鳥も移動の季節(1)
ここ数日は日中も気温が上がらず、底冷えのする空模様が続いています。
しかし各地から、例年より早いハクチョウ、コハクチョウの北帰行が伝えられ、確実に春の到来を告げています。
先日、近くの調節池で冬を過ごしていた鳥たちはどうしているかと覗きにいってきました。
当日は晴れていましたが、自転車をこぐのも大変なほどの強風が吹き荒れて、池はひどく波立っていました。
これまでになく波立つ水面には水鳥の姿はほとんど見られず、雨降りの後で少し水かさが増して基部が水没した階段のアルミ製手すりの片方に、マガモが数羽とまっていました。
近づくとすぐに水面に下りて遠ざかっていきます。
もう一方の手すりにはカワウが4羽とまっていました。
人の気配を察知するとすぐ逃げるカワウも、その日ばかりはこちらの様子をうかがっているような気配です。
あまりよい顔つき、目つきではありませんね。
50mくらいまで近づいたところで飛んでいきました。
帰りに公園に回って見ると、閑散とした芝生広場の枯芝の地面を、ツグミがいつものように胸を張って、ぴょんぴょんと歩きながら、しきりに何かをついばんでいました。
その昔は、晩秋に冬鳥として大群で渡ってきた時に、カスミ網で一網打尽に絡めとられて、”本物の焼き鳥”にされたそうですが、もちろん現在は禁止されています。
日本にたどり着いた群れは解散して各地に散りじりになり、3月末に北に帰る時には、また大集合して群れになって帰って行くということです。
帰り道の用水路にはカルガモの姿はなく、小ガモが数羽寒そうにたたずんでいるだけでした。
いずれにしても、やがて渡り鳥も留鳥も移動して行く季節です。
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