爆発するガマの穂
ここ数日よく晴れましたが、風が強く吹いて外に出るのもおっくうでした。
しかし年内に図書館に返さなくてはならない本もあったりして自転車で出かけてきました。
その途上、水路や遊水池付近では、強風に乗って飛ぶ大量の白い綿毛に迎えられ、また遊水池、水路沿いの金網フェンスに白い綿毛がたくさんくっついて、逆光に白く光っているのに遭遇しました。
折りからの強風に煽られて大量の綿毛の種を飛ばしていたのです。
「古事記」に書かれている”因幡の素(しろ)兎”神話-〈騙したワニザメに毛をむしられて赤裸になって泣いていたウサギを不憫に思った大国主命が、ガマの穂綿でくるんで治してやる〉-というお話しにも登場するあのガマの穂綿です。
ルーペで覗いてみると綿毛の付いたハンモックに種が乗っている、と言う仕掛けのようです。
それにしても一体どのくらいの種の数なのでしょうか。計測手段がないので単なる憶測ですが、仮に、ソーセージのような穂の重さを20g、種1個の重さを0.1mgとすると、20万個/穂!もあることになります。
いずれにせよ半端な数ではない事だけは確かですが、世界中がガマの穂で覆われてしまうことも無いので、何とも効率の悪い再生産戦略ではあります。
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