メダカの発生(4)
室内の窓際に置いたシャーレの水を一日おきに取り替えながら観察を続けた十日目の午後、外出先から帰ってみると、めでたくメダカ誕生です。
口から酵素を出して卵膜を溶かして出てくるのです。
卵の抜け殻。
泳ぎ出た稚魚。
孵化直後には軟条のない胸ビレと、尾びれなどまだ透明な膜状のヒレしかありません(ので写真に写りません)。
体長5mmくらいです。
まだあまり早く泳ぎ回りはしませんが、何かの刺激が伝わると結構早く、ピュッと移動します。
なかなか元気な赤ちゃんでした。
メダカのルーツは東南アジアのタイ、メコン川流域だそうです。
だから暑さには意外に強く、屋外水槽の水温が30℃に上がっても結構元気です。
数百万年生きてきたと考えられるメダカは温暖化には適応できるでしょうが、ここ半世紀の間に日本も都市化、工業化によってメダカの生息域である稲作地域の環境が大きく変化したことや環境汚染が進んだことによって野生メダカの生残が危惧されています。
なお、後日動画も記録しましたので、こちらのページをご覧下さい。
(完)
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