ヨシキリ
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水田にはオタマジャクシやザリガニ等も数を増してきて、それを目当てにいろいろな鳥がやってきます。旅鳥のムナグロが数羽、水田の中に降りて餌をとっていました。もうすっかり夏羽になって黒い胸と顔になっています。
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暑い時間を避けて外に出てみるとあちこちに夏の到来を告げる花が咲いています。
アヤメ:
アヤメ、ショウブ、カキツバタと、何度も区別方法を聞いていますがなかなかよく分かりません。
多分アヤメと思います。水田脇にたくさん涼しげに咲いていました。
スイカズラ:
庭木にもされています。花色が最初は白色ですが時間が経つと黄色に変化するので金銀花とも呼ばれます。 花の長さは3~4cmで、良い香りがあり、2個ずつ対になって咲きます。
ヒメスイレン:
晴れた日の朝ふと気がつくと、全く面倒を見ないヒメスイレンがかわいらしい花を咲かせていました。 屋外メダカ水槽に侵入してくる(アマガエルの)オタマジャクシや、トンボのヤゴの強制疎開先です。
ハクチョウソウ(白蝶草):
蝶型の花がかわいらしい北アメリカ原産の多年草。ウォーキングコースの道ばたに植えられたものです。 ”勝手に切り取っていかないでください”、の立札がありました。
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しばらくの間、週間天気予報を聞きながらバラ鑑賞の頃合いを見定めていました。今日まで晴れの予報だった一昨日、フラワーパークまで行ってきました。当然のことながら品種によっても見頃は少しずつ異なっていますが、出かけた時には少し盛りを過ぎたバラが多かったように感じました。残念ながらお目当てのバラは先日の大雨と風で傷んでいて少しがっかり。でもバラの花は美しいですね。美しい花にはトゲがありますが・・・。
ロイヤルハイネス:Royal Highness HT/剣弁高芯咲き/1962/アメリカ ,淡いピンク。やさしいフルーティな芳香。残念ながら株数は多くなく,傷んだ花が多かったようです。
バイオリーナ:Violina HT/半剣弁平咲き/2000/ドイツ、ソフトピンク、ブドウを連想させる甘い香りの香りバラ。
バラ園から展望台のある丘に続く散策コースにはアマドコロの群落や
キキョウソウ。
そして丘の上の筑波山を見晴らす芝地には、刈り残されたマツバウンランがありました。野草にもまた異なった趣があります。
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人通りの少ない堤防や用水沿いの小道には雑草が繁茂して踏み跡を覆うようになり、散歩の邪魔になるようになってきました。季節はもうすっかり夏です。
堤防にノビルが大きく伸びています。地上部を引っ張るとちぎれてしまうので、スコップで根本を掘り起こすと白いラッキョウ型の鱗茎があります。泥を落として生のままで味噌を付けて食べると大変おいしいです。
草地にグンバイナズナが生えています。グンバイナズナはナズナより大型で更に特徴的なのは花後の果実です。ナズナは三角形のバチのような形ですが、こちらは相撲の軍配のような形になります。
あぜ道にキツネノボタンが生えていました。黄色い艶のある5弁花を開きます。開花後に金平糖のような形をした集合果を形成します。本種は有毒成分を含みます。
農道にオオバコが生えています。踏みつけにとても強い雑草で、車の轍の中にでもしっかり生えてきます。硬い花茎を延ばし穂状に小さな花を付けます。花茎も丈夫で踏んだくらいでは折れません。
道ばたにヘラオオバコが群生していました。一度草刈りが行われて、雑草が除かれた跡に目立って花茎をのばしていました。ヨーロッパ原産の大型雑草です。株元にへら型の葉をたくさん付けます。花茎を立ち上げて先に黒っぽい穂状の花序をつけ、白いおしべが長く突き出る独特のスタイルになります。花粉症の原因植物でもあります。
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晴れた日中はもう暑くて、散歩もままならない昨今です。道ばたの雑草も選手交代が進んでいるようです。 ハルジオンの赤花がありました。
除草の終わった田の畦にはふたたびオオジシバリだけが群落を形成していました。しぶとく生き残りですね。
キツネノアザミもこのあたりでは引退の時季。取りこぼしのものがひと株ありました。
通りかかったジャガイモ畑にちょうど居合わせた農家の方が畑のキタアカリについて教えてくれました。ジャガイモは男爵、メイクイーン、そしてエキタアカリが主品種。この花がキタアカリで、できた芋はこれ、といくつか掘り起こしてくれました。
掘り出したイモはいただいて帰ってレンジでジャガバター。もちもち感がありとてもおいしかったです。
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チョウジソウはキョウチクトウ科の草本で有毒植物です。林縁やオギ、ヨシ原などに分布していますが、湿地開発や工事攪乱などで自生環境が脅かされて減少し、現在環境省のレッドデータブックで貴重種・絶滅危惧種Ⅱ類に指定されています。
現在の産地は北海道から宮崎まで19道県だそうです。紫色の花が美しく、遊水地でも群落が点在しているそうですが、観察の便のために案内標識版を設置したところ、そっくり盗掘されてしまい、盗掘案内をしたようなものだった、と管理の方が嘆いておられました。
観察できたのは管理の方が保護のために移植して増殖を図っている株です。開花の鑑賞時期は少し遅かったようで花は終わりに近くなっていました。
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一昨日、先の大雨の後で良く晴れてさわやかな朝だったので、新鮮な空気を求めて渡良瀬遊水地に行ってきました。遊水池は満水状態で、徐々に水位は下がり始めていましたが、注意するようにとパトロールの車が巡回していました。
平日と言うこともあって、人の姿は少なく、釣りを楽しむ人や散策、サイクリング、バードウオッチングを楽しむ人などの姿がありました。植物図鑑を片手に、遊水池の植物を観察しながら歩き、良い運動にもなりました。
池沿いの草むらにゾウムシがいました。名前のとおり、「口吻」が、象の鼻のように伸びた姿は愛嬌があります。護岸のコンクリートブロックの上ををゆっくり這っていたり、草に掴まっていたり、体中、蟻にたかられていたり・・・・・・別に弱ったり死んだりしていたものではありませんでした。大きさ11mmくらい。殆ど黒色~黒褐色で上翅にぼやけた灰白色の斜め線がはいっているのでハスジカツオゾウムシではないかと思います。
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昨年8月下旬にカラスビシャクを見ましたが今年は早くから見つけました。
茎の足もとをかき分けてみると、ムカゴが観察できます。
ムカゴは芽が多肉化し母個体から独立して発生できるようになったものです。
カラスビシャクの花は細くまるまった仏炎苞と呼ばれる独特の形の葉につつまれて小さな花が集合して咲きます。
花は細長く先が緑で中間部が黒い紐状の付属体と呼ばれるものに着き、
仏炎苞の包みを開いてみると写真のように雄花と雌花は離れていて、上に雄花が集まり、下に雌花が集まっています。
どちらも花弁はありません。
昔から畑地や道端などにごく普通に見られた多年草で、繁殖力が旺盛で一度はびこると駆除のやっかいな雑草でした。
球茎にはシュウ酸カルシウムの針状結晶を多く含み、噛むと口腔粘膜や喉を強く刺激して痛めますので要注意。
漢方ではこの球茎を乾燥したものを半夏(ハンゲ)と呼び、漢方処方に重用されています。
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エカキムシ駆除の殺虫剤散布が手遅れだった鉢植えは、枝先から蕾の部分がその後ついに枯れてしまいました。
地植えのブルームーンは、その後回復してきれいな花をつけ、ダマスクの芳香を放っています。
ただ油断は禁物、晴れた日にはたくさんのチュウレンジハバチや名前が分かりませんがクロハバチの仲間(大きさ9mmくらい)が頻繁に飛んできます。
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4月下旬の中山間地の春はまだ浅かったのですが、トビムシは暑さ寒さには無頓着の原始的な生き物のようで、いろいろな種類がいました。
ムラサキトビムシの仲間:抽出直後は名前の通り黒っぽい紫色でしたが、標本液中で徐々に脱色されて淡くなってしまいました。体型はずんぐりむっくりの太めです。大きさ約1mm。
シロトビムシの仲間:白色の長身。跳躍器は見られません。大きさは1.2mm。そばに写っている茶色っぽく小さいのは何者か分かりません。
赤っぽい色のマルトビムシの仲間。大きさ0.8mm位です。お尻の後にバネ(跳躍器)が出ています。
アカイボトビムシの仲間:名前の通り体表面にイボイボがあります。標本液中で赤色が脱色されていきました。2個体。大きさ0.8~1.1mm。
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1週間ほど前のこと、水が張られて稲苗の植え付けを待っている水田に14、5羽くらいの鳥が舞い降りるのが見えました。
持っていたデジカメでは遠くてよく分かりません。
改めてズームカメラを持って出かけ、写った鳥が、旅鳥のムナグロ(胸黒)でした。
どうりで普段はあまり見かけません。
図鑑の説明によれば、チドリ科の鳥で全長約24cm。雌雄同色。
嘴と足は黒く、頭から体の上面部は黄褐色と黒のまだら模様で、また顔から胸、腹にかけての下面部は、夏羽は黒色であるが、冬羽は淡い黄褐色にかわり、その上部に白い縁取りがある。
4月や8月は、夏冬の中間羽が多いという。
シベリアや北アメリカのツンドラで繁殖し、東南アジアやオーストラリア、南アメリカ等で越冬する。
日本へは全国に旅鳥として春や秋に水田や干潟、河口などに渡来する。
水生昆虫やミミズ、甲殻類などの動物食だが、草の種子なども食べるとのこと。
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富山から国道41号線を経て471号線を安房峠目指して高原川沿いに走るとしばらくの間、残雪の乗鞍岳が垣間見えるところがありました。
その間、正確なところは分かりませんが標高約600m~700m位の道路沿いに黄色のかたまりが点々とあるのが目にとまりました。ミヤマキケマンの群落です。
ミヤマキケマンは,ケシ科キケマン属に属する多年草で、本州(近畿地方以東)の山野のやや湿ったところに生育します。「ミヤマ(深山)」という名がついていますが高山植物ではなく,低山に生える植物で、有毒のアルカロイドを含んでいます。なお、草姿がよく似た赤紫色の花をつけるムラサキケマンも有毒で、痙攣毒プロトピンを含んでいます。
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バラの害虫。
バラの若葉をあっという間に丸坊主にしてしまう犯人は、チュウレンジハバチの幼虫で、大きさは1cm以下の小さなものです。
気づくのが遅れると、葉が無くなりバラが枯れてしまいます。
頭が黒茶色のイモムシのような幼虫で、チョウやガのイモムシと違うところは”足”があるところ。
後日追記:
幼虫は、チュウレンジハバチ(チュウレンジバチ)ではなく、よく似たアカスジチュウレンジ」の可能性もあります。
今回不明のため、このままにしました
成虫は胴がオレンジ色で、羽は真っ黒の大きさ12mm位のハバチです。
バラの付近ばかりではなく色々の植物の近くに飛んできますが、やがてバラの茎に卵を生み付けて被害を及ぼすバラ園芸愛好家にとってはにっくき害虫です。
→2013.4.18訂正:
成虫の写真の貼り間違いに気がつきました。
ここの写真はニホンカブラハバチでした。
なおチュウレンジハバチの産卵についてはこちらをご覧ください。
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雑草が茂る草はらでギシギシが葉を茂らせて大株になり、スイバは太くなって”スカンポ”になっています。
その草原で、黒いイモムシが群がって汚らしく食い荒らされたギシギシがいっぱいありました。
群がっているのはコガタルリハムシの幼虫です。近づくのもおぞましい感じの群がりようでした。
また、近くのギシギシの大株には成虫のコガタルリハムシがたくさん居ました。
大きさはおよそ7~8mm程度です。日光を浴びるとその名の通りきれいな瑠璃色に光ります。
その中に、今にも裂けそうなほどお腹がパンパンに膨らんだものがいました。卵を持った♀です。
きっとスイバの葉の裏に卵を産み付けているに違いないと、葉を裏返してみると、予想通り、ありましたね。黄色い米粒のような形です。
生存競争は熾烈を極めるのでしょうね。
これだけ成虫がいて、これほど卵を産んでも地上がコガタルリハムシだらけにはならないのですから。
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畑地や農道、市街地の道端にも黄色い花をつけたたくさんの雑草が勢いよく生えています。
いずれ除草剤の洗礼を受けることになるのでしょう。放置すればそこいら中が真っ黄色になってしまうからやむを得ませんね。
●オオジシバリ:
イワニガナにそっくりですが、全体的に大型で倒披針形の葉も大きく長めです。
●オニタビラコ:
太く長い花茎が直立して、その先に小さめのタンポポのような花をつけています。
良くこんな所に生えるものだと感心します。
●オニノゲシ:
ハルノノゲシ に似ていますが、葉は光沢が強く深い切れ込みがあり、鋭いトゲがあります。
●ハルノノゲシ:
背が高く伸びて小さいタンポポのような花をつけます。
葉はオニノゲシほど切れ込みません。トゲも柔らかです。
●カントウタンポポ :
セイヨウタンポポや他の外来タンポポ群と混在しています。
最近は交雑種が多くなったらしいです。
このほかにもすぐには名前が分からないよく似た花が見られます。
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