ロゼット(6)ウラジロチチコグサ、ナズナ、ミゾコウジュ
●ウラジロチチコグサのロゼット葉:
道端や荒れ地、公園の植え込みなどに見られる帰化植物です。
へら形の葉が多数ついて、葉の表面は光沢のある濃緑色ですが、葉を一枚ちぎって裏返してみると、裏面は白い特徴的な形態をしています。
●ナズナのロゼット葉と春先の草姿:
春の七草の一つ。茎に着くハート形の果実が特徴的で、ペンペン草として知らない人はいないでしょう。
春を中心にして白い4弁花を総状に付けますが、12月から2月の厳寒期でも花をつけることがしばしばあります。(ロゼット葉と花は、同じ時期に撮影したもの)
ロゼット葉は、あつまった写真の中では、造形的に一番整ったロゼットでした。
●ミゾコウジュのロゼット葉と夏期の花:
ぼこぼこした縮緬皺(チリメンジワ)の特徴的な葉を広げたロゼットなので、容易に識別できます。
浸水したり極端に乾燥するなどの環境によく生えています。
初夏になると青紫色の小さな唇形の花を咲かせます。
人為的攪乱で姿を消しやすく、環境省のレッドデータブックで準絶滅危惧種(NT)に指定されています。
当地では初夏になればよく見かけますが、夏期の雑草刈り取り作業で一気に除草されてしまいます。
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