山して入浴した折にも、ただ真っ白い湯気の向こうにうごめく人影をみただけの記憶しかありません。

 
 ・一夜明けた朝、そして朝食(バイキング)Photo_3

 
 ・出発時間が近くなった8時頃、急激に青空が広がってきました。
  バスの乗務員さん達も驚くほどの好天になったのでした。Photo_4

 
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 
3日目
●鶴の湯:
 ・鶴の湯(まだ残雪の2014.4.17Google Earth画像)2014417ge

 
 ・鶴の湯風景:Photo_5

 これでも例年より雪は少ないということでした。雪深い”人気の秘湯”なのですね。

 ・なお旧聞ですが、11年ほど前(2006.2.10)に、今回訪問した乳頭温泉鄕・「鶴の湯」では、露天風呂付近で発生した雪崩による事故が発生したことがありました。
( http://blogs.yahoo.co.jp/ban_ban/25454891.html )
 豪雪地域のようです。

                 - 完 -

|

2016年7月 9日 (土)

北海道、襟裳岬ツアー(2016/6下旬)

 前回記事の続きです。

■3日目(最終日):
 長丁場になりましたが、今回ツアー目的の襟裳岬訪問の日。
 早朝は霧がありましたが時間経過と共にどんどん晴れていき、絶好の観光日和になりました。
 日頃の行いなど一切関係ない証です。(^_^;)

 ホテル発→紫竹ガーデン→道の駅・大樹→黄金道路→えりも(襟裳)岬→サラブレットロード→道の駅・新冠→千歳道産市場→新千歳空港→羽田→帰宅。

●ホテル出発、紫竹ガーデンに向かう途上風景:
 だんだん晴れていきました。10

 
●紫竹ガーデン:
 帯広/十勝平野に広がる紫竹ガーデンは、当時63歳だった紫竹昭代おば(あ)ちゃんが20年以上かけて作り上げたお花畑。
 トレードマークの装いで、今もお元気で観光客の求めににこやかに応じておられました。    
 さしずめ、アメリカの有名なターシャ・テューダーお婆ちゃん(故人)の日本版でしょうか。
 そこで見かけた木に咲くピンクの花は何だろうと後で調べて見たら「オオタカネバラ」と思われる花木。
 またピンぼけでしたが「シレネ・ブルガリス?」と思われる植物も。(画像最下段左)
 こちらは直接関係ありませんが、東武トレジャーガーデンで見かけた「シレネ・ユニフローラ」にも似ていて、ナデシコ科 / マンテマ属の園芸品種の仲間かと。11

 
(付)東武トレジャーガーデンの「シレネ・ユニフローラ」:
 「シレネ」は、地中海沿岸原産のナデシコ科マンテマ属の総称。
 風船のようにふくらんだ、うす緑の袋(萼)の先に白い小さな5弁の花をつけた、ユーモラスな独特の花姿からグリーンベル(Green bell)、ふうりんか(風鈴花)、白玉草の別名もある。
 最近も新しい園芸品種が発表されている。11_2

 
●紫竹ガーデンを出発して、道の駅「コスモール大樹」にトイレ休憩立ち寄り、広尾町を通り抜けて、海岸沿いに走る黄金道路を走って襟裳岬へ。
 ・広尾町:
 広尾町は、1984(昭和59)年にサンタクロースの故郷ノルウェーのオスロ市から、国外初の「サンタランド」として認定を受けて以来、「サンタランドの町」として町づくりを進め、「広尾サンタランド」がある。オスロ通り、サンタロードと名付けた道路もあり、また国道沿いの歩道や街路灯、またマンホールの蓋までサンタデザインのものがあるという。
 車窓から目にしたその一つで、ステンドグラス風のサンタ・デザイン街灯と、はっきりしませんが、写っていたサンタ・デザインのマンホールの写真も。

 ・黄金道路は、補修しても補修しても荒れる海の暴風雨ですぐに損壊し、(”金食い虫道路”というのが別名とか)それでも、海岸道路はトンネルや覆道による整備が進められていて、その分、ダイナミックな断崖絶壁風景はだんだん見られるところも少なくなってきたそうです。
 途上、フンベの滝があり、傍らにある海難供養碑 は荒れる海の記録でしょうか。
 百人浜を過ぎればもうすぐ襟裳岬です。
12

 
●襟裳岬:
 訪問当日は、直近の10日間でもっとも天候に恵まれた日だと、昼食を食べた「えりも岬観光センター」での案内。
 食事もそこそこに、見学してきた襟裳岬でした。
 ・襟裳岬へ:131

 昭和の時代に大ヒットした、森 進一『襟裳岬』:「♪襟裳の春は 何もない春です~♪」の歌詞で知名度の上がった岬ですが、当初は、"何も無い“とは何だと地元住民の反発も招いたそうです。
 やがて襟裳の知名度アップに貢献したとして「えりも町」から感謝状を贈られ、1997年(平成9年)には、えりも岬にこの歌の記念歌碑が建設されています。
 なお並んで、島倉千代子の「襟裳岬」歌碑(写真右)もありました。

 
 ・岬突端へ向かいます:132

 
 ・ハマナス、ハマエンドウ、オオハナウド、エゾカンゾウを見ながら突端に到着。
 さらに「襟裳神社旧鎮座詞跡」まで下りました。
 突端からさらに下った先の海岸に、ゼニガタアザラシが見られるかも知れないとのことでしたので、「襟裳神社旧鎮座詞跡」まで降りてみましたが、その時には見つかりませんでした。133_2

※襟裳岬に咲く花:
 ・オオハナウド:
 襟裳岬の突端まで降りていく階段の両サイドにセリ科の大型多年草が咲いていますが、遠目にはよく似たアマニュウ、オオカサモチ、オオハナウドの3種類が見られるということです。
 ただ,遠目には識別困難ですので、間違いがあるかも知れませんが近くに咲いていたものだけ撮って「オオハナウド」としました。
 ※オオハナウド:
  セリ科ハナウド属の多年草。本州近畿地方以北の高山から山間地の湿った場所に分布し、北海道では海岸にも生育してときに大群落となることがある。
 葉は大きく3出複葉で大きく切れ込みが入ります。茎の色は植物全体が完全に緑のものから赤紫のものまであります。花期は地域によって差があるが、多くは7~8月。

※参考
 ・アマニュウ:
 セリ科シシウド属の多年草で、遠目には区別できない仲間が多数ある群の中の一つ。  
 高地ではミヤマシシウドともよく似ているが、葉は大型で3裂し、丸みを帯びる。
 表面は無毛。分布は四国の石鎚山と中部地方以北の山地で、北海道では海岸にも見られる。花期は7~8月。
 ・オオカサモチ: 
 セリ科オオカサモチ属の多年草。本州中部地方以北の山地帯~高山帯の草地に、北海道では海岸にも生える大形の多年草。
 葉は細かく分裂することがオオハナウドとの違い。花期は7~8月。
 ・ハマナス:
 バラ科バラ属。海浜/海岸に生育する落葉低木。
 日本では北海道に最も多く、北海道の花にも指定され、えりも町襟裳岬もハマナスの名所になっている。花期は5~8月。分布南限は茨城県、島根県まで。
 ・ハマエンドウ:
 マメ科レンリソウ属。 海浜/海岸地帯に生育する多年草で濃紫色の花が美しいので栽培されることもあるという。
 最近は生育環境変化によりだんだん少なくなっているらしい。分布は日本各地。
 ・エゾカンゾウ:
 ユリ科。 湿原、山地や海岸の草原に生える多年草。橙黄色の花は数個が茎先につき、長さは8~10cm。朝開花して夕方に閉じる。花期は6月中旬~8月上旬。

 
 ・旧神社跡から時間を気にしながら襟裳岬センター、バス停まで戻る。134s

Img237

 
 ・ツアー最終行程は、サラブレッドロードを通り、新千歳空港へ。
 途中、えりも岬集落の民家の砂利敷きには、特産の日高昆布の干し場風景も眺められました。
 道の駅「サラブレッドロード新冠」でトイレ休憩を挟み、一路新千歳空港へ。
 着後羽田への帰途につきました。14

 
★短い所感:
   地方に行けば、大都市圏のような日常生活の利便生など望むべくもありませんが、先人が営々と積み重ね、紡いできた郷土に対する愛着と誇りとをもって、郷土と共生しておられる人々の姿は、日本中、どこにいっても共通して目にし、また感じることができるものと、あらためて認識できました。
 うまし国です。

| | コメント (0)

北海道ガーデン街道、大雪山旭岳お花畑、襟裳岬ツアー(2016/6下旬)

はじめに:
 北海道で観光目的の“三大岬”と言われているのが、稚内市の『宗谷岬』、根室市の『納沙布岬』、えりも町の『襟裳岬』です。
 襟裳岬にだけはまだ行ったことがなかったので、6月下旬、2泊3日の”お仕着せツアーツアーに参加して襟裳岬に行ってきました。

 今回は、たまたま襟裳岬が含まれている観光コースがあるというので選んだだけですが、「北海道ガーデン街道」として有名な富良野・美瑛の観光も含まれていました。
 こちらは私には付録ですが、この地域のラベンダーをはじめとする花々のベストシーズンは7月だそうで、その時期には今をときめく“外国人観光客”でもずいぶん混雑するそうですが、訪問時の6月下旬にはラベンダー等はまだ少し早かったようで、その分、大混雑は避けられてよかったです。1blg

 
※記録

■1日目:
 羽田発→新千歳空港→ゆにガーデン→砂川(昼食)→上野ファーム→層雲峡温泉(泊)
 当日の現地は終日雨模様でした。
 なお、もともと庭園を飾る園芸の花々について知識がありませんし、またガーデン街道に名を連ねる花の名所の花畑にはカタカナ名のものが断然多くて、私にとっては花の名前はすべて一律に、”きれいな花“で終わりでした。

●ゆにガーデン:
 15ヵ所のガーデンエリアを配した英国風庭園ということで、雨の中、園内周回バスに乗って一巡しましたが、まあ晴れた時でないとどうしようもありませんね。2c

 
●上野ファーム:
 庭園は英国の庭作りから学んだ「北海道ガーデン」という。
 花々でもっとも賑わう季節はやはり7月とのこと。
 巨大な葱坊主のような花は「アリウム」、と聞きました。31_2

 
 見学後、宿泊地層雲峡温泉へ(泊)。
 32img_19561

 
■2日目:
 曇り時々晴れで、まずまずの天気。
 ホテル発→大雪山・旭岳ロープウェイ(姿見の池周辺高山植物見学)→美瑛・四季彩の丘→深山峠(昼食)→ファーム富田→道の駅南ふらの→十勝幕別温泉(泊)

●旭岳・姿見の池周辺散策路マップ:Blgdocx

 
●ロープウェイから第3展望台手前まで:
 ロープウェイ終点(姿見駅)では外気温8℃ということでした。
 歩き始めは寒かったのですが,歩き出すと暖まり、ヤッケなど脱いでしまいました。
 見かけた花はキバナシャクナゲ、ショウジョウバカマ41

 
●第3展望台 擂鉢池から鏡池通過。
 見かけた花はエゾノツガザクラ、チングルマ、メアカンキンバイ、ジムカデ。423422

 
●「姿見の池」と「愛の鐘」、第5展望台、そしてロープウエイ終点姿見駅から下山まで:
 見かけた花はエゾコザクラ、ロープウエイ始発駅付近でミズバショウ群落。
 なお、ロープウェイキャビン内の案内ビデオで紹介されていたナキウサギ、天然記念物ウスバキチョウの映像も記録。435jpg

 
●美瑛・四季彩の丘:
 トラクターカート「ノロッコ号」なる乗り物で園内周回しました。
 乗り心地はあまり良くないです。5

 
●深山峠「レストハウス思い出のふらの」で昼食。
 広がる風景の中に、ポツンと小さな赤い屋根の建物が見えて、それは富良野線の「美馬牛駅無人駅」で、臨時列車「富良野・美瑛ノロッコ号」の停車駅だとのこと。
 やがて昼食のレストハウスに到着。
 付近には勝手に増えたらしいルピナスが咲き乱れていて、繁殖力の旺盛さを物語っていました。6

 
●ファーム富田:
 最盛期にはまだ早いラベンダー畑などの花畑と、隣接する富良野メロンの「とみたメロンハウス」見学。
 ここはさすがに大勢の”外国人観光客”で賑わっていました。7121350150

 
●道の駅富良野までの途上風景:8

 
●道の駅を過ぎて宿泊地の十勝幕別温泉までの風景。(十勝幕別温泉泊)92

          -3日目に続きます- 

| | コメント (0)

2015年7月 7日 (火)

ひがし北海道の旅④全体まとめ(2015/6)

 過去にも季節と場所を変えて訪れたことがある北海道でした。
 今回のツアーでは「道の駅おだいとう」、「納沙布岬」と「釧路湿原」が初めてのところでしたので、記録として先に掲載しました。
 それだけでも十分ですが、 ついでに、その他のところも季節やその時の天候で少しずつ印象も違いましたのであらためて記録としました。

 1日1往復という羽田発オホーツク紋別空港便で紋別空港へ。それから2泊3日のバスの旅です。

1日目
 天気は曇りでしたが紋別空港に近づいたところで眼下に大雪山系の山が見えました。Img_8422

※ツアーマップ再掲1

 
●道の駅「愛ランド湧別」
 釧路空港からバスで出発、サロマ湖畔の愛ランド湧別にトイレ休憩立ち寄り。
 施設は国道238号サロマ湖沿いの小高い丘の上にあります。
 隣接して家族向け遊園地「ファミリー愛ランドYOU」と自然派公園「いこいの森」があります。 
 サロマ湖が少しでしたが、見えます。2

 
●湧別を過ぎるころから、いかにも北海道らしい、ビート畑などが広がる雄大な風景を眺めながら走り、網走市街地では網走刑務所も垣間見え、やがてJR藻琴駅、北浜駅、浜小清水駅・「道の駅はなやか小清水」沿線まで辿ります。
 冬、流氷が押し寄せたオホーツク海の厳しい風景とは別の、ハマナスやルピナスなど花々の咲く穏やかな自然の風景です。
 ここでトイレ休憩。Photo

 
●天に続く道(知床斜里)
 道の駅「はなやか小清水」を出て、途上、羅臼岳を遠望しながら国道244、334号線を斜里町に向けて走ります。
 やがて天に続く道ビューポイントに到着。
 国道244、334号線が直線的に続く全長約18kmの道路区間です。2_2

 
 登り坂道のトップになっているビューポイントから”返り見”すると、まっすぐな道が遠く天まで続いているように見えます。1_2

・余談:
 ちなみに日本一長い直線道路は、美唄市から滝川市までの国道12号線の29.2kmだそうです。   http://www.city.bibai.hokkaido.jp/photoex08.html

 
●オシンコシンの滝:
 雨の日が多かったということで、以前に見た時より水量が多かったようです。1_3

 
●宿泊はウトロ温泉。2r0087318_1

 
2日目
●天気予報は晴れマークです。2_1

 
●知床クルーズ:
 ・ウトロ温泉から直近のウトロ巷へ。
 ここで知床五湖をバスで訪問するグループと、クルーズ船で海上から眺めるグループに別れます。
 今回は海からの知床を眺めることにしました。 
 大型のクルーズ船では近づけない展望が得られるということで、小型のクルーザーに乗船です。
 時間の都合で、カムイワッカの滝で折り返すコースです。2_3

 
 ・港からオロンコ岩、ゴジラ岩が目前に見えます。
 乗船は、展望を楽しむため吹きさらしになるクルーザーの2Fにしましたが、ライフジャケットを着け、また注意されたとおりに防風防寒対策はしましたが、寒かったです。
 おしまいには手袋をしない手がかじかむほどでした。2_3

 
 ・海岸にヒグマの姿はありませんでしたが、オジロワシ若鳥やウミウ、ケイマフリその他たくさんの海鳥が見られました。
 カムイワッカ湯の滝が流れ込む海面は硫黄分のせいで色が変わっていました。
 海上の天候は刻々変わり、帰港する時には霧になっていました。2_4

 
●下船して、バスで知床峠に。
 晴れたおかげで比較的眺望には恵まれました。
 北方四島はさすがに霞んでいましたが、国後島の最高峰・爺々岳らしき姿など一部見えたところもありました。
 目障りなドローンも飛んでいました。2_5

 
●峠を下り羅臼町へ。昼食を済ませて、一路根室方面に向かいます。
 そして「道の駅おだいとう」、を経て、風蓮湖畔にある道の駅「スワン44ねむろ」でトイレ休憩。対岸にエゾシカの姿も。
 根室市役所前を通過します。2_1_2

 
●さらに特産の昆布干し(無砂干場)風景を目にしながら、更に納沙布岬へ。
 その後再び根室市街を抜けて厚岸(道の駅「厚岸グルメパーク」)で夕食を済ませ、釧路まで走って、釧路で宿泊。2_2_2

 
3日目
 午前中に釧路湿原訪問。午後、釧路空港から羽田空港へ、そして帰宅しました。

 現在、北海道の「道の駅」は114箇所*が整備されいるそうです。マイカーで訪問する人達もずいぶん多くなっている(おかげで観光バスツアー客は減少傾向とも)とのことでした。
 狭い日本では確かに広大な”でっかいどう”です。
 * http://www.hokkaido-michinoeki.jp/sisetsu/

| | コメント (0)

2015年7月 5日 (日)

ひがし北海道の旅③ 釧路湿原(2015/6)

 一度は行ってみたいと思っていた釧路湿原です。
 映像などでは雪景色に丹頂鶴の姿がまずイメージされますが、特別にこだわりもなく、梅雨のこの時期の訪問に。
 まさにほんのさわりですが、行ってみただけでよく、それで気が済みました。
 余談ながら、気象情報で梅雨とは、雨と湿気が長く続く「梅雨前線」の事をいい、北海道に梅雨前線がかかることはまずないため、この定義より(昔から)、北海道に梅雨はないといわれています。
 ただ地元バスガイドさんによれば、6月は曇天や雨の日が多く、むしろ気温が低く寒さを感じることが多くてずっと暖房スイッチはオンにしっぱなしでした、ということでした。
 確かに訪問時には長袖を着ていても上着がなければ寒いくらいでした。

●釧路湿原:
 総面積2万9千ヘクター ルという湿原は、東京都がすっぽり入ってしまうほどで、日本最大の湿原といわれています。
 ここはおよそ1万年前には陸地に深く入り込んだ海だった。それが6千年前ごろか ら3千年前にかけて海がじわじわと後退し、堆積した泥炭の上に植物が生え、徐々に現在の湿原が形成されたという。
 貴重な生態系の残っている自然環境として1980(昭和55)年には日本初のラムサール条約指定湿地に指定されています。Blgimg_8547

 今回は、温根内(おんねない)口から整備の行き届いた木道コースの1部を現地のベテラン女性ネイチャーガイドの案内で約1km弱を往復するのみにとどまりました。Img_2279

R0087354

 
※観察できた植物:
 案内板には、春から夏にかけて温根内木道沿いに見られる花として、ヒメカイウミツガシワ、ハナタネツケバナ、エンコウソウ、ヤチヤナギ、クロバナロウゲ、ヤナギトラノオカキツバタタヌキモ、ホザキシモツケ、ツリフネソウ、サギスゲその他が紹介されていました。

 今回はごく限られた時間と範囲内のほんの“さわりだけの”観察に過ぎませんでしたが、既に花の終わっていたもの、またはまだ咲かないものも含めて、太字標記した植物を観察することができました。

●ハンノキ(ヤチハンノキ):
 木道に入って歩き始めて間もなくハンノキが目立ちました。
 ハンノキそのものは特別めずらしい樹木ではありませんが、湿原内で見られる唯一の樹林がハンノキ林だそうです。
 ここでは、湿原周辺の丘陵地から流れ込んでくる土砂や、川が運んでくる土壌が堆積した場所に林を形成しているとのこと。
 ただ養分が少なく生育条件の厳しい泥炭地では20~30年しか生長出来ずに幹は立ち枯れてしまい、残った根株から再び数本の芽を出し,新しい幹が生長して更新される「萌芽更新」によっているのだそうです。Img_8545

Photo

 なおハンノキ・ヤチダモ林は典型的な湿性林で釧路湿原などにも多いそうです。

 
●ヤチボウズ:
 湿地にはたくさんのカブスゲ(ヤツリグサ科)が分布しています。
 カブスゲは地下茎を出して繁殖する性質があり、その地下茎が集合して細根と絡み合い、密なルートマットを形成して、一つの株をつくります。
 そしてその株から年々新芽を出して次第に大きな株に生長していきます。
 また冬季には土が凍結して土を持ち上げていく「凍上」が起こります。
 この時にカブスゲの株も一緒に持ち上げられ、春の雪融け時には株周辺の土が融雪水で削られたり流されたりして、地上部がせり上がった株になります。
 これを数十年の長期にわたり繰り返して、やがてその外観がお坊さんの頭にも見える谷地坊主になっていくということです。
 なお“ボウズ”内部には隙間もあり、アリや甲虫類、またサンショウオなど、生き物の住処にもなっているそうです。Img_8546

Photo_2

 
●ヤチマナコ:
 ガイドさんが木道傍のちょっとした水たまりのところで立ち止まり、木道脇に置かれていた長い竹竿を持ち出して、水溜まりに差し込んでいくと、何と3mの目印が付いている付近まで沈んでいくというパフォーマンス。
 ヤチマナコ(谷地眼)という“落とし穴”だそうです。
 ヤチマナコは湿原の植物が分解しきれないで堆積した泥炭地の地表部分が地下水流で陥没してできた壺形の落とし穴で、深さは3メートルに及ぶこともあり、馬が落ちて白骨になって発見されたこともあるというお話。Img_8546_2

 
●カキツバタ:
 特別珍しくはありませんが、涼しそうな花色です。Photo_3

 
●ヒメカイウ(サトイモ科):
 初めて見ました。
 低地から山地の湿地に生育する多年草で、小型のミズバショウといった外観形態です。 
 葉は大きさ5~15cmの卵心形~円心形で、10~20cmの葉柄があります。
 花茎は長さ15~30cmで花弁や萼はなく、小さい黄色の花をつけます。
 花の外側には表面は白色、裏面は黄緑色で長さ4~6cmの仏炎苞があります。
 花期は6~7月、分布は北海道、本州の中部以北。Photo_4

 
●ヤナギトラノオ(サクラソウ科):
 黄色い花穂が目立ちました。
 山地の湿原に生育する多年草です。花期は6-7月。分布は北海道、本州中部以北。
 尾瀬などでもよく見られます。Photo_5

 
●サギスゲ:
 湿地に生育する草丈20~50㎝の多年草で、数個の白い綿毛の小穂を付けるサギスゲ。
 和名は複数の白い小穂をサギに見立てたもの。
 地下茎は長く這い、葉は茎の基部に付いて短い針状の葉身があり、基部は鞘になっています。
 茎頂に、花柄の長さ不定(0~3㎝)で、小穂(長さ5~10㎜の長楕円形)3~6個をつけます。
 花被が果時にも残り、長さ約2㎝の綿毛状になります。
 なお、小穂が1個のワタスゲは葉が退化して葉鞘だけになっています。
 花期は5~7月、分布は北海道、本州の中部以北。Photo_6

 
●エゾノレンリソウ??:
 周囲はすっかり草むらに囲まれている中に、ただ一つだけ青紫色の花の塊が垣間見えたので撮ったものです。
 少し遠くで、アングルも制限されて写真は1枚だけです。
 Web図鑑など参考にして、エゾノレンリソウ?では、と推測しましたが、確かではありませんが、一応記録としました。Img_8531

※エゾノレンリソウ(蝦夷連理草)(マメ科レンリソウ属):
 湿った草地や湿地などに生えるマメ科植物。茎の高さは30~80cm。
 茎は3稜形で狭い翼がある。
 葉腋から伸びる花序に、長さ約2センチの紅紫色~淡紅紫色の花を総状に数個つける。
 花冠は旗弁、翼弁、竜骨片からなる蝶形。 葉は羽状複葉。小葉は長楕円形で、2個ずつ対生し、裏は粉白色。葉の先端の巻きひげがあり、分枝する。
 花期:5~8月、分布は北海道、本州の中部以北。

 
●ハナタネツケバナ(アブラナ科):
 観察するのは初めてでした。
 サハリン以北に分布の中心をもつ寒地性植物で、日本では1970年代になって北海道東部の湿原で発見されたという。
 釧路湿原、そして霧多布湿原でも見られるということです。
 花期は6月。Photo_7

 
●ミツガシワ(ミツガシワ科):
 湿地や浅い水中に生える多年草です。花期はすでに終わっていて、花はありません。
 寒地性植物の代表格でも冷涼な高地や寒冷地の湿地や湖沼に見られます。
 尾瀬の池塘などでも普通に見られます。R0087362

 
●タヌキモの開花(タヌキモ科):
 ガイドさんが、限られた時間の中、どうしても見て欲しい花があります、ということで、目的地めがけて早足で一目散に。
 見せられたのはタヌキモの花でした。
 タヌキモは環境省レッドデータで準絶滅危惧(NT)に指定され、北海道レッドデータブックでは希少種になっているという水生植物です。
 なかなか間近で観察する機会がなく、おかげで初めての見学ができました。Photo_8

※タヌキモは池沼の水中に浮遊する多年生の水性食虫植物です。
 根は張らず、通常他の抽水性植物などの近くの水中に横たわるように浮かんで生育します。
 和名は,植物体全体が狸の尻尾のように見えることから。
 植物体は柔らかく、葉はやや密に互生し、2~4回羽状に細裂し、裂片は糸状で小葉の各所に長径1~3mm位の捕虫のうを多数つけて、水中プランクトンのミジンコなど微細な生物を吸い込み栄養にしています。
 葉腋から茎より細い10~25cmほどの花茎を水面に立ち上げて総状花序を作り、花柄をもつ黄色い唇形花を4~7個、咲かせます。
 開花日数はごく短いそうです。花期は夏~秋、分布は日本各地。

 
その他
●オオウバユリ:
  まだ蕾でした。Img_2280

 
●アキタブキ:
 方々に群生が見られました。Photo_9

 
その他,雑記:
●ヒオドシチョウの幼虫??:
 集団でいた黒い幼虫です。
 かためて産み付けられた卵塊から孵化した1齢幼虫が糸を吐いて巣を造り、集団で暮らすという特徴をもつヒオドシチョウの3齢幼虫の姿に似ていると思いましたが、付近にはエノキなど見かけず、植物環境などからは別種のように思われ、結局よく分かりませんでした。
 一応記録として残しました。R00873383

 
●釧路湿原展望台:
 湿原の近くにある釧路湿原展望台に立ち寄りました。
 残念ながら霧が立ちこめていて、展望は得られませんでした。Img_2291

| | コメント (0)

2015年7月 4日 (土)

ひがし北海道の旅② 北方四島返還「叫び」の像(2015/6)

 前後しましたが、納沙布岬に向かう途中の国道244号沿いで、別海町尾岱沼(おだいとう)中心部から約3kmほど離れた、野付半島の近くに『道の駅「おだいとう」』があります。
 晴れて空気が澄んでいれば国後島が遠望できるというロケーションです。Photo

 道の駅敷地内には北方領土返還を願い建設された「四島への道 叫び」施設、そして「別海北方展望塔」があるので、立ち寄りました。

●道の駅「おだいとう」と別海北方展望塔、そして「四島への道 叫び」施設:
 ※「四島への道 叫び」施設の”叫びの像”
 高さ2.4mの像は、老女が息子、孫を両脇に従え、「返せ」と叫ぶ姿で、たとえ何代かかっても取り戻すという気持ちが表現されています。
 像の16m先には、北方四島をイメージした高さ15mの4本のポールが建てられています。
 像とポールの間の距離(16m)は、野付半島から国後島までの最短距離16kmにちなんでいるということです。Photo_2

Img_2166

 
 ※別海北方展望塔(展示室・展望室):
  展望塔2Fは展示室で、北方領土の歴史や返還に向けた過去からの取り組みなどが紹介されています。
 3階には、北方領土の自然・暮らしのパネルが展示され、また設置されている 望遠鏡で野付半島、そして国後島を見ることが出来るようになっています。
 展望塔3Fまで上ってみました。
 目前からの野付半島の広がりは展望できますが、晴れていれば一望できるという国後島は、曇天のもと、残念ながら霞んでいて判然としませんでした。2f

 ・野付半島
 野付半島は、全長26キロメートルの日本最大の砂嘴(さし)です。
 その大部分は、砂丘草原と湿地原であり、トドワラ・ナラワラの荒涼とした風景と原生花園の風景が混在する特異な景観が広がっています。
 平成16年に「北海道遺産」認定、平成17年には「ラムサール条約登録湿地」に登録されています。

 
余談:
 観察後、外に出て眺めた風景。
 風景はひどいピンぼけ写真になっていましたが、付近の草地にコウリンタンポポが群生していました。Photo_3

 ・コウリンタンポポ(キク科):
 ヨーロッパ原産の帰化植物、多年草で、日本各地に定着。
 草丈10~50cmで、鮮やかなオレンジ色のタンポポによく似た花を咲かせます。
 花期は6~8月。
 なお、強い繁殖力で在来種植物への影響が懸念され、北海道ではブルーリストで「北海道の生態系等へ大きな影響を及ぼし、防除対策の必要性について検討する外来種」に指定されているそうです。

| | コメント (0)

2015年7月 3日 (金)

ひがし北海道の旅①納沙布岬 (2015/6)

 6月末の3日間、ひがし北海道に行ってきました。ずっと曇り空で気温が低く、寒い3日間でした。
ありきたりの単なる旅行です。Photo_5

 以下は順不同の備忘記録です。

 まず、今回初めて訪問した、未だに解決の難しい政治問題になっている北方領土を望む納沙布岬の訪問から。

 難しい話は脳天気のブログにそぐわないため触れられません。

●北方領土方面展望:
 曇り空の下でしたが、納沙布岬から北方領土方面を望むと、珸瑶瑁(ごようまい)水道を隔てて貝殻島灯台が目視できました。
 その奥に歯舞群島の一部も何とか見えました。

★貝殻島灯台点灯ニュース(朝日新聞デジタル2014年8月16日20時52分)    http://www.asahi.com/articles/ASG8J6JTGG8JIIPE01D.html 
 北方領土の貝殻島灯台、約2年ぶりに点灯る。ロシアが管理:
 根室海上保安部*は16日夕、北方領土の歯舞群島・貝殻島灯台が点灯していることを北海道根室市・納沙布岬灯台から確認したと発表した。
 貝殻島灯台は2012年8月25日から2年近く消灯したままだった。
 貝殻島灯台は、納沙布岬から3.7km離れた同島に日本が戦前の1937年に設置したが、現在は北方領土を実効支配するロシアが管理している。
 同海保は消灯以来、外交ルートを通じて理由や復旧の見通しを問い合わせていたが、ロシア側からの回答はなく、再点灯の理由も不明という。

*根室海上保安部
 貝殻島灯台:  http://www.kaiho.mlit.go.jp/01kanku/nemuro/sentei_toudai/nemuro_lh/html/kaigarajima.htm

・名称:貝殻島灯台
・位置:北緯 43-23-46、東経145-51-30
・光り方:単閃白光 毎5秒に1閃光
・明るさ:実効光度330カンデラ
・光の届く距離:7.0海里
・明弧:全度
・点灯年月日:昭和12年4月1日

 (以下の画像はクリックで拡大します)Blg_2

 
●納沙布岬から北方領土を望んで設けられた多くのモニュメント。
 一刻も早い解決を、という人々の想いがずしりと伝わってくるものでした。Photo_6

 
●3.7km先にある、すこし傾いた貝殻島灯台を、曇天の下でも肉眼で確認することができました。Img_2240

Img_2236cc

Img_2229_1

Img_2229_1t

Img_2229_3

 近くて遠い灯台です。困難な課題ではありますが、決断の時期は近づいてきたのではないでしょうか。

  歳古毎 遠く霞ゆく北方領土 つのる思いはより鮮明に


※おまけに訪問証(裏面に訪問日付スタンプ)R0087373t

| | コメント (0)

2014年6月15日 (日)

佐渡島旅行(3日目)

3日目:
 最終日の朝、スタッフの見送りを受けて宿泊ホテルを出発、バスで小木港へ。

 小木海岸では、昔ながらのたらい舟と箱メガネを使った主にサザエ・アワビ・ワカメ漁の風景が見られるそうですが、現在は小木港から漁に出る「たらい舟」のほとんどは船外機(舷外機)を装備していて、手漕ぎのものはほとんど観光用とのこと。

●たらい舟体験
 観光用に作られた「たらい舟」は、実際に漁に使われているものより大きいそうです。
 幸い当日は晴れて、女船頭さんの巧みなカイさばきでゆらりゆらりとしばしの港内遊覧、15分ほど。
 (余談ながら、雨でも傘をさして乗船できるため欠航はほとんどないということです。)
 思った以上に舟は安定していますが、漕いで前に進むのはなかなか至難の業。
 女船頭さんの話では、地元の海女さんたちは「マイ・たらい舟」を持っていて、海産物を採取するため外海にもそれで漕ぎ出すそうです。Photo

 
 続いて「宿根木」(江戸時代に発展した北前船回船業で栄えた集落で独特の街並みが保存されています)の見学に向かいました。

●宿根木
 江戸幕府の直轄地、佐渡の金銀の積出港だった小木港沿いにあって、北前船交易の寄港地として栄えた小木地区の宿根木です。
 寛文年間(1661~1678)に廻船業の集落として発展し、入江の狭い地形に、往時は船大工や船主が住み、今も船板をはめ込んだ民家や石畳の路地、また往年の船主が遠く尾道から石材や石工を運んだ船つなぎ石や石橋など、昔の面影が色濃く残された地域で、国の伝統的建造物群保存地区にも指定されています。
 保存地区内には車も通れない路地が入り組んでおり、舟板を模した茶色で統一された風景が広がっています。
 「塩」の看板がある150年以上前に建てられたという通称「三角家」や、路地の両側に建つ総2階の建物などが並んでいます。
 また実際に生活されている民家棟も修復・公開(有料)されるなどして修景整備も進んでおり、タイムスリップしたような雰囲気と同時に、生活感も十分漂っていました。
 保存地区を通り過ぎて十王坂を登ると小木郵便局、すぐその先に佐渡国小木民俗博物館があり、隣接する千石船展示館には、日本初の完全復元千石船「白山丸」が公開展示されています。
Photo_2

 
 見学後「佐渡歴史伝説館」へ。

●佐渡歴史伝説館:
 歴史上の人物が佐渡で繰り広げた出来事や、古くから語り継がれている伝説など、佐渡ゆかりの歴史伝説が見聞できるミュージアムです。
 1階には順徳上皇、日蓮上人、世阿弥らの人形ロボットと光と音の織りなす歴史のフロア、
 2階では動くジオラマと語り部ロボッによる「山椒太夫」「安寿と厨子王」「鶴女房」などの伝説の場面が映し出されて楽しめます。Photo_3

 
 その後、佐渡地酒の酒蔵に立ち寄り、試飲、買い物なども。

 
 続いて今回旅程最後の訪問スポット、「五重塔で有名な妙宣寺」の見学に。

●妙宣寺・五重塔:
 真野地区にある「妙宣寺」。承久の乱に敗れ順徳天皇とともに佐渡に流されてきた武士が出家して、13世紀に開いたとされる寺で、入口には立派な仁王門があります。
 妙宣寺の五重塔は、新潟県内でも唯一の五重塔です。
 19世紀の文政年間に日光東照宮のものを模して建造されたという木造・純和風で高さ24.1mの塔。国の重要文化財にも指定されています。Photo_4

 
 後はお定まりの佐渡海産物土産店で買い物など。

 
 終えてから、「帰路」はカーフェリーで新潟へ。今春就航した新造船「ときわ丸」でした。

●乗り心地は快適でした。ただ2時間半は、少々退屈しました。Photo_5

 3日間の旅程で初日のみ小雨でしたが、後の2日間は天気予報以上の好天に恵まれて、駆け足ながらよい旅になりました。(完)

| | コメント (0)

より以前の記事一覧