げんげ(幻魚)
1月下旬、所用で富山に行ってきました。その際に、富山市内の食品スーパーで、「げんげ」という怪しげな魚のパックが目に止まりました。もちろん見るのは初めてです。
だいたい”食わず嫌い”の性癖があるのですが、この時ばかりは、”買ってみる?”、という問いかけに、思わずそうだね、と頷いてしまいました。何かそのような魔力があるようで・・・・
ラップをはずして、しみじみご対面すると、ウナギのようなぬらぬらした体で、怪しさは増すばかり。
地元の人の話しでは、「げんげ」は冬に多く取れる深海魚で、もともと富山でもある地方だけで知られていた魚で、しかも10年ほど前までは「下の下」の雑魚(→げんげ)として捨てられていたそうです。
それが現在は、漁獲量も段々減少してげんげ(→幻魚)になり、グルメブームなどにも乗って、「上の上」にのし上がって来ているとか。
それはともかくとして、肝心の味ですが、まず皮がゼラチン質でぬるぬる、ぎょろぎょろの食感はなんとも形容しがたいものがあり、身は白身で柔らかですが、嫌いな人には絶対に食べられないシロモノ、ということです。
しかしぶつ切りにしてみそ汁に入れるとか、ぶつ切りを天ぷらにするととてもおいしいと言うことで、天ぷらにしていただきました。
正直、”ぬる・ぷにゅ”感は残りますが、大変美味しかったです。ただ、ぬらぬらした生の魚をさわるのは気持ち悪かったですね。
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