トビムシ(図書館の庭、コケ)
いつも調べ物など(居眠りでも)でお世話になっている町の図書館の花壇の脇に立派なコケが所々に生えていました。ここからムラサキトビムシ科の仲間が大量にかたまって出てきました。顕微鏡下で押し合いへし合いしているのを見るとさすがに少々気持ち悪いです。他の種類もたくさん居るようでしたが観察はこれでお終いにしました。
いわゆるツルグレン法ではなく、食品の空きパックに苔(多分ギンゴケ)をいれて、水をヒタヒタになる程度に注いで一晩、屋外に放置しておきました。こうすると生きたままで分離できます。
朝コケを取り出した後の水面に紫色の団子が浮いています。X15のルーペで覗いてみると、視野に1匹だけの時は何ともないですが、
押し合いへし合いの団子状態を覗くと少々気持ち悪くて、写真は少し位置をずらして少ないところを取ったものです。
一見、ダンゴムシ風でもありますが、大きさは1~1.5mmくらいで紛れもなくトビムシで、お腹の裏に短い小さな跳躍器(バネ)があります。他にもツチトビムシ、シロトビムシの仲間などが出て来ました。いずれも表面張力で水面に浮かんで動き回り、中にはピョンと飛んで視野から消えるものもあります。
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