雑草の花(13)アキノノゲシ、イシミカワ、ニオイタデ、シロバナサクラタデ、ヨモギの花
●アキノノゲシ:
道ばたに生えていました。日当たりの良い農道端や草地に生える越年草です。茎の高さは60cmから背丈ほどにも大きくなって他の雑草から抜け出すようになります。
うす黄色でタンポポ形の花がそっくりのホソバアキノノゲシは葉に切れ込みがまったくありませんが、こちらは茎につく葉が羽状に深く切れ込んでいるので区別されます。
●イシミカワ:
散歩道に生えていました。道ばたの雑草や金網フェンスにもたれかかったり、まとわりつくようにして茎を伸ばします。葉は三角形で長い葉柄があり、葉柄と茎の合流点に丸いシャンプーハットのような托葉があります。
夏から秋にかけて短い花序に薄緑色の花を数個つけます。その後丸い果実となり、熟すにつれて白色からうす赤紫へ、最後はきれいな青色になって人目を引きます。
なお、茎には下向きの鋭いトゲがあり、除草の際に引っかかると切り傷を負ってしまうほどの迷惑ものです。
●ニオイタデ:
水田脇に生えていました。原っぱやあぜ道などに生える一年草です。茎は高さ50cm以上になり、枝先に長さ5cmくらいの花穂をだし、紅色のきれいな花をつけます。全体によい香りがあります。
花穂をつまんで匂いを嗅いでみると、とても良い香りが確認できます。
●シロバナサクラタデ:
農道脇の草むらに生えていました。湿り気のあるところに生える多年草です。茎は高さ30cm~1mくらいになります。紅色を帯びた節があります。枝先に花序を出して白色花を多数つけます。
●ヨモギ(の花):
春先に摘み草をするヨモギは誰もがよく知っていますが、秋口に草丈が60cm以上にもなり茎先に花序を出して淡褐色の花をつけた姿はあまり注目されないと思います。これがヨモギ?という感じです。
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