春のメダカ
本日はエイプリルフール(April Fool's Day;四月バカ)。
午前中に限り、人に害のない嘘をついてもよい、という風習ですが、イスラムの国ではコー ランの教えに背くということから強く禁止されているとか。
そんなことはさておき、”♪~春の小川はさらさらいくよ~”、とかつては日本の春を象徴する風景の主役として登場していたメダカですが、残念ながらこのような情景は都市近郊では殆ど失われてしまいました。
心ある人達による熱心な活動にもかかわらず、野生メダカの姿が見られる環境は簡単には回復できません。
しかし環境適応能力に優れた日本の野生メダカは絶滅したわけではなく、不利な環境でも生き延びています。
ゲノム解析を通じて最新の遺伝学にも貢献しています。
●屋外コンテナ水槽で生活している本日のメダカ達です。
野生のクロメダカ:
容積60Lのプラスチック・コンテナ水槽で、3年目を迎えました。
昨年増えたメダカも、元の生息場所は春の田植えのシーズンまで水が枯れてしまう環境なので、戻すことができず、コンテナ水槽で無事に冬越しました。
50匹以上いるようですが人影を見ると忍法”水遁の術”を使って見事に隠れてしまい何処にいるのか殆ど分かりません、また総数も正確には分かりません。
ゴミすくい用の網でかき回して何匹かすくい上げて記念写真。
4月下旬には卵を産み始めると思います。そのころに半分くらい、元いた場所に”放流”しようと思っています。
シロメダカ:
3月はじめに一番早く目覚めて、活動的です。
世代交代しながら4年経過しました。
近づくと、エサを求めて近寄ってきます。どうも警戒心が欠如しているようです。
近所のネコが水面を前足で引っ掻いているのを目撃したことがあります。食べられる心配はまずありませんが。
ヒメダカ:
ホームセンターで大型の熱帯魚用エサ、としても売られていたもので素性は明らかではありませんが相対的に弱くてこの冬の間に10匹くらい死んでいました。
また昨年増えたものの中に背骨が曲がった奇形のものも混じっていて、系統としてあまりよくなさそうです。
最後にタニシ:
水槽に生えるアオミドロなどはメダカの好む植物性のエサになりますが、どうしても過剰に繁殖して水質悪化の原因にもなります。
メダカの排泄物の処理と過剰な藻類の掃除役としてタニシが数匹同居しています。
冬の間は完全に土の中に潜って冬眠していました。
殻にアオミドロが沢山付着していますが今は元気に這い回っています。
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