チョウジソウ
チョウジソウはキョウチクトウ科の草本で有毒植物です。林縁やオギ、ヨシ原などに分布していますが、湿地開発や工事攪乱などで自生環境が脅かされて減少し、現在環境省のレッドデータブックで貴重種・絶滅危惧種Ⅱ類に指定されています。
現在の産地は北海道から宮崎まで19道県だそうです。紫色の花が美しく、遊水地でも群落が点在しているそうですが、観察の便のために案内標識版を設置したところ、そっくり盗掘されてしまい、盗掘案内をしたようなものだった、と管理の方が嘆いておられました。
観察できたのは管理の方が保護のために移植して増殖を図っている株です。開花の鑑賞時期は少し遅かったようで花は終わりに近くなっていました。
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