一之釜(山梨市・三富)、スズメバチの巣
甲斐路から秩父路への復路。その昔は、甲州路から山梨・埼玉県境の雁坂峠に至る街道の最奥にある集落は交通の便には恵まれませんでしたが、雁坂トンネルが開通した今は道路(国道140号線)も整備されアクセスは容易です。ただ道路は集落を見下ろす高い位置を通過するため、これまで一度も集落の近くには立ち寄ったことがありませんでした。この日は少し時間の余裕がありましたので、生憎の小雨模様でしたが、寄り道して帰ることに。
もともと深い山間のことですから、車1台が通れるほどの狭い道ですが集落の中をたどることが出来ます。途中に「名瀑一之釜」という看板があり、駐車スペースがありましたので、車を駐めて降ったり止んだりの雨の中、見学してきました。
滝に下る入り口の案内看板
三つの滝があります。まずメインの滝へ。滝への下り坂をおり、さらに吊り橋を渡って下りたところに一番水量の多い「一の釜」がありました。
あたりの紅葉は終わりに近く、曇天のもとではありましたが、なかなか美しい眺めでした。
一の釜から、吊り橋を渡って戻る途中で、「女滝」が見えます。小さな滝です。
そして正面の岸壁に、なにやら茶色の丸いものが見えました。(写真←黄色)
カメラのズームで覗いてみると、なんと、往路の秩父市大滝で見たのと同じような、あのスズメバチの巣ではありませんか。
大きさは定かではありませんが、やはり相当大きなものです。貝殻模様の外皮とその色調から、コスズメバチか、やはり黄色スズメバチのものでしょうか。
真ん中あたりに巣の出入り口の穴も見えます。よくもこんな処に営巣したものです。岸壁にこの大きな巣を”造営”する工法が推測できる画像です。
吊り橋を元に戻って左手に10mくらい行くと「釜沢滝」が見えます。紅葉は残りわずかでしたがきれいな光景でした。
たまたま日曜日でしたが、他に訪れる人はなく、誰にも出会いません。静かな静かな山間の晩秋でした。
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