初夏の雑草
田植えが始まる前に農道やあぜ道の雑草はいったんは草刈りや除草剤散布などで人為的に除去されてほとんど無くなりましたが、そこは雑草の生命力、水田で順調に生育する稲苗の生長に負けじと再び勢いを盛り返しています。ただこの過程でやはり勢いを増して生えてくる雑草種は限られているか、または時候に適した新しい雑草のようです。無農薬のお米作りの大変さを再認識することにもなります。絶滅危惧種になる雑草が出てくるのも分からないではありません。
アカツメクサ:大変な勢いです。レッドクローバーとも呼ばれ、赤紫色の大きな球形の花序が目立ちます。普通は3つ葉ですが4つ葉やまれに5つ葉もありますが、シロツメクサよりその頻度は少ないそうです。
シロツメクサ:ご存じのとおり、クローバーの名前で親しまれているマメ科植物です。4つ葉のクローバーは幸福のシンボルですね。
コメツブツメクサ:草原や道ばたに叢生しています。他のツメクサ類に比較してはるかに小さな黄色いボール型の花序をつけています。小さいから米粒。
ノボロギク:他の雑草と共にいったんは姿を消しましたが、その後ほとんど一人勝ちの状態で生えています。もっともほとんど一年中畑や道ばたなど、どこかに生えて花を付け、種をとばしていますから、元々強いのでしょうね。野に生えるボロギク、ということだそうで、そういわれると、ボロい雑草ですかね。
ハキダメギク:掃き溜めに生えるキク、と言う名前で、野のボロギクといい勝負?。かわいそう?白い3裂した舌状花が特徴です。夏の雑草です。
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