イモムシ毛虫(3)ツマグロヒョウモンとホソバセダカモクメ幼虫
この季節、関東地方でもすっかり定番の蝶になった南方系の蝶、ツマグロヒョウモンです。
初夏から盛んに飛来していましたが、しばらく前に庭の野生スミレを熱心に点検していきました。
しばらくしてから、あちこちのスミレの葉に幼虫がたくさんいるのが分かりました。
まだ生まれて間もない赤黒模様の色がうすい幼虫。大きさは7mmくらい。
きれい、というより赤と黒、トゲだらけで毒々しい感じがします。
スミレの葉を思い切り囓りながらどんどん成長していきます。1.5cmくらい。
何処に行くのかコンクリートの上を移動しています。2cmくらい。
これから時々、踏んづけそうになる光景です。
この夏もフィーバーしそうです。
次は、ホソバセダカモクメ。
たいていは大きく茂ってみっともない姿になった食草のノゲシ類にくっついています。
親の顔はネットでしか見たことはありません。
イモムシ毛虫って、どうしてこんなに変身するのでしょうね。
人間では、フランツ・カフカの『変身』で、主人公のグレゴール・ザムザが巨大な芋ムシ(褐色の毒虫とか甲虫説もあり)になる不条理の精神世界があります。
イモムシ・毛虫の世界では条理のことですけれども・・・。
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