雑草の花(6)黄色い花:ウスゲチョウジタデ、チョウジタデ、ヒレタゴボウ
ほとんど刈り取りが終わった近郊の水田地帯のあぜ道や農道には、稲の生育時期に合わせてはびこった沢山の雑草が花や実をつけますが、稲刈り後の圃場整備田や後始末としてこれらの雑草もまたきれいに刈り取り、除草されてしまいます。タイミングが悪ければ観察する前に姿を消して(消されて)しまうものもあることでしょう。
散歩がてら撮りためた雑草の続きです。
よく似た黄色い花
ウスゲチョウジタデ:
チョウジタデに似ていますが、全体が緑色で、萼片が大きく目立つことが鑑別のポイントです。花弁は5枚が普通だそうですが結構まちまちとのこと。写真のものは4弁でした。絶滅危惧種Ⅱ類になっています。
チョウジタデ:
黄色の花で多いのは4弁花。萼片は小さく、茎や葉は赤みを帯びることが多い。秋が深まると一層赤くなります。
ヒレタゴボウ(別名アメリカミズキンバイ):
黄色い4弁花が目立つ外来のチョウジタデ属植物で、水田雑草。
葉の先は尖って長く延びて、茎につく基部にはヒレがあります。水田やあぜ道に旺盛に繁殖して草丈は50cmから1mにもなります。引っこ抜くとゴボウのような根があります。
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