蛾(テングアツバ、ヒメノコメエダシャク、ヒメヤママユ)とその他の幼虫
暦の上では立冬です。あまりふさわしくない記事になってしまいましたが、9月終わりからこれまでに撮りためたガ(蛾)とその他の蛾の幼虫をまとめて載せました。気持ち悪いですから、嫌いな方はどうぞスルーして下さい。
●テングアツバ:
山梨県の山地で標高が1000mくらいのところにある建物の壁にはり付いていました。体長5cmくらいです。
何とも奇妙な枯れ葉そっくりの蛾です。
”衣”の下から足がのぞいていました。
床に下りた時の写真をよく見ると、白く糸状に写った触角を体にぴったり寄せて目立たないようにしているのが分かりました。
見たのは初めてです。
●ヒメノコメエダシャク:
同じく、山梨県の標高1700mの山地で、建物のドアや床にはり付いていたもの。
たくさん集まっていて気持ち悪かったです。
翅を広げた大きさはおよそ6cmくらい。なぜだか例外なくお尻をキュッと曲げるポーズでした。
何のサインなんでしょうね。
●ヒメヤママユ:
同じ場所にやはりたくさん集まっていました。
大きさは9cmくらいあったでしょうか。いきなり出くわしたときには一瞬ドキッとしました。
幼虫はブナ、カエデ、ミズナラ、その他の樹木の葉を雑食するそうです。
●次は、ガの幼虫3種類です:
写真上:芙蓉の葉を穴だらけにする常習者フタトガリコヤガ幼虫、
写真中:常連のセスジスズメ幼虫。紅葉したチョウジタデにくっついていました。
写真下:ホシホウジャク幼虫。雑草のムカシヨモギに絡みついたヘクソカズラに取り付いていました。
これら蛾の幼虫は地表で、あるいは地中に潜って蛹になったり、繭を作ったりして冬越します。
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