ナミテントウ、コアオハナムグリ、オオヒラタシデムシ
この時期フィールドで見かけた陽気なムシ、普通のムシと、チョウ陰気なムシです。たまたまそうだっただけですが・・・
陽気なムシ:ナミテントウ
お天道様に向かって飛んでいくというテントウムシ。陽当たりの良い日には、野原に出て好みの衣装を着込んで、散歩しています。まん丸の背中に青空の風景を写し込んでいる可愛い姿は自然に和みます。
普通のムシ:コアオハナムグリ
ハナムグリ仲間ではやや小柄。銅色を帯びた緑色で黄色の斑紋があるいでたちですが、うぶ毛が結構毛深いです。
ハルジオンなどの花時には花粉を食べに集まりますが、今時はヤブガラシの蜜を求めてやって来ていました。
チョウ陰気なムシ:オオヒラタシデムシ
普通、日当たりに姿を見せることはあまりありません。地表にあるゴミや石、朽ち木などの物陰に潜んでいます。扁平な体に全身つや消しの黒装束でいかにも陰気な雰囲気。
たまたま大雨があって、潜んでいた場所が水没してしまい、中にはそのまま溺れた者もいましたが、刈られて水面に浮いていた草に掴まって漂流していたところです。まさにワラをも掴む思いだったことでしょう。
もっぱらミミズなど動物の死骸を食べる生活で、よけい陰気に思えますが、でも終末の掃除役ですから裏方として必要な存在なのですね。
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