ビワ葉痕・維管束痕とキュウフキン
12月に花をつけたビワも今は冬越しの季節。
常緑樹ですから一斉に葉を落とすことはありませんが、新陳代謝で大きな葉が落ちた跡には、特徴的な葉痕・維管束痕が観察できます。
”ビワ坊、あったかそうな帽子だね。元気かい”。
”ウン、春が待ち遠しいな”
”ビワ親爺、どうでも良いけどずいぶん黒く焼けたねえ”。
”ニンゲンにゃ分からねぇ苦労をしているからなぁ”。
”ビワ界も大変なんだなあ。ところで景気はどうかね”。
”まあ、景気なんて関係ないやね、我々の世界じゃ”。
”それは結構。でも、うらやましいね”。
”何でも他の世界のことを羨ましがるモンじゃないぜ”。
”そうだねえ”
”ビワ爺、しばらくだったな。相変わらず渋い顔だねえ。年輪を感じるなぁ”。
”世辞なんか言うもんじゃねぇよ、何か魂胆があるな”。
”滅相もない、何もないよ。ところで爺さん「キュウフキン」って、知ってるかい?”。
”知らねぇな。また新手の悪性ばい菌かい。「フキュウキン」なら要注意だがなぁ”。
”フキュウキンって?”。
”弱った樹や倒れちまったヤツに取り付いて腐らせてしまう腐朽菌、てぇヤツよ”。
”やっぱり違うな。今注目を浴びている新手のキュウフキン、てぇのは、総額2兆円を金持ちにも、そうでない人にも給付しようという菌、イヤ、金の話よ”。
”ただくれるのか、なにか魂胆があるのじゃネェか”。
”その筋に疎いからよく分からんが、そんなことより他の目的に使えと言う意見が大半(78%:読売新聞1/12)らしいよ”。
”何のことだかわからんが、相も変わらず地球上の人間どもは、全ての生き物と共に生きるという世界観には欠けているなぁ”。
”・・・・・・・・・”
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