イヌナズナとナズナ
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3月のはじめには見つけるのが難しいくらい小さく目立たない雑草キュウリグサでしたが今頃はそこいら中に目立つ存在になっています。
野原や農道の道端に、”きゅうりくさむら”さえ作っています。
茎も伸びて10cm~30cm位に大きくなったものもあり、先が巻く花序を出して大きさ3mmくらいの小さな淡青紫色の花をつけます。
花の形はわすれな草にそっくりです。葉を揉むとキュウリの匂いがすると言いますが、確かに青臭い匂いはしますがそれがキュウリかどうか・・・
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今年は夏鳥の飛来が遅れているそうですが素人の私には分かりません。
関係あるかないかもさらに分かりませんが散歩コースの用水路にはまだ冬鳥として越冬のためにやってきたはずのコガモがウロウロしていますし、もともとあまり見かけなかったハシビロガモの姿も見えました。
カルガモは留鳥で、一年中用水路沿いにいて子育てもしています。
今年も新しい家族が増えたほほえましい姿が見られることを楽しみにしています。
近くでは既に田植えの準備が始まっていて、カルガモが水からあがって田んぼにエサ取りに出かけている姿をよく見かけます。
ハシビロガモは名前の通り、嘴が幅広のカモです。
以前にも二度ほど見かけましたが、その時のオス(写真再掲)は地味な色でした。
今回の写真ではオスの羽の色はきれいでした。オスの羽の色が冬期に地味なのはエクリプスといわれるもので、繁殖が終わった晩夏から初冬にかけてはメスに似た色彩になり、再び繁殖期が近づくとメスを引きつけるために美しいオスの羽色になります。
コガモも一時期より数は減りましたが、まだカルガモの近くでつがいになった姿をみかけます。
相変わらず警戒心が強く、すぐにバラバラに遠ざかっていきます。
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ムラサキサギゴケもトキワハゼと同じ地域の田んぼ沿い農道端に群落を作っていました。
匍匐枝が長く伸びています。
花の形や草姿などの全体像はトキワハゼによく似ていますが唇形花は全体が紫色で大型であること、
また匍匐枝を出してどんどん勢力を拡大していく多年草であること、下唇の斑紋は赤みの強いオレンジ色であることなどが異なっています。
田のあぜに咲いていた花。
上の写真でも色飛びで白っぽく写っていますが全体が紫色です。
また中にはシロバナをつけるものがあるそうですが、園芸店ではサギゴケとして売られているものがあります。
随分前からのことですが、自宅にも、買ってきた記憶はありませんがどうやら他の鉢花に紛れていたものが繁殖したらしく、最盛期には地面の空いたところを埋めつくしてしまうくらい匍匐枝を伸ばして、先々に白い花を咲かせる時期があります。
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春の観光シーズンを迎えた山梨の武田神社も、大型観光バスから下りたった大勢の観光客で賑わう神社本殿の広場から離れて裏手の社の森に回ると人影はぱったり途絶えて、時にタヌキがゆっくり歩いている姿を見かけたりします。地元の人が朝夕の散歩コースで通るために整備された小道からはずれて、落ち葉がふかふかに散り敷いたままの窪地にはトビムシがたくさん住んでいます。定期的に観察すると楽しいかも知れません。もっとも専門的な観測などは素人には無理で、抽出される色々なトビムシの姿を鑑賞する程度でそれ以上には発展しません。桜が満開になった四月初旬に見つけたトビムシの一部”集合写真”です。(×15倍)
気が向いたときに、この中から姿のかわいらしいマルトビムシを拾い上げました。種類の同定は出来ません。
マルトビムシの仲間①大きさ1.4mmの個体。体の割におおきなバネ(跳躍器)と触角を持っています。プレパラート作りに失敗してお腹が破れました。(×50倍)
マルトビムシの仲間②大きさ1.7mm。なかなか愛嬌のある姿、だと思います。少なくともケムシなどのような気持ち悪さは感じません。しかし”ケムシより気持ち悪いよ”、という人もいるかも知れませんね。(×50倍)
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前日光から峠を越えて足尾方面へ下りてくると、標高600mくらいの所で浅い春の訪れを告げる山地の花に出会いました。道沿いに点々と、葉が出る前に黄色の花をつけた落葉小高木のダンコウバイと 、
遠目には区別の付かないアブラチャンがありました。
近くでじっくり比較観察すると違いが分かりますが、葉が出て、秋に実が成るとさらに違いがはっきりするようです。
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栃木県の中山間地を流れる小さな川沿いにたくさん植えられた枝垂れ桜が育ってきて美しい春の雰囲気を醸していました。
満開に近い樹もありましたが、上流にむかって標高が高くなるにつれ、まだつぼみが多いようでした。
この辺りは渓流釣りのメッカらしく、沿道には釣り人の車が点々と駐車していました。
枝垂れ桜を背景にした釣り人の光景は絵になります。
車を止めて河原に下りてみました。
ちょっとした斜面の足もとに小さな花らしきものをつけた野草の一群が目にとまりました。
とりあえずピント合わせに苦労しながら写真にとって帰り、後で調べてみると初めて見聞きするカテンソウ、という植物でした。
花径7mmくらい、花が点のような草、です。
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苦手のイモムシ・ケムシが出てくる季節になりました。
掃除をしていて、ツルバラの枝に枯れ木そっくりの尺取り虫?がくっついているのを見つけました。
一カ所でしっかり捉まって、身体を真っ直ぐ宙に浮かせています。
ピクリとも動きません。
枯れ枝でつつくとポロリと地面に落ちましたが、そのまま動く気配がありません。
しかし死んでいるようにも見えません。
大きさは5cmくらいでした。
手で触ることが出来ませんので、あまり特徴を捉えた写真ではありません。
エダシャク蛾の仲間の幼虫ではないかと教えていただき、少し画像を検索してみましたが、素人の悲しさ、これだけの情報では詳細は分かりませんでした。
(参照情報):
【日本蛾類学会】:http://www.moth.jp/
【みんなで作る日本産蛾類図鑑】:
http://www.jpmoth.org/
【シャクガ科エダシャク亜科幼虫など縮小画像一覧】:
http://www.jpmoth.org/Geometridae/Ennominae/P0000Thumb.html
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気温のゆらぎの幅が大きい昨今です。晴れた日はすっかり初夏の気配ですが、雨が降るとまだ寒かったり。
晴れた日の調節池の土手や草はらには昆虫たちが大活躍するようになりました。
ギシギシの葉の上をナナホシテントウが忙しく歩き回っていました。
ヤブランの草むらにはカマキリの卵のう(卵鞘)がありました。
初夏になればカマキリがぞろぞろ這いだしてくるでしょう。
この夏も草むらは賑わいそうです。
どこから来たのか枯れ草の茎にイトトンボがやってきました。
羽を閉じて日なたぼっこを楽しんでいるように見えます。
名前は分かりません。初夏の気配を感じます。
> 土手のスイバやギシギシも大きく葉を広げていて、あたりにはベニシジミが飛び交っていました。
橙色の羽の濃さが異なる個体がいます。
雌雄の区別は分かりません。
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先日の午後、国道140号線(彩甲斐街道)をループ橋の手前まで走ったときに、滝沢ダムの堰堤基部からものすごい水煙が上がっているのが目に入りました。何事かと手前で車を止めてループ橋まで歩き見物してきました。滝沢ダムは、荒川の治水計画および利水計画の一環をなすものとして、総工費2,320億円で埼玉県秩父市大滝(旧秩父郡大滝村)の荒川水系中津川に建設されている多目的ダムで、これまで試験湛水が行われていましたが去る3月30日に貯水位が最高水位(標高565.0m)に達し、4月1日には、滝沢発電所の性能試験が行われ、滝沢ダム堤体上部にある非常用洪水吐き(ひじょうようこうずいばき)からの放流試験も実施されました。そしてその後、最低水位(標高495.0m)まで下げる(下降速度1m/日以内)作業が行われているための水煙であることが分かりました。4月下旬中には一般に開放され見学が出来るそうです。
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屋外のメダカ水槽にアオミドロ、アミミドロ、その他不明の糸状の緑藻類が繁茂するようになって除去に手を焼いています。アオミドロはメダカが好んで食べているようですが、アミミドロやかなり太くて長い緑藻類は食べられないようです。特にアミミドロは繁殖がとても旺盛になり困りものです。目で見てもよく分かりますが、丁度みかんの網袋詰め用の袋と同じ筒状の網目で時間が経つと10cmを超える大きな網になって水中に浮かんでいます。これに弱ったメダカが絡まって死んでいることがありました。顕微鏡で覗いてみると網目の最小単位が一つの細胞で、網が壊れるとこの1単位がまた成長して網目になるそうで、その繁殖力、スピードは推して知るべし、ということがよく分かりました。
網目の1辺が1個の細胞です。継ぎ目がよく分かります。ここでバラバラになると、その1辺ずつがまた網目を作るそうです。
何とか退治出来ないでしょうか。
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春になり屋外のメダカ水槽も日中の水温が20℃位まで上がるようになりました。
それに連れて、たくさんの藻が繁殖するようになり、なかなか掃除が追いつきません。
割り箸を水槽に入れてかき回すと、繁殖した緑藻類が”わたあめ”のように巻き付いて来ます。
何度も何度も。うんざりしながらかなり除去してから、さらにゴミ取り用のメッシュで水中に浮遊したものをすくい取って少しはマシになったかなと、水槽の中を見ると、隠れ場所の藻がなくなったので、クロメダカが右往左往。
よく見ると早くも、大きなお腹にたくさんの卵をくっつけているものがいます。
別容器に移して記念写真撮影。4日前のことです。
このところ、まだまだ気温の変動が大きくて、安定して卵を産む状態ではなさそうです。
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山梨県牧丘町、隼地区の大わらじです。
疫病を治してくれたお坊さんが残したわらじを祀って無病息災を祈願する伝統行事で、今年は去る3月19日に大わらじ作りが行われ奉納されました。
国道140号線で、往路は素通りしてしまい気がつきませんでしたが復路で、何人かカメラマンが写真を撮っているのに気がついて、ついでに記念撮影してきました。
午後日が陰ってからの逆光でいまいちです。(2008.04.06)
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4月に入ってからすぐに、近所でツバメが2~3羽飛び交っているのを目の当たりにして、季節の移り変わりを改めて認識しました。
それで、しばらくズル休みにしていたウオーキング・コースを廻ってみたところ、まだ用水路には留鳥のカルガモはもちろん、コガモ夫妻が少し残っているし、
ツグミも田起こしで隠れていた昆虫類が掘り起こされるのを目当てに、カルガモと一緒に田圃の中をウロウロしていたりで、
渡り鳥なのにまだ北国へ帰らないでいるのんびり組もいるようでした。
調節池に来ていた冬鳥はもう姿は見えません。
土手や草地には春の野草がぐんぐん成長して、日溜まりにはナナホシテントウが忙しく歩き回り、
草むらにはコガタルリハムシの仲間?の甲虫がこちらも忙しく動き回っていました。
直射日光を首筋に受けると暑くて汗ばんでしまいます。
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三月下旬、雨上がりに植木鉢の片付けをしていたところ、野生スミレが混入した鉢の中に見覚えのあるケムシがいるのを見つけました。
何と昨シーズン、フィーバーしたあのツマグロヒョウモンの幼虫ではありませんか。近年は関東地方でも普通に見られるタテハチョウ科の蝶になっています。食草である野生スミレが市街地のアスファルト道路端の溝などに生えているし、またパンジーやビオラなどの園芸スミレも早春から大規模花壇に植えられるなど、越冬環境が良くなったからでしょうか。自宅に出現するのは、昔、趣味で”拾ってきた”数種類の野生スミレが鉢植えや地植えの花の間に侵入して蔓延ってしまったのも一因でしょうか。
翌日の日中も、花が開いたスミレのまわりをウロウロしているのを確認しました。
さらに次の日、なんとせっかく一輪開いた菫の花が食害されていて、ケムシの姿は近くには見あたりませんでした。
その後雨が降って寒かったりしてしばらく姿を見ませんでしたが数日後、再び同じ鉢の、プラスチックの棒にはい上がって、日光浴をしているのを確認しました。
次の日からはまたしばらく姿が見えませんでしたが、2,3日前、晴れて暖かくなった日、駐車場のコンクリートの上を這っているのに遭遇しました。
踏んづけても困るので、ハシでつまんで、野生スミレが数株汚染した別の植木鉢に転居させておきました。チョウチョになるでしょうか。後は面倒見られません。初めて見た時には、確かに気持ち悪かったし、素性が分かった今でも手で触る気はしませんね。触ってもトゲは刺さらないし、毒もないから大丈夫だそうですが。
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街路樹のモミジバフウのごつごつした樹皮の間をゆっくりと移動している“うさんくさい”虫を見つけました。その姿からカメムシの幼虫仲間と見当を付けて調べたところ、ヨコズナサシガメの幼虫と分かりました。観察したのは初めてです。
ハナアブを見つけるとすぐに捕らえて、細長い口吻を突き刺して体液を吸い始めました。時々口吻の位置を変えながらやがて“乾涸らびる”ほどに吸ってしまいました。
冬は幼虫のまま、木の幹の窪みで集団越冬し、翌年の春に羽化して成虫となるそうで、もともとは中国、東南アジアに生息していたものが貨物に紛れて九州に侵入、1990年代には関東地方でも見かけられるようになり、本来、寒さは苦手のはずが北上を続けているらしいのは、温暖化の影響もあるのではとの観測もあるようです。
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春の陽が暖かい江戸川スーパー堤防のサイクリングコース、菜の花が盛りです。
自転車をおりて菜の花の傍に行くと、ブーンと羽音を立ててミツバチが1匹、目の前にとまりました。
忙しく花から花へと移動します。そのうちに全身の細かな毛に花粉が付着します。
ホバリングしながら身体中に付いた花粉を、自分の唾液で湿らせた後足でくしけずり、後ろ足にある花粉かごと呼ばれる部分に団子状に丸めて集めます。
集まった花粉団子は体重の半分近くにもなり、これを巣箱まで持ち帰るのは本当に重労働でしょう。働き者です。
ミツバチにとって、蜂蜜はすぐにエネルギーになるカロリー源、そして花粉団子はタンパク質、ミネラル、ビタミン類を補給する栄養源だそうです。
ニンゲンが、ローヤルゼリーを食べても、女王様にはなれません。
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手入れが行き届いてよく整備されたハイキングコース沿いは、”無駄な落ち葉”の堆積は少なく、また日当たりも良いので光と乾燥が嫌いな土壌動物にとっては必ずしも快適な生活場所ではありません。
この辺にはあまりトビムシもいないだろうなと思いつつ、ポケットに入っていた小さいポリ袋に落ち葉の下の表土を一掴み入れて持ち帰りました。
抽出されたトビムシは予想通り少なかったようです。その代わりにクモ類、ゲジゲジ、ジムカデ、イシムカデ、甲虫などが出て来ました。
数種類のトビムシがいましたが、今回はマルトビムシだけ、集中してプレパラートつくりに専念。
でもやはり満足できるものになりませんでした。何せ、体長0.4mm程度のごく小さい標本ばかりでしたので。プレパラートの出来が悪いため写真もきれいに撮れません。
マルトビムシの特徴は何とか読みとれました。
マルトビムシの仲間。体長0.4mm(×150倍)。跳躍器(バネ)があります。長い触角は不鮮明。
同じ標本。不鮮明ですが長い触角と写真右上隅に向けてバネがうっすらと写っています
別の個体標本 。相対的には大きい触角で環状の分節があるようです。(×150倍)
3つ目の個体標本。(×150倍)水牛の角のような.長い触角で第4節に環状の分節があるようです。バネははっきり写りませんでしたが観察できました。
ツチトビムシの仲間:体長1mmですが、マルトビムシと一緒に見ると随分大きく見えます。腐植を食べた”ソーセージ”も見えました。(×50倍)
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万葉自然公園のカタクリを見学した後、運動不足解消のため三毳山麓のハイキングコースを散策してきました。
道々たくさんの芽生え、実生、野草が目に映り春の風情を楽しむことができました。
●ミズバショウ:
沢沿いの水田跡に植えられたもので、尾瀬の”富栄養化”した湿原の”巨大ミズバショウ”とは違います。
しかし景観を含めた全体のイメージは、尾瀬にはとてもかないません。
●アズマイチゲ:
つぼみが沢山ありましたが、温度と光が満足できるまでなかなか開いてくれません。
ちょうど一輪、きれいに開いた花に焦点をあわせてシャッターボタンを押した時に、ミツバチが割り込んで来ました。
画像を確認している間に飛び去ってしまいました。
●ニリンソウ:
群落がありましたが、この場所ではまだ少し早かったのか、開花は少なめでした。
●タチツボスミレ:
道すがら、色々な種類のスミレが咲いていました。
姿、形、色様々でじっくり観察すれば楽しみは一層ますことでしょう。 ♪菫の花咲く頃~・・・
●アカヤシオ:
関東の春山に登るとアカヤシオがとてもきれいです。
この撮影だけを目的にして山登りするこだわりの登山家も。
今回は平地の花センターに植えられていたもの。
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3月下旬、春を告げるカタクリの花が見頃になったというので、佐野市の万葉自然公園カタクリの里に行ってきました。
三毳(みかも)山麓の北斜面約1.5haに広がるおよそ200万株のカタクリが、ほぼ満開でその眺めは圧巻でした。
陽が昇り気温が上がり始めると花びらがだんだん開き始め、 花芯部にサクラの花びらの模様がくっきりと見えるようになりました。
さらに一番光が強く暖かくなった頃、花びらは完全に反り返って典型的なカタクリの花姿になります。
花の色は薄桃色から濃い赤紫まで変化に富んでいます。日が落ちると再び花は閉じてしまいます。
大群落の中に、今まで写真でしか見たことの無かった白花カタクリを見つけました、と言っても自分で見つけたわけではなく、近くで大型望遠レンズを装着したカメラをセットして撮影していた”専門家”から、あそこに見えるでしょう、と教えられてやっとわかったものです。
よほど目がよいか注意して探しながら歩かないと見つけられません。本当に幸運でした。
花は桃色種に比べてやや小振りでしたが、楚々とした美しさがありますね。
なおシロバナ変異種の葉には、通常種に見られる淡茶褐色の斑紋がありません。
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本日はエイプリルフール(April Fool's Day;四月バカ)。
午前中に限り、人に害のない嘘をついてもよい、という風習ですが、イスラムの国ではコー ランの教えに背くということから強く禁止されているとか。
そんなことはさておき、”♪~春の小川はさらさらいくよ~”、とかつては日本の春を象徴する風景の主役として登場していたメダカですが、残念ながらこのような情景は都市近郊では殆ど失われてしまいました。
心ある人達による熱心な活動にもかかわらず、野生メダカの姿が見られる環境は簡単には回復できません。
しかし環境適応能力に優れた日本の野生メダカは絶滅したわけではなく、不利な環境でも生き延びています。
ゲノム解析を通じて最新の遺伝学にも貢献しています。
●屋外コンテナ水槽で生活している本日のメダカ達です。
野生のクロメダカ:
容積60Lのプラスチック・コンテナ水槽で、3年目を迎えました。
昨年増えたメダカも、元の生息場所は春の田植えのシーズンまで水が枯れてしまう環境なので、戻すことができず、コンテナ水槽で無事に冬越しました。
50匹以上いるようですが人影を見ると忍法”水遁の術”を使って見事に隠れてしまい何処にいるのか殆ど分かりません、また総数も正確には分かりません。
ゴミすくい用の網でかき回して何匹かすくい上げて記念写真。
4月下旬には卵を産み始めると思います。そのころに半分くらい、元いた場所に”放流”しようと思っています。
シロメダカ:
3月はじめに一番早く目覚めて、活動的です。
世代交代しながら4年経過しました。
近づくと、エサを求めて近寄ってきます。どうも警戒心が欠如しているようです。
近所のネコが水面を前足で引っ掻いているのを目撃したことがあります。食べられる心配はまずありませんが。
ヒメダカ:
ホームセンターで大型の熱帯魚用エサ、としても売られていたもので素性は明らかではありませんが相対的に弱くてこの冬の間に10匹くらい死んでいました。
また昨年増えたものの中に背骨が曲がった奇形のものも混じっていて、系統としてあまりよくなさそうです。
最後にタニシ:
水槽に生えるアオミドロなどはメダカの好む植物性のエサになりますが、どうしても過剰に繁殖して水質悪化の原因にもなります。
メダカの排泄物の処理と過剰な藻類の掃除役としてタニシが数匹同居しています。
冬の間は完全に土の中に潜って冬眠していました。
殻にアオミドロが沢山付着していますが今は元気に這い回っています。
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