トビムシ(上野の森)
東京都美術館で開催中のフィラデルフィア美術館展、ついでに国立科学博物館に立ち寄った帰りに上野の森の落ち葉の下を一掴み、お菓子の空き袋にいれて持ち帰り、さっそく”新規装置!?”で抽出してみました。予想したとおり、定量的な方法ではありませんが、トビムシの種類も数も少ないように思いました。でも、しっかりと生きているのですね。今のところ、名前を同定する知識がありません。少しつまらないですが、そのうち気が向けば勉強して・・・・。
ほとんど透明から白色に見えますが”バネ”がありますのでシロトビムシ科の仲間ではないようです。大きさは1.2mm位です。ほとんど透明な体で、おなかに”ソーセージ”と呼ばれる枯れ葉や菌類を餌として取り込んだものが棒状に観察できました。これが糞として排泄されると、下位の生き物である微生物の好適な”餌”になり、更に最終的に無機物にまで分解されて、再び植物の栄養源として循環するのだそうです。
上の標本のプレパラート作成に失敗して標本が壊れてしまいました。
ツチトビムシ科かアヤトビムシ科いずれかの仲間かと思いますがよく分かりません。少し大きくて体長は約1.8mmくらいです。
別種の土壌生物が抽出されていました。エダヒゲムシに似ていますが正しい名前は分かりません。大きさは2.5mm位ありました。
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