加波山(茨城県)ハイキング
加波山(709m)は、筑波山(876m:日本百名山の中で標高が一番低い名山)の北にある山で、古くから茨城の山岳信仰中心地の一角をなしていて、天狗が住むという伝説の山であり、また明治初期に起きた自由民権運動の弾圧に抗して起きた加波山事件の舞台ともなった歴史の山です。
ですから単にハイキング目的だけで出かけるのには向かないのかも知れませんが、そんなことはお構いなしに、11月下旬の晴天が続いた日に出かけてきました。
茨城県結城市域の鬼怒川を渡る橋から展望した、常陸三山と称される(写真右から)筑波山、足尾山そして(左が)加波山の山並みです。
桜川市真壁に出て、地方道7号線をたどって上曽峠に向かいます。上曽峠で交差する舗装された林道を左折すると一本杉峠へ、そこから更に風力発電所の風車が2基立つ丸山の鞍部、、そしてすぐその先に駐車スペースと加波山登山口の標識が立つ広場があります。なお、この林道を更に走ると板敷峠方面に抜けることが出来ます。
Google Earthで眺めた加波山ハイキングマップです。(クリックで拡大します)
丸山の鞍部にある「ウインド・パワーつくば風力発電所(H15.11.04経済産業大臣認定)」です。この時は1基だけ動いていました。
登山口からいきなり階段状山道の急登ですが、登り切ってしばらくすると「加波山三枝祗(サエナズミ)神社本宮拝殿」につきます。
更に先に進むと程なく加波山頂709mという標識がぶら下がっている「加波山三枝祗神社本宮本殿」に着きます。山頂は樹林に囲まれていて展望はほとんどありません。
そして更に奇岩、怪石を越え、3つのお宮さんを経由していくと、山の上とは思えないような雰囲気の立派な加波山神社拝殿(写真正面)に到達します。右手には三枝祗神社親宮拝殿があります。
なお、境内のすぐ下まで桜川市または石岡市に通ずる車道が登ってきているようです。
当日はよく晴れましたが風がとても冷たく、早々にもと来た道を帰りました。所要時間は登山口から加波山神社拝殿まで、往復約90分程度でした。
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