ツルグレン装置(手作り)
先日(12月4日)のマスコミ報道で、”OECD、15歳学力調査”の結果、数学や科学のリテラシー(応用力)が続落していて残念だ、とのことでしたが、たまたま直前に「青年期にはぐくむ思考力」-教育と脳機能-というシンポジウムを聴講して現在の状況を理解しました。ただ、国際比較では日本の”大人”も科学のレベルは低く、親の影響もあるのでは、と身につまされるお話しも。
未知なるものへの探求心、科学への関心、センス・オブ・ワンダーは単に自然との交流だけでは育たない、とも。
大人もダメ、という話に落胆しつつも気を取り直して、トビムシと戯れることに。先に手づくりしたツルグレン装置もどきの抽出用具を少し変えてみました。材料は3点。100円ショップで、いずれも直径15cmと表示のあるプラスチックのゴミ箱、漏斗(ジョウゴ)、そして台所用の金網ザル(3mm目)(取っ手は邪魔なので金鋸で切り取り)の3点です。捕集瓶は別で、あり合わせの、透明で、容器の口がロートの足より大きくて、抽出後、蓋が出来るものなら何でもよい。
まず捕集瓶に薬局で購入した消毒用アルコールを適量入れて、ゴミ箱の真ん中に置きます。
採取した土壌試料を金網に載せ、その上に白熱灯(蛍光灯はダメです)をセットして抽出開始です。この金網の容量なら数時間で抽出が出来るようです。(試料の乾き具合を目視、また捕集瓶を覗いてみる)。但しこの方法は定量的な観察ではありません。
こんなことをしていて、大人の科学に関する国際ランクが上がるわけではありませんがねえ・・・・・
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