雑草の花(10)ヤブツルアズキ、キクモ、カナムグラ
ヤブツルアズキ:
野原や土手に、雑草に混じって蔓を伸ばし、夏の終わりから秋にかけて黄色の花をつけるのでよく目につくようになります。マメ科アズキ属の一年草で、アズキの原種といわれています。
秋には線形の豆果が出来ています。
キクモ:
水田や湿地に見られる多年生の水田雑草で、しばしば群生しているのを見かけます。夏から秋にかけてごく小さな桃色の花を咲かせます。
水中でも葉をつけるのでアクアリウム・プランツとしても使用され、屋外メダカ水槽でも育ちます。繁殖しすぎて困るというようなことはありません。
むしろ、屋外のメダカ水槽に植えた場合は繁殖の時期が夏も遅くなってからで、メダカ繁殖サイクルからすれば時期が遅すぎることがマイナス点だと思います。(写真上は農道湿地に自生していたもの。写真下は屋外メダカ水槽のものです)
夏の終わりから秋にかけて、大きさ5mmくらいで紫紅色~桃色の唇形花(1日花)を咲かせます。
カナムグラ:
道ばたや荒れ地の雑草や金網フェンスなどを覆い被せるように生えて繁茂する迷惑もので、クワ科の一年草です。茎はツル状で下向きのトゲがたくさん生えていて、いろいろなものに絡みついています。(写真上)
本種には雌株と雄株があり、雌株にはホップに似た形の苞で包まれた雌花の花序がつき(写真中)、雄株からは雄花をたくさんつけた花序がつきます。(写真下)
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