ハコベ(ミドリハコベ)
南国・福岡から、観測史上最も早い桜の開花ニュースが伝えられました。当地でもすっかり春めいた堤防を行くと、目の前の草むらから突然ヒバリが飛び立って、囀りながら晴れた天空に駆け昇っていきます。
足元に目をやると、ハコベがたくさん白い花をつけています。
(→ハコベではなく”コハコベかも?)
島崎藤村が、”小諸なる古城のほとり/雲白く遊子悲しむ/緑なすはこべは萌えず/若草も藉(し)くによしなし”、と詠ったハコベですが、冬寒が長く居座る千曲川のほとりと異なって、当地ではほぼ一年じゅう花や実を付けているのを見ることが出来ます。
暖かさが増すこのごろ、一層勢いづいています。曇るとすっかり閉じたままですが、日を浴びると5弁花の白い小さな花を開きます。
花弁1枚が大きくV字型に裂けているため、まるで10枚あるように見えます。花柱は3つあり、雄しべは4~10個あります。
春の七草の一つで、ハコベラ。子供の頃、ヒヨコグサと呼んで、ひよこを飼っていたときに摘んできてよく食べさせたものでした。
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