雑草の花(4)ガガイモとアメリカタカサブロウ
ガガイモ:
舗装された農道端に茂る夏草に絡みついて伸びていました。葉は光沢のある深緑色で葉脈の部分は白色です。8月に葉腋から花序を出して桃色で星形の花をたくさんつけていました。花の内側には毛が密生していて一度見れば印象に残ります。
秋に実が成熟する前に、雑草刈り作業によってきれいさっぱりなくなってしまいました。生活環境域に生える雑草の宿命でしょう。
アメリカタカサブロウ:
水田や畦、農道端の少し湿ったところに普通に見られる1年草です。除草剤や草刈りの洗礼をかいくぐってけっこう繁殖しています。
近郊で見られるものは、在来種のタカサブロウ(モトタカサブロウ)にそっくりですが、外来種であるアメリカタカサブロウが多いようです。在来種との区別は種子の形(imaitiさんの記事も見せていただきました)で、モトさんのそう果(種)には周囲に透明な翼があり幅が広く見えるのに対してアメリカさんにはそれがないこと。
アメリカさんの方が乾燥適応性があるので、畑地などにも生えるそうです。
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