野生メダカ
地球規模で食料の不足が顕在化してきた現在、自給率には依然として問題があるにもかかわらず、諸般の社会情勢から米の生産調整が実施されている日本の農業に違和感を覚える国民の声があります。かつては、稲作農業の近代化を目指して灌漑用水の水路化・パイプライン化が進められた結果、近代化の進んだ水田地帯・地域では米の生産効率は飛躍的に上がり、結果においてお米が余るようになりましたが、一方で生き物の棲息に必要な自然環境が失われ、メダカが住むことができるような水辺も失われていきました。新しい視点が求められるようです。
散歩の途中、冬の間も何とか雨水の流入などで溜まり水が干上がることのない水路で、茶色にひどく濁った水中に、数匹のメダカが浮いているのを見つけました。この場所だけは、少数ながら、継続的な棲息が確認できます。安定的な餌がない野外の自然環境下では、メダカの寿命は大体1年半くらいだそうです。
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