冬山遠望(2月)
白銀の雪を戴いた冬山はいつ眺めても新鮮です。
その昔は決まって神々の宿る神域として、畏敬・畏怖の念で崇められ、仰ぎ見られていたものです。
やがて信仰のお山参りを経て、明治の頃以降、スポーツ登山の対象として”征服”されてしまいました。
ただ、それでも、厳冬期の登山は、やはり一部のエキスパートに限定され、私などには、今でも、とても登ることはかなわない”幸い住むという”あこがれの対象なのです。
旅先や所用で出かけた時に、雪の山が見えると、つい写真に撮りたくなってしまいます。
当然ながら、撮影環境や条件には恵まれないことが多いので、それなりのものになってしまいますが、2月に撮した雪山の風景を並べてみました。
●那須岳(主峰茶臼岳1,915m):栃木県(2009.2.8)
バスの中から遠望。雪は少なかったようです。夏山には登ったことがあります。
●月山(1,984m):山形県(2009.2.9)
バスの車窓から。白く霞んだ空と雪の稜線の境界が、いくら目を凝らしても判然としませんでした。
夏山に登ってみたいものですが・・・
●安達太良山(1,700m):福島県(2009.02.09)
午後4時、車窓から、暮れなずむ風景。やはり雪が少ないようでした。智恵子抄、で有名ですね。
●南アルプス白根三山(盟主北岳3,193mは日本第二の高峰)(写真上)と鳳凰三山(主峰観音岳2,840m)と写真右端にちょこんと見える三角形が、甲斐駒ヶ岳2,967m)(写真下):山梨県
午前8時頃、甲府市内からの遠望。
朝の光を浴びて、稜線がくっきりと見えました。緯度のせいで北アルプスに比べて雪の量は見劣りしますが、悠揚迫らぬ山容は眺めて飽きることがありません。
●甲斐駒ヶ岳(望遠)(写真上)と富士山(3,776m)(写真下):
甲府市内から。午後1時頃で、逆光に近くなり、実際はもっと雪で白い甲斐駒ヶ岳が、雪がないような写真になってしまいました。
「駒ヶ岳」の名前を持つ全国駒ヶ岳18山(本州駒ヶ岳17山)、の盟主。
富士山は前衛の山塊のため、市内から見えるのは頭だけです。
山羊(ヤギ)と煙と、何とかは、高いところに登るのが好きです・・・
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