セグロカモメ
先日来の春の嵐がなかなか収まりません。今日も終日冷たい北風が止みませんでした。
そんな強風に見舞われる前の日のこと、散歩コースの調節池の堤防を通りかかった時に、池の中程にカワウと一緒に白い鳥がいるのが分かりました。
池に住み着いているアヒルかなと思ったのですが、池の端まで下りてみるとアヒルはすぐ近くにいて違うようです。
早速デジカメの望遠で覗いてみると今まで見たことのない鳥でした。
5羽ほど一緒にいたカワウは例によって次々に遠ざかってしまいましたがこの白っぽい鳥だけはあまり動きません。
しばらく腰を下ろして観察していると、やがてゆっくり立ち上がり
何枚か撮れた写真を専門家に尋ねたり、後から図鑑で調べたりしてみると、写真の鳥はカモメ類で、大型で(カワウより大きく)、足はピンク、下嘴の先端部に赤い斑がある等が特徴のセグロカモメ、とわかりました。
カモメ類は日本には冬鳥として渡来し、普通に見られるカモメ類は8種類くらいだそうで、主として沿岸海域に住み、また川にも上ること、飛翔力が強く、雑食性で海面や海岸で魚や動物の死骸、海藻などを食べるということですが、海から50km近く離れた当地で観察したのは初めてでした。
少し古い話ですが、「食べることよりも空を飛ぶことに生き甲斐を感じる。
群れの他のカモメが食べ物を漁っている間も、より速く飛ぶ方法を研究している。
飛ぶことは自由になることであり、それこそが真の生きる意味だとジョナサンは考えているのだ」、という”カモメのジョナサン“を思い出しました。
彼はジョナサンだったのでしょうか。
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