タヌキ
3月です。季語は花粉症。悩ましい季節です。でもそれは生きている証拠、と考えるしかありません。
夜明けもだんだん早くなってきました。
まだ暗いうちに原っぱでは揚げヒバリの声が聞こえます。
二日前、日の出直後いつものウオーキングコースの調節池と用水路の流量調節水門が在る所で、なにやら動くものが目に留まりました。
目をこらしてみると、なんとタヌキらしいのです。
生憎めがねもカメラもなかったので帰宅後、自転車で再び現地に引っ返してみると、まだ同じところにいるではありませんか。
埼玉県レッドリスト2007(動物編)ではホンドタヌキは県独自のカテゴリーとしてRT:地帯別に見たときに存続基盤が脆弱な種、になっていました。
発見場所はどうみても物理的にタヌキが生息できるような場所ではなく、どこからか夜の間に紛れ込んで朝になって困っていたのではと思います。
その後は見かけません。
ここです。水の中に入ったようで寒さに震えてじっとカメラ目線でした。
余談です。
”狸”といえば昔(昭和45年)のことですが「狐と狸」甲州商人行状記(熊王 徳平著)を思い出します。
「こんにちは」と「さよなら」以外は嘘でかためたインチキ商品、洋服や電球、葡萄酒、水晶印傳、宝石等々を売って、日本全国を騙し欺され渡り歩く物語にはおもわず吹きだす笑いと共に庶民のペーソスをも感じたものです。
ズル賢いキツネに対して、どこか間抜けなタヌキ、というところでしょうか。
信楽焼のタヌキは自宅にもいます。
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